音楽コラム

2017年8月 4日 (金)

2017年上半期 邦楽ベスト5

火曜日に引き続き、今度は邦楽ベスト5

5位 TROPICAL LOVE/電気グルーヴ

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世間一般的な評価でも傑作の呼び声高い電気グルーヴのニューアルバム。全体的には熱量は薄め、爽やかなテクノチューンが並んでおり、タイトル通り、南国色も強くラテンフレーバーも感じる部分も。一方でシニカルでコミカルな歌詞の曲もきちんと搭載されており、電気グルーヴの魅力を様々な面から感じることが出来る傑作アルバムでした。

4位 平凡/ドレスコーズ

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「平凡」をコンセプトとしたドレスコーズのニューアルバムは志磨遼平の非凡な才能を感じられる傑作。彼らしい歌謡曲テイストを含めつつインパクトある美メロがさく裂したナンバーやファンキーなポップチューンなどの連続で、いままでのアルバムの中でもっとも楽曲の強度が強いアルバムだったと思います。コンセプトアルバムという挑戦を行うこと自体、志磨遼平の活動が脂にのっていることを示していた傑作でした。

3位 re:Action/スキマスイッチ

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スキマスイッチの代表曲をそれぞれ別々のプロデューサーによって手掛け、再録音したという企画盤。本作が非常にユニークかつ傑作だったのが、アルバムとしての統一感やスキマスイッチのミュージシャンイメージを無視し、各々のプロデューサーがその個性を出しまくっていること。その結果、スキマスイッチの楽曲の新たな魅力に気が付かされるとともに、各々のプロデューサーの魅力にも気が付かされるアルバムになっていました。ラストを飾るスキマスイッチの楽曲を分解再構成して「新曲」にしてしまったKANの仕事ぶりも見事。

2位 Popcorn Ballads/サニーデイ・サービス

Popcornballads

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ストリーミングオンリーで突如リリースされたサニーデイ・サービスの新譜。直近のニューアルバム「DANCE TO YOU」も傑作でしたが、それに負けずとも劣らない傑作がバンドの、というよりは曽我部恵一の充実ぶりを感じさせます。全22曲85分というフルボリュームがCDという容量を考えなくてもよいストリーミングオンリーのリリースらしい構成。さらにアルバム全体としても挑戦的な楽曲も多く統一感は薄いため、「アルバム」というよりも「プレイリスト」的な感覚の作品になっていました。しかしそのどの曲も名曲揃い。最近はポストサニーデイとも言うべきシティポップバンドの活躍が目立つますが、その中でベテランとしての存在感をしっかりと示した作品でした。

1位 SUPERMAN/水曜日のカンパネラ

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おととし、昨年と2年連続で私的ベストアルバムで1位を獲得した水曜日のカンパネラが、まさかの3年連続1位獲得か?まあ、主観ありまくりの「私的ベスト」で1位を取ろうが大して重要な話ではないのですが、ただここまでの充実作を3年連続という短いスパンでリリースしてきたことが驚き。本作では「ジパング」「UMA」と進化させてきたクラブ系のエレクトロサウンドに「私を鬼ヶ島に連れてって」以前のコミカルな路線を加味した水カンの現時点での集大成ともいうべきアルバムになっていました。

そんな訳で、今年も上半期1位は水曜日のカンパネラ!いや、まじで彼らの勢い、全く止まっていません。先日もはじめて彼女のステージを見たのですが、予想以上に楽しいステージでさらにはまってしまいました。このまま3年連続1位か?

さて今年上半期、この5枚以外にも傑作揃い。昨年に続きかなり充実したシーンになっているように感じました。他のベスト盤候補は・・・

THE KIDS/Suchmos
半世紀No.5/UNICORN
光源/Base Ball Bear
EMO/TOWA TEI
達磨林檎/ゲスの極み乙女。
人生/ウルフルズ
PLAY/藤原さくら
Mellow Waves/cornelius

Suchmos、TOWA TEI、corneliusが次点といった感じでしょうか。さらに純粋に「楽しさ」だけでいえばUNICORNも上の5枚に負けないアルバムだったと思います。さてこの勢いは下半期も続き、さらなる傑作のリリースがあるのでしょうか。楽しみです。

以下、あらためて上の5枚を並べると

1位 SUPERMAN/水曜日のカンパネラ
2位 Popcorn Ballads/サニーデイ・サービス
3位 re:Action/スキマスイッチ
4位 平凡/ドレスコーズ
5位 TROPICAL LOVE/電気グルーヴ

