全国47都道府県ひとりコンサート 明和電機★UMEツアー2025
会場 大垣市スイトピアセンター 音楽堂 日時 2025年7月24日(木) 18:30~

中小企業に擬態したスタイルで、「電気」で動くユニークでアバンギャルドな楽器を生み出し、自らのパフォーマンスを行うユニット、明和電機。今回、そのライブツアーに足を運んできました。今回のコンサートツアーは、タイトルの通り、明和電機の社長ひとりが、トランクにおさまるよう、コンパクトにまとめ上げた楽器一セットを、スズキアルトラパンにつめこみ、ひとりだけで全47都道府県を回りライブを行う、というスタイルでのライブ。ちなみにタイトルの「UME」とは、松竹梅の「梅」で、ゲストも参加して大規模に行うライブが「松」、数人のサポートだけで行う中規模なライブが「竹」、社長一人だけで行うライブが「梅」という分類だそうで、今回は社長一人だけでライブを行うライブツアーなので「UMEツアー」という名前だそうです。
会場には6時に入りましたが、ステージ上では楽器の調整を行っている人が・・・よく見ると、社長自ら、客入れを行いつつ楽器の調整を行っていました。客入れの最中にミュージシャン本人がステージ上で準備を行っているって、昔のKANちゃんのピアノ弾き語りライブ以来です(笑)。
時間となり、社長が一度舞台袖に引っ込んだ後、すぐに再び登場してライブスタートとなりました。最初のアナウンスで、この日の写真・動画撮影は自由で、SNSなどで自由に拡散してください、というアナウンスが。ということで、写真もこの日は撮りまくりました。

まず最初はパチモクを背中にセットしての登場。指パッチをしながら木魚がビートを刻むという、明和電機らしいシュールなオープニングからライブはスタートします。

基本的に明和電機は、ユニークな楽器制作が活動の主体、ということで、まずはこの日持ち込まれたユニークな楽器の紹介からスタート。社長自ら、楽器を説明していきます。

また、その後は社長が作成し、「おもちゃ」として販売されている楽器の紹介。いわばプロモーションとなります。まずは明和電機の楽器で一番有名(?)なオタマトーンの紹介。オタマトーンを使ってラピュタでおなじみの「君をのせて」を聴かせてくれます。
続くSUSHI BEATの紹介の時にはなんと電池切れというトラブルが。ここらへんのトラブルもこのUMEツアーならではな感じ。急いで電池を補充し、「SUSHI GO!」が披露されました。

次はゴムベースの紹介。ゴムを筐体に巻き付けただけのシンプルな楽器ですが、アンプも内蔵されており、馬鹿にできない本格的な音が出てくるのがおもしろいところ。このゴム1本でYouTubeにアップした映像が話題となり全米を制覇し、さらに日本に凱旋して武道館ライブ・・・・・・・という体で「ゴムベースの歌」へ。ジミヘンばりのゴリゴリのベースサウンドで、会場からは(社長が促した)大歓声があがり、この瞬間、会場は1万人収容の武道館と化しました(笑)。
続いてはサバオの登場。もともとはかなりシュールな外見だったのですが、トランクに詰め込まれて四角くなり、かなりかわいい姿となりました。

さらにこのサバオに髪と耳をつけたサバオのママが登場。マとミとモだけを使って曲を作ったという実験的な「ママミミモミモミ」を裏声で歌い上げます。その後は一度、社長は舞台袖へ。ここで機械だけの演奏によるインスト曲「獏の歌」が流れます。地球から人間が滅びた後の風景をモチーフにしたシュールなステージとなりますが、ある意味、明和電機らしいパフォーマンスとなりました。
そしてここからは後半戦。シンガーソングライターとしての側面も持つ明和電機ですが、このたび三協アルミのCMソングを手掛けたそうで、三協アルミのCMソングも聴かせてくれます。途中、「アルミのドア!窓!車庫!」という歌詞を、みんなで歌ってくださいという呼びかけも。ただ、歌いにくいので「ド!マ!シャ!」でいいですよ、という話から、富山公演のエピソードへ。富山は三協アルミの本社があり、三協アルミの社員が最前列に駆け付けたそうですが、「ド!マ!シャ!」でいいですよ、といったら、社員みんなから「そこはちゃんと歌ってください」というクレームが入ったとか(笑)。愛社精神を感じます。そのCMソングで盛り上がった後は、「白い乾電池」でしんみり聴かせ、シンガーソングライターとしての本領を発揮してくれます。

さらにこのツアーのテーマ曲である「ジョリジョリジャーニー」へ。この日のライブアイテムである電球型ペンライトをみんなで振り回し、社長自らも振り回します。この電球型のライト、5年くらい前までは実現不可能だったらしいですが、LEDが普及して、球の部分がプラスチックで安価に作れるようになったため、ライブグッズにも出来るようになったそうです。私も買って、電球を振り回しました。
この日は「乾電池」を演って、電球ときて、この2つを結びつける電線が必要、ということで「結線のトレイン」へ。ここでトラブル発生。社長の前に設置されている、各楽器を手動で演奏するコントローラーが上手く作動しなくなってしまいます。このまま楽器の演奏なしで・・・と思いきや、なんとかトラブルは解決。途中、観客席から「社長、がんばれ!」の合唱も起こりつつ、無事、演奏はスタートしました。

そしてラストは「明和電機社歌」へ。この日、公式グッズである工員服を買ったファンはステージ上に上がって一緒に踊れるという特典があり、この日も何人もの工員服を着たファンがステージ上にあがっていました。みんなで「社歌」の振り付けで踊りながら、大盛り上がりでライブは幕を下ろしました。

通常は90分のセットでしたが、途中トラブルがあった影響か、100分強程度でのステージとなりました。この後、社長はそのまま撤収作業。撤収作業中は撮影も自由、社長をバックに撮影して、ツーショットもOK、ということで、みんなステージ上に集まってきました。撤収作業もそのまま眺めていたかったのですが、この日のライブは大垣。かなり遠い場所ということで、最初だけちょっと見て、そのまま会場を後にしました。
明和電機のライブは、こういうホールでのライブを見たのは今回はじめてだったのですが、楽しかった!!この奇妙な楽器で奏でられる音色も楽しいですし、なによりも社長のパフォーマンスも最高に楽しいステージでした!難しいこと抜きに笑顔になれる、そんなステージ。あまりしょっちゅうライブを行うミュージシャンではないので、次は何時見れるのかわかりませんが・・・また是非ともライブは足を運びたいなぁ!とても満足した心持ちで会場を後にすることが出来ました。
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