ライブレポート2020年

2020年11月13日 (金)

懐かしいナンバーの連続

B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day2

会場 Zepp Haneda(オンライン) 日時 2020年11月7日(土)19:00~

まだまだコロナ禍の影響でライブの本格的開催もなかなかままならぬ中、今回はB'z初の無観客配信ライブ。今回のライブではなんと毎週土曜日に5週連続のライブを実施。彼らの活動期間を5つの時代に区切り、それぞれの時代の曲をセットリストに組み込んだ、という趣向の凝った配信ライブとなっていました。Day1は見れなかったのですが、今回、まずはDay2を視聴。Day2の今回は90年代半ばの楽曲を集めたセットリスト。自分にとっても高校生から大学生の頃にリリースされた曲の連続で、かなり懐かしさを感じるセットリストになりました。

ライブ会場はZepp Haneda。バックは灰色でくすんだような壁のようになっており、まるで廃墟のような凝った雰囲気のステージになっていました。そんな中、まずは「LOVE IS DEAD」「おでかけしましょ」とかなり懐かしさを感じるナンバーからスタート。というか、久しぶりに聴きました・・・。逆の意味で、このコロナ禍らしい選曲といえば選曲といった感じもします。「おでかけしましょ」は、ある意味B'zらしいともいえる「ポップ」な曲で、ライブで盛り上がりそうだなぁ・・・と思いながら、楽しんで聴くことが出来ました。

そしてかなり懐かしい「Don't Leave Me」へ。かなりゆっくりと、そして力強く歌い上げるライブバラード。うーん、かなりボーカルの声量が必要とされるナンバーなのですが、30年近くたって、全く衰えを感じさせない稲葉浩志のボーカルに驚かされます・・・。さらに「闇の雨」と、こちらはかなりレア曲で、私自身もかなり久しぶりに聴いた感じも。ちょっと切なく歌い上げるバラードナンバーなのですが、こういうライブならではの選曲といった感じでしょうか。かなり意外でした。

バラードでしんみりした選曲から一転、簡単なMCを挟み、これまた懐かしさを感じる「You&I」、さらに「夢見が丘」へ。これもまたアルバム曲ながらも人気の高い、メランコリックなミディアムナンバーで、非常にうれしい選曲に思わず聴き入ってしまいます。その後、軽くMCで、今回のライブ会場の羽田に関するコメントをして、そのまま「love me,I love you」へ。ここで稲葉浩志はマイク片手にステージを飛び出し、Zepp Hanedaの中を歌いながら歩き回ります。ある意味、配信ライブらしい演出。「やりたくないことばかりが/次々と見つかるけれど」のフレーズでコロナ感染症対策のソーシャルディスタンスやマスクのお願いを指さしたりして、なにげにこの曲の歌詞、このコロナ禍でピッタリあてはまってしまうようなフレーズが登場するんですね・・・。

そこから雰囲気は一転。ブルージーなギターフレーズをしっかりと聴かせ、非常にブルージーな曲調の「もうかりまっか」へ。こちらも懐かしいナンバーなのですが、いまから聴くとかなりブルージーな曲調ながらも歌詞はコミカルなのがある意味B'zらしいですね。なぜか途中「港のヨーコヨコハマヨコスカ」ならぬ「羽田のヨーコヨコハマヨコスカ」のフレーズが入った後、暗くなったステージの中で、ランタン片手に、稲葉浩志のコロナ禍での愚痴のような「語り」が繰り広げられるという、今の時代らしい、コミカルな展開になっていました。

そして再びコミカルな演出から一転「The Wild Wind」へ。ステージ上に火がたかれて、かなり雰囲気のあるステージに。このステージ上に火をたくという演出は無観客だからこそ実施できたんでしょうか。続く「Home」は非常事態宣言の中で、自宅セッション動画をアップした曲で、この日は全員での演奏となりました。こちらも今回のライブにふさわしい選曲。まだ無観客ですが、ライブサポートメンバーを含めて演奏できた、という点では日常へちょっとだけ戻ってきたといった感じでしょうか。途中、曲中にMCが入って、稲葉浩志が各メンバーにStay Home中に何をやっていたかのインタビューなんかが入ったりして、これまた、今の時代らしい構成になっていました。

その後のMCではあらためてこの日のメンバー紹介。そしてそのまま「ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~」へと突入しました。ここらへんからライブは終盤戦に。さらに「スイマーよ!」「Liar! Liar!」とアップテンポな曲が続き、テンションはどんどん上がっていきます。そして「さまよえる蒼い弾丸」でさらにテンションは最高潮に達します。

そしてラストは「Calling」!最初、稲葉浩志はマイクを置き、地声で声をはりあげて歌い始めます。この曲も、ある意味、今のコロナ禍の時代を反映できそうな歌詞なのが印象的。稲葉浩志の力強い歌声と、松本孝弘のギタープレイが強く印象に残るナンバーで、まさに今回のライブのラストを飾るにふさわしいナンバーに感じました。

ライブは約1時間40分程度。非常に懐かしい曲の連続。レア曲なども少なくなく、久しぶりに聴いた曲も多くありました。また、演出や選曲なども、このコロナ禍の無観客配信ライブらしい部分も少なくなり、逆にこの状態だからこそ楽しめることが出来るステージだったように感じます。しかし、これらの曲のリリースから既に20年以上の月日が経過しているんですね・・・あらためて自分が年を取ったなぁと感じてしまいました(苦笑)。そして、変わらぬ稲葉浩志の歌唱力にはビックリ。ただ、さすがにルックスやMCの普通のしゃべるになると、それなりの寄る年波を感じてしまうのも事実なのですが・・・。

終始懐かしい気分に浸りながら楽しんだB'zのライブ。5週連続のライブということで、来週は残念ながら予定があり見ることが出来ないのですが、Day4やDay5も時間が許せば見てみたいなぁ。配信ライブというスタイルをしっかりと生かした、彼ららしい完成度の高いステージでした。

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2020年10月23日 (金)

知る人ぞ知る的な良質のバンドが並ぶ

LIVE MAGIC! 2020 ONLINE

会場 オンライン 日時 2020年10月18日(日)18:00~

コロナの中で、完全に開催が途絶えていたライブですが、ようやく少しずつ、有観客でのライブ開催が戻りつつあります。とはいえ、開催はまだまだ限定的。配信での開催がまだまだ続いています。ただ一方、ライブ配信での開催がゆえに、いままで行きたくても場所や日程の都合上、なかなかいけなかったライブイベントに、オンラインという形で参加できるようになるケースも少なくなく、先月のくるりの京都音博もそうですが、今回紹介するライブイベントもそう。ラジオDJや音楽評論家として活躍するピーター・バラカンが主催する音楽イベント。毎回、彼がセレクトする主にワールドミュージック系の、知る人ぞ知る、しかし非常にクオリティーの高いミュージシャンが参加しているイベントで、以前から参加したいと思いつつ、休日に東京での開催ということでなかなか参加できずにいました。しかし今年はコロナ禍の影響でオンラインでの開催に。2日間開催だったのですが、そのうち日曜日のイベントは時間的な余裕が出来、今回、オンラインという形ではじめてこのイベントに「参加」しました。