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
2015年 年間1  上半期
2016年 年間1  上半期

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2017年8月 1日 (火)

2017年上半期 洋楽ベスト3

毎年恒例の上半期私的ベストアルバムの紹介。まずは洋楽編です。

3位 Slowdive/Slowdive

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ジザメリやRIDEなど往年のシューゲイザー勢バンドの復帰作のリリースが相次いだ今年でしたが、そんな中リリースされたシューゲイザー四天王のうちの一組、Slowdiveの22年ぶりとなる新作。懐古的な側面よりもただただ全編、薄く幕がかかったようなギターノイズとツインボーカルによるコーラスラインの美しさに酔いしれる傑作。22年というインターバルを全く感じさせない作品でした。

2位 Pleasure/Feist

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前作「Metals」も高い評価を受けたカナダ出身のシンガーソングライターによる6年ぶりの新作。基本的にフォーキーでシンプルなサウンドの楽曲なのですが、所々に入るノイジーでダイナミックなギターサウンドがインパクトに。なによりも彼女のどこか悲しげなボーカルと美しいメロディーラインが大きな魅力の傑作アルバムに仕上がっていました。

1位 Drunk/Thundercat

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昔のレアグルーヴ的な、ダサい雰囲気ながらも確実にどす黒いビートが聴けそうなジャケット写真に惹かれて聴いてみた作品。しかしこれがジャケットのイメージとは異なり80年代AORやフィリーソウル風な楽曲がおさめられている非常に爽やかなアルバムになっていました。しかし、本作のミュージシャンThundercatは今アメリカで最も評判なベーシスト。爽やかな楽曲の中にしっかりとしたグルーヴ感を覚える傑作アルバムに。まさにジャケット写真とは裏腹に、2017年の今のサウンドを聴かせてくれた作品でした。

さて今年上半期は非常に傑作アルバムが多かった洋楽シーンだったと思います。特に次の2枚については通常ならベストアルバムとして選んでもおかしくないくらいの傑作。今回のベスト3の次点ということで

Different Days/The Charlatans

Crack-Up/Fleet Foxes

ただ、シーンが活況だったというよりは、個人的にSpotifyを導入しまして、洋楽で聴くアルバムが大幅に増加したというのが大きな理由のような・・・・・・。

ちなみに他には下記のアルバムがベスト盤候補でした。

I See You/The xx
Dirty Projectors/Dirty Projectors
Arca/Arca
DAMN./Kendrick Lamer
FOR CRYING OUT LOUD/KASABIAN
Chuck/Chuck Berry

あらためてベスト3をまとめると

1位 Drunk/Thundercat
2位 Pleasure/Feist
3位 Slowdive/Slowdive

下期もまた多くの名盤が登場してくれることを期待しつつ・・・チャート評を挟んで金曜日に邦楽編!

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2017年2月 5日 (日)

2016年上半期 ベストアルバム(邦楽編) その2

昨日に続き邦楽の私的ベストアルバム。今日は5位から1位です。

5位 不良品/氣志團

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2017年は結成20年を迎える彼ら。正直、出てきたころは一発ネタ的なミュージシャンで最初は面白くても・・・と思っていたのですが、まさかここに来て、こんな傑作アルバムをリリースしてくるとは思いませんでした。メンバー個々のキャラクターを生かした楽曲にEDM、ハードコアなどの要素を取り入れた幅広い音楽性。氣志團のミュージシャンとしての実力を再認識させられました。

4位 できれば愛を/坂本慎太郎

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ソロとして3作目となる新作。前作「ナマで踊ろう」はみんなで盛り上がることを一切拒絶することにより全体主義に対してアンチを唱えるアルバムとなっていましたが、今回のアルバムは基本的にその路線をさらに深化させたアルバムになっていました。歌詞にある意味わかりやすいテーマ性を持っていた前作に比べると本作はシニカルさと不気味さを感じつつ、様々に解釈できる自由度を持った歌詞も特徴的。独自の世界は本作でも炸裂しています。

3位 ハンドルを放す前に/OGRE YOU ASSHOLE

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2014年私的年間ベストで1位とした前作「ペーパークラフト」に続く新作。こちらも基本的には「ペーパークラフト」の世界をさらに推し進めた作品。ムダを徹底的になくした前作に続き本作もシンプルなサウンドメイキングが目立ちます。ただ本作では前作までプロデュースを手掛けていた石原洋の手を離れ、セルフプロデュースに挑戦。結果、前作に比べて若干「音」の増えた印象も。今後の彼らの行方も気になる作品でした。

