音楽コラム

2026年1月 1日 (木)

謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。本年も当「ゆういちの音楽研究所」をよろしくお願いします。


正直、2025年は、目立ったヒット曲が少ない1年でした。ほとんど1年間、目立ったヒット曲はミセスだけで、その他ではサカナクションの「怪獣」が奮闘したくらい。ようやく下期にHANAがヒットを飛ばし、年末に米津玄師の「IRIS OUT」が、2025年を代表するヒット曲となったくらい。全体的に残念ながら音楽シーン全体が低迷していまったような印象を受けます。

そんな中でのレコード大賞、大賞はミセス、新人賞はHANAというのは、レコ大としては珍しく(?)、まあ妥当な結果といった感じでしょうか。特に新人賞って、いつもいかにも事務所の力で無理やり取らせたような、私でも「誰?」と思うような人が取っていくケースが少なくないのですが、今回のHANAは妥当中の妥当といった感じ。他に新人賞を取れそうな新人が今年は出なかった、ということもありますが・・・。


今年もまた、大みそかの夜は家でまったりと紅白を見ていました。

個人的には例年、紅白は「肯定派」で、あれだけ価値観が多様化して、家で家族そろってテレビを見るという習慣が薄れつつある中、よくぞあれだけ、いろいろな世代が楽しめるような、様々なミュージシャンたちを集めつつ、ちゃんとその1年に活躍したミュージシャンたちも選んでいるな、と感心しています。

先に書いた通り、いまひとつヒット曲不在だった2025年の中で、いろいろ苦心しつつも、よくあれだけ豪華なメンバーを集められたな、とは思うのですが・・・ただ、結構批判は多かったようですが、やはり特別企画枠が多すぎるようには感じました。あと、全体的にその特別企画も含めて全体的にマンネリ気味で・・・矢沢永吉のサプライズ出演も、昨年のB'zの2匹目のどじょうといった感じで、正直、あまり驚かず・・・。いろいろと見せ方に苦心しているのはわかるのですが、このマンネリ気味な演出がかなり気になりました。

まあ、それだけ昨年は、これといった注目を集めるような新しいミュージシャンに乏しかった、ということなんでしょうね。確かにそんな中、ちゃんみなのパフォーマンスはいろいろな意味で目を惹いてすごかったなぁ、と感じました。間違いなく昨年の紅白のNo.1のパフォーマンスだったかも。あと、何気にハンバートハンバートのほっこりした演奏にも心を惹かれるものもありましたし、もちろん星野源や米津玄師のパフォーマンスもとてもよかったです。何気に今回も紅白の各ミュージシャンのパフォーマンスには楽しませてもらえました。

そんな訳で、今年はミセスを超えるくらいの、人気ミュージシャンの登場を願って。1年のポップスシーンが栄えあるものでありますように。

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2025年12月31日 (水)

2025年ベストアルバム(暫定版)

今年も早いもので年明けまで1時間を切りました。恒例の2025年ベストアルバム(暫定版)の発表です。

邦楽

まず上半期のベスト5です。

1位 Gen/星野源
2位 観天望気/キセル
3位 Straβe/折坂悠太
4位 音のする部屋/君島大空
5位 あばら/鈴木実貴子ズ

これに続く下半期のベスト盤候補は・・・

石の糸/kanekoayano
あの道から遠く離れて/GRAPEVINE
わたしの好きな労働歌/寺尾紗穂
Tabla Dhi,Tabla Dha/U-zhaan
可愛い女子/水曜日のカンパネラ

あれ?今年はあまり不作というイメージはなかったのですが、こうやって並べると、ベスト盤候補は意外と少ないような・・・。まだ年末の新譜ラッシュのアルバムをすべてはチェックしていないので、まだまだ2025年ベストアルバム候補は増えそうな感はあるのですが、さてさて・・・。

洋楽

こちらも上半期のベスト5です。

1位 EUSEXUA/FKA Twigs
2位 Sinister Grift/Panda Bear
3位 45 Pounds/YHWH Nailgun
4位 Glory/Perfume Genius
5位 Cowards/Squid

これに続く下半期のベスト盤候補は・・・

Lotus/Little Smiz
NEVER ENOUGH/Turnstile
Tether/Annahstasia
DON'T TAP THE GLASS/Tyler,The Creator
Black Star/Amaarae
Bugland/No Joy
Baby/Dijon
Double Infinity/Big Theif
The Hives Forever Forever The Hives/The Hives
Bleeds/Wednesday
Getting Killed/Geese
Through The Wall/Rochelle Jordan

こちらは文句なしに傑作揃い。不作気味だった昨年から一転、かなり名盤の並び、10枚選ぶのが大変になりそうな予感がします。こちらも年末にかけてまだ聴き逃したアルバムも多く、さらに候補は増えそうです。

今年もまた、2025年の各種メディアのベスト盤を集計したサイトがあります。

https://www.albumoftheyear.org/list/summary/2025/

こう見ると、今年は1位と2位のアルバムが頭ひとつ出ている感がありますね。

来年もまた、多くの傑作アルバムに出会えますように。それではみなさん、良いお年を!