ライブは18時ちょうどからスタート。最初はピーター・バラカンがスタジオのようなところから登場し、簡単な挨拶からスタート。まずは過去のアーカイブの放送からスタート。最初はDereb The Ambassadorというエチオピアン・ジャズのグループから登場します。2018年のライブの映像で、軽快なリズムとサックスの音色が心地よい、アフロビート的なリズムにジャズの要素をちょっと加えたような楽曲が魅力的。いわばアフリカ音楽の要素を醸し出しつつも、一方ではあか抜けたようなサウンドを奏でており、このバランスがとても絶妙に楽しめる、そんなバンドでした。

この日はライブ映像の合間にピーター・バラカンのスタジオからの司会とバンドの紹介・解説が流れる構成。この途中のピーター・バラカンの司会の部分はライブ配信という形になっていました。また、ライブ映像の途中には、LIVE MAGIC!に毎年、ブースを出展する飲食店の取材映像なども入り、そういう面でもライブイベントらしさを出した構成になっていました。

続いてはOmar Sosa&Seckou Keitaという、キューバ出身の人気ピアニスト、オマール・ソーサと、セネガル人でロンドン在住のコラ演奏家、セク・ケイタによるユニット。2017年のイベントでの映像となるのですが、この日はさらにパーカッショニストが参加し、3人でのステージとなっていました。アフリカ系の音楽、かと思いきや、流れる水のような爽快感を覚えるサウンドがとても心地よい、非常に清涼感あふれるサウンドが特徴的。コラの音色に感じる、どこか壮大なアフリカ的な雰囲気が垣間見れる点も非常に魅力的で、独特の世界観をつくりあげていたグループでした。

3組目はFlor De Toloacheという女性5人組バンド。アコースティックギターにバイオリン、トランペット、トロンボーンという組み合わせの、アメリカはニューヨーク出身のラテングループ。こちらは2019年のライブ演奏となります。アコースティックなサウンドで、ラテン風のメランコリックな泣きメロを聴かせてくれるのが特徴的。あと、全員、胸元を大きくあけた服を着て、かなりセクシーな雰囲気だったのも印象的でした(笑)。

続いては中村まりwith高田漣による2018年のライブ演奏。高田漣はここでもアルバムを取り上げたことがありますし、よく知っているミュージシャンなのですが、中村まりは今回はじめて聴きます。アコギの弾き語りなのですが、中村まりは非常に伸びやかな表現力豊かな歌声が魅力的なボーカリストで、一気に気になる存在となりました。全2曲なのですが、うち2曲は高田漣の父親、高田渡の「コーヒーブルース」だったのですが、これも彼女の色にすっかり染めた、素晴らしいカバーとなっていました。

5組目はNoam Pikelny&Stuart Duncan。フィドルとバンジョーという組み合わせのユニットで、こちらも2018年のライブ演奏。アメリカンルーツミュージックをフィドルとバンジョーの軽快な音色で演奏したグループで、アコースティックな楽器2本のみの演奏ながらもしっかりとステージを沸かせたスケール感も感じる演奏を聴かせてくれました。

で、ここまでで約1時間が経過。19時からはピーター・バラカンがMCをつとめるInter FMとの同時放送という形になりました。

そしてここではじめて生演奏。スタジオに毎回、LIVE MAGIC!に参加しているというギタリスト濱口祐自が登場し、スタジオでの生演奏を披露してくれました。ライブがはじまってからMCでは関西弁でとにかくしゃべりまくる、いかにも関西人的なキャラなのですが(笑)、演奏がはじまると一転、ギターで魅力的な演奏を聴かせてくれます。最初はギターバンジョーでの軽快な演奏からスタートし、その後はブルージーな曲だったり、最後には自分のオリジナル「楽しい迷路」というシンプルでちょっとブルージーなギターインストを聴かせてくれたりと、全4曲のライブ演奏ながらも、比較的シンプルながらも表現力のあるギターサウンドをしっかりと聴かせてくれました。彼についてもはじめてその名前と演奏を聴いたのですが、これは一度、ライブでも見てみたいです。

その後はJack Broadbentというイギリスのシンガーソングライターによる2016年のライブ映像。1曲だけなのですが、Little Feetの「Willin'」を演奏して、しんみりとした泣きメロを聴かせてくれました。

そしてここで、この日のために収録された映像に。東京は羽村の工場の中で収録された映像なのですが、まずは元ちとせの登場。「朝花節」を披露してくれました。元ちとせのステージは久しぶりに見たのですが、以前と比べると、ボーカリストとして芯がより強くなり、力強さが増したような印象を受けるような演奏に。その歌唱力に惹きつけられるステージでした。

さらに個人的には一番のお目当てだった民謡クルセイダーズに。「虎女さま」を演奏してくれたのですが、サックスやパーカッションを入れた軽快で楽しいステージで、音源で聴く以上に開放感あふれるパフォーマンスになっていました。これは是非ともライブを見てみたいなぁ。そして最後は元ちとせと民謡クルセイダーズのコラボで「豊年節」へ。裏打ちのリズムで力強く、伸びやかな元ちとせのボーカルも強く印象に残ります。民謡クルセイダーズによる演奏もグルーヴ感あふれ、民謡をあらたに解釈したサウンドは見事。素晴らしいコラボとなっていました。

そしてQuarter To Africaというイスラエルの音楽グループから、テナーサックス奏者のヤキールによる、この日のためのメッセージビデオとサックスの短い演奏が届けられます。さらには、このQuarter To Africaによる2017年の演奏に。なんと日本の「炭坑節」をギター、トランペット、サックスなどでカバーした演奏となっており、民謡クルセイダーズにも通じるにような、ジャズやラテン的な要素も取り入れた演奏に。耳なじみある曲なのですが、一風変わった解釈での演奏が非常に魅力的でした。

で、ここでInter FMとの同時放送は終了。この後はライブ配信のみでイベントは続きます。

ここで再び、この日のイベントのみでの映像で、ポーランドの伝統音楽、マズルカを奏でるJanusz Prusinowski Kompaniaが登場します。彼らについては当サイトでもアルバムを取り上げたことのあるグループなのですが、1曲目はフィドルとチェロ(?)、フルートとタンバリンのような楽器を持っての演奏。マズルカの特徴としては3拍子の踊りがベースとなっているそうなのですが、明るく軽快なリズムとサウンドが楽しめる曲になっていました。