2位 幸福/岡村靖幸

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一時はどうなることかと思った岡村ちゃんの、実に12年ぶりになる新作はそのブランクを全く感じさせない傑作となっていました。90年代の彼を彷彿させるような曲もある一方、2010年代の今だからこそ出せる音もあったりして、昔と今をしっかりとむすびつけるアルバムになっていました。

そして・・・

1位 UMA/水曜日のカンパネラ

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まさかの2年連続私的ベストアルバム1位獲得!上期に続いて年間ランキングでも文句なしの1位です。メジャーデビュー作となった本作ですが、メジャーになった結果、丸くなるどころかむしろさらにエッジを効かせた曲をつくってきた彼女たち。ケンモチヒデフミのつくるトラックがとにかくメチャクチャカッコいい作品になっていました。そんな彼女たち、今月早くも新作がリリース。まさかの3年連続1位獲得なるか???

そんな訳で、昨年の「ジパング」に続き、2年連続水曜日のカンパネラが当サイト私的ベストアルバム1位を獲得という結果となりました。ちなみにあらためてベスト10を振り返ると・・・

1位 UMA/水曜日のカンパネラ
2位 幸福/岡村靖幸
3位 ハンドルを放す前に/OGRE YOU ASSHOLE
4位 できれば愛を/坂本慎太郎
5位 不良品/氣志團
6位 はじめまして。17歳です。ハッピーエンド建設中。/にゃんぞぬデシ
7位 Valentine/ACO
8位 MANUAL/Takaryu
9位 THE LAST/スガシカオ
10位 LAY YOUR HANDS ON ME/BOOM BOOM SATELLITES

こちらに関しても今年は非常に豊作。10枚選ぶのを迷うような傑作アルバム揃いの1年となりました。他の候補作としては・・・

青の光景/秦基博
女の46分/チャラン・ポ・ランタン
BABEL,BABEL/GRAPEVINE
6×9=53/KAN
SPARK/上原ひろみ THE PROJECT
southview/MONKEY MAJIK
帰ってきた街のSOS! 二村定一コレクション1926-1934/二村定一
BLACKBERRY JAM/NONA REEVES
PROUD/清水翔太
Fantome/宇多田ヒカル
THE STILL LIFE/平井堅
虚無病/amazarashi
第六作品集「無題」/downy
LAST WALTZ/world's end girlfriend

とズラリ。いや、今、音楽シーンってCDが売れないということで景気が悪いような話をよく聞きますが、リリースされたアルバムから考えると、2016年はそんな不景気が嘘のような充実した1年だったと思います。今年はヒット曲という観点でもRADWIMPSや星野源、ピコ太郎などがお茶の間レベルまで浸透するようなヒット曲をリリースしており、近年まれな音楽的に充実した1年だったと言えるのではないでしょうか。この傾向が2017年も続けばうれしいのですが・・・さてさて。

ちなみに過去のベストアルバムは・・・

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
2015年 年間1  上半期
2016年 上半期

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2017年2月 4日 (土)

2016年上半期 ベストアルバム(邦楽編) その1

昨日は洋楽の私的ベストアルバムを紹介しましたがこちらは邦楽編。

10位 LAY YOUR HANDS ON ME/BOOM BOOM SATELLITES

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今年は日本、海外共に多くのミュージシャンの訃報が飛び込み、音楽ファンにとってはとても辛い1年となりました。BOOM BOOM SATELLITES川島道行の訃報もその1つ。そして本作はその彼らの最後のアルバムとなりました。4曲22分という短い内容ながらも「祝福と終焉」という彼らのメッセージが強く感じる傑作アルバム。最後のアルバムにも関わらず明るさと希望を感じるそんな1枚でした。

9位 THE LAST/スガシカオ

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メジャー復帰作となるスガシカオの新作。デビュー当初の彼を彷彿とさせるような「変態」ちっくな独特のファンクサウンドを展開しています。同じく彼が中心となって活動するバンドkokuaも2016年にアルバムをリリースしていますが、比較的素直なポップ路線のkokuaとはある意味対照的な作品に。彼がやりたいことを好き勝手にやったんだな、と感じることが出来たアルバムでした。

