初の中日ホール
フラワーカンパニーズ 中日ホール オープニングイベント【竜の叫びを耳にした】
会場 中日ホール 日時 2024年4月2日(火)19:00~
フラワーカンパニーズのワンマンライブに足を運んできました。フラカンのライブに行くのは2019年にセンチュリーホールで行ったスピッツとの対バンのライブイベント以来、約3年半ぶり。ワンマンライブは今回が初となります。フラカンはライブが素晴らしいのでワンマンライブも一度行きたいと思っていたのですが、今回足を運んだのは、中日ホールのプレオープニングイベントだったから、というのも大きな理由。名古屋の中心の繁華街、栄にある中日ビル。2019年に閉館し、建て替え工事が行っていたのですが、新しい中日ビルが完成。4月23日の開館が予定されているのですが、中日ビルの中に新たに作られた中日ホールでのプレ・オープニングイベントとして、彼らのライブが行われ、その新しいホールにも興味があったので、足を運んでみました。
↑ ある意味貴重な、オープン前の中日ビルの中を進んで6階にある中日ホールへエレベーターで向かいます(写真は帰りに撮った写真ですが)。
非常に真新しい中日ホールの入り口。キャパはライブ利用だと590人程度だそうで、会場の前半分はフラットなフロアに収納可能な椅子が並び、後ろ半分には据え付け式で座面が折りたたまれるタイプの椅子が並びます。そのような使用が想定されているのかはわかりませんが、前半分の椅子を撤去してスタンディングにすれば、キャパ700人程度の、そこそこの大きさの箱として使えそうな感じ。この日はオール椅子席で7割程度のファンの入りでした。ただ、ファンの年齢層が高い・・・(^^;;おそらく自分の年齢でもかなり下の方。平均年齢50歳はゆうに超えている感じ・・・。
19時ちょっと過ぎにライブはスタート。(ある程度予想していたのですが)今回のライブのタイトルの元ネタである「燃えよドラゴンズ」が流れ、メンバーが登場しました。ライブがスタートすると、まずはいきなり「孤高の英雄」からスタート。さらに「切符」「チェスト」「空想無宿」へとアップテンポなナンバーが続き、会場のテンションはいきなり最高潮に達するスタートとなりました。その後も昨年リリースされたばかりの「天の神さまの言うとおり」から、新曲である「ハートのレース」へと続いていきます。
序盤からテンションが上がりまくりのステージ。ボーカル鈴木圭介も激しく動きまくるパンキッシュなフラカンらしいはじまりとなりました。その後のMCはやはり地元ネタ。特に中日ビルの話になり、グレートマエカワは、前の中日劇場に母親が劇を見に来たことがあるという話から、以前の中日劇場にあった回転レストランの話題なども飛び出して、ある意味、地元民しかわからないような、名古屋出身のフラカンらしいMCとなっていました。
さらにその後も彼らの代表曲が続いていきます。「ピースフル」「丑三つのライダー」から、さらに新曲の「アメジスト」へ。そしておなじみの「深夜高速」がここで登場。ただ、この曲の序盤、マイクトラブルが発生し、鈴木圭介の声が聞こえなくなるトラブルが発生したのですが、そこはおなじみの曲なだけに、みんなが合唱して曲をつなぎ、難なくトラブルを乗り切りました。さらに「私に流れる69」から、「本邦初公開」という「ディスイズナゴヤ」へ。名古屋出身のバンドということをかなりストレートに出した曲に会場は盛り上がります。
そのあとは再びMCをはさみ、ライブではちょっと珍しい曲ということで「哀愁生活」、さらには「履歴書」「春色の道」と比較的力強く聴かせるナンバーが続きます。
次のMCでは、メンバーそれぞれの紹介へ。やはりネタは地元ネタが中心。この日、グレートマエカワはトレードマークのオーバーオールは緑色のでこの日のテーマらしく、昔、地元のテレビ局で行っていた「グリーンキャンペーン」のCMネタへ。ここでローカルCMネタで盛り上がります。さらに、いりなかのCD屋に来ていたアイドルに会いに行った話なども飛び出して、まさに、THE地元といったネタで盛り上がりました。
そしてライブは終盤へ。「アイ・アム・バーニング」「俺たちハタチ族」など、またアップテンポな曲が続き、ラストへ向け、会場のテンションもあがっていきます。さらにはこれまた代表曲のひとつ「恋をしましょう」から、ラストは「最後にゃなんとかなるだろう」そして「終わらないツアー」で締めくくり。一度、ライブは幕を下ろします。
もちろんその後は盛大なアンコールへ。アンコールでは再び「ロックンロール」「元気ですか」とハイテンションの中、アンコールも終了。一度、客電がついたのですが、興奮のるつぼのままアンコールは鳴りやまず、ダブルアンコールへ。このダブルアンコールではメンバーはドラゴンズのユニフォームを着て登場となりました。
ただ、鈴木圭介は、どうもドラゴンズファンというよりは野球自体に興味はないようで、ツアータイトルから「竜の叫びってどんなんだろうね」という話からグレートマエカワが「竜は存在しないから・・・」と返すと、「竜は存在しないのかよ!」と訳わからない(笑)切れ方をして、ユニフォームを地面に脱ぎ捨てて、その後もユニフォームを裏表逆に着ていました(グレートマエカワ曰く「天邪鬼だな・・・」)。まあ、そんな中、ダブルアンコールの曲は「行ってきまーす」で締めくくり。約2時間10分程度のステージは最後までハイテンションのまま幕を下ろしました。
もともとフラワーカンパニーズのライブはイベントなどで見ていて、その熱いステージがとても楽しかったのですが、初のワンマンライブ、やはりフラカンのライブは楽しい!そう実感させてくれる熱いライブでした。とにかく鈴木圭介の力強い歌にパフォーマンスも印象的ですが、バンド自体もいい意味でベテランらしい安定感がありつつも、熱く激しいパフォーマンスを聴かせてくれます。これがフラカンの曲や歌詞の世界にもピッタリとマッチ。聴いていてグッとくるような、そんなパフォーマンスを繰り広げられていました。
最初に平均年齢50歳程度と書いたのですが、そんな決して若くない(失礼!)ファン層にも関わらず、最初から最後までみんな終始立ちっぱなしのステージ。30歳や40歳あたりの年齢層が多い椅子付のライブだと、MCなどでみんな疲れて座って見るケースがほとんどなのですが、フラカンのライブはある意味、ファンも熱いですね、MC含めて、ほとんどみんな、立ちっぱなしでライブを盛り上げていました。
ちなみにこの日はライブグッズとして小さなチャーム( ↑ )が販売されていました。こちら、販売代金を能登地震の被災者にそのまま送られるのだとか。普段、ライブグッズはほとんど買わない私ですが、この日はこのチャームを買って帰りました。
そんな訳で、初となったフラワーカンパニーズワンマン。ただ、ライブバンドとしてのフラワーカンパニーズの魅力を実感できた素晴らしいステージでした。出来立ての中日ホールでのステージというのも貴重な体験でしたし、非常に満足度の高いライブ。またフラカンのライブには是非とも足を運びたいです!
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