一方続く2曲目ではうってかわってトランペットとクラリネットのような縦笛、アコーディオンにチンドン屋のチンドン太鼓のような楽器での演奏となりました。こちらも明るく軽快でワクワクしてくるような演奏に。アルバムを聴いたときにも感じたのですが、このグループもライブで聴いたら楽しいだろうなぁ。いつか、ライブを見てみたいです。

そして最後はSouliveというアメリカのジャズファンクバンドによる2017年のライブ映像で「Tuesday Night Squal」という曲を。ギターやシンセの音色でフュージョン風でありつつもファンキーなリズムとグルーヴィーなサウンドが心地よいギターインストのナンバーになっていました。

そんな訳で、終了したのは20時半頃。みっちり2時間半に及ぶボリューミーな配信ライブでした。今回の「LIVE MAGIC!」。正直、期待していた生演奏はほとんどなく、事前に撮った映像または過去のライブ映像がメインで、その間にピーター・バラカンの紹介・解説でつなぐというスタイル。どちらかというと、ピーター・バラカンによる音楽番組を見ているような、そんな感じの配信ライブになっていました。

とはいえ、さすがは音楽に精通している彼のセレクトだけあって、参加しているミュージシャンはいずれも個性的で非常に魅力的。一般的によく知られているようなミュージシャンは少ないのですが、ただ一度ライブ映像を見ただけで、次は是非、生で見たくなるような、そんな素晴らしいライブ映像の連続で、非常に満足しました。なんといっても、これを「タダ」で見れるというのは非常にお得感もあり、とても楽しめた2時間半となりました。

以前から一度は参加してみたかったイベントライブなのですが、是非、やはり一度来年以降、参加したいなぁ。来年は、以前のように有観客のライブで開催されることを切に願っているのですが・・・。とりあえずは、今回のミュージシャンたちの音源を聴いてみたい!とても充実した内容のイベントでした。

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2020年10月 4日 (日)

今年はオンラインで開催

京都音楽博覧会2020

会場 京都拾得(オンライン) 日時 2020年9月20日(日)19:30~

新型コロナの影響で、2020年の音楽フェスが軒並み中止またはオンライン開催となった中、くるりが主催で毎年開催している京都音楽博覧会もオンライン開催となりました。そんな訳で、ずっと参加できなかった京都音博ですが、オンラインということで今年は参加。オンラインとはいえ、2010年以来、2度目の京都音博となりました。

岸田繁楽団

まず時間となり最初にスタートしたのは「岸田繁楽団」なる、今回の京都音博を機に結成されたグループ。

「1.誰でも入れる楽団
2.どこでも演奏する楽団
3.なんでも演奏する楽団」

がコンセプトのようで、バイオリンやピアノ、コントラバス、クラリネットなどといった管弦楽的な編成の楽器に、岸田繁のギターやドラムセットも加わるポピュラーミュージックと管弦楽を融合させたようなスタイル。最初は京都拾得からの演奏で、岸田繁作曲による管弦楽の楽曲を優雅、というよりもメロディアスに、そして軽快に聴かせてくれます。

1曲が終了した後は、別撮で岸田繁への簡単なインタビューがあり、続いて2曲目は…これは意外な感じ!THE BOOMの「島唄」のカバー!伸びやかなストリングスをバックに岸田繁のボーカルが楽曲に妙にマッチしていました。さらにHomecomingsの畳野彩加を迎えてユーミンの「ひこうき雲」のカバー。こちらも畳野彩加のボーカルがユーミンっぽいボーカルスタイルとなっている、ストリングスも絶妙にマッチしたカバーに仕上がっていました。さらにHomecomingsの「白い光の朝」という曲へ。こちらもストリングスをバックとした爽やかな曲調が印象に残ります。

さらにUCARY & THE VALENTINEをゲストに「ドンじゅらりん」へ。この曲は岸田繁が作詞作曲を手掛けたEテレ「み~つけた!」で使用されている楽曲のカバーですね。「み~つけた」の曲らしいユニークでとても楽しい曲になっていました。さらに佐藤征史がベースで登場し「
琥珀色の街、上海蟹の朝」へ。こちらはバンドサウンドメインのファンキーなアレンジは変わらずに、ストリングスやUCARY & THE VALENTINEのボーカルが加わり、より爽やかさが加わりました。続く「ブレーメン」はもともとストリングスアレンジの曲ですが、今回はゲストボーカルとして小山田壮平が参加。トランペットでファンファンも加わり、また原曲とは少々変わった雰囲気になっていたのがユニークでした。

岸田繁へのインタビューでandymoriへの賛辞が述べられた後、小山田壮平をゲストに迎えたままandymoriの懐かしい「1984」へ。さらにはナポリ民謡の「サンタ・ルチア」のカバー、さらには再び短い岸田繁のインタビュー映像を挟みアウトロ的なインストナンバーに。ストリングスバックの優雅な雰囲気で1時間弱のライブは幕を下ろしました。

くるり

配信ライブはそのままくるりへ。一転、バンドサウンドが全面に押し出された演奏に切り替わり、最初は「愉快なピーナッツ」からスタートとなりました。さらに「さよならリグレット」「京都の大学生」とポップな曲が続きます。「京都の大学生」は岸田繁がマイク1本で歌う、歌謡曲風なステージになりました。さらにちょっとユーモラスな「Liberty&Gravity」、さらにはここで新曲。「益荒男さん」という曲らしく、日本の民謡やレトロ歌謡の影響も感じさせるユニークな楽曲が、今の岸田繁の興味のありかを感じさせます。

序盤は比較的、ポップな方向性の作品が並びましたが、さらに続けて披露された新曲「潮風のアリア」はバンドサウンドを前に出したミディアムチューン。郷愁感あるメロがくるりらしい楽曲に。そしてちょっと懐かしい「虹」、レア曲の「鍋の中のつみれ」、さらに「太陽のブルース」とミディアムテンポのギターロックナンバーが続きます。

で、ここで一転「トレイン・ロック・フェスティバル」とアップテンポなロックチューンに。さらにこれまた懐かしい「東京」「ロックンロール」と、緩急つけたロックチューンが展開します。アウトロではバンドメンバーみんなでジャムった後、そのままブルージーな岸田のギターにのって、ブルージーなバンドサウンドに。そしてそのままくるりとしては珍しいブルースナンバー「怒りのぶるうす」へと流れていきます。