8位 MANUAL/Takaryu

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最近、エレクトロミュージックのジャンルで才能あるミュージシャンが次々とデビューしていますが、間違いなく彼らもそのうちの1人。若干16歳である彼のデビューアルバム。その年齢をいい意味で感じさせない落ち着いた熱量の低いメロウなサウンドが印象に残ります。なによりも歌とメロディー、サウンドのバランスが実に絶妙。今後が楽しみになってくるデビューアルバムです。

7位 Valentine/ACO

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デビュー20年目を迎えたベテランミュージシャンの彼女。しかしベテランという立場に甘えない、実に挑戦的な傑作をリリースしてきました。3部作にわかれた本作はへヴィーなロック、美しいサウンド、ポップなメロとACOの魅力をそれぞれ詰めた構成になっています。まだまだ若手には負けないという強い気概を感じさせるアルバムでした。

6位 はじめまして。17歳です。ハッピーエンド建設中。/にゃんぞぬデシ

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こちらもアルバムタイトルのとおり、リリース時点では若干17歳という女子高生シンガーのデビュー作。今時の女子高生らしい言語感覚を持った楽曲もある一方、ソウルの要素も強く、また昔ながらの歌謡曲的な雰囲気を感じる楽曲も。しっかしとこぶしを効かせて歌い上げる彼女の歌にも年齢離れしたものすら感じさせます。こちらもこれからの活躍が非常に楽しみな新たな才能の登場です。

そんな訳で、続きは明日!

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2017年2月 3日 (金)

2016年ベストアルバム(洋楽編)

また恒例の私的年間ベストアルバム。まずは洋楽編です。

5位 A Seat at the Table/Solange

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ちょうど先日感想をアップしたばかりですね。2016年、シーンで大絶賛を集めたアルバム。黒人女性の社会の中で差別されるやるせなさとそんな黒人女性の自立を歌った内容も話題となりましたが、そんな社会派な内容でありつつも非常に美しさとやさしさを感じるボーカルとメロディーラインが心に残ります。

4位 A MOON SHAPED POOL/RADIOHEAD

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ダウンロードでの突然の発売というのも(まあ最近ではさほど珍しい話ではないものの)話題となったRADIOHEADの新作。ナイジェル・ゴドリッチによるプロデュースワークも大きな話題に。ただ彼ららしい意外性ある奇抜さはあまりなく、それ以上に美しいメロディーラインとストリングスの音色が印象に残る傑作アルバムでした。

3位 DARKNESS AND LIGHT/JOHN LEGEND

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毎回、ある意味「古き良き」時代のソウルフレーバーを残した傑作アルバムをリリースしてくるJOHN LEGENDの新作。今回もソウルやゴスペル、ジャズにファンクなどの要素を入れたある意味「王道」ともいえる古き良きブラックミュージックを聴かせつつも一方では新進気鋭のラッパーChance The Rappeが参加していたり、きちんと現在の音にアップデートしているのが印象的。古さと新しさを見事に同居させた傑作でした。

2位 24K Magic/Bruno Mars

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日本でも大ヒットを記録した新作。今回のアルバムも彼らしい良質なポップソングが並んだ作品。決して目新しさはないものの、80年代、90年代の雰囲気を感じるようなちょっと懐かしさを感じる楽曲の数々はアラフォー世代の壺にはまりそう。「映画のようなアルバムをつくりたい」と語っていた彼ですがアルバム全体としての流れも感じさせる作品です。

そして・・・

1位 Lemonade/Beyonce

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今年の各種メディアのベストアルバムでも軒並み上位にランクインした大傑作。夫Jay-Zの浮気ネタというパーソナルなネタからアメリカ社会の中で最もマイノリティーであるアフリカン・アメリカンの女性問題という社会派ネタまで昇華させています。昨年は人種差別的な言動が目立つトランプ氏がまさかの大統領就任というショッキングなニュースがありましたが、そんな2016年にこのようなアルバムがリリースされる(それは5位のSolangeにも言えることですが)という事実がアメリカ社会の問題点を浮き彫りにしているように感じました。

とにかく今年は傑作アルバムが多く、5枚にまとめるのが非常に困難な年になりました。ただ一方、各種メディアのベストアルバムを見ると、上位作品がほぼ決まっているという年に。そういう意味ではだれもが納得する傑作が多くリリースされたということでしょう。

一方、ロック勢の苦境も目立ちます。私が選んだ5枚もそうですが、2016年を代表するアルバムのほとんどがR&Bやポップスという事態に。特にBeyonceやSolangeのように時代を反映させた昔ならロックが担いそうな役目を果たした傑作がリリースされる中、ロックミュージックの苦戦ぶりが際立ちます。