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2025年8月 8日 (金)

2025年上半期 邦楽ベスト5

前回に続き、今回は邦楽の上半期ベスト5です。

5位 あばら/鈴木実貴子ズ

聴いた当時の感想は、こちら

おそらく、ライブではじめて知ってここまではまったミュージシャンは久しぶりかもしれません。ギターボーカルの鈴木実貴子と、ドラムのズによる2人組バンド鈴木実貴子ズのメジャーデビューアルバム。今年のGWのライブサーキットで、はじめてそのステージを目撃し、すっかり気に入ってしまったのですが、現実の厳しさを直視しつつ、それを受け入れ、なおかつ前を向くような歌詞が心に響いてくると同時に、シンプルでエッジの効いたサウンドもカッコいいバンド。徐々に注目を集めているようで、これからの活躍への期待を込めてのランクインです。

4位 音のする部屋/君島大空

聴いた当時の感想は、こちら

新進気鋭のシンガーソングライター、君島大空の6曲入りのEP盤。毎回、実験精神に富んだ挑戦的な作品を作り上げている彼ですが、今回もわずか6曲ながらも、そんな彼を象徴するかの如く、挑戦的な作品がつまっています。否、6曲入りのEP盤だからこそ、逆にその挑戦心がより高まっているように感じる作品。一方で、その中で組み込まれている彼のメロウな歌声は実にポップで心地よく、この両者のギャップがまた、大きな魅力となっている作品でした。

3位 Straβe/折坂悠太

聴いた当時の感想は、こちら

こちらも毎作、傑作をリリースし続ける折坂悠太の6曲入りのEP盤。直近作「呪文」のリリースへ向けて、ベルリンで行われたセッションを収録した作品だそうで、そのため、フォーキーな作風がより強くなったサウンドに、よりバンドサウンドの色合いが強くなったような構成が魅力的。そんな中で、セッションらしい緊迫感のあるサウンドが魅力的で、折坂悠太らしい作品が並びつつも、オリジナルアルバムとはまた異なる彼の魅力を感じさせる、そんなEP盤になっていました。

2位 観天望気/キセル

聴いた当時の感想は、こちら

こちらは実に約7年5か月ぶりとなるキセルのニューアルバム。かなり久々の新譜となったのですが、アコギとピアノというシンプルな構成を軸としつつ、ジャズや民謡、ラテン、さらにはエレクトロの要素までを取り込みつつ、独特の浮遊感を持たせた楽曲の数々が実に魅力的。特にコロナ禍の中で、兄辻村豪文が松本へ引っ越し、民謡を取り入れた宅録プロジェクトを立ち上げたりしたそうですが、そんな影響がアルバムにも強く感じさせる作品に。すっかりベテランバンドの彼らですが、その中でも最高傑作かも、と言えるだけの内容で、あらためてキセルの魅力を確認できた1枚でした。

1位 Gen/星野源

聴いた当時の感想は、こちら

3位に折坂悠太、4位に君島大空がランクインしているように最近、男性シンガーソングライターの活躍が目立ちます。今回、ベスト5入りとはなりませんでしたが、小袋成彬の新譜も候補の1枚でした。彼らはいずれも、ポップなメロを聴かせつつ、実験性を兼ね備えたポップスを聴かせてくれるのですが、彼らと同じ土俵に立ちつつ、しっかり「お茶の間レベル」でも通用する楽曲を書いているのが彼、星野源。実に6年半ぶりとなる新譜では、ただ、そんな「お茶の間レベル」のポップを書きつつも、むしろあえてわかりやすさから距離を置いたような挑戦的な作品が目立ち、彼の本職、シンガーソングライターとしての矜持を感じさせるアルバムとなっていました。文句なしに星野源のすごみを感じさせる傑作でした。

あらためて1位から5位まで並べると・・・

1位 Gen/星野源
2位 観天望気/キセル
3位 Straβe/折坂悠太
4位 音のする部屋/君島大空
5位 あばら/鈴木実貴子ズ

ちなみに上半期、ベスト盤候補の枠外で最もはまったアルバムがあり、それが、「Makihara Noriyuki Concert 2024 “TIME TRAVELING TOUR” 2nd Season ~Yesterday Once More~/槇原敬之」。90年代の彼の曲のみ選曲したライブツアーの模様を収録したライブアルバム。もちろん、過去作のベスト的な選曲ですし、また、ポップミュージシャンの彼は、ライブとはいってもオリジナルと大きく異なるアレンジにもなっていないため、私的ベストの対象外ですが、それを差し引いても、神がかった90年代の彼の名曲の数々に、聴くだけで涙した文句なしの内容。ともすれば、向こう10年で一番はまった・・・といったくらいのレベルかもしれません。そのため、ここであえて備忘的に、特別枠ということで。

