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2022年7月22日 (金)

全英1位の理由もわかるインパクトある作品

Title:Dance Fever
Musician:Florence+The Machine

フローレンス・ウェルチ率いるイギリスのロックバンド、Florence+the Machine。前作では全英チャートが惜しくも2位に留まったものの、本作では2作ぶりに1位を獲得。5枚目のアルバムにして4枚のアルバムをチャート1位に送り込むなど、すっかり人気バンドとしてその地位を確立しています。

今回のアルバム、「Dance Fever」というタイトル通り、ディスコチューンを前面に押し出したダンスアルバム・・・・・・という感じではさすがにありませんでした。ただ、全体的にダンサナブルでリズミカルな作風が目立つ内容になっていました。2曲目「Free」は4つ打ちのリズムを前面に押し出したダンサナブルな作品になっていましたし、その前後の「King」「Choreomania」も、ダンサナブルとまではいかないもののテンポ良いリズムが流れる作品になっています。また後半の「My Love」も不気味な雰囲気でスタートするものの、途中からリズミカルなビートが流れる作品に。サビではダンサナブルな展開になっています。さすがにFlorence流のダンスアルバム、というほどではないものの、そんなリズミカルな曲が目立つ内容になっていたように思います。

また、そんなリズミカルな曲が核になっていたからでしょうか、アルバム全体としてもメロのフックが効いたインパクトある作品が目立つ、ポップなアルバムに仕上がっていました。前述の「Choreomania」もダイナミックなサウンドが高揚感ありますし、「Dream Girl Evil」もソウルフルにゆっくりと歌いあげるボーカルとダイナミックなサウンドがインパクトに。エキゾチックで怪しげな雰囲気が印象的な「Cassandra」もインパクト満点の楽曲に仕上がっていますし、「Daffodil」も同じく怪しげな雰囲気のサウンドとメロディーが耳に残ります。

なによりもインパクトの強さを感じるのは「My Love」で、バンドサウンドにストリングスを入れた分厚い疾走感あるサウンドと伸びやかなボーカルでインパクトの強い楽曲に。さらに終盤も、アコギでしんみり、ちょっとジャジーに聴かせる「The Bomb」もメロウな歌声が大きなインパクトのある楽曲ですし、ラストの「Morning Elvis」も美しくも荘厳でスケール感あるサウンドが耳に残る楽曲に仕上がっています。

一応、ジャンル的には「インディーロックバンド」というカテゴリーの彼女たちですが、分厚いサウンドはスケール感たっぷりで、メロディーラインもインパクト十分。いい意味で広い層に支持されそうなアルバムという印象を受けますし、実際に、全英1位と結果を残しています。そういう意味では、ロックリスナーのみならず広い層に素直におすすめできる作品。素直にその荘厳で力強いサウンドを楽しめる1枚でした。

評価:★★★★★

Florence+The Machine 過去の作品
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High As Hope

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