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2026年8月 7日 (金)

2026年上半期 洋楽ベスト5

ちょっと遅くなりましたが、上半期私的アルバムベスト5。まずは洋楽編です。

5位 Blame The Crown/Twisted Teens

Blametheclown  

聴いた当時の感想は、こちら

アメリカ・ニューオリンズ出身の2人組パンクロックバンド。ガレージパンクにカントリーを融合させた独自の音楽性が特徴的。最近、アメリカではアメリカーナ的なロックバンドが増えているような印象がありますが、彼らもその流れの一貫といった感じでしょうか。ただ、メロディアスでパンキッシュなサウンドと、郷愁感あるカントリーのメロがマッチして、絶妙なインパクトを作り出しています。カントリーというと、日本人的には好き嫌いがわかれそうなジャンルではあるのですが、このアルバムは文句なくはまりました。

4位 Distracted/Thundercat

聴いた当時の感想は、こちら

フライング・ロータスやケンドリック・ラマーなどの作品への参加へも知られ、日本でも高い評価を受けているベーシストThundercatの新作。毎回、フュージョンやソウル、ファンクなどの要素を取り入れた、ポップでメロウな作品が魅力的ですが、特に今回のアルバムではそんな彼のポップな側面が全面に押し出された作品となっています。また、フライング・ロータスやTame Impala、The Lemon Twigsなどのゲスト陣も豪華でアルバムに彩りを加えており、幅広いリスナー層が楽しめそうなポップなアルバムとなっています。

3位 you seem pretty sad for a girl so in love/Olivia Rodrigo

全世界的にはもちろん、日本においても大ヒットを記録した、まさに売上面でも今年を代表する1枚とも言えるオリヴィア・ロドリゴの最新作。恋に落ちてから、恋の最後、さらにその後の再生まで描いた構成もユニークですし、エレクトロサウンドやギターロック、アコースティックなポップまでバラエティーに富んだ楽曲の展開も魅力的。いい意味で広いリスナー層が楽しめる珠玉のポップスアルバムに仕上がっていますし、歌詞、メロディーライン、サウンドあらゆる点が高水準かつポップに収束している、理想的なポップスアルバムと言える作品です。

2位 Creature of Habit/Courtney Barnett

聴いた当時の感想は、こちら

オーストラリア出身のシンガーソングライターによる約5年ぶりのアルバム。前作「Things Take Time,Take Time」ではメロディアスなポップ路線にシフトしたのですが、今回のアルバムは再び、王道路線とも言うべきローファイ気味なオルタナ系ギターロック路線に回帰しています。一方で前作で提示したポップなメロディーラインは今回でも聴くことが出来、まさにロックな側面とポップな側面を上手く融合させた傑作に。いまの彼女の集大成とも言える作品に仕上がっていました。

1位 FENIAN/KNEECAP

聴いた当時の感想は、こちら

今年のフジロックでのパフォーマンスも大きな評判となった北アイルランド出身の3人組HIP HOPデゥオ、KNEECAP。社会派な主張が多いリリックも特徴的で、その主張と音楽性をしっかりリンクしていきている部分も大きな魅力。アメリカや中東、ウクライナなど、世界が再び、覇権主義に陥りそうになっている現在だからこそ、大きく評価されるべき作品と言えるでしょう。一方、音楽的にも重低音を駆使した高揚感あるリズミカルなビートが魅力的。その主張を抜きとしても、音楽的にも楽しめる傑作アルバムに。まさに2026年という年を象徴するような作品です。

そんな訳で上半期ベスト5を並べると

1位 FENIAN/KNEECAP
2位 Creature of Habit/Courtney Barnett
3位 you seem pretty sad for a girl so in love/Olivia Rodrigo
4位 Distracted/Thundercat
5位 Blame The Crown/Twisted Teens

ほかのベスト5候補を並べると

To Whome This May Concern/Jill Scott
Nothing's About to Happen to Me/Mitski
Play Me/Kim Gordon
WOR$ST GIRL IN AMERICA/Slayyyter
HOPE!!/Angelique Kidjo

率直に言うと、上半期の洋楽シーン、かなりの不作だったように感じます。上記、5枚のアルバムを選びましたが、突出した作品はありませんでしたし、正直、下半期の動向次第では、上位5枚がすべて年間ベスト10から消える、という可能性すらある内容だったと思います。下期は是非とも挽回を期待したくなる、そんな上期の洋楽シーンでした。

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