ほかのベスト盤候補は・・・

Zatto/小袋成彬
Music For Walking(Out Of The Woods)/ラブリーサマーちゃん
Luminescent Creatures/青葉市子
SOME BUDDY/礼讃
第八作品集『無題』/downy
ファンクザウルスLP/ファンクザウルス

正直、全体的に傑作はさほど多めではなかったようにも思います。一方で、ベスト盤にあがったアルバムについては候補作も含めて、どれもベスト5入りしてもおかしくない傑作ばかりで、そういう意味で濃度が濃かったようにも思います。また、目立つのはシンガーソングライター勢の活躍で、特に男性陣は、ベスト5中3枚まで男性SSWでしたし、さらには小袋成彬も候補作に。女性SSWも、ラブリーサマーちゃんや青葉市子など、バンド勢よりもSSW勢の活躍が目立ちました。下期もこの傾向が続くのか、それとも、バンド勢や、今回、ベスト盤候補も含めて顔をのぞかせなかったHIP HOP勢からも傑作がリリースされるのか・・・下期の動向も注目です。

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
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2020年 年間1  
上半期
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2025年8月 5日 (火)

2025年上半期 洋楽ベスト5

例年より発表が少し遅くなってしまいましたが、上半期の私的アルバムベスト5。まずは洋楽編です。

5位 Cowards/Squid

聴いた当時の感想は、こちら

イギリスのポストロックバンドによる新作は、「悪」をテーマとした作品。ニューウェーヴやレトロなギターロック、サイケなどの要素を取り入れ、凝ったサウンドを展開しつつも、全体的にはポップに聴かせるスタイルは、「悪」をテーマにしつつ、どこか「暗いおとぎ話」のようなファンタジックさも。ポストロックらしい複雑さを持ちつつ、一方で聴きやすいポップスさも持ち合わせ、さらにロックバンドらしいダイナミズムも持ち合わせた傑作アルバムでした。

4位 Glory/Perfume Genius

聴いた当時の感想は、こちら

リリースするアルバムが、毎作、年間ベストクラスの傑作となっているPerfume Geniusの新作が、またもや上半期ベストにランクイン!今回のアルバムは彼のアルバムでのテーマ「身体とその崩壊、家庭生活と愛、逃れられない歴史と傷」を描きつつ「苦難を越えた先で、過去に起きたすべてと向き合いながらも、静かで未知の場所で生きることを学ばなければならないという」新しい視点が描かれているということですが、静と動をダイナミックに行き来するようなサウンドに、美しい歌声、メロディーが大きな魅力。今回もグッと聴き入ってしまう作品でした。

3位 45 Pounds/YHWH Nailgun

45pounds

聴いた当時の感想は、こちら

HIP HOP隆盛の中、すっかり元気をなくしているアメリカのロックシーンですが、そんな中、今年、俄然注目をあつめたのが彼ら。メタリックさを感じるエッジの効いたサウンドに、トライバルの要素を取り入れつつ、複雑さも感じさせるリズム、ドローン的でもあり、ハードコアの要素もあるヘヴィーなボーカルスタイルながらも、非常に凝ったサウンドメイキングが魅力的な、独特な楽曲を聴かせてくれています。アルバム全10曲入り21分という短さながらも、複雑に展開される構成が魅力的な作品。こういうバンドが出てくるあたり、アメリカのミュージックシーンの奥深さを感じてしまいます。

2位 Sinister Grift/Panda Bear

聴いた当時の感想は、こちら

Animal Collectiveのメンバーによるソロアルバム。いままでも何作かアルバムをリリースしており、いずれも傑作アルバムでしたが、そんな中でも特に最高傑作とも言えるのが今回の作品。基本的に懐かしさを感じさせるポップスを軸にしつつも、美しいコーラスラインとメロディーが絶妙に絡み合ったドリーミーなポップやサイケなサウンド、さらにはレゲエの要素を取り入れた曲などバラエティーに展開。いつまでも聴き続けたいと思わせてくれるような、そんな傑作アルバムでした。

1位 EUSEXUA/FKA Twigs

聴いた当時の感想は、こちら

こちらもアルバムをリリースする毎に、ベストアルバムに顔を覗かせるFKA Twigsの新作。傑作揃いのアルバムの中でも今回は特に、彼女の最高傑作ともいえる内容だったと思います。四つ打ちのダンスビートを軸として、UKガラージやトランス、メタリックなサウンドなどエッジの効いた疾走感あるサウンドを聴かせてくれたかと思えば、一方では幻想的なナンバーやキュートともとれるポップな曲、さらには日本語のラップまで登場してきます。そしてラストはスケール感あるR&Bの楽曲をしっかりと歌い上げるという構成も見事。ポップと挑戦心をしっかりと両立させた傑作アルバムとなっていました。

