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2023年12月 8日 (金)

キュートなギターポップを堪能

Alvvays Japan Tour 2023

会場 ElectricLadyLand 日時 2023年11月29日(水)19:00~

カナダのインディーロックバンド、Alvvays。2022年にリリースしたアルバム「Blue Rev」にはまり、2022年の私的年間ベストアルバムに選定するなどはまったのですが、このたびジャパンツアーが実施され、ちょうど日程的に行けそうだったので、足を運んできました。

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場所は名古屋大須のElectricLadyLand。なんとなくのイメージだけど外タレでこの箱はちょっと珍しい印象も。どちらかというと、クワトロやボトムラインというイメージが強いので。

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ステージのバックには大きくバンド名が。ちょっとビックリしたのですが、会場はほぼ満員。後ろまで人がギッシリ詰まっていました。日本でも高い注目を集めているバンドということを実感しました。

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19時10分ちょっと前くらいにメンバーが登場。5人プラスサポートの1名という構成でライブはスタートとなりました。風貌としては失礼ながら、いかにもインディーバンドらしい、あか抜けない大学生5人組といった雰囲気。というか、この手のインディーバンドの風貌は、日本も海外も変わらないんだなぁ、と親近感(?)を覚えつつみていました。

楽曲は現時点での最新アルバム「Blue Rev」の1曲目「Pharmacist」からスタート。その後は、同じく「Blue Rev」の「After the Earthquake」へと続きます。その後も基本的に「Blue Rev」からの曲を中心に、過去のアルバムからの曲も披露されるような構成。彼女たちらしい軽快でキュート、ポップなギターロックナンバーが続きます。

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最新アルバムからは「Many Mirrors」「Tom Verlaine」「Belinda Says」「Bored in Bristol」などが続きます。全体的に比較的淡々と、キュートなポップチューンの美メロを聴かせていく展開。決して派手なパフォーマンスはなく、淡々としたプレイなのですが、そのメロディーラインの美しさに耳を傾けます。

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ギターボーカルのモリー・ランキン。バンドのソングライターでもあります。この日もギター片手にキュートなボーカルを聴かせてくれました。

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キーボードのケリー・マクラーレン。黒髪長髪の風貌が、いかにもインディーバンドっぽい雰囲気・・・。

本編ラストは「Dremas Tonite」から、「Easy on Your Own?」へと続き終了。もちろんその後はアンコールが起こりますが、比較的早いタイミングで、再びメンバーがステージ上に戻り、アンコールとなります。

アンコールは最新アルバムから「Velvetten」そして「Lottery Noises」の2曲を披露して締めくくり。全1時間半弱という、(予想はしていたのですが)比較的短い時間でのステージで幕を閉じました。

前述の通り、基本的にはキュートでポップなギターロックが淡々と続くようなスタイルで、大きな盛り上がり、みたいなものはありませんでした。ただ、終始、美しいメロディーラインが楽しめたステージで、モリーのキュートなボーカルもあって、最初から最後まで爽やかな雰囲気が会場を包む、とても心地よいステージになっていました。会場はほぼ満員で、これがはじめての名古屋公演、MCでも「はじめてきました」とコメントしていましたが、それにも関わらずこれだけの動員があるあたり、バンドへの期待の高さをうかがわせますし、それにしっかりと応えた素晴らしいステージだったと思います。

なによりも、シューゲイザーの影響も加わったほどよくノイジーなサウンドに、TFC直系のポップなメロディーが個人的には壺をつきまくり。また、名古屋に来ることがあればライブを見てみたいなぁ。非常に心地よく楽しめた1時間半でした。

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