懐かしのアルバム再現ツアー!
TRICERATOPS "THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK"25TH ANNIVERSARY TOUR RETURN OF THE GREAT SKELETON 2023
会場 THE BOTTOM LINE 日時 2023年10月6日(金)19:00~
本当に久々となるTRICERATOPSのワンマンライブに足を運んできました!今回のツアーは1998年にリリースされた彼らの2枚目のアルバム「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」リリースから25周年を経過したことによる記念ツアーだそうで、同作の再現ライブというツアー。「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」というと、私が「Raspberry」ではじめてトライセラを知って、彼らにはまった後、はじめてリアルタイムで購入したアルバムということで思い入れもある1枚。そういうこともあり今回久々にトライセラのワンマンライブに足を運んできました。
過去の記録をさかのぼると、トライセラのワンマンは2004年の「LICK&ROCKS TOUR」以来、実に19年ぶり(!)。そんなにご無沙汰しちゃったんだ・・・かなり久々となったトライセラのライブなのですが、会場は、やはりほぼ全員、私と同世代の40代後半あたりの人たちばかり。あと、昔と比べると、かなり男性比率があがったな、ということを感じました。
予定時間を5分程度過ぎたところで会場が暗くなりライブスタート。1曲目はいきなり彼らの代表曲とも言える「Raspberry」からスタート。会場のテンションは一気に上がります。その後は「スカルの柄」「Ace」と続きます。その後は簡単なMC。この日は「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」の再現ツアーながらも、最初は通常のセットからスタート。その後も「Couple Days」と続き、さらにライブの定番曲で懐かしの「ロケットに乗って」へと続き、会場は盛り上がります。
ここで会場は一度暗転。ちょっと間をあけると、ヘヴィーなセッションから「PARTY」へと突入。ここからは「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」の再現となります。「MIRROR」「GUATEMALA」と続いていき、やはり盛り上がるのは「FEVER」。ここでまずはテンションが一気に上がります。
その後はちょっと長めのMCに。まず質問で、25年前のツアーに来た人!というのがありました。私、TRICERATOPSではじめて行ったライブが1999年のこのアルバムのツアーのファイナル、いまは亡きZepp Tokyoのこけら落としだったんですよね・・・。もちろん思いっきり手を挙げたのですが、他にも数名、手をあげた人がいました。その後はおなじみの名古屋ネタ。ご存じの通り、ドラムスの吉田佳史が名古屋出身ということで、具体的な地名も登場する地元ネタで盛り上がります。さらにMCでは「元の音源と違うアレンジでライブを演ることの是非」という話で、軽くスカアレンジの「Raspberry」が披露されたりもしました。
その後は「Gコーナー」ということで、「GREEN」「GOOD TIMES」「GOTHIC RING」と頭文字が"G"の曲が続きます。ひょっとしてそのまま「GOING TO THE MOON」か?と思いきや、それは演らず、ここで再びMC。ここではかつての振り付けの話に。当時は決まった振り付けのあることにかなり反発していたそうで、手を横に振る振り付けもNG。そうそう、確かにあの頃って、ヴィジュアル系が「捧げ手」と呼ばれる一糸乱れぬ振り付けをファンが行っていたことから、オルタナ系のロックバンドは、そういう振り付けを行われることを極端に嫌がっていたよね、と懐かしく思い出しながら聴いていました。この日は逆に、そんな振り付けがピッタリ来る曲、ということでスピッツの「スパイダー」とゆずの「夏色」が演奏され、ちょっとしたカバーコーナーになりました。
その後は再び「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」の曲ということで、「CARAMEL TEA」「LIP CREAM」へと続き、最後は「SHORT HAIR」へ。もちろん、演ってくれることは当然わかっていたのですが、個人的にトライセラの曲の中でも、微妙に切ないメロがたまらない大好きな曲なだけに、やはりライブで聴けたのがとてもうれしく、テンションがあがりました。
これで本編は終了。もちろん、盛大なアンコールが起こります。アンコールでは、和田唱と林幸治はあらわれたものの、ドラムの吉田佳史があらわれません。かと思えば、いきなり銀のプロレスマスクをかぶった謎な人物が登場。メキシコから来たプロレスラーの「グレイトスケルトン」と名乗る謎の人物は、トライセラの大ファンであることを自称。ドラムも出来るということで、なぜか、この「グレイトスケルトン」含めての3人でのステージで、「MASCARA&MASCARAS」となりました。
で、1曲で、この「グレイトスケルトン」なる謎のプロレスラーは退場。変わりに吉田佳史がステージに戻ってきました(笑)。メンバー3人が揃ったところでMCに。ここではこの日の物販の紹介から、その後はかなりレアなバラードナンバー「I Can't Tell You Anymore」へ。LISAとコラボしたシングル「Believe the Light」のカップリング曲という、かなりレアな1曲。メロウなバラードナンバーを歌い上げてくれました。
そしてラストは「Fly Away」「トランスフォーマー」という、ライブでも大盛り上がり必至のナンバーへ。もちろん会場のテンションは最高潮となり、ライブは幕を下ろしました。大ボリュームのライブで、約2時間45分という、かなり長丁場のステージでした。
TRICERATOPSのライブは本当に久しぶりだったのですが、いやぁ、楽しかった!!もちろん「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」からの曲が懐かしく、テンションが上がったということもあったのですが、それ以外の曲も非常に盛り上がり、久しぶりのワンマンだったのですが、やはりTRICERATOPSの曲は自分にとって壺だ、ということを再認識させられたステージとなりました。前回のワンマンから19年もご無沙汰していたのですが、やはりもうちょっと足を運べばよかったな、ということに若干後悔。次のワンマンライブも、日程があえば是非とも足を運びたい、そう思ったこの日のステージでした。
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