さらにインストナンバー「Tokyo OP」で息の合った演奏を聴かせてくれた後は、そこまでの雰囲気から一転、岸田繁がアコギをかかえて「Bremen」へ。ファンファンのトランペットもメンバー3人のみの演奏となりしんみりと響かせながら聴かせます。さらに同じくメンバー3人のみの演奏で「キャメル」、そして「宿はなし」をしんみりと聴かせライブは幕を下ろしました。

最後はこの日の出演メンバーの写真が流れ、「来年は梅小路公園でお会いしましょう」というメッセージも流れライブは終了。くるりのステージは約1時間強。合計2時間強のライブでした。

今回は配信ライブでしたが、生ライブの形式ではなく、岸田繁楽団では途中、インタビュー映像が挟まったり、くるりのステージではMCもなく淡々とライブが展開していくような内容で、ライブというよりは映像作品という色合いの強い「配信ライブ」になっていました。ただ、岸田繁楽団はクラシック志向の強い岸田繁らしい試みで、ゲストも参加しているなど、ある意味「フェス」っぽい企画に。くるりのステージもサポートメンバーを迎えてのステージと、メンバー3人だけのステージという構成になっていて、新曲も含め、しっかりくるりの魅力を伝えたステージになっており、聴き応えのある内容になっていました。

今年はこういう形になってしまった京都音楽博覧会。まあ、ただそのお陰で久しぶりに「参加」できた、ということはあるんですけどね。もっとも来年は何の憂いもなく、以前にように梅小路公園で開催できるようになっていることを切に願っています。次、いつ行けるかどうかはわかりませんが・・・。

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2020年9月 1日 (火)

ダーククイーンCocco

Cocco 生配信ライブ2020 みなみのしまのはなのいろ

会場 オンライン 日時 2020年8月31日(月)19:30~

コロナ禍の中続く配信ライブ。今回はCoccoの生配信ライブ。スタートすると、まずはどこかのスタジオから。まずは今回の生配信ライブが行われた経緯がCoccoから説明されました。こちらは事前に録画したものらしいですね。その後、場面は変わってライブハウスへ。静まりかえったステージの中に、まずは静かにメンバーが登場。最初はメンバーのクローズアップの画像が続き、そしておもむろにライブがスタート。黒いベールで黒い衣装に身を固めた、ダークな雰囲気のCoccoが登場。まずは最新アルバム「スターシャンク」から「花爛」からのスタート。まずはダークでヘヴィーな雰囲気でライブはスタートしました。

さらに同じくスターシャンクから「2.24」。こちらもダークな雰囲気のナンバー。そしてそこから一転、懐かしいナンバーの「濡れた揺籃」へ。懐かしい「クムイウタ」からの楽曲ですが、ヘヴィーでダークなサウンドの楽曲が続きます。その後も「ドレミ」「Ho-Ho-Ho」「Gracy Grapes」と、「スターシャンク」からの曲を中心にヘヴィーでダークな雰囲気な曲が並び、「ダーククイーン」のCoccoをまずは存分に見せつけるステージからスタートしました。

その後は、なぜかビブラフォンで静かに「ジングルベル」を演奏。この真夏になぜ??そのままピアノ1本の弾き語りで「take me home」へ。こちらは3月に配信で披露した曲のようです。途中、バンドサウンドも入りながら、静かに優しく歌い上げてくれます。さらにスターシャンクから「フリンジ」に。力強いバンドサウンドをバックに、しっかりと前を凝視しながら力強く歌いCoccoの歌声が非常に印象に残ります。

「スターシャンク」からのナンバーは続く来ます。続いては「くちづけ」。こちらも暗い照明の中、原曲よりもダイナミックなアレンジでのステージになります。「願い叶えば」も原曲に比べてダークな雰囲気に。さらにここで意外な展開で彼女の代表曲「強く儚い者たち」へ。こちらも原曲とはかなり異なるギターサウンドが前に押し出された、ガレージ色の強いアレンジに。ただCoccoの歌声は原曲と同じく強く優しい歌声を聴かせてくれ、原曲とはまた異なる味わいのあるステージとなっていました。

ここで楽曲は一転、アコースティックな作品で静かに聴かせる楽曲へ。こちらは新曲のようです。ここで彼女が頭につけていた黒いベールが、いつの間にか白いリボンに変わっていて、ちょっとしたお色直しです。その後は「ひばり」をゆっくりと優しく歌った後、新曲を披露。こちらは力強いバンドサウンドをバックに伸びやかな歌声を聴かせる曲、なのですが、CD音源だとまたアレンジが違ってきそうな…。続く「インディゴブルー」もよりヘヴィーでダイナミックさを増したアレンジに。彼女の力強い歌声に、負けじとバックの演奏にも力が入っていました。

そして最後も新曲「Rockstar」へ。これが最高にヘヴィーでロッキンなカッコいいナンバー。彼女のシャウトもさえまくります。この楽曲で思いっきりシャウトしまくり、最後は静かの舞台から去ります。終了時間が21時ちょっと前。ちょうど1時間半の配信ライブとなりました。

残念ながらアンコールはなしだったのですが、ただ、「スターシャンク」からの楽曲を中心に、「ダーククイーン」という自称そのものの、最初から最後までダークでヘヴィーな展開が続くステージ。楽曲も原曲より、よりヘヴィーでダークなアレンジとなっており、非常に聴き応えのあるステージでした。そしてこれ、なによりもライブハウスみたいな狭い会場で「密」になって聴きたかった!と思うような、とてもカッコいいステージで、90分があっという間に過ぎ去ったライブでした。

最初から最後までMCなしの18曲。ただ、Coccoのダークな世界を堪能でしたライブで、こういうライブを(チケット獲得戦なしに)気軽に楽しめるのも配信ライブならでは、といった感じでしょうか。でも、やはり次は生で見てみたい!ともかく、Coccoのカッコよさに聴きほれた90分でした。

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2020年8月 7日 (金)

ヤバTらしいユニークな配信ライブ

ヤバイTシャツ屋さん 無観客ワンマンライブ「無料だから許して!低画質!低音質!5曲だけライブ!!」

会場 オンライン 日時 2020年7月29日(水)21:30~

今日もまた、無観客配信ライブでのライブレポートです。今回の配信ライブはヤバイTシャツ屋さん。今、もっともライブに行ってみたいミュージシャンの一組。平日開催ながら21時半スタートという遅さもあって、まず開始時間にパソコンの前にスタンバイしました。その後、予定時間になるとスタジオが映し出され、やがてメンバー3人が登場。ライブがはじまるかと思いきや、最初はメンバーそれぞれスマホを持って、Tweetのコメントを読みながら、トークからスタート。この日のライブはカメラ1台のみ。音声もカメラについているマイクをつかっているそうです。グダグダな感じのMCがまずは続く。10分以上続いてようやく1曲目になります。

