音楽コラム

2019年2月 4日 (月)

2018年ベストアルバム(邦楽編) その2

4日間にわたってお送りしてきた2018年私的ベストアルバム。今日が最後。邦楽編の5位から1位の紹介です。

5位 ムキシ/レキシ

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そのエンタテイメント性高いステージが大きな評判を呼び、最近ではすっかり人気ミュージシャンの仲間入りを果たした池田貴史のソロプロジェクト、レキシの6枚目となるアルバム。「歌詞のテーマがすべて日本史」という縛りにも関わらず、歌詞の面でもサウンドの面でもマンネリに陥るどころか楽曲の完成度が増し、インパクトも増してきています。本作はまさにレキシのひとつの完成形ともいえるエンタテイメント性高い傑作アルバムに。日本史好きでなくても最初から最後まで楽しめる傑作でした。

4位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ

聴いた当時の感想はこちら

ほぼ毎年アルバムをリリースしながら、毎回レベルの高い傑作をリリースし続ける水曜日のカンパネラ。本作も前作「SUPERMAN」からわずか1年4ヶ月というスパンでリリースされた新作ながらも、内容はまたしても年間ベストクラスの傑作に仕上がっていました。今回も前作とはまた異なる雰囲気のサウンドとなっており、エスニックな雰囲気のドリーミーなサウンドが大きな魅力のアルバムに。その勢いはまだまだ止まらなさそうです。

3位 平成/折坂悠太

聴いた当時の感想はこちら

宇多田ヒカルやアジカンの後藤正文などから絶賛を受けたことでも話題となったシンガーソングライターの最新作。メロディーラインやこぶしを効かせたような歌い方に和風な要素を強く感じる一方で、ジャズをはじめとした洋楽的な要素も取り込んでおり、邦洋問わず等距離で様々な音楽を取り入れているあたりが今時の、タイトル通り「平成」の音楽を感じさせます。今後の活躍も非常に楽しみなミュージシャンです。

2位 初恋/宇多田ヒカル

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ここに来て、ミュージシャンとしてのランクがひとつ上がったように感じさせる宇多田ヒカルの最新作。特に今回のアルバムではボーカリストとしてのすごみを感じさせる傑作になっていました。宇多田ヒカルといえばデビュー当初は最新のR&Bを聴かせるミュージシャンというイメージだったのですが、最近の作品はR&Bという観点よりもむしろ「歌」自体の魅力を強く感じさせてくれます。宇多田ヒカルのすごさをあらためて感じる傑作でした。

1位 ソングライン/くるり

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くるりのアルバムは大抵年間ベストアルバムに入ってくるのですが、1位を獲得するのは「坩堝の電圧」以来。2人組くるりの時代を彷彿とさせるシンプルな歌モノが並ぶアルバムになっていたのですが、その時代よりもさらに楽曲が深化を遂げた傑作に。特に音の重なりの美しさが印象に残るアルバムになっており、ここは岸田繁が交響曲を作り上げた影響か?こちらもミュージシャンとしてのランクがひとつあがった、ベテランとしてのすごみを感じさせる傑作アルバムでした。

そんな訳であらためてベスト10を振り返ると・・・

1位 ソングライン/くるり
2位 初恋/宇多田ヒカル
3位 平成/折坂悠太
4位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ
5位 ムキシ/レキシ
6位 ロックブッダ/国府達矢
7位 Mars Ice House II/ゆるふわギャング
8位 SOLEIL is Alright/SOLEIL
9位 球体/三浦大知
10位 the CITY/サニーデイ・サービス

ほかのベスト盤候補は・・・

Human/yahyel
Galaxy of the Tank-top/ヤバイTシャツ屋さん
Resources/Takaryu
enigma/MONKEY MAJIK
梵唄-bonbai-/BRAHMAN
わがまマニア/CHAI
デザインあ 2/Cornelius
愛をあるだけ、すべて/KIRINJI
WE STRUGGLE FOR ALL OUR PRIDE/STRUGGLE FOR PRIDE
Modernluv/TAMTAM
Wake Up/エレファントカシマシ
THE ASHTRAY/Suchmos
POLY LIFE MULTI SOUL/cero
湿った夏の始まり/aiko
好きなら問わない/ゲスの極み乙女。
REBROADCAST/the pillows
Stray Dogs/七尾旅人
没落/ぼくのりりっくのぼうよみ

全体的には良作が多かったものの、洋楽と同様、突出した傑作はなかったかな、といった印象。ただそんな中でも1位くるり、2位宇多田ヒカルはベテランとしてのすごみを感じさせてくれたアルバムになっていました。ちなみに10位以下では七尾旅人とぼくりりの新作と三浦大知、サニーデイの4枚は、どれをベスト10に入れるか最後までかなり悩みました・・・。

ちなみに過去のベストアルバムは

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
2015年 年間1  上半期
2016年 年間1  上半期
2017年 年間1  上半期
2018年 上半期