そんな訳で上半期ベスト5を並べると

1位 EUSEXUA/FKA Twigs
2位 Sinister Grift/Panda Bear
3位 45 Pounds/YHWH Nailgun
4位 Glory/Perfume Genius
5位 Cowards/Squid

ほかのベスト5候補を並べると

The Human Fear/Franz Ferdinand
CRITICAL THINKING/MANIC STREET PREACHERS
Constellations For The Lonely/Doves
For Melancholy Brunettes(& sad women)/Japanese Breakfast
Radio DDR/Sharp Pins
SABLE,fABLE/Bon Iver
Lucro Sucio; Los Ojos del Vacio/The Mars Volta
hexed!/aya
10/SAULT
Tall Tales/Mark Pritchard&Thom Yorke

昨年は、全体的に傑作が少なかった1年でしたが、今年上半期は、かなり傑作のリリースが多かったように思います。もっとも、昨年も上半期の段階では傑作が多い・・・といった印象を受けていたので、年間を通じては、まだどうなるかわからないのですが・・・。ただ、昨年は、上期の段階で頭ひとつぬけた傑作はなかった一方、今回は、特に1位から3位のアルバムは明らかに頭ひとつとびぬけた傑作だったと思います。下期もどんな傑作が出てくるのか、楽しみです。

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
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2024年 年間1  
上半期

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2025年2月 4日 (火)

2024年年間ベストアルバム(邦楽編)その2

昨日に引き続き年間私的アルバム邦楽編。今日は5位から1位までです。

5位 ミーンミーンミーン☆ゾーンゾーンゾーン/マハラージャン

聴いた当時の感想は、こちら

昨年、ミュージシャン名義をMRJと変えたシンガーソングライターの、旧名称ではラストとなったオリジナルアルバム。ユーモアセンスあふれるファンキーなポップチューンが楽しく、いろいろな意味でインパクト十分。ロックやファンク、ディスコチューン、エレクトロの要素などを取り入れた多彩な音楽性も大きな魅力に。十分ブレイクするポテンシャルはあると思うのですが。

4位 自然のコンピューター/OGRE YOU ASSHOLE

聴いた当時の感想は、こちら

実に5年ぶりとなるOGRE YOU ASSHOLEのニューアルバム。アルバム毎にスタイルを変えて、常に新しい姿を模索し続ける彼らですが、今回のアルバムではエレクトロサウンドを大胆に導入。また新たなOGRE YOU ASSHOLEのサウンドを追求する作品となっています。一方で、そぎ落としたシンプルなサウンドで、独特のグルーヴ感を生み出しているというスタイルは今回も同様。今回も彼らの実力に舌を巻く傑作アルバムに仕上がっていました。

3位 呪文/折坂悠太

聴いた当時の感想は、こちら

アルバムをリリースする毎に、年間ベストクラスの傑作を生み続けているシンガーソングライター折坂悠太の最新作。今回のアルバムに関しては、比較的シンプルに「歌」を聴かせる作品に仕上がっていました。基本的にはアコースティックなサウンドがメインとなる作品なのですが、ただその中にサイケなサウンドを入れてきたり、日常を描く歌詞の世界にも、チラッと社会派な主張を忍び込ませてきたり、単なるポップアルバムとは異なる、折坂悠太らしい味はしっかり覗かせるアルバムに。あらためて彼の実力を感じさせる傑作でした。

2位 Slash-&-Burn/Daoko

聴いた当時の感想は、こちら

自主レーベル移籍後、初となるDaokoのニューアルバム。自主レーベルということで自由度が増したアルバムになっており、バラエティーあふれる音楽性には実験的要素も目立ち、その幅がグッと広がった感も。歌詞にしても、Daokoの本音をつづったような歌詞にドキリとさせられる部分も。もちろん彼女のキュートな歌声は今回も健在。彼女の実力をあらためてアピールする傑作に仕上がっていました。

1位 LOST CORNER/米津玄師

聴いた当時の感想は、こちら

2024年年間ベストアルバム邦楽編の1位は、今をときめくシンガーソングライター米津玄師のニューアルバムが獲得。ヒット曲を連発する彼だけに、楽曲的にはいい意味で万人受けしそうなお茶の間対応でありつつも、しかしよくよく聴くと、昔の米津玄師と同様のひねくれた毒の要素も入っており、根本の部分はいい意味で変わっていないことにも気が付きます。日本のトップシーンを担うミュージシャンが、こういう傑作アルバムをリリースするあたり、非常に頼もしさを感じる作品でした。

あらためて1位から10位を並べると・・・

1位 LOST CORNER/米津玄師
2位 Slash-&-Burn/Daoko
3位 呪文/折坂悠太
4位 自然のコンピューター/OGRE YOU ASSHOLE
5位 ミーンミーンミーン☆ゾーンゾーンゾーン/マハラージャン
6位 らんど/ZAZEN BOYS
7位 ラヴの元型/AJICO
8位 Contact/角銅真実
9位 魔法学校/長谷川白紙
10位 POP DELIVERY/水曜日のカンパネラ

