« ライブの楽しさを感じさせる高揚感あふれる作品 | トップページ | 初登場はアイドル勢が目立つ »

2024年6月25日 (火)

このステージは18禁?

岡村和義 LIVE TOUR 2024 "OKAZ TIME"

会場 Zepp Nagoya 日時 2024年6月12日(水)19:00~

Okaztime 

まさかのコラボ!ということで話題となった岡村靖幸と斉藤和義のユニット、岡村和義。そのライブツアーに足を運んできました。どちらも大好きなミュージシャンで、岡村靖幸も斉藤和義も、そろそろライブに行きたいなぁ、と思っていただけに、その2人を同時に見れるというのはかなりお得な感じも(笑)。チケットを確保してZepp Nagoyaに足を運んできました。

この手のコラボというのは、通常、両者のファンがまとめて押し寄せる・・・というよりは、むしろ各々の単独ライブよりも客数は少なめ、というのはよくあるケースなのですが、これがちょっと意外なことにZepp Nagoyaはソールドアウトの満員。両者ほぼ同年代ながらも、特にブレイクした時期の世代はちょっと異なるのですが、意外と両者共通のファンも多いということなのでしょうか。

そんな超満員のZepp Nagoyaで熱気があがる中、ライブはスタート。最初は「I miss your fire」「愛スティル」と岡村和義として発表済のナンバーからスタート。ただ、岡村和義として発表済の曲だけでは、到底、ライブの尺は足りません。序盤から早速の新曲が登場で、まずは岡村靖幸メインでダンサナブルなナンバー。さらに「アップルパイ」と題された新曲は斉藤和義メイン。その後は「岡村靖幸です。」「斉藤和義です。」「2人合わせて岡村和義です。」というチャーミングな自己紹介をしてくれました。

岡村靖幸のライブでは、基本的に岡村ちゃんはMCをしない、というのが原則なのですが、ここでは岡村和義として普通にMCタイムを挟み、また新曲「内緒だよ」へ。ここで一度せっちゃんはバックに下がって、岡村靖幸ソロで斉藤和義のナンバー「夢の果てまで」に。「名古屋、一緒に歌って!」と煽っていたのですが、さすがにアルバム曲で知る人ぞ知る的な曲なので、反応はいまひとつだったような・・・。そして続いては斉藤和義ソロで「イケナイコトカイ」をしんみりと聴かせます。

お互いのカバーの後は「イケナイコトカイ」のドリーミーな雰囲気そのままに再び岡村和義の「サメと人魚」へ。そして再びMCではギターを爪弾きながら、この日のバンドメンバーの紹介。さらにはアンケートコーナーで「2人ともビートルズに影響を受けていますが、ビートルズの影響を受けて瞑想に行ったのはどちらでしょう?」という客席アンケート。圧倒的にせっちゃんが多かったのですが、答えは示されず(笑)そのまま次の曲へと突入していきました。

ここはカバーコーナーで安全地帯の「じれったい」、井上陽水と安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」となぜか安全地帯が続き、さらにはYMOの「TECHNOPOLIS」のカバー。ご存じテクノポップのナンバーなのですが、この日は2人でアコギの弾き語りでカバーするという、かなりユニークなアレンジでの演奏を聴かせてくれます。アコギの演奏にも意外とマッチしていたのが意外でした。

さらにここではブルージーなギターの即興プレイでのコーナー。途中ではトーク気味の歌も入るのですが、岡村ちゃん、せっちゃんらしいエロネタ入り混じ手の歌がかなりユニーク、というのはかなり際どい感も(笑)。どちらかというと、せっちゃんの方が際どいことを言っていたような。ちなみに毎回、ご当地に因んだ即興の曲タイトルがつくのですが、この日のタイトルは「ひつまぶし」に因んで「私のおひつ」だそうです。

その後、アコギ弾き語りの新曲を挟み、岡村和義の名曲「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」、さらには斉藤和義の名曲「ずっと好きだった」を岡村和義として披露。この名曲2連発に会場はもちろん大盛り上がり。また、どちらも「青春」をテーマとして曲で、聴いていて盛り上がりつつ、思わず胸がキュンとしてしまいます。個人的にはこの日一番、テンションがあがった選曲でした。そしてその勢いそのままにラストは岡村和義の「カモンベイビ―」。「カモンベイビ―」の途中をエロ歌詞に入れ替えての18禁なステージに。さらには最後に斉藤和義がダンスを披露!ぎこちないながらもセクシーに決める(?)せっちゃんらしからぬダンスシーンに会場も大盛り上がりでした。

もちろんその後はアンコールへ。最初はいきなり斉藤和義の力強いドラムソロからスタート。その後、せっちゃんもギターに持ち替えて「春、白濁」、そしてラストは明るく「少年ジャンボリー」で盛り上がり、ライブは終了となりました。約2時間10分。正直、オリジナル曲もさほど多くないため、さっぱり終わるかな、とも思っていたのですが、予想以上にボリューミーなライブを見せてくれました。

もともと曲名もそうですし、今回のツアータイトル「OKAZ TIME」もそうですが、全体的にエロネタの多いステージ。「大人」なパフォーマンスを見せてくれました。ただ、セクシーなダンスを繰り広げる岡村ちゃんに対して、ドギツイエロネタが多かったのはせっちゃんの方だったかも(笑)。ファンキーで、この日もセクシーなダンスを繰り広げてくれた岡村ちゃんに対して、ギターの弾き語りがメインのせっちゃんは、タイプ的にはちょっと違う方向性なのかもしれませんが、ただ、こうやってコラボとなると意外と相性がピッタリ。非常に楽しめたステージでした。

ただ、岡村靖幸や斉藤和義のライブにそろそろまた行きたいなぁ、と思って出かけたこの日のライブでしたが、やはり岡村靖幸や斉藤和義のそれぞれの単独ライブに行きたくなってしまった(笑)。それだけこの日のパフォーマンスも素晴らしかった、ということなんですけどね。大満足のライブ。岡村和義としても今後もコンスタントに活動を続けるのでしょうか。こちらももちろん、これからの活動も楽しみです!

|

« ライブの楽しさを感じさせる高揚感あふれる作品 | トップページ | 初登場はアイドル勢が目立つ »

ライブレポート2024年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ライブの楽しさを感じさせる高揚感あふれる作品 | トップページ | 初登場はアイドル勢が目立つ »