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2019年2月 3日 (日)

2018年ベストアルバム(邦楽編) その1

昨日までの私的ベストアルバム洋楽編に続き、今日明日は邦楽編の1位から10位の紹介。まずは本日は10位から6位まで。

10位 the CITY/サニーデイ・サービス

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ここ最近、名盤をリリースし続けるサニーデイ・サービス。さらに今年リリースされた新作もまた傑作アルバムとなっていました。全体的にHIP HOP的な要素が強く、ノイズやエレクトロの要素も取り入れた実験的なナンバー。ポップな色合いが薄く、サニーデイらしさが後退したためファンの賛否はわかれたようですが、サニーデイ曽我部恵一のあふれ出る挑戦心が強くうかがえた傑作だったと思います。

9位 球体/三浦大知

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その歌唱力には以前から定評があったものの、アルバム単位では正直凡作が続いていた三浦大知。しかし最新アルバムでは全体的に統一感あるコンセプチャルな内容で、ネオソウル、アンビエント、EDMというジャンルを取り入れて、全体的に「和風」な要素を強く感じる、彼だからこそ歌える和製R&Bの傑作アルバムに仕上がっていました。三浦大知というボーカリストだからこそ歌える傑作アルバムに仕上がっていました。

8位 SOLEIL is Alright/SOLEIL

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15歳の美少女、それいゆを中心に結成されたバンド。今年は2枚のアルバムがリリースされており、どちらも傑作だったのですが、個人的によりはまったのは2枚目のアルバム。60年代のギターポップそのままのサウンドにそれいゆのキュートなボーカルがピッタリとマッチ。レトロで懐かしさを感じさせるポップチューンの連続にはまってしまいました。

7位 Mars Ice House II/ゆるふわギャング

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前作「Mars Ice House」も大きな話題となった、プライベイトでも恋人同士というRyugo IshidaとSophieeという男女2人組ラップユニットの新作。今、流行りのトラップミュージックの要素を取り入れた酩酊感のあるサウンドがとても心地よい内容に。アルバム全体としてサイケなトリップ感の楽しめるアルバムになっており、聴いていて軽くトリップできるようなアルバムに。とにかく心地よさを強く感じる傑作アルバムでした。

6位 ロックブッダ/国府達矢

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以前はMANGAHEAD名義でも活動していたロックミュージシャンによる15年ぶりのニューアルバム。ロックサウンドと「和」の要素を見事に融合させた独特のサウンドが魅力的。一方では様々なサウンドを楽曲に取り入れつつもしっかりとポピュラリティーは保っており、「ポップス」としてもきちんと成立させているのは見事。もともと以前からその才能は高く評価されていた彼ですが、その実力をいかんなく発揮した傑作アルバムでした。

そんな訳で、明日は5位から1位の紹介!

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2019年2月 2日 (土)

2018年ベストアルバム(洋楽編) その2

昨日に引き続き2018年の私的ベストアルバム洋楽編。今日は第2弾、5位から1位の紹介です。

5位 Resistance Is Futile/MANIC STREET PREACHERS

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まずは日本人にとってはジャケットが強い印象を受けるマニックスの新作。ある意味王道ともいえるギターロックのアルバムになっており、いい意味で安心感のある内容に。爽快でインパクトのあるメロディーラインが最初から最後まで貫かれており、ベテランバンドらしい安定感と、ベテランバンドらしからぬ瑞々しさすら感じるメロディーラインが大きな魅力の傑作アルバムになっていました。

4位 Get With The Times/BEKON

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ケンドリック・ラマーの「DAMN.」に全面的に参加し大きな話題となったプロデューサーによるデビュー作。レトロな雰囲気が漂うメロウなサウンドに聴いていてとろけてしまいそうな傑作アルバム。ただ・・・なぜか各種メディアの年間ベストに全く名前があがらないんですが・・・聴いていて気持ち良い文句なしの傑作アルバムだと思うんですが、なぜ?

3位 Joy as an Act of Resistance./IDLES

まだ当サイトでは未紹介なのですが、イギリスはブリストルで結成されたポストパンクバンドの最新作。迫力ある分厚いサウンドとシャウト気味なボーカルがいい意味でいかにもなパンクロックといった感じで、聴いていてそのロックなサウンドにとにかく気持ちよさを感じます。一方で歌詞については社会派な内容となっており、ロックらしいスタンスも健在。今後、さらに注目を集めそうなロックバンドによる傑作アルバムです。

2位 MassEducation/St.Vincent

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2017年にリリースされたアルバム「MASSEDUCTION」が高い評価を得た女性シンガーソングライターの新作。今回のアルバムはその「MASSEDUCTION」を全編ピアノやアコギを使ってリアレンジした企画盤。原曲とはかなり雰囲気の異なる内容に仕上がっているのですが、シンプルなアコースティックサウンドなだけに楽曲のコアな部分がより表にさらけ出された作品に。ただ結果としてメロディーメイカーとしての彼女の実力が存分に発揮されたアルバムとなっており、St.Vincentの実力を再認識させられた傑作アルバムとなっていました。