ほかのベスト盤候補は・・・

時をかけるメロディー/小山田壮平
wood mood/藤原さくら
POPCORN/THE BOWDIES
放生会/椎名林檎
ディスコの卵/ゲスの極み乙女
残心残暑/aiko
My Favorite Things/柴田聡子

・・・洋楽同様、全体的には不作気味、特に下期に関してはかなりの不作だったように感じます。どうしちゃったのかなぁ、という印象も。ひょっとしたら、ストリーミング全盛にアルバムが軽視されはじめているのか、という若干の不安も抱きつつ、とはいえ、結果としてベスト10に並んだのは、やはり例年に劣らない傑作にはなっていたと思います。来年は、もっともっと名盤がリリースされればよいのですが。

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
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2025年2月 3日 (月)

2024年年間ベストアルバム(邦楽編)その1

洋楽編に続き、今日明日は邦楽の2024年年間ベストアルバム。

10位 POP DELIVERY/水曜日のカンパネラ

聴いた当時の感想は、こちら

ボーカリストが詩羽に代わってから、早くも3枚目となるミニアルバム。すっかり、水カンのボーカル=詩羽というイメージがついてしまいました。さすがに年間1位とした前作「RABBIT STAR★」と比べると、若干勢いはダウンしてしまっているものの、今回も水カンらしい聴いていてとても楽しいポップソングがつまったアルバムに仕上がっています。水カンの勢いはまだまだ続きそうです。

9位 魔法学校/長谷川白紙

聴いた当時の感想は、こちら

本作はレーベルをFlying Lotusが主催するBrainfeederに移籍。さらに、自身の写真を公開し、ジェンダーフリーの姿を公表。国境の壁を越えたのと同様、性別の壁を越えた、このボーダーフリーがある意味、ひとつのキーワードともなっている新作。前作よりアレンジはよりアバンギャルドになっている一方で、白紙の美しいクリアボイスで歌い上げるポップな歌は健在。そのテーマ性に問わず、いい意味で幅広く楽しめるポップアルバムは本作も同様でした。

8位 Contact/角銅真実

聴いた当時の感想は、こちら

藤子・F・不二雄先生の短編のコンセプト「すこし・ふしぎ」をアルバムコンセプトとして設定した今回の作品。その場所でなっている音をあるがまま録音したようなサウンドが特徴的で、まさに「すこし・ふしぎ」な雰囲気を醸し出している楽曲になっているのが大きな魅力。彼女の出身地、長崎の民謡を取り入れているなど、バラエティー富んだ作風も特徴となっています。また、彼女のウィスパー気味のボーカルも耳を惹く作品に。前作同様、本作も文句なしの傑作アルバムに仕上がっていました。

7位 ラヴの元型/AJICO

聴いた当時の感想は、こちら

2021年に突然復活したUAとベンジーが組んだロックバンドAJICOの、約2年6か月ぶりのEP。前作「接続」も非常にカッコよかったのですが、今回も前作を上回る傑作アルバムに。ベンジーの書くメロディーとUAのボーカルの相性の良さもあることながら、ベースのTOKIE、ドラムスの椎野恭一と一流揃いのメンバーの演奏もバッチリとはまって、まさに震えるほどカッコいいロックなアルバムに仕上がっていました。今後もコンスタントな活動が期待できるのでしょうか。これからの活動にも要注目です。

6位 らんど/ZAZEN BOYS

聴いた当時の感想は、こちら

実に11年ぶりとなるZAZEN BOYSの新作。基本的には、これぞ向井秀徳節といった感じの歌詞やメロディー、さらに必要最小限に絞ったタイトなサウンドは変わらないものの、おそらく今回、新ベーシストMIYAが加わったことによって、久々の新作ということで新たな一歩を踏み出したのでしょう。以前よりもベースがファンキーになり、ZAZEN BOYSに新たな色が加わったように感じます。昨年久々に見たZAZEN BOYSのライブでは、そんな彼らの新たな進歩も感じられましたし、まだまだ彼らからは目が離せなさそうです。

明日はこれに続く5位から1位の紹介です!