他にベスト5候補だったのは・・・

I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it/The 1975
Chaosmosis/primal scream
Weezer/Weezer
The Life Of Pablo/Kanye West
We Are King/KING
Coloring Book/Chance The Rapper
Here/TEENAGE FANCLUB
Blonde/Frank Ocean
★/David Bowie
HERE/Alicia Keys
Blue&Lonesome/The Rolling Stones

うーん、どのアルバムもベストアルバムを獲得しても不思議ではない傑作揃い・・・。

あらためてベスト5を振り返ると・・・

1位 Lemonade/Beyonce
2位 24K Magic/Bruno Mars
3位 DARKNESS AND LIGHT/JOHN LEGEND
4位 A MOON SHAPED POOL/RADIOHEAD
5位 A Seat at the Table/Solange

来年もまた多くの傑作アルバムがリリースされるとうれしいのですが・・・もうちょっとがんばれ、ロック勢!

ちなみに過去の洋楽ベストアルバムは・・・

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
2015年 年間 上半期
2016年 上半期

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2017年1月 1日 (日)

謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。旧年中は当「ゆういちの音楽研究所」をご愛顧いただき、まことにありがとうございました。本年も引き続き、なにとぞよろしくお願いします。

1年最初の更新は毎年、軽いコラムからスタートしますが今年はいまさらながら2016年の振り返りを。2016年を振り返った時にまず感じるのは昨年は「ヒット曲」が多い1年だったなぁ、ということでした。

RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」にはじまり、RADWIMPSの「前前前世」、ピコ太郎「ペンパイナッポーアッポーペン」に星野源「恋」まで。アルバム単位でもミュージシャンとしてでもなく、あくまでも「曲」として話題となった「ヒット曲」が多かったということを感じます。

一方、これらのヒット曲で共通するのはいずれもシングルCDとしてはほとんど売れていないということでしょう。唯一シングルCDとしてリリースされたのが星野源の「恋」ですが、こちらも売上の多くはダウンロード。そのためオリコンの年間チャートでは上位に入ってきていません。

もともとこの数年、シングルCDの売上がヒットの指針として機能しなくなってきていますが、今年に関してはその傾向がさらに顕著にあらわれたように感じます。そういう意味ではイベント開催などによってファンに複数枚買いを促し、いつまでもシングルCDの売上に固執するようでは、ますます音楽業界がリスナーが求めるものとは乖離し続けるように感じます。

一方で昨年の紅白歌合戦ではこれらの曲をすべて取り上げているあたりなんだかんだいっても頑張っているようにも感じます。紅白に関しては毎年、様々な批判がニュースになり否定的な報道も多いのですが、個人的には今の国民的ヒット不在の時代に最大限がんばっているよなぁ、という印象を受けているのですが・・・ただ今年は事情がありテレビでは見れず、一部をラジオで聴いていただけだったのですが・・・さすがにラジオで聴いていてもつまんなかった・・・(^^;;

それではみなさま、いいお正月を~!

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2016年12月31日 (土)

2016年ベストアルバム(暫定版)

今年も早いものであと1時間弱をのこすばかりとなりました。みなさま、年の瀬はどのようにお過ごしでしょうか。今年も恒例、2016年ベストアルバム。まだ今年リリースされたアルバムで聴いていないものもあるためとりあえずの暫定版です。正式版はまたいつも通り1月下旬に。

邦楽編

まず、上期のベスト5を振り返ると

1位 UMA/水曜日のカンパネラ
2位 幸福/岡村靖幸
3位 不良品/氣志團
4位 Valentine/ACO
5位 THE LAST/スガシカオ

これに続く下半期ベスト盤候補は・・・

LAY YOUR HANDS ON ME/BOOM BOOM SATELLITE
できれば愛を/坂本慎太郎
はじめまして。17歳です。ハッピーエンド建設中。/にゃんぞぬデシ
Fantome/宇多田ヒカル
THE STILL LIFE/平井堅
MANUAL/Takaryu
ハンドルを放す前に/OGRE YOU ASSHOLE
虚無病/amazarashi
第六作品集「無題」/downy

不作気味だった昨年に比べると今年は上期も下期もかなりの豊作状態。正直、10枚選ぶのに苦労しそうなラインナップです。まだ聴いていないアルバムの中にも名作はありそうですし、さてさて・・・。