まずは「あつまれ!パーテイーピーポー」からスタート。画質は悪くないのですが(ただカメラ1台のみなので、全くカメラワークがない…)、音質はかなり悪い感じで、高音になると音が割れてしまうほど…。ただ、テンションの高さは十分伝わっていきます。1曲目からかなりハイテンションなスタートとなります。

そのままのテンションのまま「Tank-top of the world」へ突入。力強いサウンドなのですが、若手バンドというイメージがあったがたたずまいも、人気バンドの雰囲気が出てきている感じ。さらにそのまま「かわE」へと導入。たった5曲のライブなのに、最初の10分がMCで、次の10分で一気に3曲も展開していきます。最初からテンションマックスの曲が並んでおり、気分もどんどんあがっていきます。

そして、そのままMCへ。こやまたくやは大きな声を出すのが半年ぶりらしく、3曲で息が切れていました。そのまま、またスマホをいじりつつ、コメントの紹介。ここでこの日の「売り」になっていた超重大発表、とことでドキドキしながら聴いていたのですが、9月30日に4枚目のフルアルバム発表というニュース。ある程度予想していましたが(笑)、これはうれしい発表。タイトルも「ユー・ニード・ザ・タンクトップ」だそうで、これはかなり楽しみです。

そんな重大発表込みのMCが20分近く行われ、その後、ようやく4曲目へ。その次のアルバムに収録される「癒着☆NIGHT」。再び一気にテンションがあがっていきます。そして、そのままラスト「ハッピーウェディング前ソング」へ。音質はかなり悪くて、歌詞が聴きにくいのですが、聴いていても思わず暴れたくなってしまいます。

5曲ながらも久々の「ライブ」なだけにメンバー全員、かなりクタクタな感じ。そしてコメント欄にはアンコールの嵐が。そんなこともあって、アンコールへ。コメント欄でリクエストを応募して、その間にアルバムの紹介などをして息を整えてから、「無線LANばり便利」に。ライブばりのジャンプも取り入れ、まさにパソコンの前ながらもライブのような空気感を味わいつつ、ライブは終了しました。

ライブは予定通りピッタリ1時間。なにげにヤバTはライブを見るのが今回がはじめてだったのですが、非常にテンションが高く、またヘヴィーな演奏とポップなメロが楽しい、終始、ワクワクしっぱなしの楽しいステージでした。「低画質低音質」をうたっていたのですが、音質については、その通り、かなり悪いものに(笑)。ただ、画質については通常の配信レベルの画質になっていて、違和感はありませんでした。それよりもカメラが1台のみの配信で、固定されたカメラ位置から全く動かない映像になっていたのですが、それが逆に、個人的にはライブらしい臨場感を与えていたように感じます。というのも、配信ライブでは、凝ったカメラワークをみせてくれる映像も少なくなく、それはそれで大きな魅力なのは間違いないのですが、実際のライブでは、ステージ上の細部を観れるわけはありません。逆に、今回のヤバTのライブのように、カメラ位置が1か所に固定されていた方が、実際に観客席でステージを見ているような錯覚を味わえたように思います。

途中、グダグダなトークが長く続いたのも彼ららしさを感じますし、バンド演奏はしっかりと力強いプレイを見せてくれました。また、全体的に軽いノリなのも今の若者らしい感じが。以前から一度見てみたかったヤバTのライブ。こういう形とはいえ、とりあえずは彼らのステージを見れて満足しました。次は、是非、本当の生ライブで!早くその日が来ることを祈っています。

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2020年8月 3日 (月)

配信でもいつも通り

ドキッ!丸ごとベッド・イン ナマ配信おギグ Vol.1

会場 オンライン 日時 2020年7月26日(日)17:00~

昨年、そのステージをはじめてみて、その楽しさとカッコよさに魅了されたベッド・イン。今回は配信でのライブが行われるということもあり、さっそく見てみました。配信ライブで、あの楽しさがどこまで再現できるか…楽しみにしつつ、パソコンの前に陣取ります。

ライブがスタートすると、バンドメンバーがまず登場。そしえ、ボンテージファッションにジュリ扇を振りつつ、ベッド・インの2人が登場します。セクシーなファッションの中、一発目は「♂×♀×ポーカーゲーム」からスタート。いきなりへヴィーなバンドサウンドをガツンと聴かせる楽曲でロッキンな彼女たちの姿を見せてくれます。そのまま「男はアイツだけじゃない」へ。こちらもかなりへヴィーなバンドサウンドをバックに、コロナの中でのうっぷんを晴らすかのように、ベッド・インの2人も声を張り上げて歌い上げます。

その後はMCに。配信ライブながらもMCは通常のライブのノリで、いきなり「パソコン通信の前のみんな!」とかなり懐かしい単語が飛び出します。その後もかなり際どいエロトークやら、昭和の死語満載のトークを展開。中尊寺まいの胸元にカメラがアップするなど、配信ならではの際どいカメラワークも飛び出したり、配信ライブの無観客ライブだったのですが、完全にいつものライブのノリで展開していきます。

そして最新アルバム「ROCK」から「悔しいくらい愛してたあなたにSAYONARA」「LIFE DANCE~人生を踊れ!~」のナンバーが続きます。かなり90年代の色合いが強い楽曲をヘヴィーなバンドサウンドで聴かせてくれて、ちょっと懐かしい気分にも浸りました。

続くMCでは、お色気たっぷりにペットボトルの水を飲んだ後は、配信ライブらしく、チャット機能のコメントを紹介したり、さらにはメンバー紹介と続き、ここで以前、カバーアルバムにも収録された久宝留理子の「『男』」のカバー。個人的にリアルタイムで聴いて大好きな楽曲だっただけに、画面の前でもひとりで大盛り上がりしてしまいました(笑)。

さらに再び最新アルバム「ROCK」から「Everybody 無敵!」に。ジュリ扇を振りかざし、トランシーなサウンドを入れつつ、へヴィーなバンドサウンドも聴かせる楽曲で、テンションはますます上がっていきます。そのテンションのまま「Conscious ~闘う女たち~」へ。こちらも分厚いギターサウンドをバックに、ロックなベッド・インを前面に出したナンバーに。途中、中尊寺まいが歌詞を忘れてしまうハプニングなどもありつつ、ロックなベッド・インを前面に押し出した楽曲が続きます。

その後のMCでは、再びタブレットを持ち出し、チャットのコメントを紹介。さらにライブでおなじみの生着替えタイプを配信ライブでも。大きな紅白の幕が登場し、その後ろでメンバー2人がいわばスーパージョッキーの生着替えタイムに。そして2人、かなり大胆なビキニ姿になり、登場します。

