映画・テレビ

2019年9月20日 (金)

結成30周年の記念映画

先日、名古屋の伏見ミリオン座で、the pillows30周年記念プロジェクトとして制作された映画「王様になれ」を見てきました。

Ousama

ミュージシャンやバンドの活動の節目に映画を撮る、というケースはよくあります。ただ、そのような映画はバンドの活動を追ったドキュメンタリー映画であることが普通です。しかし、本作はドキュメンタリーではなく、純粋な劇映画。自らも俳優として活躍するほか、主に舞台の脚本・演出を手掛けるオクイシュージがはじめて映画監督して挑んだ作品になっています。

物語はカメラマン志望の若者、祐介がふとしたきっかけでバスターズ(=the pillowsのファン)のユカリという女性に出会い、彼女を通じてthe pillowsを知ることから物語はスタートします。カメラマンを目指していながら、全く芽が出ず、日々の暮らしの中で鬱屈した気持ちを抱えている彼。一方、ユカリにも祐介には言えない秘密があり・・・というようなお話。

今回の映画をあえてドキュメンタリーではなくノンフィクションにしたのは、かつて一度、the pillowsのドキュメンタリーを作成したことがあったこと、また「ストーリーを通してピロウズが如何に多くの人に愛されてきたのかを伝えていきたい」という意図があったことを、原案を手掛けた山中さわおは語っています。

正直言うと今回の映画、最初はあまり食指が動かず、見ようかどうか迷っていました。the pillowsの映画ならばやはりドキュメンタリー形式かライブ映画のようにthe pillows自体にスポットを当てたものを観たい、という思いがあったからです。またストーリーについても、興味を持つような内容はなく、映画自体にはあまり惹かれるものがありませんでした。ただ、試写会などでの感想を読む限りだと、かなり評判は良いようでしたので、やはりthe pillowsファンとしては見ておかなくては・・・という気持ちもあり、今回、映画館まで足を運んでみました。

そんな訳で期待半分、不安半分という感じで見た今回の映画ですが、結果としては「見てよかった」という印象を抱いて映画館を去ることが出来ました。それはまず第一に、思ったよりもストーリーが良かったという点。全体的に王道的なストーリーながらも、変にムダに盛り上げるような「事件」などもなく、比較的淡々と物語は進んでいきます。ただ、この展開が逆にリアリティーがあり、また感動の押し売りやお涙頂戴的な演出もなかったため、素直に物語に没頭することが出来ました。

そして第二に、その物語の中でthe pillowsというバンドの魅力を上手く溶け込ませることが出来ていた点でしょう。映画の中ではもちろん全面的にthe pillowsの曲が使われているのですが、劇中の主人公の心境とthe pillowsの歌詞の内容が実に上手くリンクしており、ファンとしてもうれしくなってくる演出が随所に見受けられます。

さらに何よりよかったのが、劇中の要所要所に登場するthe pillowsのライブシーン。普通の映画のようにワンカットだけ、という感じではなく、ほぼフルコーラス、ライブ映像が使われているのが大きな特徴。物語のテンポが悪くなる、という批評もあるようですが、今回はライブドキュメンタリー的な側面を入れるためにわざとフルコーラスでのライブ映像を入れてきたのでしょう。また、今回、ストレイテナーのホリエアツシとGLAYのTERU、JIROがthe pillowsの曲をカバーしたライブ映像が入っているほか、多くのミュージシャンたちがゲストとして参加し、まるでthe pillowsへのトリビュートのような様相を帯びた内容となっているのも大きな魅力でした。

もっとも、物語としても楽しめる内容ではあったものの、ストーリー的にはよくありがちな展開ですし、the pillowsファン以外に無条件でお勧めできるかと言われると微妙。そういう意味では間違いなくファンズムービーではあると思います。ただし、the pillowsのファンなら、間違いなく満足できる映画だったと思います。the pillowsの魅力が映画全体から伝わってきて、映画を見終わった後、無性にthe pillowsを聴きたくなるような、そんな映画でした。劇映画ということで躊躇している方もいるかもしれませんが・・・もしそうだとしたら非常にもったいないと思います。全the pillowsファン必見の作品です。

以下、ネタバレの感想を・・・。

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2019年5月13日 (月)

アラフォー世代感涙のアニメ映画サントラ盤

2月に公開され話題となった映画、「劇場版シティーハンター 新宿プライベイト・アイズ」。私もアラフォー世代として中学生の頃、「シティーハンター」には夢中になったたちでしたので、ちょっと前、3月くらいの話になるのですが、この映画を見に行きました。その感想も簡単に後で書くとして・・・その映画に関連して2枚、アルバムがリリースされていますので今回はそのアルバムの紹介です。

