紅白発表の影響?
今週のHot100
http://www.billboard-japan.com/chart_insight/
今週のチャートの集計対象期間に、年末の紅白歌合戦の出演者の発表がありましたが、今回はその影響と思われるチャートアクションが多く見受けられました。
まず返り咲き組として、初登場が発表されたCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が11位から8位に、Omoinotake「幾億光年」が15位から9位にランクアップ。「Bling-Bang-Bang-Born」は2週ぶり、「幾億光年」は実に8週ぶりのベスト10返り咲き。「Bling-Bang-Bang-Born」は通算43週目、「幾億光年」は通算33週目のベスト10ヒットを記録しました。
また、同じく初登場組こっちのけんと「はいよろこんで」が10位から7位にランクアップ。ダウンロード数は5位から8位にダウンしましたが、ストリーミング数が8位をキープ。動画再生回数も6位から5位にアップ。紅白初登場ということでニュースになる機会も一気に増え、注目度も再びアップしてきた模様。これで通算17週目のベスト10ヒットとなりました。
他に2度目の紅白出場を決めたMrs.GREEN APPLE「ライラック」も5位から4位にアップ。ストリーミング数は4週連続の3位。動画再生回数も5位から4位にアップ。こちらも32週連続のベスト10ヒットを記録しています。
紅白出演者については、毎年、かなり議論を呼ぶ部分はあるものの、ちゃんとチャート動向を追っていれば、NHKの選択は概ね、ヒットの実態に沿ったものであって、年齢を超えた国民的ヒットが生まれにくい状況の中で、個人的にはかなりがんばっているな、という印象を受けます。いろいろと言われているものの、出演者発表だけで、このようにチャートが上昇するあたり、まだまだ紅白の力の強さは感じられます。
一方、今週1位を獲得したのはロゼ&ブルーノ・マーズ「APT.」が先週に引き続き1位を獲得。ストリーミング数は3週連続1位。動画再生回数も4位から2位にアップ。ダウンロード数は3位から6位にダウンしたものの、ラジオオンエア数も1位にアップ。このヒットはまだまだ続きそうです。
2位はCreepy Nuts「オトノケ」がワンランクアップ。ダウンロード数は1位から5位にダウンしたものの、ストリーミング数はこちらも3週連続の2位。「Bling-Bang-Bang-Born」に勝るとも劣らないヒットになりそうですが、紅白ではどちらを歌うんでしょうか・・・というよりも、紅白によくありがちな、この2曲をメドレーにする「スペシャルバージョン」とかで歌いそうな予感が。
3位初登場はtimelesz「because」。誰かと思ったら、旧ジャニーズ系男性アイドルグループSexyZoneが今年の4月に改名。改名後、初のシングルとなったようです。CD販売数1位、ラジオオンエア数18位。オリコン週間シングルランキングでは初動売上25万2千枚で1位初登場。前作「puzzle」の27万8千枚(1位)からダウンしています。
続いて4位以下の初登場曲ですが、初登場はあと1曲のみ。5位に米津玄師「Azalea」がランクイン。ダウンロード数1位、ストリーミング数14位、ラジオオンエア数5位、動画再生回数13位。Netflixドラマ「さよならのつづき」主題歌。
一方、ベスト10返り咲き曲も。女性アイドルグループMISAMO「NEW LOOK」が13位から10位にランクアップ。2週ぶりのベスト10返り咲きを果たしています。
今週のHot100は以上。明日はHot Albums&各種チャート!
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