エンタテイメント性の強いステージ
水曜日のカンパネラ ワンマンライブツアー2023~RABBIT STAR★TOUR~
会場 ダイアモンドホール 日時 2023年6月16日(金)19:00~
詩羽にボーカルが代わって、さらに人気が再燃した感のある水曜日のカンパネラ。今回、詩羽ボーカルではじめて、ライブに足を運びました。水曜日のカンパネラのライブは、2017年にコムアイのライブを見てから2度目(もう6年前!)。場所はおなじダイアモンドホール。そのダイホで今回目立ったのは、会場後半はファミリー席となっていて、親子連れが多く来場していたという点。子供が多いという、ライブハウスのライブでは非常に珍しい客層になっていました。
19時10分頃にライブはスタート。ライブがスタートすると、後ろからいきなり声が響き、会場の後ろから詩羽が登場!「ティンカーベル」を歌いながら、客席の中を練り歩きます。私の近くも通って、至近距離に詩羽が!!これはスタートからいきなり大興奮です。
その後は「アリス」「バッキンガム」と続き、最初のMC。MCでは名古屋ネタで「名古屋の人は厳しいと聴いていたけど、すごい盛り上がりでうれしい!」という話。そしてここでコムアイ時代のナンバー「ディアブロ」に!途中、みんなに「いいね!」のポーズをさせて、まずは会場全体を盛り上げていました。
さらに「シャドウ」「卑弥呼」と続いて、再び詩羽が客席に降りてきたかと思えば、客席中央に脚立が設置され、その上に乗って「モヤイ」を歌い始めます。再び至近距離への登場に、会場の、特に後ろの方の人たちは大興奮です。
さらにその後のMCでサークルモッシュについての説明をしたかと思えば、続く「鍋奉行」では会場全体でサークルモッシュ!とはいえ、詩羽の周りをみんなでぐるぐる「歩く」程度の穏やかなサークルモッシュだったのですが、やはり会場は興奮のるつぼと化していました。
その後は再びステージに戻り「赤ずきん」。狼も登場して一緒に踊ります。
続いての「一寸法師」では観客席から「ヤング」「子供」「ギャル」「おじさん」の4人を募り、ファンをステージ上にあげて一緒に踊るというパフォーマンス。「金剛力士像」では、金剛力士をイメージした(??)2人の女性ダンサーと一緒に踊ります。
そしてコムアイ時代の代表曲「桃太郎」。この曲では、詩羽が大きな風船の中に入り、客席にダイブというパフォーマンス!これはコムアイ時代でもやっていたな・・・。
その後のMCでは自分のファッション(刈り上げた髪や口のピアス)から、自分の好きなものと人の好きなものを大切にして、という話。さらに残り3曲でアンコールはなしという宣言の下、一気にラストスパートとなりました。ラストは「七福神」、そして詩羽時代の大ヒット曲「エジソン」と続いて会場が最高のテンションとなった後、「招き猫」へ。最後には巨大な招き猫も登場しました。
さすがにあれだけMCでアンコールなしと言っていただけに、会場からはアンコールは起きず終了。全2時間弱のステージでした。コムアイ時代と同様、演奏はカラオケで、途中、ダンサーなどの登場はあったものの、基本的に詩羽1人のみでのパフォーマンス。ここらへんはコムアイの時と同じでした。
ただ一方、序盤からの盛り上がりがすごかった!コムアイ時代は歌とダンスのみのステージだったのですが、詩羽は最初から観客席の中から登場したり、観客にアクションを求めたり、会場の盛り上げ方という意味では以前よりエンタテイメント性を増して、非常に楽しいパフォーマンスを見せてくれていました。
ほぼ1人のみのステージであれだけ会場を沸かせられるというのは、曲自身の力も大きいのですが、なにげにパフォーマーとしての詩羽の実力も感じるステージだったと思います。今回「ディアブロ」「桃太郎」というコムアイ時代の2曲も披露してくれましたが、こちらについても違和感はほとんどなく、むしろ詩羽なりの色もしっかり出していて、しっかり自分の曲にしていたようにすら感じられました。
本当に楽しいステージで、今年のベストステージ候補だったと思います。水曜日のカンパネラの魅力をあらためて実感したパフォーマンス。彼女たちの勢いはまだまだ続きそうです!
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