Title:劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> -VOCAL COLLECTION-

まずは映画の中で使われたボーカル曲をまとめたコンピレーションアルバム。映画ではかつてのテレビアニメで使われたオープニングテーマ、エンディングテーマがそのまま使われており、評判となりました。このコンピレーションアルバムはそんな懐かしいテレビアニメのOP/EDテーマをまとめたアルバムなのですが・・・シティーハンターのアニメOP/EDといえば名曲揃いでアニメをかつて見ていた私にとっても懐かしいセレクション。まさに感涙モノのセレクションアルバムとなっています。

「シティーハンター」のエンディングテーマとしてなんといっても忘れてはいけないのが「Get Wild」でしょう。TM NETWORKのブレイク曲にもなった曲なのですが、アニメの中での使い方も実に秀逸。アニメのラストシーンに重なるように「Get Wild」の最初のピアノの音がスタート。そしてそのままエンディングに突入するというスタイルは今聴いても鳥肌モノ。アニメの世界観と楽曲がピッタリとマッチしており、おそらく、アニメのエンディングとしては強いインパクトを受けたアラフォー世代は少なくないでしょう。

また、「シティーハンター」のエンディングテーマとして使われたのは主にエピックソニー(当時)からCDをリリースしていた新進気鋭のミュージシャンたち。当時のエピックソニーといえば、若者世代に圧倒的な支持を得ていた時代の先端を行くようなミュージシャンを多く抱えていたレーベル。さらに今と違い、当時はアニメ主題歌といえば一般的にはアニメ向けにカスタマイズされたキッズソングが流れるというイメージが強かった時代。そんな時代にポップスシーンの先端を行くミュージシャンたちの曲がアニメのOP/EDとして流れるというのは非常に衝撃的でした。いまはアニメの主題歌にJ-POPのミュージシャンたちが使われるのは普通になりましたが、そんな走りとも言えるのが「シティーハンター」でした。

そしてそんな時代の先端を行っていた曲の数々は、(思い出補正も入っているかもしれませんが)今聴いても全く遜色ありません。疾走感あるニューウェイブのサウンドにCHAKAのハイトーンのボーカルも心地よいPSY・S「ANGEL NIGHT~天使がいる場所~」に、ファンキーなポップスが今聴いても文句なしにカッコいい岡村靖幸の「SUPER GIRL」、個人的にはTMの曲の中で「Get Wild」より好きな「STILL LOVE HER」はキネメロと小室サウンドが上手く融合された切ないメロがたまりませんし、小比類巻かほるの「City Hunter~愛よ消えないで~」も彼女の力強い歌声が印象に残るAORナンバーに仕上がっています。

一方、今回のコンピレーションには当時の挿入歌もおさめられているのですが、こちらはその当時の時代性をそのまま反映されたニューウェーヴ風のポップスで、チープなサウンドも含めて今聴くとちょっと辛い感じも。良くも悪くも80年代をそのままパッケージしてきたような内容になっています。そういう意味ではOP/EDテーマ曲との差がちょっと激しかったような感じがします。

「シティーハンター」を知らない世代にまでお勧めできるかどうかは微妙なのですが・・・アラフォー世代なら間違いなくはまる感涙モノの1枚。映画でもこれらの曲が上手く使われていましたが、このアルバムを聴いて、また懐かしさがこみあげてきました。

評価:★★★★★

で、こちらは映画のバックミュージックが収録されたサントラ盤。

Title:劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> -ORIGINAL SOUNDTRACK-

映画でも印象的だった、カッコイイラップからスタートしつつ、ラストは「シティーハンター」でおなじみの「モッコリ」をカッコよく言って終わるというコミカルな「Mr.Cool」や、今回、ゲスト的に出演したCAT'S EYEの登場シーンで流れた「CAT'S EYE」なども収録されています。

内容的には映画のワンシーンを彷彿させる曲が多いのですが、ただ全体的には印象が薄い感じ。というか、どちらかというと必要以上にインパクトを持たせないで、映画の中にうまく溶け込ませているといった印象を受ける楽曲ばかりで、サントラ盤としてアルバムで聴くとどうしても物足りなさを感じてしまうのですが、映画の中で使われる分にはむしろ非常によく出来た楽曲ばかりだったとも思います。

