« ヒゲダン旋風再び? | トップページ | コロナ禍の中でも変わらず! »

2022年7月14日 (木)

今週は「今どき」のチャート

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

先週は「おじさん」勢の活躍が目立ったチャートでしたが、今週の上位は、今どきのミュージシャンのアルバムが並んでいます。

まず1位は浦島坂田船「Toni9ht」がランクイン。ニコニコ動画やYou Tubeを舞台に活躍する4人組ユニット。CD販売数1位、ダウンロード数31位、PCによるCD読取数18位で総合順位で1位獲得となりました。オリコン週間アルバムランキングでは初動売上5万3千枚で1位初登場。前作「L∞VE」の初動6万6千枚(1位)からはダウンとなっています。

2位には若手のロックバンド(といっても2013年結成なので、そろそろ中堅の域なのですが)Mrs GREEN APPLE「Unity」がランクイン。CD販売数3位、PCによるCD読取数は20位でしたが、ダウンロード数が1位にランクインし、総合順位は2位に。2020年に当面の活動休止を発表した彼らですが、2022年に活動再開。5人組バンドがメンバー2人脱退により3人組になってしまいましたが、活動休止前にリリースしたベストアルバム「5」からちょうど2年ぶりとなるミニアルバムで活動再開となっていまう。オリコンでは初動売上2万8千枚で3位初登場。直近のベストアルバム「5」の初動売上4万8千枚(1位)からはダウン。ただ、オリジナルアルバムとしての前作「Attitude」の2万6千枚(4位)からはアップしており、活動休止中にファン離れが起きなかったことを物語る結果となっています。

3位はジャニーズ系アイドルグループKing&Prince「Made in」が先週の1位から2ランクダウンながらもベスト3をキープしています。

続いて4位以下の初登場盤ですが、5位には女性声優水樹奈々「DELIGHTED REVIVER」がランクイン。CD販売数5位、ダウンロード数2位、PCによるCD読取数11位。オリコンでは初動売上2万枚で5位初登場。前作「CANNONBALL RUNNING」の初動3万5千枚(3位)からダウンしています。

8位には、現在「シンデレラボーイ」がHot100でロングヒット中のSaucy Dogのミニアルバム「サニーボトル」がランクイン。CD販売数8位、ダウンロード数19位。オリコンでは初動売上1万枚で9位初登場。前作「レイジーサンデー」の3千枚(13位)からアップ。オリコンでは自身初のベスト10ヒットとなっています。

9位初登場はゴスペラーズ「The Gospellers Works 2」。CD販売数9位、ダウンロード数20位、PCによるCD読取数65位。ゴスペラーズ初のセルフカバーアルバム。オリコンでは初動売上1万枚で11位初登場。直近作「アカペラ2」の初動1万2千枚(5位)からダウンしています。

最後10位には佐野元春&THE COYOTE BAND「今、何処」が初登場。CD販売数10位、ダウンロード数18位、PCによるCD読取数47位。先週は「おじさん」の活躍を取り上げましたが、佐野元春も御年66歳という十分な「おじさん」。ただ、今年に入り、4月にリリースした「ENTERTAINMENT!」以来2作目と、積極的な活動が目立ちます。オリコンでは初動売上8千枚で12位初登場。直近作は(「ENTERTAINMENT!」が配信限定アルバムだったので)ベストアルバム「THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005-2020」で、同作の初動5千枚(14位)からアップ。オリジナルとしては前作「或る秋の日」の4千枚(14位)からアップしています。ちなみにおじさん勢は今週も山下達郎「SOFTLY」が6位に、吉田拓郎「ah-面白かった」が7位にそれぞれランクインしており、まだまだ強さを見せつけています。

今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

|

« ヒゲダン旋風再び? | トップページ | コロナ禍の中でも変わらず! »

ヒットチャート2022年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ヒゲダン旋風再び? | トップページ | コロナ禍の中でも変わらず! »