今年もスキヤキナゴヤ!
スキヤキナゴヤ2026
MADALITSO BAND/UFO et MAYU+武藤祐志/ALKDO
今年も足を運んできました、スキヤキナゴヤ2026!毎年、富山県南砺市で行われるワールドミュージックのフェスティバル、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド。その派生イベントとして名古屋で行われるライブです。毎年必ず実施される訳ではなく、行われたり行われなかったり、といった感じなのですが、今回は昨年に続いての開催。昨年に引き続きとなるUFO et MAYU+武藤祐志、ALKDOと、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドにも出演しているMADALITSO BANDの3組からなるステージとなりました。
今年も最初は、UFO et MAYU+武藤祐志のステージからスタート。西アフリカの打楽器、ジャンベ奏者の野口UFO義徳、同じく西アフリカの太鼓、ドゥンドゥン奏者であり、アフリカンダンサーであるMAYUとのユニットにギタリストの武藤祐志が加わった3人組となります。
昨年のライブレポでも説明しましたが、基本的にはジャンベとドゥンドゥンのトライバルなリズムに、武藤祐志のギターがのるスタイル。最初はその太鼓をバックに力強く歌い上げる、真理のバスンケ族のリズムを奏でる楽曲からスタート。さらにコレジュラというマリの道化師のためのリズムを取り入れた、8分の9拍子という楽曲も。こちらは事実上、3拍子的なリズムで、アフリカでは珍しいスタイルだとか。さらにマリで割礼を行う時に奏でられる曲。こちらは昨年も聴かせてくれましたが、非常に力強いリズムが印象的。さらにシガンディーという、子供が生まれた時に奏でられる曲も。こちらはどこか祝祭色を感じる楽曲に。最後は、「この時期はよくあることですよね」ということで(??)、「村長さんの畑に駆り出された時」に奏でられるマダンというリズムの曲で締めくくり。いずれもアグレッシブでトライバルなパーカッションのリズムが印象的な楽曲で、45分のステージでした。
2番手はALKDOのステージ。こちらは愛知県豊田市で「橋の下世界音楽祭」というイベントの主催者としてもおなじみのTurtle Islandのフロントマン、アコギの永山愛樹とパーカッションの竹舞による2人組ユニット。アコースティックな楽器で、フォークやブルースの影響の強い楽曲を聴かせてくれます。
前半は裏打ちのリズムを取り入れたり、エキゾチックに聴かせてくれたり、比較的トライバルな雰囲気の強いナンバー。さらに中盤、「最近は、『え、あの人も?』というような先輩が次々と亡くなっていきます」という、ちょっと寂しいMCに。ただ、自分も50代になって、まだ近い年齢の人で亡くなった人はほとんどいませんが、なんとなく「死」を意識してしまうのもわかるような気がして聞いていました。そんな亡くなった先輩の曲ということで、THE FOOLSの伊藤耕の「太陽のまばたき」という曲。力強くそして感情たっぷりに聴かせてくれます。さらにその後もMCで、「最近、徐々に戦争に向っていっているような気がします」という話から、「平和に生きる権利」をカバー。チリの歌手、ビクトル・ハラの曲ですが、個人的にはソウル・フラワー・ユニオンのカバーでおなじみな曲。日本語詞も歌詞も、ソウル・フラワーのカバーだったと思うのですが、こちらも感情をこめて力強く聴かせてくれます。
昨年は彼らのステージ、かなり長く演って、結果、後ろが押してしまったように思うのですが、この日は30分程度で思ったよりあっさりと終了。ただ、特に後半は思いのこもった力強いパフォーマンスが印象に残るステージでした。
そして3番手として、おまちかねMADALITSO BANDの登場。アフリカ南東部に位置するマラウィ共和国の2人組バンドで、ひとりはアコギを抱えつつ、足でドラムをたたいてリズムを出し、もう1人はババトーンという1弦の楽器を抱えての演奏となります。20時50分頃からのライブスタート。事前に、机をステージ上に設置。その机の上に座ってのパフォーマンスとなります。
基本的にアコギがメインのフレーズを奏でつつ、1本弦のババトーンがリズムを奏でたり、1本の弦ならではのユニークな音を奏でたりするスタイル。まず最初はアコギが前面に押し出した、伸びやかで哀愁感のあるナンバーからスタート。最初はミディアムのナンバーで会場を徐々に暖めていきます。
そして2曲目から徐々にエンジンがかかってきます。2曲目の曲ではよりリズミカルに。ここらへんから会場全体で手拍子が鳴り響き、そして踊りだす人もあらわれます。ここからテンションはだんだんとアップしていきます。続く曲では、アコギの人がシャウトを繰り出し、さらにサウンドはミニマルなサウンドが延々と続くスタイル。徐々に高揚感があがっていき、会場前方で立ち上がって踊る人もどんどん増えていきます。4曲目では、2人のハーモニーを聴かせて、こちらも軽快で歌を聴かせるナンバー。さらに「Last Song」と言ってはじめた5曲では、メンバーが「Stand Up!」といって会場の観客を立たせ、こちらも踊りまくる楽曲に。こちらもミニマル的なビートで高揚感がグングンとあがっていく曲で、特にババトーンの人が力強く歌い上げて、会場を沸かせていました。
そしてラストといっていた曲が終わるとそのままアンコールを求める声が。そのため、メンバーはステージから去らず、そのままアンコールに突入。ちなみにアンコールの曲は、おそらく最後の曲と同じ曲をもう1回披露してくれたと思うのですが、高揚感あふれるリズミカルなナンバーに会場のテンションはさらに上がっていき、大盛況のうちに幕を下ろします。ライブ終了や22時頃。ちょうど3時間のステージでした。
MADALITSO BAND、素晴らしいバンドでした!全く事前情報なしに彼らのステージを見たのですが、そのミニマルで高揚感あるリズムが非常に心地よく、アコギと1本弦のババトーンと、シンプルな太鼓のみという、最小限の音ながらもこれでもかというほどのグルーヴ感を醸し出しており、その実力のほどを認識し、そのライブの魅力に惹かれたステージでした。いやぁ、スキヤキが呼んでくるグループは本当に外れがないなぁ!とても満足度の高い3時間のライブでした。























































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