そんな訳で、こちらは映画を見た方、それもかなり熱心なファン向けの1枚といった感じ。良くも悪くもサントラらしいサントラ盤といった印象を受けた1枚でした。

評価:★★★

で、せっかくなので以下、映画についての感想も・・・

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2019年3月12日 (火)

「ふるさと」を離れて・・・

 

Bonuta

 

今日は先日見てきた音楽ドキュメンタリー映画の紹介です。「ナヴィの恋」などで知られる映画監督の中江裕司が3年かけて撮影したドキュメンタリー映画「盆唄」。福島第一原発の事故により、現在、町内ほぼ全域が帰還困難区域となっている福島県双葉町。そこに伝わる「双葉盆唄」について取り上げたドキュメンタリーになっています。もともと、ここ最近、盆踊りなど日本の昔からの音楽文化について興味を持つようになりましたが、そんな中で盆踊りを取り上げたドキュメンタリー映画ということで興味を持ち、映画館に足を運びました。

 

本作は、双葉町の「双葉盆唄」の太鼓奏者である横山久勝さんを中心として物語は進んでいきます。原発事故によりふるさとを追われた横山さん。ふるさとに伝わる双葉盆唄も消滅の危機に瀕する中、写真家の岩瀬愛さんの紹介によりハワイの日系移民の間に日本の盆踊りが受け継がれていることを知ります。そんな中で消滅の危機にある双葉盆唄をハワイの人たちに引き継いでもらおうとハワイを訪れる・・・というところからドキュメンタリーはスタートしていきます。

で、以下ネタバレありの感想。

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2019年1月22日 (火)

80年代を代表する歌姫の光と闇

最近、音楽系の話題映画の公開が相次いでいるように思います。今回、そんな話題の音楽系のドキュメンタリー映画を見てきました。

80年代に一世を風靡した歌姫、ホイットニー・ヒューストン。特に92年に公開された主演映画「ボディーガード」は大ヒットを記録し、同映画の主題歌でもあった「I Will Always Love You」も大ヒットを記録。日本でも180万枚という洋楽のシングルとしては異例となる大ヒットを記録。いまでもスタンダードナンバーとして親しまれている曲となっています。

ただし、彼女はその「ボディーガード」のヒットを頂点に、その後は薬物依存に陥り、2012年にわずか48歳という若さでこの世を去りました。大スターのあまりにも早い死は強い驚きを持って迎え入れられたことを覚えています。今回のドキュメンタリー映画はそんな彼女の生涯を追った作品。ホイットニー・ヒューストン財団初公認ということでも話題となりました。

今回のドキュメンタリー映画はある意味、この手のドキュメンタリーとしてはオーソドックスなスタイル。関係者のインタビューの合間に彼女の過去の映像などを入れて、彼女の生涯を追っていく構成になっています。特に晩年、彼女が薬物中毒に陥っていく理由について、衝撃的な証言も飛び出しており、まさに彼女の「闇」の部分も斬り込まれた内容になっていました。

Whitney

実は私自身、ホイットニーについてはあまり詳しく知っている訳ではなく、アルバムも売れたアルバムを何枚か聴いた程度。今回、はじめて知った事実も多く、そういう意味では非常に興味深く映画を見ることが出来、また映画を見終わった後に、あらためてホイットニーのアルバムを聴いてみたくなりました。そういう意味ではとても楽しめた映画だったと思います。

以下ネタバレの感想

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2018年12月11日 (火)

波乱万丈な生涯

先日、Queenの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディー」を見てきたばかりですが、それに続き、またも音楽映画を見てきました。ただし今度の映画は「ボヘミアン・ラプソディー」のような「事実を基にした物語」ではなく、ドキュメンタリー映画。「エリック・クラプトン~12小節の人生」を見てきました。

今回のドキュメンタリーはタイトル通り、エリック・クラプトンの人生を追いかけた映画。貴重な映像や関係者のインタビューにより映画が展開していく形での構成になっています。特に映像に関しては、例えばマディ・ウォーターズのライブ映像や、アレサ・フランクリンのレコーディング風景などかなり貴重な映像も収められており、興味深く見ることが出来ます。インタビューに関しては、今回の映画にあわせて収録されたものだけではなく、過去のインタビュー音源もピックアップされており、既に鬼籍に入った人の貴重な証言も収められています。こちらも映像の内容とあわせて興味深く聴くことが出来ました。

