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2024年8月10日 (土)

ありそうでなかった対バンライブ

NAGOYA SOUND PRESS SHOW 2024

竹内アンナ/マハラージャン

会場 名古屋ReNY limited 日時 2024年8月2日(金)19:00~

Nagoyasoundpress

今回は、NAGOYA SOUND PRESS SHOWというイベントライブに足を運んできました。お目当ては、今、最も注目しているシンガーソングライターのひとり、マハラージャン。対バンの竹内アンナはほとんど初耳に近いミュージシャンだったのですが、マハラージャンのライブが見れるよい機会だったので、足を運んできました。この日のイベントは「ありそうでなかった対バン」がテーマだそうで、この両者は初対バンというステージだったようです。

会場は椅子が並べられており、全席指定というスタイル。当日券は売っていましたが、ほぼ満員という状況でした。予定時間を10分程度まわったところで、まず最初のミュージシャン、竹内アンナがスタート。彼女を見るのはもちろん今回がはじめてなのですが、彼女は、華奢な雰囲気のギターをかかえた女の子。同じく女性のベーシストと、男性のドラマーの3人体制でのステージでした。

今回、彼女の音楽を聴くのもはじめてだったのですが、ギターを中心としたバンドサウンドなのですが、楽曲的にはファンクやソウル、R&Bの要素がかなり入っている感じ。一時期、よく言われていた、いわゆる「ギター女子」によくありがちなギターロック風のJ-POPとはちょっと一線を画する感じで、軽快でポップなメロを聴かせてくれるのですが、ほどよくブラックミュージック的な要素が入っている点、個性的であり、かつ魅力的に感じられました。

ステージは全10曲、約40分程度のステージ。もちろん楽曲も今回はじめて聴く曲ばかりなのですが、ダンサナブルな踊れるような曲を中心に、メロウに聴かせるバラードもあったりして、しっかりと楽しめるステージでした。曲名でわかったのは、序盤に「TOKYO NITE」という曲を披露してくれたのと、ラスト前に「生活」という楽曲を聴かせてくれたこと。また最後は彼女のアコギ1本での弾き語りで、締めくくってくれました。

そして続いてはマハラージャンのステージ。トレードマークのターバンを巻いての登場で、メンバーは男性のベーシストと女性ドラマーという3人編成。竹内アンナとは、同じ3ピースながら、性別がちょうど逆という構成になっていました。最初は「蝉ダンスフロア」からスタート。ダンスチューンにまずは会場が盛り上がります。さらに「I'm just looking」と最新アルバムからの曲が続き、最初のMCへ。「これ、誰にも言っちゃいけないけど、名古屋が一番盛り上がった」というどこでも言っているんだろうな(笑)というMCを挟み、「波際のハチ公」へ。この曲ではなぜか途中に、ベーシストの方がヨーヨーの妙技を披露するという謎な(?)シーンも飛び出し、会場を沸かせていました。

中盤は「僕のスピな人」「Eden」とちょっと昔のナンバーが続き、再びMCへ。ここでのネタは「スイカの皮を食べてみた話」で、ネタ的には面白そうながら、スイカの皮を薄切りにして回鍋肉に入れて食べた、という微妙にオチのない話・・・で、そのまま「ゾーンに入ってます。」へ。こちらも最新ナンバーからの楽曲で、力強いボーカルとバンドサウンドで会場のテンションは一気にあがります。その次の曲は残念ながら曲名不明だったのですが、ラストは代表曲「セーラ☆ムン太郎」で締めくくり。彼も約40分程度のステージ。最後は会場のテンションは上がりっぱなしでステージは幕を下ろしました。

最後は再び竹内アンナがステージに登場。簡単な挨拶と、観客含めて全員での写真撮影があり、ライブは終了。約2時間強のライブイベントでした。

今回、竹内アンナもマハラージャンもステージを見るのははじめてのミュージシャン。竹内アンナは曲を聴くのもほぼ初めてだったのですが、ブラックミュージックの要素を加えたギターロックというスタイルはなかなか良く、初耳ながらも楽しめたステージでした。マハラージャンは、思った以上にロックな、迫力のあるステージ。こちらも非常に楽しめたステージ。特に「蝉ダンスフロア」や「ゾーンに入ってます。」のようなナンバーは、ファン以外への訴求力もありそうで、広い会場でも盛り上がれそうです。どちらも魅力的なパフォーマンスで、非常に満足しつつ、会場を後にしました。

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