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2024年1月 1日 (月)

謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。本年も、当「ゆういちの音楽研究所」をよろしくお願いします。


ただ、正月早々、北陸で大地震が発生し、大きい被害も出ているようです。こちらもかなり揺れてビックリしましたが、現地で被害にあわれた方に関しましては、心よりお見舞い申し上げます。


年末ですが、いつものように「紅白歌合戦」を見ながら、のんびりと過ごしていました。その「紅白」の前には、チラッと「年忘れにっぽんの歌」も見たりしていたのですが、相も変わらず演歌歌手が多く出演しており、さすがに年齢的に面白くはなかったのですが・・・ただ、ふと気が付いたのですが、既に中高校時代に例えばBOOWYやブルーハーツ、さらにはビーイング系や小室系などを聴いていた世代が、そろそろ50代になりつつあるんですよね。もちろん、この世代が50歳になったからといって演歌は聴かない訳で・・・。ともすれば、自分の親の世代(70代くらい)すら、ビートルズ以降の世代で、基本的に演歌はほとんど聴いていません。そう考えると、もう10年くらいたつと、「年忘れにっぽんの歌」でも演歌歌手が消え、J-POPのミュージシャンたちが歌うようになるのでしょうか・・・?

ただ、そう考えると、紅白の方がむしろ、40代や50代あたりの世代を意識した選曲になっているんですよね。ポケットビスケッツとブラックビスケッツなんて、まさに40代、50代の世代に直撃しそうなセレクトですし。また、トリについては、福山雅治とMISIAが4年連続という点が悪い意味で話題になったのですが、福山雅治にしろ、MISIAにしろ、「桜坂」や「Everything」のヒットって、もう20年以上前の話なんですよね。

そう考えると、福山雅治にしろMISIAにしろ、既に90年代あたりの紅白で言えば「演歌歌手」がその役割を担っていた、「懐メロ歌手」に近い扱いなんですよね。それだけ時代が変わったということなのでしょうか。そんなことを強く感じてしまった年末でした。

それでは、あらためて今年1年、当サイトをよろしくお願いします。

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コメント

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

いきなり新年早々に北陸地方を襲った大地震に、2日目には羽田空港で航空機衝突事故が起こるなどまだ始まって1週間過ぎたばかりなのに2024年の幕開けは何かと騒然としている印象となってしまいました。元日に大きな地震が起きたのは、調べてみたら2012年(ちなみにこの年も辰年)の鳥島近海で起こった地震以来のようで、この時関東地方は震度4で揺れた記憶がありますが、今回も私が住んでいる埼玉県も震度3の揺れを記録しましたが、元日に緊急地震速報を何度も目の当たりにするのは人生で初めてだったりします。また私の両親が石川県金沢市出身という事もあり、金沢でもの被害が報告されているので気になる所でもあります。元日の夜はここ近年はEテレでのウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中継を観たりもしますが、今年は大地震で緊急報道番組編成のためにそれも中止になってしまいましたが・・・・(ちなみにニューイヤーコンサートは後日改めて放送していました)。

私も大晦日は紅白を観ながらのんびりと過ごしていましたが、今回の紅白はもとよりもここ近年の紅白は放送年のトレンドを抑えつつも、ゆういち様もおっしゃるように40代、50代を意識した選曲をしているというのにも頷けました(福山雅治氏とMISIAにゆずが近年では常連枠になっているのもその表れでしょうか)。私も現在40代半ばなので90年代~2000年代前半に青少年期だった事からも分かります。それでも伊藤蘭さんや寺尾聡氏あたりはそれより上の60代乃至は70歳前後あたりの世代がターゲットにしていたのかもしれません。「ルビーの指輪」の大ヒットした時期やキャンディーズの最盛期が40年以上前である事を鑑みると。
紅白について詳しい分析はミュージックソムリエの資格をお持ちのKerSee様のサイト(https://kerseemusic.com/)の方が詳しく述べられていて、私も大いに参考にしており、今回の論評についても頷く所もありました。今回の紅白に関しても視聴率が過去ワーストとの事でしたが、今の時代で30%以上の視聴率が取れるというのは凄い事であり(同じくらい取れるのはせいぜいスポーツの日本代表の国際試合くらい)、今や配信関係も充実しているのでリアルタイム視聴という習慣自体が廃れてきている事もあって世帯視聴率のみならず個人視聴率というものも指標になるというのも分かります。

ちなみに今年2024年は、THE ALFEEがデビュー50周年、TM NETWORKや吉川晃司氏がデビュー40周年、X JAPANやDREAMS COME TRUEがデビュー35周年(X JAPANはメジャーデビューとして)、事実上解散してしまったCHAGE&ASKAがデビュー45周年というようにメモリアルイヤーにもなりますが、かくいう私も後数年でそうなりますがそろそろ50代くらいなりつつある世代の人が聴いていたアーティストというのがこの辺りになるのでしょうか(アルフィーやチャゲアスはもう少し上の世代の人も聴いていそうですが、そういえば昨年はサザンオールスターズがデビュー45周年、B'zがデビュー35周年でしたね)。今回の紅白にもX JAPANのYOSHIKI氏はスペシャルコラボユニットで出場していましたが、そちらも40~50代あたりを意識していたような印象がありました。例えて言うならTHE ALFEEの代表曲である「メリーアン」や「星空のディスタンス」(「メリーアン」は1983年、「星空のディスタンス」は1984年に発表)だったり、TM NETWORKの代表曲「Get Wild」(1987年に発表)等はもう懐メロナンバーとして、紅白はもとより『年忘れにっぽんの歌』に出てくる可能性もありうる?となるのでしょうか。


長い文書となってしまいましたが、改めてよろしくお願いします。

投稿: MoTo | 2024年1月 8日 (月) 23時23分

>MoToさん
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
最近はいろいろなミュージシャンの30周年40周年が普通になってきています。「年忘れにっぽんの歌」も最近、80年代あたりの曲も取り上げられているので、なにげに同番組がJ-POP寄りにシフトする可能性も高いような。紅白は昨年は明確にアラフォー、アラフィフ狙いでしたし、この傾向は続くんでしょうね。

投稿: ゆういち | 2024年1月30日 (火) 23時36分

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