1位 A Brief Inquiry Into Online Relationships/The 1975

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以前から傑作アルバムが続いていたThe 1975ですが、本作は彼らがさらなる成長を遂げた文句なしの傑作アルバムに仕上がっていました。ジャズやAORからの影響を感じつつ、80年代の雰囲気を感じさせるポップなメロディーがまず大きな魅力に。その中でも楽曲毎にバリエーションを持たせた構成が大きな魅力で、間口は広いものの奥の深いアルバムに仕上がっていました。間違いなくThe 1975が新たな一歩を踏み出した傑作アルバムです。

そんな訳であらためてベスト10を振り返ると・・・

1位 A Brief Inquiry Into Online Relationships/The 1975
2位 MassEducation/St.Vincent
3位 Joy as an Act of Resistance./IDLES
4位 Get With The Times/BEKON
5位 Resistance Is Futile/MANIC STREET PREACHERS
6位 Hive Mind/The Internet
7位 Room25/Noname
8位 EVERYTHING IS LOVE/The Carters
9位 Black Panther: The Album
10位 Piano&A Microphone 1983/PRINCE

今年、各種メディアの年間ベストアルバムを見ると、全体的にバラバラでこれといったアルバムが少なかった印象を受けます。確かに今年リリースされたアルバムを振り返ると、良作は多かったものの、ずば抜けた傑作はなかったような印象も受けます。ただそんな中、1位に選んだThe 1975は、リリース時期が年末だった影響で各種メディアの年間ベストに間に合わなかった感も大きかったのですが、そのポピュラリティー、挑戦心合わせて文句なく年間1位にふさわしい、頭ひとつ抜けた傑作アルバムに感じました。

ほかにベスト盤候補としては・・・

Drank/Thundercat
Little Dark Age/MGMT
Blood/Rhye
7/Beach House
Tell Me How You Really Feel/Courtney Barnett
Dirty Computer/Janelle Monae
Snares Like A Haircut/No Age
Ye/Kanye West
Love Is Dead/CHVRCHES
High As Hope/Florence+The Machine
Lamp Lit Prose/Dirty Projectors
?/XXXTENTACION
Teatime Dub Encounters/Underworld&Iggy Pop
Be the Cowboy/Mitski
Kamikaze/EMINEM
Konoyo/Tim Hecker
Negro Swan/Blood Orange
boygenius/boygenius
About 30/Adekunle Gold
Maghreb United/Ammar 808

こう振り返ると、やはり良作は多い1年だったかな、という印象を受けます。さて今年はどんな傑作に出会えるか・・・楽しみです。

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
2015年 年間 上半期
2016年 年間 上半期
2017年 年間 上半期
2018年 上半期

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2019年2月 1日 (金)

2018年ベストアルバム(洋楽編) その1

毎年恒例、年間私的ベストアルバムの紹介。今年からは洋楽もベスト10まで紹介します。まず10位から6位まで。

10位 Piano&A Microphone 1983/PRINCE

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もうPrinceが亡くなってから2年以上の月日が経ちました。本当に月日が経つのは早いものですが・・・本作はそんな中でリリースされたデモ音源集。1983年にピアノ弾き語りという形で収録されたデモ音源。通常、デモ音源というと「ファン向けアイテム」というものがほとんどなのですが、本作に関してはバックの演奏がピアノのみということもあり、むしろPrinceの楽曲の魅力のコアな部分だけがさらけ出された形の傑作に。Princeの偉大さを実感できる作品に仕上がっていました。

9位 Black Panther: The Album

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映画「ブラック・パンサー」にインスパイアされる形で多くのミュージシャンが楽曲を提供した企画盤。上半期ベストでも書いたのですが、Kendrick Lamarが数多くの曲に参加しており、実質的には彼の新譜という側面も強いアルバムに。一方では歌モノも多くいい意味で聴きやすく、また南アフリカのミュージシャンが多く参加することによりアフリカ的な要素が新たな魅力として加わっている傑作。ケンドリックの実力を感じつつ、彼のアルバムとは異なる新たな魅力を感じさせてくれました。

8位 EVERYTHING IS LOVE/The Carters

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名前を聴いて最初は誰?と思ったのですが、BeyonceとJAY-Zという大物カップルがなんとユニットを結成しリリースしたアルバム。Beyonceといえば直近のアルバム「Lemonade」も傑作でしたが、本作も負けず劣らずの傑作に。最新のHIP HOPの要素を入れつつ、一方では古き良きソウルミュージックの要素も取り入れた内容に。大物同士のユニットというと、どうも個性が悪い意味でぶつかり合い、1足す1が2未満になってしまうケースが多いのですが、そこはさすが夫婦。息の合ったコンビで、1足す1がしっかりと2以上になっていた傑作アルバムでした。

