2022年年間ベストアルバム(邦楽編)その1
おととい、昨日に引き続き、年間私的ベストアルバム、今日明日は邦楽編です。
10位 DOKI DOKI/サニーデイ・サービス
聴いた当時の感想は、こちら
ここ数年、勢いのある傑作アルバムのリリースが続くサニーデイですが、またしても傑作アルバムのリリースです。今回のアルバムは比較的シンプルで、かつロックテイストの強いアルバム。曲によってはオルタナ系インディーロックバンドの色合いすら感じさせる曲も見受けられます。また、メンバー3人が並んだにこやかな雰囲気のジャケット写真も印象的。バンドとしての関係性の良さも感じさせます。サニーデイの勢いはまだまだ続きそうです。
9位 Awakening:Sleeping/MASS OF THE FERMENTING DREGS
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約4年ぶりというから、若干久しぶりとなるマスドレの新作。もともとダイナミックなバンドサウンドが持ち味だった3ピースバンドの彼女たちですが、今回のアルバムではまさにそんな迫力あるバンドサウンドが躍動感を込めて展開される内容に。さらに爽やかさとメランコリックさを感じさせるメロディーラインも大きな魅力に。加えて、録音状態も非常に良く、抜けのあるサウンドに奥行も感じられて、聴いていて気持ちよさを感じます。3ピースバンドの魅力をこれでもかというほど感じられる作品でした。
8位 七号線ロストボーイズ/amazarashi
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青森出身の彼らは、以前から比較的、生まれ故郷である地方に立脚したような歌詞の作品をリリースしてきましたが、今回のアルバムも「七号線」というタイトル自体が青森を走る国道七号線から取られたように、彼らのふるさとをテーマとした作品になっていました。そんな地方に住む人たちの現状を描いた今回の作品は、原点回帰ともとれるような作品に。叙情たっぷりのメロはもちろん、その歌詞の世界にグッと胸をつかまれる傑作に仕上がっています。
7位 Muddy comedy/山中さわお
ライブ活動は継続的に行っているものの、作品の発表という観点では「活動休止」状態のthe pillows。一方で山中さわおソロとしては勢いのある作品を作り続けており、本作もバンドサウンドを前面に押し出した楽曲はthe pillowsと重なる部分も。また、なによりも歌詞の世界がthe pillows以上にthe pillowsらしい、まさに山中さわお色を前面に出した、ソロらしい作品に仕上がっていました。確かに、これだけ充実した作品をソロでつくっちゃうと、ソロでの作品づくりを優先しちゃうよなぁ・・・。そんなことも感じてしまう傑作アルバムでした。
6位 正気じゃいられない/マハラージャン
聴いた当時の感想は、こちら
ターバンを巻いたそのルックスといい、「マハラージャン」という名前といい、キャラ立ちしまくりのミュージシャン。そんな彼の新作は、そんなマハラージャンというキャラクターに全く負けないだけの「キャラ立ち」しまくりの曲のつまったアルバムに。軽快なポップチューンからハードロック、AOR、ファンク、ディスコチューンなど多彩な音楽性とユニークさを感じさせる歌詞の世界が楽しいアルバムに仕上がっていました。もちろんメロディーラインのインパクトも十分。音楽的にも文句なしに傑作と言える作品でした。
明日は5位から1位!
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