そんなセクシーないで立ちで、「We are "BED IN"」に。こちらもアルバム「ROCK」から、ヘヴィーメタル風のサウンドを前に押し出した、ハードなロックチューンをパワフルに聴かせてくれます。さらに90年代J-POPの匂い満載の「SHOW ME POWER」へ。爽やかながらも分厚いサウンドを存分に聴かせつつ、そのサウンドにはアラフォー世代の私にとっては非常に懐かしさを感じる楽曲となっていました。

これでとりあえず本編は終了。おなじみの「サンクスモニカ~」という言葉を残しつつ、とりあえずメンバーは会場を去ります。そしてその後はアンコールへ。しばらくするとメンバーが再び会場に登場。今度はTシャツを着て登場。このTシャツを含めて、通販でのグッズ紹介となりました。

そうしてはじまったアンコールはまず「Summer Dream」から。ファンキーなベースサウンドとアグレッシブなエレピのサウンドが印象に残るナンバーに。さらにおなじみの「C調び~なす!」へ。この日のライブでは、原曲に比べて重低音を前に押し出した、よりロック色を強めたアレンジになっていました。

そして最後は「ジュリ扇ハレルヤ」へ。ここまでのハードなロック路線から一転、ジュリ扇を振り回しつつ、明るいポップチューンを聴かせてくれ、非常に明るい雰囲気の中、ライブは当初の予定通り、約1時間半で幕を下ろしました。

そんな訳で、初の配信ライブとなったベッド・インのステージ。ある意味、ノリはいつも通りといった感じで、非常に楽しむことが出来ました。特に今回は、ミニアルバム「ROCK」をリリースした後でのステージということもあり、いつも以上にロックなベッド・インの側面を押し出したライブに。バンドサウンドを前面に押し出しており、ロックバンドとしての彼女たちの魅力を存分に感じることが出来るライブ構成になっていました。

エロい単語や昭和の死語満載の彼女たちのMCもいつも通り。なのですが、こちらはやはり観客の反応があってこその部分も否定できず…(苦笑)。ただ、いつものノリで変わらず突き進んでいるのはさすがといった感じ。このノリは、やはり多くのファンと一緒に盛り上がって楽しみたいなぁ。今回の配信ライブ、Vol.1ということで、今後、第2弾、第3弾も期待できそう。かなり楽しいライブだっただけに、次も是非、見てみたいです!…とはいうものの、それよりもやはり1日も早く、彼女たちのステージを生で見てみたい!そうあらためて思ったライブ配信でした。

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2020年7月21日 (火)

自宅でロックンロール!

THE BAWDIES「DON'T STOP ROLLIN!」

会場 新宿red cloth(オンライン) 日時 2020年7月11日(土)20:00~

非常事態宣言も解除され、徐々に人を入れてのライブもスタートしつつある現状。ただ、実際はかなり限られた人数でのライブに留まっており、さらにそんな中、感染者数が再度増加してきたなど、今後の見通しが全く立っていない状況になっています。そんな中で、どんどん多くのミュージシャンが実施しているのが無観客ライブ。この日はTHE BAWDIESが無観客ライブ、ということでさっそく「参加」してみました。時間になると、まず新宿の風景が映し出され、会場である新宿のred clothへ。

ししてライブはROYの「それでははじめて行きましょうか!」のシャウトから「DON'T SAY NO」。いきなりのスタートとなり、さらにテンションはいきなりマックスからのスタートに。さらに勢いそのままに「LET'S GO BACK」へと「Section#11」からの曲が続きます。さらには「遅れないようについてきてきてくださいね」とファンを煽り「IT'S TOO LATE」へと序盤からハイペースで飛ばしまくります。

ここで一度目のMCに。この日は「5ヶ月ぶりのライブ」ということ。「昔red clothでやった時は2、3人くらいの観客で無観客みたいなものだったよな」という話をしたりしたのですが、ちょっとグダグダなMCでJIMから「MCのやり方、忘れちゃったんじゃない?」という突っ込みも飛ぶシーンも。久々のライブらしい風景でしょうか。

さらに今回、アルバム「Section#11」からのツアーが途中で中止になったため、現状のTHE BAWDIESを見せたいとことで、「Section#11」からの曲が「SHE'S MY ROCK'N'ROLL」「HIGHER」と続きます。

そして2度目のMC。ここで無観客ライブを新宿red clothで実施した意味を語ります。ここは彼らがインディーズでデビューする前にライブを実施した場所。数多くのロックバンドが巣立った場所でROY曰く「日本のロックの聖地」だそうで、そのため今回あえてこの場所での無観客ライブを選んだそうです。そしてそんな場所から、彼らのデビューシングル「I BEG YOU」へ。このシングルを出した直後のツアーもred clothからスタートしたそうで、彼らのこの場所への思い入れを強く感じます。

さらには「I'M IN LOVE WITH YOU」を軽快に聴かせ、TAXMANボーカルで「EASY GIRL」へと軽快なナンバーが続きます。その後に3度目のMCへ。「ライブ前に円陣を組んだ一番最初はどこ?」(答え 2009年の神戸のライブだそうです)という若干盛り上がらなかったクイズが行われた後、なんと新曲へ。新曲のタイトルを動画サイトのコメント欄で募集する(?)という配信ライブらしい試みも行われ、そして新曲へ。彼ららしい軽快なロックンロールナンバーになっており、音源のリリースも楽しみです。

新曲から今度はいきなり「HOT DOG」へ。ハイテンポなナンバーで再びテンションは最高潮にあがっていきます。そこからまた一転、ミディアムチューンの「LEMONADE」でクールダウン。ここは食べ物繋がりでしょうか?さらに再びTAXMANボーカルで「RAINY DAY」に、モータウンビートを取り入れた「KEEP YOU HAPPY」と軽快でポップなナンバーが続きます。

その後のMCでは簡単なメンバー紹介。また「Section#11」のツアーが途中で終わってしまったという話から「ポジティブに言うと、この最高のアルバムをまだみなさんに伝え続けられる」という非常に前向きな発言も。そしてライブは後半戦。カメラ越しに、コールアンドレスポンスを求めた後、「SKIPPIN'STONES」、さらに「BLUES GOD」「JUST BE COOL」とロッキンなナンバーが続いていきます。

ここで一転、雰囲気が変わりROY一人だけがステージに残り「STARS」を弾き語りで披露。配信ライブらしく、字幕もついた演出で歌詞の内容も含め、しっかりと聴かせる演出となりました。

そしてラスト。視聴者に「イエー!」と叫ばせた後に、「KEEP ON ROCKIN'」へ。バラードチューンから一気にアップテンポでロッキンなナンバーになり、テンションは一気にあがりまくります。最後まで思いっきり盛り上がり、最後はTAXMANが法被を着て登場。みんなで「ワッショイ!」と盛り上がり(ライブの最後の定番のようです・・・)約1時間40分程度。ライブは幕を下ろしました。

そんな訳で無観客配信ライブ。なにげに実はTHE BAWDIESのワンマンライブを見るのはこれがはじめてだったのですが、終始ロッキンな曲で盛り上がる、非常に楽しいライブでした。コロナが終息したら、是非とも彼らのワンマンライブにも足を運ばなくては!オンラインだったのですが、自室で思いっきりロックできた、そんな配信ライブでした。

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2020年7月 3日 (金)

大御所のライブもオンラインで!