7位 Room25/Noname

聴いた当時の感想はこちら

Chance The Rapperのアルバムにも参加し大きな話題となったシカゴの女性ラッパーによるデビューアルバム。ジャズやネオソウルの影響を受けたメロウなトラックに、ラップというよりもポエトリーリーディング的な要素も強い語るようなラップが印象的な1枚。今のHIP HOPの流れとはあきらかに一線を画するようなアルバムなのですが、歌心あるその内容に強く惹かれました。HIP HOPが苦手な方でも十分に楽しめそうなアルバム。優しい雰囲気のトラックもラップも心に響いてくる傑作でした。

6位 Hive Mind/The Internet

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Odd Futureに所属する5人組バンドによる約3年ぶりの新作。Odd Futureの・・・とはいえ、基本的にHIP HOPではなく歌モノがメインとなる作品なのですが、どこか90年代っぽさを感じさせる懐かしい雰囲気と今時のHIP HOP的なグルーヴ感を取り入れたサウンドが大きな魅力。非常に聴きやすいポップなアルバムなのですが、その反面、今風な音も取り入れるというほどよくバランスの取れた傑作アルバムに仕上がっていました。

そんな訳で今日は6位から10位の紹介。5位以降はまた明日に!

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2019年1月 1日 (火)

謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。旧年中は当「ゆういちの音楽研究所」をご愛顧いただきありがとうございました。今年もなんとぞ当サイトをよろしくお願いします。

年初に昨年の音楽シーンのまとめというのはちょっとズレている感もあるのですが・・・2018年の音楽シーンといえば久しぶりに老若男女が親しんだ最大のヒット曲が登場しました。言わずと知れたDA PUMPの「U.S.A.」です。ただ、ここ数年、「U.S.A.」に限らず(昨年は登場しませんでしたが)RADWIMPS「前前前世」、星野源「恋」、そして2018年のもうひとつの大ヒット曲、米津玄師「Lemon」など「ヒット曲」が続々と登場してきています。

これは私の主観による意見なので間違っているのかもしれませんが、ひょっとしたらこの傾向は、当サイトでも取り上げているBillboard Japanの複合チャート、Hot100の影響も少なくないのではないでしょうか。Hot100の登場により、いままでCDの売上だけでは見えてこなかった「ヒット曲」が可視化され、さらにヒットが波及し、大ヒット曲になるという傾向があったように思われます。実際、前述のヒット曲はCDの売上ではいずれも年間ベスト10しておらず、CDの売上を見るだけでは「大ヒット」と言えるような状況ではありません。

特にここ数年、どころか90年代あたりから、CDの売れ方としては発売初週に一気に枚数を売り上げチャート上位にランクインし、その後はチャートを落ちていくという売れ方が一般的でした。しかしその結果、ヒットチャートはほぼ週替わりの状況となってしまい、「今、どんな曲が流行っているんだろう」とヒットチャートを見てみても、何がヒットしているのかさっぱりわかりませんでした。そしてそれが一部の若者以外の「音楽離れ」を促進させ、結果としてアイドルやらアニメ系のような一部の固定ファンがついているジャンル以外のCDが全く売れない、という状況につながってしまったように思います。

しかしHot100の複合チャートでは、CD売上以外の指標をチャートに取り入れているため、ヒットが長く続く傾向にあります。実際、「U.S.A.」も「Lemon」も、半年以上にわたりベスト10ヒットを続けています。そんなチャートだからこそ、あまり音楽に興味がない層にも「今、どんな曲が流行っているのか」がわかりやすく、結果として「それだけ流行っているんなら、ちょっと聴いてみよう」という動きにつながっているのではないでしょうか。そしてその結果生まれたのが、「U.S.A.」や「Lemon」のようなヒット曲ではなかったのか・・・そう思います。

そういう意味では2019年以降もまた再び数多くのヒット曲が登場してくるような予感がします。CDの売上だけを見ると絶望的な気持ちになる昨今の音楽シーンですが、音楽シーン全体という意味ではむしろシーンにどんどんと活況が生まれつつあるのではないでしょうか。2019年にどんな新しいヒット曲に出会えるのか、楽しみです。

 

ただ、一方で難しいのは、Hot100は、ダウンロードやストリーミング、You Tubeなどネット主導のヒットに強い反面、旧来型のCDが中心のヒット、例えば演歌系、などは捉えにくいという弱点もあります。典型的なのは氷川きよし。いまだに一定の人気は保っていますが、Hot100ではほとんど上位に入ってきません。また昨年の紅白に初登場して話題となった純烈もCD中心のヒット。オリコンではベスト10入りしたようですが、Hot100では上位に入ってきていません。「ヒット曲」をどのように捉えるのか、まだまだその模索は続いていくようにも感じます。

