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2022年5月12日 (木)

返り咲き組の多いチャート

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週は対象週がGW最中ということで新譜は少な目。ただその結果、返り咲き組の目立つチャートとなりました。

そんな中、1位を獲得したのは韓国の女性アイドルグループLE SSERAFIMのデビューミニアルバム「FEARLESS」。輸入盤ということでCD販売数はランクインしませんでしたが、ダウンロード数で1位を獲得し、総合チャートも1位となりました。オリコン週間アルバムランキングでは、輸入盤の売上により初動売上3千枚で3位初登場となっています。

2位は藤井風「LOVE ALL SERVE ALL」が先週の7位から2位にアップ。初登場週以来6週ぶりのベスト3返り咲きとなりました。特にCD販売数が17位から4位と大幅アップ。もっとも、オリコンでも2位にランクインしているのですが、売上枚数はわずか3千枚。GW週で新譜が少なかった影響でのランクアップだったようです。

3位にはAdo「狂言」が先週の17位からアップし、2週ぶりにベスト10返り咲き。ベスト3も11週ぶりの返り咲きとなります。これで通算10週目のベスト10ヒット。ベスト10返り咲きはこれで3度目となり、根強い人気を感じます。特にダウンロード数が11位から5位、CD販売数も45位から13位に大幅アップとなっています。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位に中島美嘉「I」がランクイン。CD販売数2位、ダウンロード数18位。初のセルフプロデュース作で、全曲本人が作詞作曲を手掛けたアルバムとなっています。リリース日が5月4日で、フライング販売分があった影響で、オリコンでは先週のチャートで31位初登場。今週、2千枚を売り上げて6位にランクアップしています。ビルボードでもオリコンでもベスト10ヒットは前々作「TOUGH」以来2作ぶりとなりましたが、オリコンでは先週、今週の売上を足しても3千枚で、前作「JOKER」の初動5千枚(17位)からはダウンしています。

7位には人気若手俳優、牧村輝がさぐぱん名義でリリースしたデビューミニアルバム「さぐわん」がランクイン。CD販売数で1位を獲得しましたが、その他のチャートは圏外となり、総合順位はこの位置に。オリコンでも見事1位を獲得していますが、初動売上3千枚と、さすがにCDが売れなくなっている今とはいえども、1位としてはかなり寂しい枚数となっています。

そんな訳で今週はGW週ということもあり新譜が少なめ、かつCD販売数も少ないということもあり、前述のAdoを含め、ベスト10返り咲きが目立ちました。まず優里「壱」が先週の21位から6位に大幅アップ。8週ぶりのベスト10返り咲き。CD販売数が51位から15位、ダウンロード数も12位から6位にアップしています。これで通算10週目のベスト10ヒットとなりました。

YOASOBI「THE BOOK 2」も23位から8位にアップ。こちらは14週ぶりのベスト10返り咲き。ダウンロード数が9位から4位にアップしたほか、CD販売数も圏外から46位にランクインしています。こちらも通算10週目のベスト10ヒットとなります。

さらにシェリル・ランカ・ワルキューレ「マクロス40周年記念超時空コラボアルバム デカルチャー!!ミクスチャー!!!!!」も先週の19位から10位にアップし、こちらは2週ぶりのベスト10返り咲き。特にCD販売数が27位から17位にアップしています。

一方、ロングヒット盤では宇多田ヒカル「BADモード」が先週と変わらず5位をキープ。こちらもダウンロード数が17位から11位にアップ。通算10週目のベスト10ヒットとなりました。

なぜか妙に10週目のベスト10ヒット作が目立った今週・・・来週、ここらへんの返り咲き組がベスト10をキープするのでしょうか、それとも??チャート評はまた来週の水曜日に!

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