サザンオールスターズ特別ライブ2020「Keep Smilin'~皆さん、ありがとうございます!!」

会場 横浜アリーナ(オンライン) 日時 2020年6月25日(木)20:00~

新型コロナの影響でライブが次々と中止になっています。ようやくここに来て、徐々にライブは解禁されてきたものの、それでも本格的な再開には程遠いもの。そんな中、数多くのオンラインライブが開催され、私もその中のいくつかを見て、紹介してきました。そして、そんな中でも飛びぬけて大物のグループがオンラインライブを開催!それがサザンオールスターズ!今回は横浜アリーナで無観客でのライブを開催し、その模様を配信するというスタイル。こういう大御所がオンラインライブを率先してやってくれるというのはうれしいですね。サザンのライブはなかなか見ることが出来ないだけに、これは非常にうれしいニュースでした。ちなみにチケット代は3,600円とこの手の配信ライブにしてはちょっとお高め。とはいえ、普段のサザンのライブは1万円近いだけに、破格な価格設定と言えるでしょう。

20時10分くらいに配信がスタート。最初は無人の横浜アリーナが映し出され、ライブの最初に流れるアナウンスがそのまま流され、まるでリアルなライブのようなスタートとなっていました。そしてメンバー全員が登場。客席にむかって手を振るなど、まさにライブそのもののスタートとなります。

まず1曲目は「You」からスタート。さらに「ミス・ブランニューデイ」「希望の轍」と代表曲が続きます。「希望の轍」ではこのコロナの中で閉塞感のある現状に対する応援歌的なメッセージを入れてきたりもしました。その後はMC。無観客の会場に向け、「スタンド」「アリーナ」!と呼びかけ、まさにライブそのままの雰囲気を醸し出します。配信では「拍手」の音も重ねて、まさにライブの雰囲気そのままにライブは続いていきます。この日はちょうど42年前に彼らが「勝手にシンドバッド」でデビューした日だそうで、デビュー42周年を記念したステージとなっていました。

簡単なMCを挟んでは「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」「フリフリ'65」で盛り上がった後は、「朝方ムーンライト」「タバコ・ロードにセクシーばあちゃん」「海」「夕陽に別れを告げて~メリーゴーランド」「シャ・ラ・ラ」とミディアムチューンでしんみり聴かせます。序盤の代表曲連続とは変わり、比較的「知る人ぞ知る」的曲も多く。ここらへんはアルバムリリース後のツアーではない今回の配信ライブならではの自由な選曲といった感じでしょうか。

その後はいきなり画面に向かって「画面越し~~!」と呼びかけ、MCへ。今回のライブの公式アンバサダーとなったさま~ずについて言及した後はメンバー紹介へ。メンバーそれぞれがアップとなり、それぞれのパフォーマンスを披露します。そして、「ヘソピアス」からはじまるちょっとしたコント(?)。さらに「天井棧敷の怪人」「愛と欲望の日々」と哀愁感たっぷりの楽曲を聴かせます。

「Bye Bye My Love (U are the one)」に続き、「真夏の果実」へ。ここでは無観客の客席にペンライトが灯るという演出も行われ、雰囲気たっぷりにしんみりと曲に聴き入ります。さらに会場内に設置された聖火に火がともり「東京VICTORY」でエールを送った後は、「匂艶 THE NIGHT CLUB」で会場は一転、ムーディーな雰囲気が漂います。そのムーディーな雰囲気そのままに「エロティカ・セブン」「マンピーのG☆SPOT」と世代的に非常に懐かしいエロ系ナンバーが続きます。さすがに配信ライブなだけにエロ演出は控えめでしたが、水着の女性ダンサーがエロチックに踊っていました(笑)。そしてアゲアゲな雰囲気のままに「勝手にシンドバッド」に。観客席にもダンサーが出てきて、大盛り上がり。歌詞の一部を「いつになったらコロナが終息するのかな。それまでは我慢の暮らしを続けましょう」なんて変えたりもして。とにかく、無観客の会場だからこそ出来る、横浜アリーナ全体を使った大盛り上がりのステージ演出となっていました。

これで本編は一度終了。SEでアンコールの拍手が流されます。やがてメンバーが登場し、アンコールスタート。アンコールではまず「太陽は罪な奴」からスタート。「ロックンロール・スーパーマン」で盛り上がります。最後に短いMCであいさつしあた後、ラストは「みんなのうた」へ。紙吹雪も舞い、気分的にも一気にハイテンションとなります。最後にふさわしい、大盛り上がりのエンディングになりました。

最後はコロナの最中らしく、手をつながずにみんなであいさつ。「やっぱりみんながいないと寂しいです!」という最後のMCにちょっとグッと来るものもありました。そして最後はサザンのメンバー5人だけがステージ上に立ち挨拶。約2時間20分弱という、通常のライブと同じくらいの長さの、ボリューム感あるライブを楽しむことが出来ました。

新型コロナの影響でライブが行えない状況の中、こういう形でもサザンのライブを見れるというのは非常にうれしい試みでした。パソコンの前で、まるでライブ会場の最前席にいるような感覚の味わえるライブで、最初から最後までとても楽しめました。でも、やはり次は文字通りの「生」でライブを見てみたい・・・そうも感じたステージ。早くコロナが終息して、一日も早く昔の生活が戻ってくるように。

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2020年6月22日 (月)

インターネットひとりぼっち 2度目の参加

弾き語りツアー風 “柴田聡子のインターネットひとりぼっち’20”

会場 大阪風(オンライン) 日時 2020年6月11日(木)19:30~

以前紹介した、シンガーソングライター柴田聡子による配信ライブ「柴田聡子のインターネットひとりぼっち」。もともと彼女が予定していた全国弾き語りツアー「柴田聡子のひとりぼっち'20」が新型コロナの影響で開催が延期となり、その代わり、ちょうど開催が予定されていた同日同時刻にインターネットでの無料配信という形でオンラインライブを実施するというもの。前回、京都でのライブが予定されていた日に実施されていた「京都風」を見たのですが、今回は大阪でのライブが予定されていた日に実施した「大阪風」にオンラインで参加しました。