Clapton_2

今回の映画のサブタイトルに登場する「12小節」とは、クラプトンが大きな影響を受けたブルースで一般的な形式のこと。そのため、特に映画の前半では彼とブルースの関わりから、マディ・ウォーターズやB.B.KINGなどのブルースの巨人が次々と登場。ブルースが好きな身としてはかなりうれしい映像、証言の連続でした。また、彼の音楽経歴上、「ロックの歴史」に寄り添うような活動となっているため、特に前半は「ロック史」に関してのドキュメンタリーを見ているような感じにもなってきます。

またクラプトンといえば親友ジョージ・ハリスンの妻、パティ・ボイドに対する横恋慕に関するエピソードが非常に有名で、今回の映画でもその話にかなりの時間を割いているのですが、このエピソードに関して、クラプトンとパティ本人の証言が聴けるのがかなり貴重。少々生々しいような話すらあるし、ネタ的には「音楽」というよりもゴシップ的な話なのですが、とても興味深く、ここらへんのエピソードはまさに下世話ながらものめり込むのように聴いてしまいました。

しかしクラプトンといえば、このパティとのエピソードもそうですが、祖父母を「両親」だとして育てられた幼少期からスタートし、アルコール依存に息子の突然の事故死と、ひとつひとつのエピソードは非常に有名な話ばかりなのですが、こうやってドキュメンタリーとして物語的に並べて紹介されると、彼の人生は実に波乱万丈だったんだな、ということが実感させられます。

正直言うと、クラプトンについては個人的には好きでも嫌いでもないミュージシャンという印象。また、このドキュメンタリー映画の評価もさほど高いものではなかったため、当初はさほど期待していませんでした。ただ、実際に見てみると、その貴重な映像や証言の数々、そして彼の波乱万丈な人生の物語にすっかり見入ってしまい、予想以上に楽しめ、またクラプトンのことが好きになりました。映画の長さもあって、いろいろと省略されてしまった部分もあったようですが、それを差し引いても非常に興味深く楽しめた映画。とても満足した2時間でした。

以下、ネタバレの感想

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2018年12月 9日 (日)

スターの孤独を描いた話題作

話題の映画「ボヘミアンラプソディー」を見てきました。

ご存知80年代から90年代にかけて一世を風靡し、日本でも絶大な人気を誇るロックバンドQUEENの軌跡を追った映画。この手の音楽映画としては珍しく大ヒットを記録。日本でも興行収入で週間1位を獲得するなど、異例の大ヒットとなっています。

実は私自身、QUEENについては名盤の誉れ高い「オペラ座の夜」やベスト盤を聴いている程度であり、正直言ってさほど思い入れの深いミュージシャンではありません。ただ、映画は前評判から非常に高かったため、これは見てみなくては、と映画館に足を運びました。

そんな訳でQUEEN自体に対しては比較的ニュートラルな立場から映画を見てみたのですが・・・まず一言で言ってしまえば非常におもしろい映画でした。一応、宣伝文句的には「QUEENの伝記映画」的なプロモーションをされています。事実、QUEENの結成からその後の活躍、さらには数々のQUEENの名曲の誕生秘話的なエピソードも多く紹介しています。さらに一番のクライマックスは終盤21分に及ぶ1985年に行われたチャリティーイベント「LIVE AID」でのQUEENのステージの完全再現。かなり細かい部分までこだわったというその映像は、まるで本当にQUEENのステージを体験しているかのよう。特に映画館の大スクリーンと音響で見ると、迫力ある演奏でグイグイと迫ってきて、21分にも及ぶシーンはひと時も目が離せません。

ただ、この映画で描かれている本題はおそらく「QUEENの伝記」ではありません。映画の中心となるのはボーカル、フレディー・マーキュリーの孤独と苦悩、そしてその後の仲間や家族たちとの和解がメイン。そのため、事実とは異なるような展開があり、その点、熱心なファンからはマイナス評価されているようですが、しかし、映画で何を描きたかったのか、を考えると、そんな異なった事実の描写も十分納得感のあるものでした。

また「フレディーの孤独と苦悩」という映画のテーマがはっきりしていたこともあって、映画全体としての流れもスムーズになっていたように感じます。結果、QUEENの、というよりもフレディーの物語を楽しみつつ、QUEENの音楽も楽しめる、そんなエンタテイメント性あふれる傑作に仕上がっていました。この手の伝記モノとしては異例の大ヒットとなっているのも納得の作品です。 また、そんな訳で、映画と共に大ヒットを記録しているサントラ盤ももちろん聴いてみました。

