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2023年2月15日 (水)

アイドル系が目立つチャート

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週のHot100はアイドル系が目立つチャートとなりました。

まず今週の1位は、韓国の男性アイドルグループSEVENTEENの別働ユニットBSS(SEVENTEEN)のデビューシングル「Fighting(feat.Lee Young Ji)」がランクイン。CD販売数は3位でしたが、ダウンロード数9位、ストリーミング数13位、You Tube再生回数7位で、総合順位は1位獲得。オリコン週間シングルランキングでは、同曲が収録されている「SECOND WIND」が初動売上5万4千枚で3位に初登場しています。

一方、3位にも韓国の男性アイドルグループNCT DREAM「Best Friend Ever」がランクイン。CD販売数はこちらが1位を獲得しましたが、ダウンロード数54位、You Tube再生回数90位、そのほかのチャートは圏外となり、総合順位は3位に留まっています。オリコンでも初動売上18万2千枚で1位初登場しています。

日本のアイドル勢は、AKB48の姉妹グループ、HKT48「君はもっとできる」は4位に初登場。こちらはCD販売数2位以外すべてランク圏外。相変わらずCD売上のみに焦点を置いているAKB系らしい結果となっています。オリコンでは初動売上12万8千枚で2位初登場。前作「ビーサンはなぜなくなるのか?」の初動12万7千枚(1位)より微増。

そしてこれらアイドル系に挟まれつつ、先週と変わらず2位をキープしたのがOfficial髭男dism「Subtitle」。ストリーミング数は17週連続1位。ダウンロード数は3位から4位にダウンしたものの、You Tube再生回数は変わらず3位をキープしています。これで18週連続のベスト10ヒット&ベスト3ヒットとなりました。また「ホワイトノイズ」は先週からワンランクダウンながらも8位とベスト10をキープ。今週も2曲同時ランクインとなっています。

続いて4位以下初登場ですが、今週はHKT48のほか、もう1曲初登場が。9位に由薫「星月夜」が初登場。ストリーミング数は45位、YouTube再生回数は72位と奮いませんが、ラジオオンエア数4位、ダウンロード数は1位を記録し、総合順位でベスト10入りです。彼女は、これで「ゆうか」と呼ばせるシンガーソングライター。2019年にGYAOとアミューズの合同オーディション「NEW CINEMA PROJECT」で審査員特別賞を受賞し、デビューしています。本作はデビュー後、6作目となる配信限定シングル。テレビ朝日系ドラマ「星降る夜に」の主題歌に起用され、今回、ヒットにつながりました。ダウンロード数で高い順位を見せているものの、ストリーミング、YouTubeの順位が伸びていない点、ドラマを見た視聴者がダウンロードで購入しているものの、それ以外の層にはまだ広まっていないということなのでしょう。今後のヒットは、どれだけドラマ視聴者以外の層に波及するかにかかっていそうです。

さらに今週、返り咲き組としてTani Yuuki「W / X / Y」が10位にランクアップ。3週ぶりのベスト10返り咲きを記録しています。これでベスト10ヒットは通算38週目となりました。

他のロングヒット組では、まず米津玄師「KICK BACK」が4位から6位にダウンしています。ただし、ストリーミング数は17週連続で2位をキープ。ダウンロード数は10位から7位、You Tube再生回数も7位から6位にアップしており、むしろ全体的には上り基調。初登場組に追い落とされる形でランクを下げましたが、来週以降の巻き返しも期待でしそうです。これでベスト10ヒットは連続18週目に。

10-FEET「第ゼロ感」は6位から7位にワンランクダウン。ダウンロード数は2位から3位にダウン。ただストリーミング数が6位から4位、YouTube再生回数も12位から8位にアップし、いずれも最高位を更新しています。いままで「スラムダンク」世代で、比較的年齢層も高いと思われる映画を見ていた層がダウンロードで購入していたのが、徐々に、その他のリスナー層に波及してきたように思われます。順位的にはダウンしてしまいましたが、来週以降の巻き返しも期待できそう。これで10週連続のベスト10ヒットとなります。

一方、先週までベスト10ヒットをキープしていたAdo「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」は今週13位にダウン。ついにベスト10ヒットから姿を消しました。ベスト10ヒットは34週連続でストップです。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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