昨日に続き、2024年年間洋楽私的ベストアルバム。今日はその第2弾、5位から1位の紹介です。
5位 What Now/Brittany Howard

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現在、活動休止中のバンド、Alabama Shakesのボーカリストによるソロ2枚目のアルバム。いままで、Alabama Shakesと異なるタイプの楽曲をソロではあえて演っていた彼女でしたが、今回はソウルにロックを融合させたAlabama Shakesの路線をそのまま引き継ぐような作品に。Alabama Shakesの活動休止が長引いている中、やはり彼女としてはこのスタイルを演りたかったということでしょうか。ただ、それだけに彼女のボーカルにもピッタリとマッチするような曲の並ぶ、傑作アルバムに仕上がっていました。
4位 Cowboy Carter/Beyonce

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トランプが大統領につき、国として分断に拍車がかかっている感のあるアメリカ。その中で、分断を乗り越えようとするBeyonceの最新作は、ある意味、2024年を象徴するアルバムと言えるのかもしれません。本作は彼女があえてカントリー音楽に向き合ったという作品。とかく保守白人層の音楽とみなされるカントリーに、彼女があえて挑んだ作品で、彼女自身はこのアルバムを「カントリー」ではなくあくまでも「Beyonceのアルバム」と語っています。先行き不透明なアメリカ、そして世界の中で、彼女みたいなミュージシャンの主張が、少しでも受け入れられることを願いたいものです。
3位 BLEACHERS/Bleachers

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今回、9位にランクインしたKendrick Lamarのアルバムでもプロデューサーとして関わっているジャック・アントロノフによるソロプロジェクト。それだけ今、もっとも勢いのあるミュージシャンといってもいい彼ですが、そんな彼のソロプロジェクトのアルバムなだけに、まさに勢いを感じさせる傑作に。とにかく心地よいポップアルバムといった感のある作品で、難しいこと抜きに楽しめる傑作に仕上がっていました。ポップミュージシャンとしてのジャック・アントロノフの実力を感じさせる作品でした。
2位 Hovvdy/Hovvdy

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アメリカのシンガーソングライターデゥオによるアルバム。ソングライター同士のデゥオであるため、微妙な音楽性の違いが大きな魅力となっている作品。楽曲によっては、TEENAGE FANCLUBっぽさを感じさせる部分もあり、個人的にはかなり壺にはまりまくった1枚。エレクトロを取り入れたサウンドはシューゲイザーからの影響も感じられ、とにかくメロディーとサウンドの美しさに惹かれまくった傑作に。全体的にはあまり派手さはなかったのですが、しかし、そのメロディーラインはしっかりと胸に響いてくる作品でした。
1位 Come Ahead/Primal Scream

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正直なところ、年初のライブが最高だったことがまた、この順位に大きな影響を与えているのも否めないのですが(笑)。ご存じPrimal Screamの最新アルバム、彼らの傑作「Screamadelica」期を彷彿とさせるようなアルバムに。軽い酩酊感のあるグルーヴィーな作品やリズミカルなディスコチューンなど祝祭色たっぷりの作品はライブでも映えまくっていました。原点回帰とも言える今回のアルバムは、Primal Screamの魅力を存分に感じさせる傑作。文句なしに楽しめた作品でした。
あらためてベスト10を振り返ると・・・
1位 Come Ahead/Primal Scream
2位 Hovvdy/Hovvdy
3位 BLEACHERS/Bleachers
4位 Cowboy Carter/Beyonce
5位 What Now/Brittany Howard
6位 Liam Gallagher & John Squire/Liam Gallagher & John Squire
7位 I Got Heaven/Mannequin Pussy
8位 BRAT/Charli xcx
9位 GNX/Kendrick Lamar
10位 No Name/Jack White
ほかの年間ベスト候補として・・・
Wall Of Eyes/The Smile
SAVIORS/GREEN DAY
TANGK/IDLES
The Collective/Kim Gordon
Bright Future/Adrianne Lenker
ONLY GOD WAS ABOVE US/Vampire Weekend
Funeral for Justice/Mdou Moctar
Night Reign/Arooj Aftab
A Drema Is All We Know/The Lemon Twigs
Sentir Que No Sabes/Mabe Fratti
Why Lawd?/NxWorries
Sky Hundred/Parannoul
life till bones/Oso Oso
Cutouts/The Smile
EELS/Beeing Dead
CHROMAKOPIA/Tyler, The Creator
率直なところ、今年は近年まれにみる不作だったように感じます。上位10作については、確かに文句なしの名盤だったとは思うのですが、ただ、例えばPrimal ScreamにしてもBeyonceにしてもJack Whiteにしても、過去の彼らの作品の中でのベストだったかと言われると、残念ながらそうとはいえません。特に上期については比較的名盤が多かった半面、下期についてはかなり失速してしまった感も・・・。今年はもっと多くの名盤に出会えるといいのですが・・・。
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