そう考えると、これはここでも何度も言っているのですが、毎年紅白歌合戦って、なんとか今のシーンを捉えようとがんばっているなぁ、とは感じます。正直、「特別枠」を使いすぎとか、米津玄師は確かにすごいミュージシャンだけど、キャリア的にあれだけ特別扱いすべきなのか?と思う点は少なくないのですが、いろいろな制約がある中で健闘しているのではないでしょうか。昨年も家庭の事情から主にラジオで紅白を聴いていたのですが、なんだかんだ言っても楽しんで聴いていました。ただ・・・個人的にもちろんサザンは大好きなバンドですし、間違いなく日本で最も実力あるバンドだとは思うのですが・・・平成最後の紅白の最後の曲が「希望の轍」と「勝手にシンドバッド」というのは正直かなり疑問を感じてしまったのですが・・・。

ま、いろいろありましたが、今年ものんびりとお正月を過ごそうと思います。それでは、今年もよい曲にたくさん出会えますように。

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2018年12月31日 (月)

2018年ベストアルバム(暫定版)

今年も早いものであと1時間弱となりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。今年も恒例のベストアルバム(暫定版)。まだ聴いていないアルバムもあるため、正式版は2月上旬を予定していますが、とりあえずはベスト盤候補です。

邦楽編

まずは上半期ベスト5を振り返ると

1位 初恋/宇多田ヒカル
2位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ
3位 ロックブッダ/国府達矢
4位 the CITY/サニーデイ・サービス
5位 Human/yahyel

これに続くベスト盤候補は・・・

POLY LIFE MULTI SOUL/cero
Mars Ice House II/ゆるふわギャング
球体/三浦大知
湿った夏の始まり/aiko
好きなら問わない/ゲスの極み乙女。
ソングライン/くるり
REBROADCAST/the pillows
SOLEIL is Alright/SOLEIL
ムキシ/レキシ
平成/折坂悠太

ずば抜けた傑作はなかったような感もあるのですが、良作が数多く並んだ感じもします。特に宇多田ヒカルや水カン、くるり、aiko、the pillowsなど、毎回傑作をリリースするミュージシャンが新作も安定感ある傑作をリリースし、ある種の格の違いを感じました。さて、今年の1位は?

洋楽編

今年から上半期もベスト10の公表を予定しています。まず上半期ベスト5は・・・

1位 Get With The Times/BEKON
2位 Resistance Is Futile/MANIC STREET PREACHERS
3位 EVERYTHING IS LOVE/The Carters
4位 Black Panther: The Album
5位 In Your Own Sweet Time/The Fratellis

これに続くベスト盤候補は・・・

High As Hope/Florence+The Machine
Lamp Lit Prose/Dirty Projectors
Hive Mind/The Internet
?/XXXTENTACION
Teatime Dub Encounters/Underworld&Iggy Pop
Be the Cowboy/Mitski
Kamikaze/EMINEM
Room25/Noname
Konoyo/Tim Hecker
Piano&A Microphone 1983/PRINCE
MassEducation/St.Vincent
Negro Swan/Blood Orange
boygenius/boygenius
A Brief Inquiry Into Online Relationships/The 1975

各種メディアのベスト10を見てもわかるのですが、今年は全体的に票がばらけた印象が。それなりに良作がリリースされたのですが、こちらも突出した名盤はなかったような印象を受けます。さて、こちらの1位は・・・?

来年もまた、数多くの名盤に出会えますように。ではみなさん、よいお年を!

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2018年8月 4日 (土)

2018年上半期 邦楽ベスト5

昨日に引き続き、今日は邦楽の上半期ベスト5です。すいません、今年の1位2位はいずれもまだここでは未紹介のアルバムになってしまいました・・・。

5位 Human/yahyel

聴いた当時の感想はこちら

海外のビートミュージックからダイレクトに影響を受けた音楽性から賛否ある彼らですが、そういう前提を置いたとしても文句なしにカッコいい本作。よく比較されるジェイムス・ブレイクに比べるとソウル色が弱くなり、より硬質なエレクトロサウンドの色合いが強くなるのですが、そのどこか冷たさを感じさせるサウンドを含めて、邦楽離れしたサウンドに圧倒的なカッコよさを感じさせる傑作でした。

4位 the CITY/サニーデイ・サービス

聴いた当時の感想はこちら

「DANCE TO YOU」「Popcorn Ballads」と傑作をリリースし続けているサニーデイ・サービスですが、またもや傑作アルバムをリリースしてきました。今回はアルバム全体としてHIP HOPの色合いが強く、なおかつノイズやエレクトロの要素を強く入れた挑戦的な作品が多く収録されています。ポップという側面では前々作、前作から薄れてしまったのですが、次のサニーデイの一歩を感じさせる意欲的な傑作でした。