Title:Bohemian Rhapsody(The Original Soundtrack)
Musician:QUEEN

ちなみにこのサントラ盤、最初聴いたのは映画に行く前。もちろんその時も楽しめましたが、映画を見た後、断然、再度聴いてみたくなりました。

今回のサントラはQUEENの代表曲が収録されているのですが「ベスト盤」というよりもサントラなので当たり前ですが映画の内容に沿ったセレクトがされています。それなので映画を見る前に聴くと、ベスト盤的な内容ではないため違和感を覚える部分もあるかもしれませんが、映画を見た後だといろいろなシーンを思い起こして、胸が熱くなるような、そんなサントラでした。

特に今回のアルバムで目玉的なのが映画でクライマックスだった「Live Aid」。このライブの音源が5トラック収録されており、まさに映画を見た後だとあのシーンと重ね合わせて音源を楽しめるのではないでしょうか。

QUEENの曲は全体的にインパクトあるフレーズが含まれており、ある意味ちょっとベタとも言えるもののダイナミックな楽曲の構成は聴いていて非常に高揚感を覚えます。個人的には若干過剰と思える部分もあるのですが、ただこの高揚感がQUEENの大きな魅力ですし、映画でもこの楽曲の高揚感とフレディーの孤独が良い対比になっていたように思います。

本作単体でもQUEENのベスト盤的に楽しめますし、それ以上にやはりサントラとして映画を見た後に聴くと、さらに魅力的に感じられるアルバムだったと思います。QUEENのファンでもそうでない方も、映画を見ていても見ていなくても、チェックしておきたいサントラ盤です。

評価:★★★★★

以下、ネタバレの感想です。

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2018年1月26日 (金)

映像で「アフリカ」を楽しむ

今日は最近見た映画の紹介です。

以前、アフリカ・コンゴのミュージシャン、Kasai Allstarsの「AROUND FELICITE(邦題 わたしは、幸福(フェリシテ)サウンドトラック)」を紹介しました。今回、このサントラ盤の基となった映画「わたしは、幸福(フェリシテ)」が名古屋でも上映されるということで、早速、見に行きました。

Felicite

2017年・第67回ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)受賞作としても話題となった本作は、フェリシテ=幸福という名前を持つ女性の物語り。彼女はコンゴの首都、キンシャサのバーで歌いながら一人息子を育てているシングルマザー。ある日、その一人息子が事故にあったものの、手術するためには多額の資金が必要となります。彼女はその資金を集め始めるのですが・・・というお話。

なんといっても気になったのがKasai Allstarsが楽曲を提供しているだけではなく映画にも参加しているという点。フェリシテのバックバンドとして出演しており、映画でもその演奏を披露していました。

そんなKasai Allstarsの演奏はまさに現地でのライブの雰囲気をそのまま映像で再現しているようなステージ。あくまでもフェリシテのバックバンドという扱いなので彼らの演奏が映像的にクローズアップされることはないのですが、コンゴでのライブの雰囲気がそのまま伝わってくるような演奏がおさめられています。フェリシテ役をつとめるヴェロ・ツァンダ・ベヤは本当の歌手ではないのですが、迫力満点のボーカルで演奏の中でも全く違和感ありませんでした。

残念ながら映画の中でライブ演奏のシーンはさほど多く、予想していたほど音楽の側面が強調された映画ではありませんでしたが、アフリカの音楽が好きなら否応なしに惹かれてしまうライブシーンがおさめられており、これは一見の価値あり。Kasai Allstarsのライブの雰囲気の一端を味わうことが出来ました。

 

さて、肝心の映画の方ですが、映画の作り方として余計な装飾をそぎ落とした非常にシンプルな構成となっています。途中に流れるKasai Allstarsをバックとした演奏と、フェリシテの心象描写として流れてくる中央アフリカ唯一の交響楽団であるキンバンギスト交響楽団の演奏以外は効果音を含めて一切の音楽はなし。キンシャサの街の音がそのまま流れてきています。

またセリフもナレーションももちろんのこと、説明的なセリフも一切なし。フェリシテをはじめとする人々の会話をそのまま収録したような内容になっています。そのため、正直言えば状況や人間関係がわかりにくい部分もあり、特に説明過多な日本の映画などに慣れていると、ちょっと馴染みにくい部分もあるかもしれません。

ただ、一方で映画にある意味ドキュメンタリー的な雰囲気が加わり、映像に強いリアリティーを感じました。特にコンゴ・キンシャサの風景や日常をそのまま切り取ったような映像が続くため、映画を見ていると自分たちもキンシャサの街に降り立ったようなそんな錯覚すら覚えます。ある意味、アフリカに強い興味を持っている人にとっては非常に興味深い映像の連続だったかもしれません。私も映画を見ている中で、まるでキンシャサにトリップしたような感覚を覚え、それがこの映画の魅力の一つのように感じました。