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2025年2月 2日 (日)

2024年年間ベストアルバム(洋楽編)その2

昨日に続き、2024年年間洋楽私的ベストアルバム。今日はその第2弾、5位から1位の紹介です。

5位 What Now/Brittany Howard

聴いた当時の感想は、こちら

現在、活動休止中のバンド、Alabama Shakesのボーカリストによるソロ2枚目のアルバム。いままで、Alabama Shakesと異なるタイプの楽曲をソロではあえて演っていた彼女でしたが、今回はソウルにロックを融合させたAlabama Shakesの路線をそのまま引き継ぐような作品に。Alabama Shakesの活動休止が長引いている中、やはり彼女としてはこのスタイルを演りたかったということでしょうか。ただ、それだけに彼女のボーカルにもピッタリとマッチするような曲の並ぶ、傑作アルバムに仕上がっていました。

4位 Cowboy Carter/Beyonce

Cowboycarter

聴いた当時の感想は、こちら

トランプが大統領につき、国として分断に拍車がかかっている感のあるアメリカ。その中で、分断を乗り越えようとするBeyonceの最新作は、ある意味、2024年を象徴するアルバムと言えるのかもしれません。本作は彼女があえてカントリー音楽に向き合ったという作品。とかく保守白人層の音楽とみなされるカントリーに、彼女があえて挑んだ作品で、彼女自身はこのアルバムを「カントリー」ではなくあくまでも「Beyonceのアルバム」と語っています。先行き不透明なアメリカ、そして世界の中で、彼女みたいなミュージシャンの主張が、少しでも受け入れられることを願いたいものです。

3位 BLEACHERS/Bleachers

聴いた当時の感想は、こちら

今回、9位にランクインしたKendrick Lamarのアルバムでもプロデューサーとして関わっているジャック・アントロノフによるソロプロジェクト。それだけ今、もっとも勢いのあるミュージシャンといってもいい彼ですが、そんな彼のソロプロジェクトのアルバムなだけに、まさに勢いを感じさせる傑作に。とにかく心地よいポップアルバムといった感のある作品で、難しいこと抜きに楽しめる傑作に仕上がっていました。ポップミュージシャンとしてのジャック・アントロノフの実力を感じさせる作品でした。

2位 Hovvdy/Hovvdy

聴いた当時の感想は、こちら

アメリカのシンガーソングライターデゥオによるアルバム。ソングライター同士のデゥオであるため、微妙な音楽性の違いが大きな魅力となっている作品。楽曲によっては、TEENAGE FANCLUBっぽさを感じさせる部分もあり、個人的にはかなり壺にはまりまくった1枚。エレクトロを取り入れたサウンドはシューゲイザーからの影響も感じられ、とにかくメロディーとサウンドの美しさに惹かれまくった傑作に。全体的にはあまり派手さはなかったのですが、しかし、そのメロディーラインはしっかりと胸に響いてくる作品でした。

1位 Come Ahead/Primal Scream

聴いた当時の感想は、こちら

正直なところ、年初のライブが最高だったことがまた、この順位に大きな影響を与えているのも否めないのですが(笑)。ご存じPrimal Screamの最新アルバム、彼らの傑作「Screamadelica」期を彷彿とさせるようなアルバムに。軽い酩酊感のあるグルーヴィーな作品やリズミカルなディスコチューンなど祝祭色たっぷりの作品はライブでも映えまくっていました。原点回帰とも言える今回のアルバムは、Primal Screamの魅力を存分に感じさせる傑作。文句なしに楽しめた作品でした。

あらためてベスト10を振り返ると・・・

1位 Come Ahead/Primal Scream
2位 Hovvdy/Hovvdy
3位 BLEACHERS/Bleachers
4位 Cowboy Carter/Beyonce
5位 What Now/Brittany Howard
6位 Liam Gallagher & John Squire/Liam Gallagher & John Squire
7位 I Got Heaven/Mannequin Pussy
8位 BRAT/Charli xcx
9位 GNX/Kendrick Lamar
10位 No Name/Jack White

ほかの年間ベスト候補として・・・

Wall Of Eyes/The Smile
SAVIORS/GREEN DAY
TANGK/IDLES
The Collective/Kim Gordon
Bright Future/Adrianne Lenker
ONLY GOD WAS ABOVE US/Vampire Weekend
Funeral for Justice/Mdou Moctar
Night Reign/Arooj Aftab
A Drema Is All We Know/The Lemon Twigs
Sentir Que No Sabes/Mabe Fratti
Why Lawd?/NxWorries
Sky Hundred/Parannoul
life till bones/Oso Oso
Cutouts/The Smile
EELS/Beeing Dead
CHROMAKOPIA/Tyler, The Creator

率直なところ、今年は近年まれにみる不作だったように感じます。上位10作については、確かに文句なしの名盤だったとは思うのですが、ただ、例えばPrimal ScreamにしてもBeyonceにしてもJack Whiteにしても、過去の彼らの作品の中でのベストだったかと言われると、残念ながらそうとはいえません。特に上期については比較的名盤が多かった半面、下期についてはかなり失速してしまった感も・・・。今年はもっと多くの名盤に出会えるといいのですが・・・。

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
2015年 年間 上半期
2016年 年間 上半期
2017年 年間 上半期
2018年 年間1  上半期
2019年 年間1  上半期
2020年 年間1  上半期
2021年 年間1  上半期
2022年 年間1  上半期
2023年 年間1  上半期
2024年 上半期

