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2024年2月18日 (日)

ライブの予習として最適なライブベスト

Title:絆(Kizuna)
Musician:QUEEN

全国5か所6公演で多いに盛り上がったQUEEN+ADAM LAMBERTの来日ツアー。私も昨日のライブレポートに記載した通り、東京ドームライブに参加し、そのパフォーマンスに大興奮して帰ってきました。本作は、その来日公演を記念してリリースされた、日本限定のライブベストアルバム。人気投票によって選ばれた全16曲のライブパフォーマンスが収録されたアルバムとなっています。

そんな人気投票によって選ばれたベスト的な選曲なだけに、言うまでもなく今回の来日公演ではじめてQUEENに触れるような人たちに対する予習として最適なアルバム。かく言う私も、今回の公演ではじめてQUEENに触れる・・・訳ではもちろんありませんが、アルバムを全部チェックしているような熱心なファンでもないため、このライブアルバムで予習してライブに挑みました。

先日のライブも、東京ドーム全体が大盛り上がりのパフォーマンスだったのですが、事前にこのライブアルバムを聴いて感じたのは、やはりQUEENはスタジアムレベルで映えるような曲が多いなぁ、ということでした。このアルバムでも「SOMEBODY TO LOVE」からはじまり「DON'T STOP ME NOW」「BOHEMIAN RHAPSODY」、さらには「RADIO GAGA」「WE WILL ROCK YOU」「WE ARE THE CHAMPIONS」など、スタジアムレベルのライブで盛り上がりそうな曲が並びます。ここらへんのスケール感、ダイナミズムさがQUEENの大きな魅力であり、それはこのライブアルバムでも強く感じましたし、また先日のライブでも実感したことでした。

一方でどうしても比べてしまうのは、ボーカル。言うまでもなく本作はフレディー・マーキュリーによるボーカルであり、先日のライブツアーのアダムランバートとは異なります。こうやってあらためてフレディーのボーカルを聴くと、やはりどこか漂う色気と、そして男らしい力強さが同居した、彼しか持ちえない個性は、まさに異彩を放っているといってもいいでしょう。アダム・ランバートも非常に魅力的で力のあるボーカリストなのは間違いありませんが、どうしてもフレディーと比べてしまうと・・・とは思ってしまいます。

まさにQUEENの魅力を知るにはピッタリのライブベストアルバム。ライブツアーは終わってしまいましたが、事前の予習としてはピッタリのアルバムだったと思います。来日記念盤なので、今後、コンスタントに入手できるかどうかは不明なのですが、興味のある方は、今のうちに是非。

評価:★★★★★

QUEEN 過去の作品
Bohemian Rhapsody(The Original Soundtrack)
Live Around The World(QUEEN+ADAM LAMBERT)

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