洋楽編

上期のベスト3は・・・

1位 Lemonade/Beyonce
2位 A MOON SHAPED POOL/RADIOHEAD
3位 I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it/The 1975

これに続く下期のベスト盤候補は・・・

Here/TEENAGE FANCLUB
Blonde/Frank Ocean
24K Magic/Bruno Mars
HERE/Alicia Keys

洋楽も上期に引き続き名盤揃いの豊作状態。どのアルバムも例年ならばベスト5入り間違いなしのラインナップです。今年は邦楽洋楽ともになにげに名盤が多い当たり年といった印象があります。数多い名盤に出会えた1年となりました。

来年も今年と同じように数多くの名盤に出会えますように。それではみなさま、いいお年を!

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2016年8月 2日 (火)

2016年上半期 邦楽ベスト5

昨日に引き続き私的ベストアルバム。本日は邦楽編です。

5位 THE LAST/スガシカオ

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オフィスオーガスタを離れインディーズとして活動し、このほどSPEEDSTAR RECORDSと契約しメジャー復帰したスガシカオの待望の新作。インディーズの作品はメジャーデビュー時を思い起こさせる「変態」ちっくな独特のファンクサウンドがさく裂していましたが、本作はそんなインディーズ時代と地続きになるような作品。独自色を強く感じ、彼の本当にやりたいことをやっているなぁ、と感じさせるようなアルバムになっていました。これからの活動が実に楽しみになってくるような傑作でした。

4位 Valentine/ACO

聴いた当時の感想はこちら

2年ぶりとなるACOのニューアルバムは豪華メンバーが参加した作品。アルバム全体が3部構成にわかれた作品となっているのですが、へヴィーなバンドサウンド、ストリングスなどを取り入れた美しいサウンド、そしてポップな曲とACOの魅力がそれぞれにつまった作品になっています。デビュー20年目を迎えた今なお意欲的かつ挑戦的な活動を感じられる傑作に仕上がっていました。

3位 不良品/氣志團

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正直氣志團ってキャラクター的にはおもしろいと思っていたのですが一方音楽的には80年代のバンドブームそのままのベタなビートポップでさほど高くは評価していなかったのですが、本作はこれが全く予想外の傑作に仕上がっていました。メンバーそれぞれのキャラクターを上手く反映させたバラエティーあふれる楽曲にEDMやマージービート、ハードコアまで取り入れた幅広い音楽性。ミュージカルを意識したようなアルバム構成も素晴らしいし、最後にはきちんと聴かせる楽曲を持ってきて真面目な側面も見せています。ミュージシャン氣志團の実力を再認識させられた傑作でした。

2位 幸福/岡村靖幸

聴いた当時の感想はこちら

一時期はもう聴けないんじゃないかとも思われた岡村靖幸の新作。なんと12年ぶりとなる新作となったのですが、これがブランクを全く感じさせない傑作に仕上がっていました。岡村ちゃんの全盛期である90年代を彷彿とする楽曲がある一方で2010年代の今ならではの作品もあり、過去と今をしっかりとつないでいるアルバムになっています。50歳をすぎて脂がのりまくっている彼。もう間違いは犯さないで欲しいなぁ。これからの活動も期待できそうです。

1位 UMA/水曜日のカンパネラ

聴いた当時の感想はこちら

昨年リリースされた「ジパング」も私的ベストアルバム1位でしたが、続く本作も上半期1位。まさかのメジャーデビュー作となった本作ですが、メジャーになったからといって丸くなるどころかむしろ前作よりもエッジが尖ってきました。なによりもケンモチヒデフミのつくるトラックがメチャクチャカッコいい傑作。コムアイのユーモラスなラップが少し後ろに下がってしまったのは残念なのですが、それを補って余りあるバギバギのエッジが効いたエレクトロトラックがアルバム全体を貫かれています。いままで以上に攻めの姿勢を強く感じる傑作でした。

そんな訳で個人的に今、最もはまっているミュージシャンの一組である水曜日のカンパネラが上期1位獲得。まさかの私的ベストアルバム2年連続1位もあるか?

