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2025年2月 3日 (月)

2024年年間ベストアルバム(邦楽編)その1

洋楽編に続き、今日明日は邦楽の2024年年間ベストアルバム。

10位 POP DELIVERY/水曜日のカンパネラ

聴いた当時の感想は、こちら

ボーカリストが詩羽に代わってから、早くも3枚目となるミニアルバム。すっかり、水カンのボーカル=詩羽というイメージがついてしまいました。さすがに年間1位とした前作「RABBIT STAR★」と比べると、若干勢いはダウンしてしまっているものの、今回も水カンらしい聴いていてとても楽しいポップソングがつまったアルバムに仕上がっています。水カンの勢いはまだまだ続きそうです。

9位 魔法学校/長谷川白紙

聴いた当時の感想は、こちら

本作はレーベルをFlying Lotusが主催するBrainfeederに移籍。さらに、自身の写真を公開し、ジェンダーフリーの姿を公表。国境の壁を越えたのと同様、性別の壁を越えた、このボーダーフリーがある意味、ひとつのキーワードともなっている新作。前作よりアレンジはよりアバンギャルドになっている一方で、白紙の美しいクリアボイスで歌い上げるポップな歌は健在。そのテーマ性に問わず、いい意味で幅広く楽しめるポップアルバムは本作も同様でした。

8位 Contact/角銅真実

聴いた当時の感想は、こちら

藤子・F・不二雄先生の短編のコンセプト「すこし・ふしぎ」をアルバムコンセプトとして設定した今回の作品。その場所でなっている音をあるがまま録音したようなサウンドが特徴的で、まさに「すこし・ふしぎ」な雰囲気を醸し出している楽曲になっているのが大きな魅力。彼女の出身地、長崎の民謡を取り入れているなど、バラエティー富んだ作風も特徴となっています。また、彼女のウィスパー気味のボーカルも耳を惹く作品に。前作同様、本作も文句なしの傑作アルバムに仕上がっていました。

7位 ラヴの元型/AJICO

聴いた当時の感想は、こちら

2021年に突然復活したUAとベンジーが組んだロックバンドAJICOの、約2年6か月ぶりのEP。前作「接続」も非常にカッコよかったのですが、今回も前作を上回る傑作アルバムに。ベンジーの書くメロディーとUAのボーカルの相性の良さもあることながら、ベースのTOKIE、ドラムスの椎野恭一と一流揃いのメンバーの演奏もバッチリとはまって、まさに震えるほどカッコいいロックなアルバムに仕上がっていました。今後もコンスタントな活動が期待できるのでしょうか。これからの活動にも要注目です。

6位 らんど/ZAZEN BOYS

聴いた当時の感想は、こちら

実に11年ぶりとなるZAZEN BOYSの新作。基本的には、これぞ向井秀徳節といった感じの歌詞やメロディー、さらに必要最小限に絞ったタイトなサウンドは変わらないものの、おそらく今回、新ベーシストMIYAが加わったことによって、久々の新作ということで新たな一歩を踏み出したのでしょう。以前よりもベースがファンキーになり、ZAZEN BOYSに新たな色が加わったように感じます。昨年久々に見たZAZEN BOYSのライブでは、そんな彼らの新たな進歩も感じられましたし、まだまだ彼らからは目が離せなさそうです。

明日はこれに続く5位から1位の紹介です!

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