3位 ロックブッダ/国府達矢

聴いた当時の感想はこちら

以前はMANGAHEAD名義でも活動していたロックミュージシャンが15年の沈黙を破ってリリースしたアルバム。ロックなサウンドと「和」なサウンドが絶妙なバランスで融合されたサウンドが独自性あり素晴らしい傑作。そんなロックと和のバランスを保ちつつ、様々なサウンドに挑戦。なおかつポピュラリティーもしっかりと保った傑作アルバムに仕上がっています。これだけ才能を持ったミュージシャンが15年もアルバムをリリースできなかったとは・・・これを機に、新作をどんどん聴きたいのですが・・・。

2位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ

毎年のようにアルバムをリリースしながらも、毎回、傑作アルバムをリリースし続けている水曜日のカンパネラ。ユーモラス路線に回帰した感のある前作「SUPERMAN」からわずか1年4ヶ月。早くもリリースされた新作は前作までのサウンドとは異なる、また新たなサウンドを構築。今回の作品では全体的にどこかドリーミーな雰囲気のエレクトロサウンドを全面に押し出した作風。どこかエスニックな雰囲気のサウンドや、そのドリーミーなサウンドにマッチしたコムアイの歌声も大きな魅力に。さらなる進化を感じされる傑作でした。

1位 初恋/宇多田ヒカル

ここに来て、あきらかに宇多田ヒカルのレベルが一段階あがったような印象を受けます。特にそのボーカル。もともと定評のあった彼女のボーカルですが、ここ最近の作品では一種の「すごみ」を感じます。今回のアルバムはまさにそんな彼女のボーカルを全面に押し出した作品だったのですが、かつてのような「先駆的なR&B」というよりはボーカルの迫力を感じる「歌」が並ぶ作品でした。もっとも一方では今風のHIP HOP的な要素も取り入れており、しっかりと今の時代にアップデート。あらためてすごいミュージシャンだな、と感じさせる文句なしの傑作アルバムでした。

というわけで、今年の上半期1位は宇多田ヒカルのニューアルバム。ただ正直、洋楽と同様、ずば抜けた傑作というのはなかったような印象を受ける上半期。もっとも一方では傑作アルバムはかなりの豊作で、他にもベスト盤候補として・・・

Galaxy of the Tank-top/ヤバイTシャツ屋さん
Resources/Takaryu
enigma/MONKEY MAJIK
梵唄-bonbai-/BRAHMAN
わがまマニア/CHAI
デザインあ 2/Cornelius
愛をあるだけ、すべて/KIRINJI
WE STRUGGLE FOR ALL OUR PRIDE/STRUGGLE FOR PRIDE
Modernluv/TAMTAM
Wake Up/エレファントカシマシ
THE ASHTRAY/Suchmos

というわけで、どのアルバムもベスト5に並んでいても不思議ではない傑作アルバムばかり。この勢いは下半期も続くのでしょうか。楽しみです。

さて、あらためてベスト5を並べると

1位 初恋/宇多田ヒカル
2位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ
3位 ロックブッダ/国府達矢
4位 the CITY/サニーデイ・サービス
5位 Human/yahyel

また下期もたくさんの傑作に出会えますように。

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
2015年 年間1  上半期
2016年 年間1  上半期
2017年 年間1  上半期

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2018年8月 3日 (金)

2018年上半期 洋楽ベスト5

恒例の上半期私的洋楽ベストアルバム。Spotify導入後、洋楽アルバムを聴く枚数が急増したため、今年から邦楽同様、上期5枚、通年で10枚のベストアルバムを選出することにしました。

5位 In Your Own Sweet Time/The Fratellis

聴いた当時の感想はこちら

2006年にリリースした「Costello Music」でいきなり大ブレイクした彼ら。底抜けに楽しくポップな音楽が魅力的だったのですが、その後はその方向性を巡って迷走。2009年に活動を停止してしまいました。しかし、活動再開後は再びデビュー当初のような底抜けに楽しいポップなアルバムをリリースし続け、そしてリリースされた本作は、とにかくポップな楽しさを前面に押し出したアルバムになっていました。文字通り、無条件で楽しめるポップのアルバム。とにかく最初から最後まで楽しい傑作アルバムでした。

4位 Black Panther: The Album

聴いた当時の感想はこちら

映画「ブラック・パンサー」にインスパイアされる形で多くのミュージシャンが楽曲を提供した企画盤。もっともKendrick Lamarプロデュースにより彼が多くの曲に参加しており、実質的にはケンドリックの新譜的な意味も強く、話題となりました。ただ一方では歌モノを多く取り入れてHIP HOPというよりもポップな側面も多く、さらに南アフリカのミュージシャンが数多く参加することにより、アフリカ的な要素が強く加わったアルバムになっています。ケンドリックの実力をしっかり反映しつつ、彼のアルバムとは異なる魅力が加わった傑作でした。

3位 EVERYTHING IS LOVE/The Carters

現時点でアルバムレビュー未了なのですが・・・先日、突如リリースされて話題となったBeyonceとJAY-Zの夫婦によるユニット、The Carters。ソウルフルなBeyonceのボーカルにJAY-Zのラップがからむスタイル。トリップミュージックなど今時の音を入れつつ、Beyonceのボーカルから感じられるソウルフィーリングが実に心地よいナンバーになっています。実力者同士の夫婦である彼ら。両者の才能がガッチリと組み合わさった傑作です。