ストーリーの方は息子の交通事故から必要なお金を集められず絶望を覚える彼女ですが、後半は徐々に日常生活の中で幸福を見つけ出します。最初は貧乏な生活で苦しむ女性を描いた悲しい映画かと思いきや、どちらかというと女性一人でたくましく生きていこうとする彼女が息子の交通事故という出来事の中で苦しみつつも、人との交流の中で徐々に心をひらいていきささやかな幸せを見つけ出すという、日本で生きる私たちにも通じるような内容。見終わった後はどこか爽やかな感触の残る、後味のとても良い映画だったと思います。

正直、後半に関してはちょっと淡々とした構成になっており、ドラマチックな展開があまりありませんし、上にも書いた通りわかりにくい部分も多いため万人にお勧めといった感じではありませんが、アフリカ音楽が好きな方やアフリカに興味がある方は十二分に楽しめる映画だと思います。お勧めです。

以下、ネタバレの感想

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2017年6月 6日 (火)

日本人ならば知っておきたい東ティモールの事実

映画「カンタ・ティモール」上映会+エゴ・レモス来日ライブ

会場 喫茶モノコト 日時 2017年5月26日(金)19:00~

先日、「カンタ!ティモール」という映画の上映会に足を運んできました。この映画、21世紀最初の独立国、東ティモールのドキュメンタリー映画。普通の映画館でのロードショーなどの形態ではなく、ミニシアターや有志が主催する各地の上映会で上映され続けられています。もともと私がこの映画のことを知ったのは私が大ファンのバンド、ソウル・フラワー・ユニオンが同作のラストに流れる「星降る島~オーマルシーラ・オーウルシーラ」を歌っており、また中川敬が監修を手掛けていたため。以前から気になってはいたのですが、ちょうど足を運びやすいタイミング、日時で上映会が行われると知り、足を運んできました。

場所は名古屋では有名な書店、ちくさ正文館の2階にある喫茶モノコトという小さなカフェ。参加していたのは50名強くらいでしょうか。一般的な知名度は決して高くなく、かつ大々的な宣伝も行っていない割りにはにぎわっているな、という印象を受けました。

さて肝心の映画の感想ですが、まず一言で言えば非常に深い衝撃を受けました。

東ティモールについて言えば、21世紀最初の独立国であるこということの他、独立運動が行われたこと、その中でインドネシアとの激しい衝突が起こったこと、程度のことしか知りませんでした。またこの映画についても東ティモールの独立運動を追ったということは知っていたのですが、どちらかというと東ティモールの今を紹介した音楽ドキュメンタリーという認識で見に行きました。

しかしこの映画で描かれていたのは東ティモールの独立運動をめぐる壮絶なドキュメンタリーでした。同作の監督、広田奈津子氏が現地にて様々な証言を得ているのですが、無差別な殺戮、レイプ、インドネシア軍による残忍な行為。インドネシア軍による一方的な殺戮行為の後、生き残った人たちを「陸軍病院」と呼ばれる施設に連れていき、毒薬を注射され無意味に殺されていったという証言。ティモール人を根絶やしにするために女性に危険な避妊薬をむりやり投与されたという話・・・生き残った人たちの証言だけでも辛くなるような事実が次々と語られています。さらには東ティモール独立運動を取材したジャーナリストたちによる貴重な映像や写真も流されます。この写真や映像は思わず目をそむけたくなるような残酷な写真なども紹介されているのですが、それだけに強いショックを受けました。

ただそんな描写が続く中でこの映画が素晴らしいと思うのは、そんな独立運動に関する衝撃的な証言、映像の合間合間に東ティモールの子供たちの笑顔が流される点でした。おそらく壮絶な独立運動を直接は知らないであろう子供たちの無垢な笑顔はまだ独立まもない若きこの国の未来を感じさせます。今回の映画ではこの子供たちの笑顔がとても印象的に流され、東ティモールという国の希望を感じさせる構成になっていました。

またこの映画では東ティモール独立運動と日本との関わりについても紹介されています。日本はインドネシアで採掘される石油利権を守るため、残酷な独立運動についてヨーロッパ諸外国から強い批判を受ける中、一貫してインドネシアを支持し、資金供与をしていたという酷い事実が紹介されます。さらにこれによって私たち日本人が安価な石油を入手でき恩恵を受けていたという事実を紹介し、この独立運動が私たちにとっても無関係でないという事実を突きつけていました。