ただこの上半期、洋楽と同様、かなりの傑作揃いとなりました。他のベスト盤候補は

青の光景/秦基博
女の46分/チャラン・ポ・ランタン
BABEL,BABEL/GRAPEVINE
6×9=53/KAN
SPARK/上原ひろみ THE PROJECT
southview/MONKEY MAJIK
帰ってきた街のSOS! 二村定一コレクション1926-1934/二村定一
BLACKBERRY JAM/NONA REEVES
PROUD/清水翔太

とかなりの数になっています。さてそんな上期ベスト5をあらためて並べると

1位 UMA/水曜日のカンパネラ
2位 幸福/岡村靖幸
3位 不良品/氣志團
4位 Valentine/ACO
5位 THE LAST/スガシカオ

このうち1位から4位については順位含めてほぼ即決。頭ひとつ間違いなく出ていた傑作だったと思います。残る1枚については迷ったのですが・・・結局この結果に。下期もこの流れが続いてさらなる傑作がリリースされることを期待したいところです。

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期
2012年 年間1  上半期
2013年 年間1  上半期
2014年 年間1  上半期
2015年 年間1  上半期

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2016年8月 1日 (月)

2016年上半期 洋楽ベスト3

毎年恒例の上半期私的ベストアルバムの紹介。まずは洋楽編です。

3位 I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it/The 1975

聴いた当時の感想はこちら

邦題「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」。強烈に長いタイトルもインパクトながらも、最近の洋楽としては珍しい邦題もまたインパクト。前作のロック寄りスタンスからファンク、ブラックミュージック寄りスタンスに変わった本作ですが、基本的に80年代を彷彿とさせるようなポップなメロディーラインは健在。音楽性の幅広さとメロディーセンスの良さをあらためて感じさせました。前作から一段の成長を感じさせる傑作でした。

2位 A MOON SHAPED POOL/RADIOHEAD

聴いた当時の感想はこちら

突如ダウンロード作品としてリリースされたRADIOHEADの新作。今回もナイジェル・ゴドリッチによるプロデュースワークが魅力的な作品なのですが、アルバム全体としてまず感じるのは捉えどころのなさ。毎回の彼らの作品に感じるのような奇抜な作風はありません。ただ一方で美しいメロディーラインが印象に残りつつ、ストリングスを主軸としたアレンジも美しさを感じます。ロック色は薄いのですが、1曲1曲が繊細な作品に仕上げており、聴きどころも多く、2度3度聴くうちにどんどんとはまっていくような傑作でした。

1位 Lemonade/Beyonce

聴いた当時の感想はこちら

間違いなく今年を代表する問題作であり大傑作。昔ながらもソウルから今風のエレクトロ、ロック、HIP HOPまで意欲的に取り込んだ幅広い音楽性もさながら、夫Jay-Zの浮気ネタに端を発しつつ、アメリカ社会の中で最もマイノリティーであるアフリカン・アメリカンの女性問題という社会派ネタまで昇華させたテーマ性が実に見事。さらにビジュアルアルバムという位置づけで映像作品もついてくるのですが、このテーマ性をダイレクトに表現しており強い印象に残ります。まだ上半期ですがおそらく今年、これを上回る傑作は出てこないんじゃないかな?そう感じてしまうような大傑作でした。

今年上半期についてはかなり豊作となった傑作揃いの半年でした。特に1位に関しては年間ベスト1確定か?とすら感じさせるような傑作アルバム。そのテーマ性も含めて実にインパクトある作品だったと思います。

他にベスト盤候補として・・・

Chaosmosis/primal scream
Weezer/Weezer
The Life Of Pablo/Kanye West
We Are King/KING
Coloring Book/Chance The Rapper

あたりでしょうか。ただこのうちベスト3の3枚については順位含めてほぼ即決。それだけずば抜けていた傑作アルバムだったと思います。

あらためてベスト3を並べると

1位 Lemonade/Beyonce
2位 A MOON SHAPED POOL/RADIOHEAD
3位 I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it/The 1975

下期についてもこの勢いが続き、さらなる名盤が登場してくることを期待したいところです。


ちなみに過去の洋楽ベストアルバムは・・・

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
2015年 年間 上半期

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2016年2月 5日 (金)

2015年ベストアルバム(邦楽編) その2

火曜日に10位から6位まで紹介した私的ベストアルバムの後編。今日は5位から1位までの紹介です。

5位 UTUTU/東京カランコロン

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様々なジャンルを薄く広く取り入れ、ポップにまとめあげている東京カランコロンの新作。この薄く広い音楽性にJ-POP的な音楽性を感じるバンドですが、そのJ-POP的なベタさを徹底的にエンタテイメントとして高めている攻めの姿勢を強く感じる傑作でした。一方では意外と骨太さを感じる歌詞も魅力的。アルバム毎に成長を感じる彼らの文句なしの最高傑作です。