2位 Resistance Is Futile/MANIC STREET PREACHERS

聴いた当時の感想はこちら

日本人にとっては非常に印象の強いジャケット写真になっているマニックスの新作。マニックスといえば非常にインパクトのあるポップなメロディーを書くシンプルなギターロックバンドというイメージですが、本作はまさにその方向性をさらに推し進めたアルバムに。とにかく爽快感あるメロディーラインのインパクトが最初から最後まですさまじく、一気に楽しめるアルバムになっていました。

1位 Get With The Times/BEKON

聴いた当時の感想はこちら

ケンドリック・ラマーの「DAMN.」に全面的に参加し大きな話題となったプロデューサーによるデビュー作。どこかレトロな雰囲気の漂うジャケット写真がまず目を惹くのですが、楽曲自体もレトロな雰囲気が漂いつつ、全体的にメロウさを感じるサウンドにとろけてしまうような出来になっています。一方ではHIP HOP的な要素を加えつつ、今風な要素を加えるなど、人気プロデューサーらしい懐の深さも感じます。聴いていて気持ちよくなる傑作でした。

そんな訳で今年上半期の私的ベストアルバム、いかがでしたでしょうか。各種メディアでも上期ベストアルバムの紹介がされていますが、正直なところ、ここの1位2位はあまりベストアルバムとして取り上げられていません・・・。ま、正直なところマニックスに関してはその理由はわかるような気もします。ただ、BEKONのアルバムに関してはもっと評価が高くてもいいと思うんですけどね。そのとろけるようなサウンドがたまりません!

ほかのベスト盤候補としては・・・

Drank/Thundercat
Little Dark Age/MGMT
Blood/Rhye
7/Beach House
Tell Me How You Really Feel/Courtney Barnett
Dirty Computer/Janelle Monae
Snares Like A Haircut/No Age
Ye/Kanye West
Love Is Dead/CHVRCHES

あたりでしょうか。ただ正直言うと、上期に関してはどれももちろん名盤なのですが、飛びぬけた傑作はなかったかな、というのも正直な感想です。

さてあらためてベスト5を並べてみます。

1位 Get With The Times/BEKON
2位 Resistance Is Futile/MANIC STREET PREACHERS
3位 EVERYTHING IS LOVE/The Carters
4位 Black Panther: The Album
5位 In Your Own Sweet Time/The Fratellis

下期もまた多くの傑作に出会えますように。

それでは、明日は邦楽のベスト5!

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
2015年 年間 上半期
2016年 年間 上半期
2017年 年間 上半期

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2018年2月 4日 (日)

2017年ベストアルバム(邦楽編) その2

昨日に続き2017年邦楽の私的アルバムベスト10。今日は5位から1位です。

5位 東京カランコロン01/東京カランコロン

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個人的には東京カランコロンがメジャーでほとんど売れなかったというのが不思議で仕方ありません。確かにこの手の正統派ポップスは一定の固定ファン層のいるロック系やアイドル、アニメ系と比べると、今の時代、なかなか売れないのかもしれませんが・・・。ただインディーズに戻っての本作は彼らの新たな一歩を踏み出そうという決意を感じる勢いのあるポップソングの連続。いままで以上にポピュラリティーを感じさせるインパクトある楽曲が並んでおり、まだまだこれからの活躍が期待できそうな傑作に仕上がっていました。

4位 エコーズ・オブ・ジャパン/民謡クルセイダーズ

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「民謡しなけりゃ意味ないね!」をキーワードに、日本の民謡とラテンやカリブなどの中南米の音楽やアフリカ音楽などのリズムを大胆に組み合わせて、全く新しいサウンドを作り出しているミュージシャン。この日本と中南米、アフリカという異色の組み合わせが驚くほどマッチして、いい意味でどこの国の人も気持ちよいと感じるリズムは変わらないんだな、ということを感じさせてくれます。日本の民謡の新たな魅力に気が付かされる傑作アルバムでした。

3位 Popcorn Ballads/サニーデイ・サービス

Popcornballads

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ストリーミングオンリーで突如リリースされたサニーデイ・サービスのニューアルバム。様々なジャンルの楽曲がごった煮的に収録されており、アルバムというよりはプレイリストといった印象を受けるのも、ストリーミングでのリリースならでは。なお、同作をリアレンジし、新曲も加えた上に曲順を並べ直した「完全版」が年末のCDでリリース。ストリーミングの時はほとんど無視だった音楽誌がCDがリリースされたことでようやく取り上げ始めたあたり、今の音楽誌の限界を強く感じてしまいました(ミューマガの年間ベストで取り上げられたのは、そんな中でも唯一、音楽誌の矜持を感じたのですが・・・)。