さらにこの映画は東ティモール独立運動について日本にも知らせたいという強い意思を感じるとともに、ティモール人を通じて「生きる」という意味を考えたかったのではないか、この日の映画の後に行われた広田監督の挨拶からもそんなことを感じましたし、映画の中からもそのようなことを感じました。

映画の中では独立運動と共に素朴なアニミズム信仰に寄り添って生きているティモール人たちの生きざまも紹介されています。特に印象的だったのは先祖代々農家をやっているというお父さんのインタビューで「田んぼが一つあれば一生飢えることはない」というお話。自然に寄り添い生きていく彼らの生き様に、(すごーーく陳腐な表現で申し訳ないのですが)日本人がなくなった何かを感じたように思いました。

この映画の後には監督の広田美津子氏の挨拶もありました。映画からの想像からするとちょっと意外な、小柄でかわいらしい方だったのはちょっとビックリ。上にも書いた生きるということに対するメッセージが印象に残りました。

そしてその後に登場したのが、エゴ・レモスという映画の中でも登場した東ティモールを代表するミュージシャンによる来日ライブ。彼がアコースティックギター一本持って登場。映画でも助監督をつとめた小向サダムがパーカッションで参加してのアコースティックなステージとなりました。

最初は「ティモールの平和」という楽曲。しんみりと伸びやかな歌声で聴かせてくれる、フォーキーな雰囲気の作品。続く曲も(「証人」というタイトルらしいです)同じくフォーキーでしんみり聴かせる曲になっていました。

しんみりと聴かせる曲が続いたかと思えば、続く曲は軽快でウキウキしてくるポップなナンバー。この曲は東ティモールでは「ABC」のアルファベットにのせてアルファベットを覚えるために歌われる曲として有名な曲とのこと。会場の雰囲気も徐々に盛り上がってきます。さらには「IT'S RIGHT TO BE FREE」という曲ではタイトル通り、自由であることを訴える力強い楽曲を聴かせてくれました。

さらにその後は「みんなで踊ろう」という曲では観客全員が立ち上がり、みんなで手をつないで会場一体となって踊りました。もちろん私も(笑)。ダンスは東ティモールでよく踊られる歌にあわせてみんなでステップを踏むだけの簡単な踊りなのですが、この曲とアンコール含めて2曲、会場全体で盛り上がりました。

そしてアンコールラストはソウルフルなボーカルで力強い歌声を聴かせるパワフルなナンバー。会場全体で彼の歌声に聴き入ります。ライブは全6曲(確か)、40分程度の短いステージでしたが、彼の楽曲はシンプルで素朴なポップスがメイン。その力強い歌声と共に非常に心に残るステージを見せてくれ、満足度の高いライブを体験することが出来ました。

スタートが19時過ぎで終了が22時半という長丁場のイベントでしたが、映画、ライブともども、メッセージや歌が私の心に強く刻まれた貴重な経験をすることが出来ました。映画は今なお全国いろいろな場所で公開されているようなので機会があれば是非。お勧めです。

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2017年4月11日 (火)

なんでもない日常にマッチした暖かい音楽たち(映画の感想も)

Title:劇場アニメ「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラック
Musician:コトリンゴ

2016年は映画界、特に邦画において話題作の多い1年でした。まずは話題になったのが「シン・ゴジラ」に「君の名は。」。どちらも大ヒットを記録し、大いに話題となりました。そしてそれらの映画に増して大きな話題となったのがアニメ映画「この世界の片隅に」。大手映画配給会社によって配給され大々的な宣伝も行われた「シン・ゴジラ」「君の名は。」に対して「この世界の片隅に」はいわゆるミニ・シアター系の映画。しかし口コミから徐々に話題が広がり、様々な著名人も大絶賛。いまだに上映が続いており、ミニシアター系としては異例ともいえる大ヒットを記録しています。

実は私が、ここ最近で音楽系映画以外で唯一見た映画が本作。そして例にたがわず映画に感動し大泣きしてしまいました(^^;;そしてその感動の余波を味わおうと、遅ればせながら聴いてみたのがこのサントラ盤。音楽を担当しているのはコトリンゴ。KIRINJIの一員としても活躍している女性シンガーソングライターです。

