2024年年間ベストアルバム(洋楽編)その1
今年も恒例の年間私的ベストアルバム。今日から4日間にわたってお送りします。まずは洋楽編。
10位 No Name/Jack White
聴いた当時の感想は、こちら
ゲリラ的なリリース手法も話題となったJack Whiteのニューアルバム。シンプルなガレージロックは、ある意味、いつも通りの彼なのですが、文句なしにカッコいいロックンロールのアルバム。基本的には60年代や70年代のガレージロックの手法をそのまま踏襲しつつも、一方で現代的なサウンドも取り入れており、古臭さは感じない、しっかり現代のロックンロールとして仕上げています。ロックの魅力を堪能できる逸品です。
9位 GNX/Kendrick Lamar
こちらも突然のリリースで話題となったKendrick Lamarの最新作。毎回、外れのない傑作をリリースし続ける彼。今回の作品は、基本的に彼の生まれ故郷であるロサンゼルスへの讃歌をベースとしつつ、全44分程度というシンプルな内容で、いい意味での聴きやすい内容に仕上がっています。ケンドリックの実力をあらためて強く感じさせてくれる傑作でした。
8位 BRAT/Charli xcx
聴いた当時の感想は、こちら
イギリスの女性シンガーソングライターによる新作。主にイギリスのレイブシーンで活躍していたミュージシャンだそうで、エレクトロサウンドが主体のポップアルバムに。とにかくワクワクするようなエレクトロチューンが並んでおり、難しいこと抜きに楽しめるポップアルバムになっています。目新しさという点においては物足りなさも感じるのですが、それをはるかに上回るワクワクさを感じさせるアルバムで、幅広い層に文句なしにお勧めできる1枚です。
7位 I Got Heaven/Mannequin Pussy
聴いた当時の感想は、こちら
アメリカの男女混合パンクロックバンドの最新作。前作「Patience」もパンキッシュでポップな楽曲が壺にはまり、2019年に年間ベスト9位にランクインさせたのですが、今回も同じく、思いっきり壺にはまりました。非常に激しいパンキッシュなサウンドと、それと対照的なポップなメロディーラインのバランスが実に絶妙で壺にはまります。個人的には往年のPIXIESに通じる部分も感じる作品で、文句なしに楽しめるロックアルバムでした。
6位 Liam Gallagher & John Squire/Liam Gallagher & John Squire
聴いた当時の感想は、こちら
2024年はoasis再結成があまりにも大きな話題となり、完全に忘れ去られてしまっている感がなきにしもあらずなのですが・・・。oasisのリアム・ギャラガーとザ・ストーン・ローゼズのジョン・スウワイアによる夢のタッグ。正直、楽曲的にはかなりベタな感じは否めないのですが、ただ、そのベタさが故に、いい意味で安心して聴けるアルバムになっており、なによりもリアムのボーカリストとしての良さがすごく前面に押し出された作品に仕上がっていたと思います。oasis再結成が話題の中、oasisファンならこちらもチェックしておきたいところです。
5位以降はまた明日に!
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