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2025年2月 1日 (土)

2024年年間ベストアルバム(洋楽編)その1

今年も恒例の年間私的ベストアルバム。今日から4日間にわたってお送りします。まずは洋楽編。

10位 No Name/Jack White

聴いた当時の感想は、こちら

ゲリラ的なリリース手法も話題となったJack Whiteのニューアルバム。シンプルなガレージロックは、ある意味、いつも通りの彼なのですが、文句なしにカッコいいロックンロールのアルバム。基本的には60年代や70年代のガレージロックの手法をそのまま踏襲しつつも、一方で現代的なサウンドも取り入れており、古臭さは感じない、しっかり現代のロックンロールとして仕上げています。ロックの魅力を堪能できる逸品です。

9位 GNX/Kendrick Lamar

こちらも突然のリリースで話題となったKendrick Lamarの最新作。毎回、外れのない傑作をリリースし続ける彼。今回の作品は、基本的に彼の生まれ故郷であるロサンゼルスへの讃歌をベースとしつつ、全44分程度というシンプルな内容で、いい意味での聴きやすい内容に仕上がっています。ケンドリックの実力をあらためて強く感じさせてくれる傑作でした。

8位 BRAT/Charli xcx

聴いた当時の感想は、こちら

イギリスの女性シンガーソングライターによる新作。主にイギリスのレイブシーンで活躍していたミュージシャンだそうで、エレクトロサウンドが主体のポップアルバムに。とにかくワクワクするようなエレクトロチューンが並んでおり、難しいこと抜きに楽しめるポップアルバムになっています。目新しさという点においては物足りなさも感じるのですが、それをはるかに上回るワクワクさを感じさせるアルバムで、幅広い層に文句なしにお勧めできる1枚です。

7位 I Got Heaven/Mannequin Pussy

聴いた当時の感想は、こちら

アメリカの男女混合パンクロックバンドの最新作。前作「Patience」もパンキッシュでポップな楽曲が壺にはまり、2019年に年間ベスト9位にランクインさせたのですが、今回も同じく、思いっきり壺にはまりました。非常に激しいパンキッシュなサウンドと、それと対照的なポップなメロディーラインのバランスが実に絶妙で壺にはまります。個人的には往年のPIXIESに通じる部分も感じる作品で、文句なしに楽しめるロックアルバムでした。

6位 Liam Gallagher & John Squire/Liam Gallagher & John Squire

聴いた当時の感想は、こちら

2024年はoasis再結成があまりにも大きな話題となり、完全に忘れ去られてしまっている感がなきにしもあらずなのですが・・・。oasisのリアム・ギャラガーとザ・ストーン・ローゼズのジョン・スウワイアによる夢のタッグ。正直、楽曲的にはかなりベタな感じは否めないのですが、ただ、そのベタさが故に、いい意味で安心して聴けるアルバムになっており、なによりもリアムのボーカリストとしての良さがすごく前面に押し出された作品に仕上がっていたと思います。oasis再結成が話題の中、oasisファンならこちらもチェックしておきたいところです。

5位以降はまた明日に!

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2024年12月31日 (火)

2024年ベストアルバム(暫定版)

今年も早いもので年明けまで1時間を切りました。年内最後の更新は、例年通り、2024年ベストアルバム暫定版です。いつも通り、未聴のアルバムも多いので、正式版は2月最初の更新で。

邦楽編

まず上半期のベスト5です。

1位 Slash-&-Burn/Daoko
2位 呪文/折坂悠太
3位 ミーンミーンミーン☆ゾーンゾーンゾーン/マハラージャン
4位 らんど/ZAZEN BOYS
5位 ラヴの元型/AJICO

これに続く下半期のベスト盤候補は・・・

魔法学校/長谷川白紙
LOST CORNER/米津玄師
残心残暑/aiko
自然のコンピューター/OGRE YOU ASSHOLE
My Favorite Things/柴田聡子

・・・正直言って、かなりの不作気味です。パッと、今年の10枚が思いつかないくらいで、どうしちゃったんだろう、といった感じがします。正直なところ、折坂悠太もZAZEN BOYSもOGRE YOU ASSHOLEも十分年間ベストクラスの傑作とはいえ、自己最高傑作か、と言われると「前作の方がよかったかな・・・」と思ってしまいますし・・・。全体的に不作気味の今年の邦楽シーンでした。

洋楽編

こちらの上半期ベスト5は・・・

1位 Hovvdy/Hovvdy
2位 BLEACHERS/Bleachers
3位 Cowboy Carter/Beyonce
4位 What Now/Brittany Howard
5位 Liam Gallagher & John Squire/Liam Gallagher & John Squire

