待ちに待った振替公演!
black midi JAPAN TOUR 2022
会場 THE BOTTOM LINE 日時 2022年12月6日(水)19:00~
独特の音楽性が高い評価を受け、今、もっとも注目されるロックバンドの一組であるイギリスのロックバンド、black midi。その来日公演が決定されたのが昨年の9月でした。コロナ禍がちょっと収まりつつあった中での開催決定で、ようやく外タレのライブも見れるのか・・・と期待があったのですが、その後の状況悪化により結局来日は延期に。それから約1年3ヶ月、コロナ禍も徐々に収束に向かい、ライブ活動も以前の形を取り戻す中、ようやく延期となっていた来日公演が決定となりました。会場は同じくボトムライン。1年3ヶ月ごしにかなった来日ライブなだけに楽しみにして足を運びました。
で、19時ピッタリに会場は暗くなり、音楽が鳴り響きます。もう早くもライブがスタートか・・・と思いつつ、ここから全くメンバーがステージに来ない・・・この音楽が延々に鳴り響く中、待ちわびます・・・しかし、全くメンバーがあらわれない・・・。
大音量の音楽の中、ちょっとしたクラブのような雰囲気になり、Twitterの情報によると2階席にバンドメンバーがあらわれたとかあらわれなかったとか・・・。延々50分近くが経過し、ようやくメンバーがステージ上にあらわれ、ライブがスタートとなりました。
まず1曲目は「953」からスタート。いきなりヘヴィーな爆音が会場を包みます。
序盤はさらに「Speedway」「Welcome to Hell」とダイナミックなナンバーが続きます。この日はメンバー3人+サポートのキーボード1人という編成なのですが、息の合ったプレイが印象的でした。
ドラムスのモーガン・シンプソン。迫力あるドラミングでステージを支えます。
迫力ある演奏を聴かせてくれたかと思えば、続く「27 questions」では一転、しんみりと歌を聴かせる構成に。力強い演奏だけではなく、「歌」もしっかりと魅力的に聴かせてくれるという音楽性の幅も彼らの実力の一つと言えるでしょう。しかしその後は一転、「Sugar/Tzu」「Raggae」とダイナミックなナンバーを聴かせます。
ベースのキャメロン・ピクトン。彼の力強いベースもバンドの土台を支えていますが、中盤アコギをかかげ「Still」では伸びやかな歌声を聴かせてくれます。しんみり聴かせる「Still」から一転、ダイナミックな「Eat Man Eat」でも彼のボーカルで迫力あるバンドサウンドを聴かせてくれました。
その後はなぜか「クワイ河マーチ」をプレイし、そのまま「Chondro」「John L」「Near DT」へ。途中、簡単なMCで今回のツアーでまわった(と思われる)世界各地への感謝の言葉かけ、最後は"Many thanks to you,friends"と会場のファンにも感謝の言葉をかけていました。
ギターのジオルディ・グリープ。終盤の「Magician」ではハンドマイクを持って、しっかりと歌い上げます。もちろん、ダイナミックなギタープレイも大きな魅力。ラストは「Slow」で締めくくり。実演奏時間は1時間20分くらいのステージ。最後はグリープが1人ステージに残り、挨拶。最後は"Merry Christmas"で締めくくりました。
20時ちょっと前にスタートしたライブでしたが、ライブ終了は21時ちょっと過ぎ。うーん、ライブ開始があれだけ遅れるくらいなら、もっと早くはじめて、もっと長くプレイしてほしかったなぁ。そんな不満もありつつ、ライブ自体は予想以上に素晴らしいものでした!とにかく、メンバーの息がピッタリと合った演奏で、静と動のメリハリのつけた演奏にはゾクゾクとくる瞬間も多々ありました。ライブバンドとしての実力をしっかりと感じさせる演奏でした。
迫力あるダイナミックなプレイから歌をしっかり聴かせるステージまで幅もあり、ミュージシャンとしての実力もしっかりと感じられます。あらためてblack midiというバンドの素晴らしさを感じたステージ。なかなかはじまらないステージにちょっとイライラもしたのですが、大満足の1時間強でした!
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