謹賀新年
新年、あけましておめでとうございます。本年も「ゆういちの音楽研究所」を何卒、よろしくお願いします。
今年の紅白はすごかったですね。まさかのサプライズ、生出演のB'zも、やはり世代的にも大興奮でしたし、玉置浩二の圧巻の歌唱力も素晴らしかったですし、星野源や米津玄師のパフォーマンスも素晴らしかったですし、こっちのけんとやMrs.GREEN APPLE、Creepy Nutsなど、2024年の流行をしっかりフォローしつつ、B'zやGLAYなど、私と同年代の世代をフォローしつつ、南こうせつやイルカ、THE ALFEEなどもっと上の世代や、椎名林檎やaikoなど、もうちょっと下の世代にもピッタリとフィットさせるなど、あらゆる世代をフォローしつつ、しっかりと聴かせどころも作るなど、他の民放の音楽番組とは格の違いを感じさせる構成だったように感じます。
B'zの出演もあって話題性が出来た今回の紅白。ただB'z出演前は目玉もなく、かなり酷評されていました。確かにB'zのパフォーマンスはかなり素晴らしかったのですが、ただB'zがいなかったとしても、かなり聴かせどころも多かった内容だったように感じます。個人的には毎年、紅白の出演者の選択については、ちゃんと今のヒットシーンをフォローしつつ、他の世代にも気配りした選択になっており、これで文句を言っている人は、ろくに今のヒットシーンを知らない人、という認識しかないのですが、特に今年に関しては、紅白の力は伊達じゃない、ということを感じさせる内容になっていたと思います。いや、例年以上に楽しませてくれた内容でした。
年末の音楽の話題で、もうひとつ大きな話題となったのが、なんだかんだいってもまだまだ話題になっているレコード大賞。今年はCreepy Nutsではなく、Mrs.GREEN APPLEの「ライラック」が選ばれたことが賛否を呼んだようです。
ただ、レコード大賞という賞は決して「今年1番売れた曲」に対して授けられる賞ではありません。「今年1番優れた曲」に授けられる賞です。じゃあ「Bling-Bang-Bang-Born」と「ライラック」を比べて、後者が前者より優れていた・・・とは個人的には思いませんが(アニメを世界観をしっかり反映させつつ、アニソンという枠を超えて受け入れられるような歌詞に仕上げてきたり、サビのインパクトの強度を残しつつも、スリリングな展開に耳が行く、「BBBB」の方が個人的にはよかったと思っていますが)、ただ、「BBBB」の方が売れたんだから、こちらに賞を与えないレコ大はおかしい、という論調は、ともすれば「売れた曲がいい曲だ」という傾向になりがちな、日本のミュージックシーンの稚拙な論調を感じてしまいました。
あと「BBBB」と「ライラック」がそれだけヒットに差があるかどうか微妙・・・。レコ大は曲に与えられる賞であって、ミュージシャン自体の人気は直接関係ないのでしょうが、ミュージシャン単位で今年の人気を考えたら、Creepy NutsとMrs.GREEN APPLEだったら、間違いなく後者に軍配があがるでしょう。個人的にはそういう意味で昨年の「ケセラセラ」の受賞の方が、むしろ不思議な感が否めないのですが・・・。
そんな感じで、年末は音楽ネタが比較的豊富でしたが、今年もたくさんのいい音楽に出会えますように。また1年、よろしくお願いします。
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