« AOR、R&B好きは必聴の作品 | トップページ | ライブの予習として最適なライブベスト »

2024年2月17日 (土)

大迫力のパフォーマンス

QUEEN+ADAM LAMBERT THE RHAPSODY TOUR

会場 東京ドーム 日時 2024年2月13日(火)19:00~

今回は、あのQUEENのライブに行ってきました!!

Queen1

場所は東京ドーム。今回は東京での仕事があったので、ここまで足を伸ばしました。

(ライブで東京ドームに来たのは、調べたら2001年のジュディマリ解散ライブ以来、実に23年ぶり(!)です。まあ、その後、野球見には来てるけど)

もちろん、すごい人、人、人。会場の中もアリーナ席からスタンドまで人がビッシリで、あらためてQUEENの(特に日本での)人気のすごさを感じます。

Queen2

ステージ上に設置された檻があがると、メンバーが登場するという凝った演出から19時ちょっと過ぎにライブはスタート。オープニングの「Machines(Or `Back to Humans`)」から、いきなり序盤、代表曲の「Radio Gaga」へ。続く「Hammer to Fall」の後、まずは「トーキョー!!」と盛り上げます。

Queen3

会場にはセンターステージももうけられ、「Bicycle Race」では、アダム・ランバートが大きな銀色のバイクに乗って歌ったりもしていました。

その後は「I was Born to Love You」。これは日本向けの選曲ですね。会場はかなり盛り上がります。さらに、「I Want It All」の後は、ブライアン・メイがひとりで、センターステージへ向かいます。

Queen4

ここでなんとブライアンは日本語でMC!かなり流ちょうな日本語で挨拶をして、会場を盛り上げていました。その後は彼のボーカルで「Love of My Life」へ。ギターでしんみり聴かせるのですが、途中、モニターにフレディーマーキュリーの姿が。彼と2人で歌うような、ちょっと粋な映像の演出がされました。

これに続いては、「手をとりあって」。日本語詞の曲で、これも日本向けの選曲ですね。途中、バックモニターには歌詞が流れ、会場全体が合唱となっていました。

Queen5

その後は、ロジャー・テイラーの若き日のティンパニをプレイする画像が流れ、そのままセンターステージのドラムでロジャー・テイラーのドラムソロへ。御年70歳を超えていることが信じられないくらいの力強いドラムプレイで会場を沸かせます。

後半は「Under Pressure」や「Tie Your Mother Down」などが続き、さらには再びブライアンのギターソロへ。かなり力強いギタープレイをじっくり聴かせます。途中、ドヴォルザークの「家路」(日本では「遠き山に日は落ちて」)などをしんみりとギターで聴かせてくれたりして、しばし、そのギタープレイに耳を傾けました。

そしてなんといっても盛り上がったのは終盤。簡単なメンバー紹介から、ラストは「Don't Sotp Me Now」「Somebody to Love」「The Show Must Go On」と彼らの代表曲の連続に会場のテンションは一気にあがります。そして本編ラストはお待ちかねの「Bohemian Rhapsody」へ。途中、オペラ的な歌唱部分では、オリジナルメンバー4人のミュージックビデオが登場し、昔のメンバーが歌っているかのような演出がなされていました。

もちろん、その後は盛大なアンコールへ。再び会場が暗くなると、最初はモニターにフレディー・マーキュリーの姿が映し出され、彼によるコール&レスポンスで会場を盛り上げます。

メンバーが登場し、「We Will Rock You」で会場は盛り上がります。さらに「Radio Ga Ga」が再び披露され、ラストは「We Are The Champions」で締めくくり。会場全体で大合唱となり、一体感を覚えつつ、約2時間10分のステージが幕を下りました。

Queen6

正直なところ、QUEENについては過去のアルバムをすべて聴いているような熱心なファン・・・・・ではないのですが、それでもやはり代表曲の連続に大興奮のステージ。特にこのようなスタジアムライブで映えるようなスケール感のある曲が多く、特に本編終盤からアンコールにかけてはテンションが上がりまくりなステージでした。

また、アダム・ランバートのボーカルも楽曲に非常にマッチしていたと思います。非常に力強いパワフルなボーカルでありながらも、どこか中性的。なおかつ声色に癖のないボーカルなだけに、原曲のイメージをさほど壊さないでQUEENの曲を歌い上げていたように感じます。また本人も、あまりフレディー・マーキュリーを意識しないで、自然体のスタイルで歌っていた、そんな印象を受けました。

なによりもステージの構成として、あまり必要以上にフレディーを意識させないような構成になっていたように思います。途中、フレディーの映像が登場するシーンはあったものの、比較的短いもので、かつ大型のスクリーンではなく、サブスクリーンのみに映るような構成。あくまでもフレディーを懐かしがるのではなく、現役ミュージシャンであるQUEEN+ADAM LAMBERTのステージであるという事実を、強く印象付けるようなステージになっていました。

非常にカッコいいパフォーマンスで、大満足の約2時間。QUEENの2人は、御年70歳を超えているとは思えないパワフルなプレイを聴かせてくれましたし、アダム・ランバートのボーカルも魅力的。QUEENの音楽の世界を堪能したライブ。その実力を遺憾なく感じさせてくれるステージでした。

|

« AOR、R&B好きは必聴の作品 | トップページ | ライブの予習として最適なライブベスト »

ライブレポート2024年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« AOR、R&B好きは必聴の作品 | トップページ | ライブの予習として最適なライブベスト »