4位 YELLOW DANCER/星野源

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昨年末は紅白出場も果たした星野源の病気からの完全復活後初となるアルバム。いままでの彼のアルバムと異なりブラックミュージックの要素を強く入れてきた本作は、とことんポップで明るくエンターテイメントにこだわった作品。どこかシニカルな歌詞は健在ながらも、キュートさも感じるメロディーラインにワクワクするサウンドに心おどるアルバムになっていました。

3位 葡萄/サザンオールスターズ

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活動休止からの復活後初となる9年半ぶりのサザンの新作。長いブランクを全く感じさせないばかりか、むしろ活動休止前のアルバムよりも勢いが出てきたのでは、とすら感じさせる傑作。ロック、ポップス、歌謡曲などの要素を時にはコミカルに時にはハードに聴かせ、上質なエンタテイメントにまとめあげている本作は、日本を代表するバンドである彼らの格の違いを感じさせる傑作でした。

2位 REFLECTION/Mr.Children

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{Naked}と名付けられた23曲入りのアルバムをUSB形態でリリースしたほか、そこから14曲を抽出した{Drip}をCDでリリースし、その販売方法でも話題となったミスチルの新作。小林武史の手を離れたセルフプロデュース作が増えた本作は、いい意味でミスチルらしさが返ってきた作品になっていました。オーバープロデュース気味だった近年の作から、音がグッと引き締まったバンド色の強まった作品に。最高傑作・・・とまではいかなくても間違いなくここ数年来では一番の傑作アルバムでした。

そして・・・

1位 ジパング/水曜日のカンパネラ

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文句なしに2015年私的ベストの第1位。2015年に一番はまった作品は本作でした。コミカルな歌詞も大きな魅力なのですが、それ以上にコムアイのリズム感よいボーカルも大きな魅力。さらにはケンモチヒデフミの作るトラックがなによりも耳を惹きます。ユーモアなトラックの後ろでしっかりと鳴っているエレクトロなトラックは曲毎に異なったアイディアを聴かせてくれてメロディーや歌詞にもピッタリマッチ。コミカルな歌詞に耳をとられがちですが、非常に高い音楽性を聴かせてくれた、文句なしに2015年のベストアルバムです。

そんな訳で、あらためてベスト10を振り返ると

1位 ジパング/水曜日のカンパネラ
2位 REFLECTION/Mr.Children
3位 葡萄/サザンオールスターズ
4位 YELLOW DANCER/星野源
5位 UTUTU/東京カランコロン
6位 耳噛じる真打/マキシマム ザ ホルモン
7位 THE REGGAE POWER/SPICY CHOCOLATE and SLY & ROBBIE
8位 ボトムオブザワールド/eastern youth
9位 Think Good/OMSB
10位 コーヒーブルース~高田渡を歌う~/高田漣

上期ベスト5発表以降に加わったのは5枚ですが、そのうちeastern youthとOMSBは聴いたタイミングは下期だったものの発売日は上期。そういう意味では上期に偏ったチャートになっていました。ただ、下期にも水曜日のカンパネラ、星野源といった大傑作がリリースされており、そういう意味では1年通じて傑作が多い、そこそこ豊作の1年だったようにも思います。

特に2位から4位の作品はオリコンアルバムチャートでも1位を獲得しており、売上面でも年間チャートに食い込みそうなアルバムがこれだけの傑作だったというのはうれしい事実。ヒットチャートが壊滅的状態になって久しいのですが、その中でも優れたミュージシャンというのは確実に名盤を作り続けているんだな、ということを感じました。

ちなみにそれ以外のベスト盤候補としては・・・

ヤバ歌謡2 NONSTOP DJ MIX -TVテーマ編- Mixed by DJフクタケ/DJフクタケ
あまざらし 千分の一夜物語 スターライト/amazarashi
WORKSHOP/OGRE YOU ASSHOLE
みんな輪になれ~軍国音頭の世界~
サンボマスターとキミ/サンボマスター
Obscure Ride/cero
攻殻機動隊 新劇場版 O.S.T.music by Cornelius/cornelius
セロファンの空/湯川潮音
にじむ残響、バザールの夢/中川敬
Bremen/米津玄師
グッバイ東京/井乃頭蓄音団

あたりでしょうか。やはりこうやってながめるといいアルバムが多かった1年だったように感じます。今年も2015年同様、数多くの名盤に出会えるといいですね。

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