全33曲入りのサントラで、そのうち4曲が歌入り。まずこのコトリンゴのボーカルが実に「この世界の片隅に」が描く世界にマッチしています。彼女のボーカルはほわっとした優しい雰囲気を持っており、力が抜けたボーカルが魅力的。ある意味「天然」ともいえるかもしれません。しかし一方でその根っこの部分には決して折れないような力強さも同時に感じます。この一見天然だけどその奥には芯の強さを感じるという女性像は、この映画の主人公のすずさんにも通じるところがあるのではないでしょうか。もともと同作の監督、片渕須直の手掛けた前作「マイマイ新子と千年の魔法」の主題歌を彼女が手掛けた縁で抜擢されたようですが、偶然にもこの映画にとって非常に最適な人選になっていたと思います。

このアルバムに収録されている歌モノ4曲はいずれも強い印象に残る作品ばかり。「悲しさ」と「やさしさ」を同時に内包した「悲しくてやりきれない」やすずのテーマ曲ともいえる歌詞が印象的な「みぎてのうた」。戦時歌謡の代表的な楽曲でもある「隣組」(「ドリフの大爆笑」のテーマとしてもおなじみですね)も戦時色を感じない軽快なカバーになっていますし、エンディングテーマ「たんぽぽ」も次へと進む明るさを感じさせるポップスをコトリンゴが優しく歌い上げています。

歌入りの4曲以外に関しては劇中に使われたBGMが収録されています。「この世界の片隅に」は戦時中を描いた映画ながら戦争そのものよりも戦時下を生きる人々の日常生活に焦点をあてた作品となっています。そのためか収録曲に関しても戦争映画のような悲劇性を感じさせるような悲しい曲はあまりありません。こちらの曲に関してもほっこりとした雰囲気の力の抜けた楽曲が多く収録されています。ピアノやストリングスをメインとしたいかにも映画音楽的な楽曲が多いのですが、ちょっとコミカルさも感じる楽曲の数々は、映画の中の様々なシーンを思い起こさせてくれます。

歌入りの4曲については文句なしでお勧めですし、他の曲に関しても映画の世界を上手く表現させた曲ばかりでコトリンゴの実力を感じます。ただ、1曲あたり1分に満たないような曲がメインのサントラ集なので映画を見ていない方にはそのままお勧めできる作品ではないかも。一方で映画ではまった方なら音楽の側面から映画の世界を再度楽しむにはうってつけのサントラだと思います。映画音楽も実に魅力的な作品でした。

評価:★★★★

(以下、当サイトは音楽レビューサイトですが、せっかく見た映画のため映画の感想も書いてみました。サイトの趣旨と関係ないのと、決定的なネタバレはないのですが、若干のネタバレを含むので別ページに。単なる一鑑賞者の感想の駄文ですが、ご興味あるかたは下のリンクをクリックしてください)

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2017年1月17日 (火)

偉大なるバンドのドキュメンタリー

久しぶりに音楽ドキュメンタリーの映画を見てきました。それがこれ!

Oasis_supersonic

ご存じ90年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したイギリスのロックバンドoasis。その彼らを追った初となるドキュメンタリー映画「oasis:supersonic」。昨年末から全国で公開されていたのですが、ちょっと遅ればせながら見に行きました。

で、その感想なのですが・・・

めちゃくちゃおもしろかった!!

まあ単純に私がoasisの大ファンであるということも理由のひとつなんですけどね。その点を差し引いても音楽ドキュメンタリー映画として非常によく出来た、oasisの熱心なファンでなくても楽しめる映画となっていました。

映画はoasisの歴史について、1996年8月に、2日間で25万人を集めたというネブワースでの野外ライブまでを描いた内容。いわばoasisが急激に世界的なビックバンドになっていく過程を追ったドキュメンタリーとなっています。

今回、この映画がおもしろかったのはその作り方。この手のドキュメンタリー映画は(特に海外のは)得てして関係者をウエストアップかバストアップで撮りつつその証言を流すという手法を良くとられます。それはそれで興味深い発言が聴けますしおもしろいのですが、絵としてはちょっと退屈に感じられるケースが少なくありません。

今回の映画も関係者の証言を中心とした構成となっているのですが、「絵」としては貴重な映像、写真をつなぎあわせるスタイル。途中、映像や写真のない部分はアニメーション的な手法を用いており、映画として見ていて飽きません。また証言を行うのもなによりメインとなるのはノエル・ギャラガー、リアム・ギャラガーという張本人たち。その2人がそれぞれoasisの活動を振り返っているわけですから、ファンとしてワクワクせざるを得ません。

以下ネタバレの感想

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