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2022年11月26日 (土)

なんと今年2枚目!

Title:Return of the Dream Canteen
Musician:Red Hot Chili Peppers

前作「Unlimited Love」リリース時からアナウンスはされてきましたが、前作からわずか半年。なんと今年2枚目となるレッチリのニューアルバムがリリースされました。既に大ベテランの彼らが、これだけ積極的にアルバムをリリースしてくる時点で驚きなのですが、今年は意外なことにバンド初となるスタジアムツアーを決行。さらに来年には単独公演としては約16年ぶりとなる日本公演も予定されており、その勢いはまだまだ止まりません。

そんな今年2作目となるニューアルバムは、前作に引き続き全17曲1時間15分というボリューミーな内容。さらに前作に引き続きリック・ルービンをプロデューサーとして利用。いかにもレッチリらしいアルバムに仕上がっています。さらに前作は比較的メランコリックな作風を前に押し出した作品になり、彼ららしいファンキーなサウンドがちょっと後ろに下がってしまった、という印象も受けるのですが、今回のアルバムは前作に比べて、グッと、レッチリらしいファンキーなサウンドが前に出てきたアルバムに仕上がっています。

アルバムの冒頭を飾る「Tippa My Tongue」からいきなり彼ららしいファンキーなリズムをグイっと前に押し出した作品になっていますし、「Reach Out」でもヘヴィーでファンキーなサウンドを聴かせてくれています。さらに「Fake as Fu@k」もミディアムテンポからスタートしつつ、サビでグッとファンキーなサウンドにテンポが変わる構成がなかなかユニーク。その後も「Afterlife」「Shoot Me a Smile」などファンキーなリズムで聴かせる作品も目立ちまし、「The Drummer」のような疾走感あるサウンドを聴かせつつ聴かせる反面、比較的ポップなメロディーラインの楽しめる曲などもあります。

ただ一方、今回のアルバムも前作同様、メランコリックに聴かせる抑え気味な作風の曲も目立ち、「Shoot Me a Smile」などもファンキーなリズムながらもメロはメランコリックですし、「Handful」のような力強いベースラインを聴かせつつ、哀愁感あるメロでしっかり聴かせるようなナンバーや終盤には「Carry Me Home」みたいな郷愁感たっぷりに聴かせる曲も並んでいたりします。

また今回のアルバムでひとつの目玉なのが、先行シングルにもなっていた「Eddie」で、こちらは2020年に亡くなったエディ・ヴァン・ヘーレンに捧げた曲。彼らのエディーに対する思いを感じるのようにメロディアスながらも非常に泣かせるようなメロディーラインが特徴的な楽曲に仕上がっており、アルバムの中のひとつの核となっています。

そんな感じで前作に比べるとレッチリらしいファンキーなリズムを前に押し出した楽曲がグッと増えた印象を受けるのですが、ただ前作同様、メランコリックなメロを前に出して、全体的に抑制気味な「大人なレッチリ」も感じさせるアルバムになっていました。ファンキーなリズムの楽曲を交えつつ、バラエティー富んだ作品だっただけに、前作ほどはダレることはなかったのですが、それでも全17曲1時間15分はちょっと長かったような感じも・・・。個人的にはやはり、あと3曲くらい絞ってくれた方がよかったようにも思います。

ただ、一方では前作同様、しっかりレッチリとしての実力は間違いなく感じさせるアルバムになっており、活動開始から40年近くが経過していながらこの現役感はさすが。まだまだこれからも脂ののった活動が続きそうな予感もさせてくれる、そんな1枚でした。

評価:★★★★★

Red Hot Chili Peppers 過去の作品
I'm With You
2012-13 LIVE EP
The Getaway
Unlimited Love

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