まず配信ライブが開始されると、仮想背景は・・・これは淀川でしょうか?アコギでしんみり弾き語りつつ、まずは「ジョイフル・コメリ・ホーマック」からスタート。なんか、彼女が歌う映像が、川から出てきたようになってきたのがユニーク。その後はグッとアップとなって「結婚しました」を聴かせてくれます。前回同様、金髪の姿に、ウォーリーのような赤いヨコシマのTシャツという涼しげな姿でした。

さらに仮想背景がチェンジ。ちょっとムーディーなキャバレー風なのですが、どうもこの日、ライブを行う予定だった大阪のMusic Club JANUSのよう。この店内を背景に「ポイズンレークパーク」へ。本来だったら行われたであろう大阪でのライブを思い起こしながらのステージとなりました。

続いてはMCへ。大阪でのライブらしく(?)「おおさか~~!」と叫びつつ、前日に配信開始された「変な島」を紹介。さらに背景が大阪城に変わり、7月リリース予定のEP「スロー・イン」の紹介と続きました。さらに仮想背景がたこ焼きに(!)。いや、大阪らしいけど、どんな背景だよ(笑)。ということで「スロー・イン」から新曲「いやな日」「友達」「どうして」と続きます。ここは先日の京都風と同じ展開ですね。ちょっと切ないメロでしんみり聴かせつつ、背景はたこ焼き・・・というスタイルが非常シュール。「友達」ではなぜか背景は弁当に。そして「どうして」では、ここで背景が太陽の塔と、大阪らしい背景の登場となりました。

さらに背景が通天閣へ。この通天閣を背景に「ワンコロメーター」へ。軽快なギターで楽しい楽曲が通天閣の風景とも微妙にマッチ。さらにくいだおれ人形が画面を埋め尽くし、そのくいだおれ人形の向こうで柴田聡子が歌うという奇妙な風景に。続いては道頓堀の風景を背景に「芝の青さ」に。このPVは大阪で撮ったらしく、その時の写真も登場しました。

その後のMCでは、ドリカムの「大阪LOVER」をちょっとだけ口ずさみ、この配信ライブではおなじみの、画面全体がピンクの背景となった中で、最新EPから「変な島」を披露し、ライブは終了。今回もちょうど1時間の配信ライブでした。

前回と同様、写真とはちょっと印象に異なる、とてもかわいらしい彼女のお姿が印象的で、かつ時にはしんみり、時には軽快に歌われるボーカルも非常に印象に残る配信ライブに。前回同様、とても素晴らしいステージでした。この弾き語り配信ライブ、残り4回のようなのですが、残念ながら私が見れそうなのはおそらくこれが最後。次は、是非、コロナがおさまった後、生のライブで見たい!そう強く思わせてくれる素晴らしいライブでした。

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2020年6月20日 (土)

配信ライブも「いいねっ!!」

インターネットのクレイジーケンバンド

会場 オンライン 日時 2020年6月8日(月) 20:30~

ここに来て、オンラインライブを連続してみていますが、今日はクレイジーケンバンドのライブ。もともと4月9日に実施予定だったライブの振替という形。今回、オンラインでの開催となりました。

やがて時間になると横山剣と、いきなりゲストのVIDEOTAPE MUSICの2人で登場。まず1曲目は、VIDEOTAPE MUSICの曲に横山剣が参加した「南国電影」からスタートという、ちょっと意外なスタートとなりました。そして、そんな中、メンバー全員が登場し、本格的にライブがスタートとなりました。

そしてクレイジーケンバンドとしての1曲目は「タオル」からスタート。日々、暑くなってきた時期だったのですが、一足早い夏の到来となりました。その後の懐かしい「スージー・ウォンの世界」では、VJによる映像が重なったり、さらには途中、昔のライブ映像が流れ、今の映像と重なったりという、インターネットライブらしい演出もあり、楽しませてくれました。

その後「あぶく」に続いては短くMC。「ブラウン管の前のみなさん」という呼びかけがCKBらしい感じ(笑)。そしてそのまま「KARAOKE International」へと続くのですが、最初、いきなり歌詞を忘れるというトラブルが発生。しきりなおして再開というちょっとしたトラブルがありました。

「混沌料理」「せぷてんばぁ」と続いて、いきなり夏を飛び越し、そしてMCでは配信ライブに実装されているライブチャットに横山剣はじめとしたメンバーがコメント。こういうやり取りは配信ライブらしくうれしいですね!さらに「この曲やりたいということをテレパシーで伝えてください」とカメラにむかって手をかざして、「この曲だろ!」と「タイガー&ドラゴン」へ!ある意味、ベタな選曲なのですが(笑)、確かにこれは聴きたかった!パソコンの前で盛り上がっていました。

その後は「亀」が続き、ここで小野瀬雅生ショーと題して、彼がメインとなるギターインスト曲へ。「イカ釣り船」でアグレッシブなギタープレイを聴かせてくれます。そのギタープレイで盛り上がる中、ライブはどんどん進みます。「けむり~ざくろ」でこぶしを利かせたボーカルを聴かせてくれた後は、軽快な「カフェ・レーサー」で盛り上げます。

「夜明け前が一番暗い~♪」と歌う「カフェ・レーサー」から、「時計の針を2時22分にしてください」というMCで「発光!深夜族」へ。「イントロ最高だね」とまさかのイントロもやり直しで(笑)、軽快に聴かせます。そんな(家の中でですが)盛り上がる中、本編ラストということで「木彫りの龍」に。爽やかで、かつライブの最後にふさわしい歌詞の曲で、最後を締めくくります。最後はマスク姿でおなじみ「いいね!」のポーズ。最後はみんな逃げるようにステージから去っていきます

・・・で、ここで会場にアンコールの拍手が鳴り響き、アンコールへ!最後に「いつかここでやりたいですね!渋谷Duoからお送りしました」と、場所のネタバレ。渋谷のduo MUSIC EXCHANGEなんですね。行ったことないけど。そしてアンコールでは「流星ドライブ」へ。最後も爽やかに軽快に聴かせます。最後にはバンドメンバー全員の紹介を行って配信ライブ終了。最後はメンバー全員マスク姿になり、一人ずつ、カメラにあいさつしながらの退場となりました。

完全な生配信。20時半からスタートし、約1時間20分程度のステージ。いつものCKBのライブとしては短めだったのですが、それでもベスト的なセットリストがかなり濃く、非常に楽しめるライブ。配信ライブながらも、普段のステージとほとんど変わりのないようなライブを楽しむことが出来ました。次は同じ場所で生でライブをやります、と言っていたのですが、さすがに渋谷には行けないかもしれませんが、またクレイジーケンバンド、生でのライブを見たいですね!早くそんな日常が戻ってくることを願って。大満足のライブでした。

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