これに続く下半期のベスト盤候補は・・・

Sentir Que No Sabes/Mabe Fratti
Why Lawd?/NxWorriesNo Name/Jack White
Sky Hundred/Parannoullife till bones/Oso Oso
Cutouts/The Smile
EELS/Beeing Dead
CHROMAKOPIA/Tyler, The Creator

こちらも正直、かなり不作気味のラインナップで、邦楽と同様、ベスト10と言われてパッと思い当たらなそうな内容・・・。今年は全体的にどうしちゃったんだろう、というほど、音楽シーン全体に不作気味を感じてしまいました。

ちなみに主要メディアの年間ベストを集計してランキング形式でまとめたのがこちらのサイト

https://www.albumoftheyear.org/list/summary/2024/

上位のアルバムはほぼ聴いているのですが、正直、若干、「これってそんなによかったっけ?」というアルバムもチラホラ・・・。

来年こそは多くの傑作アルバムに出会えますように!それでは、みなさまよいお年を!!

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2024年8月 3日 (土)

2024年上半期 邦楽ベスト5

昨日に続き、本日は邦楽のベスト5です。

5位 ラヴの元型/AJICO

聴いた当時の感想は、こちら

あのUAとベンジーが組んだということで大きな話題となったバンドAJICOが、なんと2021年に突然の復活。EP「接続」リリース後、さらに約2年10ヶ月の月日を経てリリースされた6曲入りのEPなのですが、これがめちゃくちゃカッコいい!ベンジーの書くメロディーがUAのボーカルにピッタリと合って、彼女の独特の色気も加わり、さらにそんな彼女を支えるベースのTOKIE、ドラムスの椎野恭一と一流揃いのメンバーとの息もピッタリ。しびれるほどカッコいい傑作です。

4位 らんど/ZAZEN BOYS

聴いた当時の感想は、こちら

ライブ活動は継続的に行われていたのでちょっと意外にも感じるのですが、実に11年ぶりとなるZAZEN BOYSの新作。今回もサウンドも言葉も必要最低限に削った緊迫感ある楽曲が並びます。基本的に前作から作風的には大きな変化はない、これぞ向井秀徳節といった感じなのですが、新ベーシストのMIYAが加わったことによって、以前よりベースがファンキーになったようにも感じます。今回も文句なしの傑作アルバムでした。

3位 ミーンミーンミーン☆ゾーンゾーンゾーン/マハラージャン

聴いた当時の感想は、こちら

相変わらず奇抜なタイトルとジャケット写真も特徴的なマハラージャンの新作。今回もユーモアセンスたっぷりながらも、ロックやファンク、ディスコチューン、エレクトロの要素などを取り入れた音楽性に、メロディーや歌詞含めて、これでもかといったインパクトあふれる作風の楽曲が魅力的。楽曲の良さと、ほどよく入っているユーモアのバランスもちょうど良く、そろそろブレイクしてもよいとは思うのですが・・・。

2位 呪文/折坂悠太

アルバムレビューではまだ取り上げていないので、ここが先の紹介となってしまうのですが、アルバムをリリースする毎に傑作をリリースし続ける彼ですが、今回のニューアルバムも文句なしの傑作に仕上がっていました。今回は、以前の作品に比べて、暖かい歌モノが目立った作品。ただ、シンプルでフォーキーな作品が目立つ中で、サウンド面でもしっかりと挑戦的な部分も垣間見れ、彼のミュージシャンの実力をしっかりと発揮した1枚となっていました。

1位 Slash-&-Burn/Daoko

聴いた当時の感想は、こちら

上半期1位は、Daokoのニューアルバム!自主レーベル移籍後初となるアルバムなのですが、メジャーを離れたことによって自由度が増したのか、音楽的にもバラエティー富んだ作品が多く、実験的な作風も目立ちます。歌詞でも内省的な歌詞に聴いていてドキッとする部分もあり、Daokoの本音が垣間見れる部分も。彼女のキュートな歌声もマッチしており、様々な面でDaokoというミュージシャンの本領が発揮された傑作アルバムです。

ほかのベスト盤候補は・・・

Contact/角銅真実
時をかけるメロディー/小山田壮平
wood mood/藤原さくら
POPCORN/THE BOWDIES
POP DELIVERY/水曜日のカンパネラ
放生会/椎名林檎
ディスコの卵/ゲスの極み乙女

傑作は少なくはなかったのですが、全体的には不作気味かなぁ。特に、洋楽同様、頭ひとつ出たような傑作はなかったのは残念ですし、折坂悠太もZAZEN BOYSも傑作であることは間違いないのですが、正直、前作を超えたか、と言われると若干微妙な感もあります。さて、あらためて上位5作を並べると

1位 Slash-&-Burn/Daoko
2位 呪文/折坂悠太
3位 ミーンミーンミーン☆ゾーンゾーンゾーン/マハラージャン
4位 らんど/ZAZEN BOYS
5位 ラヴの元型/AJICO

下期はさらなる傑作が登場することを期待しましょう!

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