2位 SUPERMAN/水曜日のカンパネラ

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あくまでも私が勝手に決めている「私的ベスト」なんで何ら意味ない話かもしれませんが・・・3年連続の年間1位ならず!ただ、今回も文句なしの傑作アルバムをリリースしてきた水曜日のカンパネラ。このレベルの作品を毎年コンスタントにリリースするあたり、大きな驚き。特に今回は、音楽的に進化した「ジパング」「UMA」を経て、かつての彼女たちの路線に戻ったような部分も感じられたアルバムで、今の水カンの集大成ともいえる内容だったと思います。まだまだ彼女たちの勢いは止まらなさそうです。

そして・・・

1位 PINK/CHAI

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正直言って、年間1位は彼女たちにするか水カンにするかかなり迷ったのですが・・・やはりユニークなPVを含めて、今年最もはまった彼女たちのアルバムが、2017年の年間1位!「コンプレックスはアートなり」を合言葉に、アイドルブームが長く席巻する日本の音楽シーンの中、ある意味「アンチ」ともいえる女性像を提示した歌詞もユニークながら、アバンギャルドなガールズパンクとポップなメロディーを兼ね備えた楽曲も耳を惹きます。最近、増えてきたガールズバンド勢の中で、あきらかに一線を画する彼女たち。これからももっともっと日本の音楽シーンをかき乱してほしいです!

さて、あらためてベスト10を振り返ると・・・

1位 PINK/CHAI
2位 SUPERMAN/水曜日のカンパネラ
3位 Popcorn Ballads/サニーデイ・サービス
4位 エコーズ・オブ・ジャパン/民謡クルセイダーズ
5位 東京カランコロン01/東京カランコロン
6位 re:Action/スキマスイッチ
7位 平凡/ドレスコーズ
8位 豊穣なる闇のバラッド/中川敬
9位 TROPICAL LOVE/電気グルーヴ
10位 Mellow Waves/CORNELIUS

ほかのベスト盤候補作は・・・

THE KIDS/Suchmos
半世紀No.5/UNICORN
光源/Base Ball Bear
EMO/TOWA TEI
達磨林檎/ゲスの極み乙女。
人生/ウルフルズ
PLAY/藤原さくら
ノスタルジア/Okada Takuro
ダンサナブル/Rhymester
熱唱サマー/赤い公園
20/20/スカート
地方都市のメメント・モリ/amazarashi

全体的には良作も多かったものの、10枚選ぶのも迷うような豊作・・・といった感じでもなかったかな。ただ、そんな中、見事1位を獲得したCHAIは、歌詞の面でもサウンドの面でもこれからが実に楽しみになってくるバンドだと思います。

ちなみに過去のベストアルバムは・・・

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
2015年 年間1  上半期
2016年 年間1  上半期
2017年 上半期

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2018年2月 3日 (土)

2017年ベストアルバム(邦楽編) その1

昨日に続いて今日と明日は邦楽の2017年私的ベストアルバムの紹介です。

10位 Mellow Waves/CORNELIUS

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ここ最近はMETAFIVEなどでの積極的な活動も目立っていたのでちょっと意外な感じもしたのですが11年ぶりとなるニューアルバム。正直、実験性、目新しさという側面ではここ数作と比べると一歩劣る部分は否めないものの、シンプルで空間を聴かせるCORNELIUSのここ最近の方向性がポップにまとまっている傑作アルバムに仕上がっていました。

9位 TROPICAL LOVE/電気グルーヴ

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石野卓球はソロでもアルバムをリリースするなど、その創作意欲はいまなおピークといった電気グルーヴのニューアルバム。全体的な熱量は低めながらも電気グルーヴらしいポピュラリティーとユーモラスが散りばめられている、彼ららしい傑作アルバムでした。

8位 豊穣なる闇のバラッド/中川敬

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正直、聴く前はちょっと政治的になりすぎる作品になっているのでは・・・という心配になったのですが、聴き終わると、「政治的」という意味以上に、弱者に寄り添う中川敬の姿勢に心を打たれたアルバムになっていました。なによりもアコギ1本で聴かせる力強くも優しい彼の歌声と、メロディーラインに心惹かれる1枚でした。

7位 平凡/ドレスコーズ

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「平凡」をコンセプトとしつつ、歌謡曲的なポップチューンやファンキーな楽曲などが並ぶ傑作アルバム。なによりも「平凡」というコンセプトがはっきりしているだけに歌詞にしろメロディーにしろ強いインパクトを感じ、志磨遼平の才能を感じることが出来る作品に仕上がっていました。

6位 re:Action/スキマスイッチ

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スキマスイッチの代表曲をそれぞれ別々のプロデューサーによって手掛け、再録音したという企画盤。アルバムの統一性を無視して、各プロデューサーの個性が出まくっている楽曲が非常にユニーク。またその結果、スキマスイッチの楽曲が持つ魅力も再認識させられました。「企画盤」としては今年最高の傑作だと思います。

5位以降はまた明日に!

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