ようやく!ようやく!
Thundercat Japan Tour 2022
会場 名古屋CLUB QUATTRO 日時 2022年5月18日(水)18:00~
今、もっとも注目されているベーシストで、Flying LotusやKendrick Lamarのアルバムにも参加しているThundercat。2017年にリリースされたアルバム「Drunk」、2020年にリリースされたアルバム「It Is What It Is」はいずれも傑作アルバムでした。そんな彼の来日ライブが行われるとあって、さっそくチケットを確保しました!2020年に・・・・・・。
当初、このライブが開催される予定だったのが2020年4月。そう、あのコロナ禍がはじまった真っ最中。当然のごとく、ライブは延期に。延期後のスケジュールは同年の9月と決定されたものの、それも延期。その後、しばらく無しのつぶての状況になったのですが、当初の予定から2年、ようやく、ようやく来日公演が正式決定!この日を迎えました。正直、ライブ自体が中止になるものと半分以上諦めていたのですが、ようやく発券したチケットを握りしめ、クワトロに向かいました。
⇐発券したチケットは、このように当初の公演予定日が記載。ちなみに、コロナ禍の入場制限ということで、2回にわけての公演となり、私はそのうち1回目、18時スタートの会に参加しました。
会場には、テープで白い枠が区切ってあって、1つの枠につき1人が入ってみる見るように指示されていました。とはいえ、会場の定員の半分の入りということもあって、特に後ろの方はスペースも余裕で空いている状況。さすがに前の方で混雑の中、見るのはちょっと怖い感じもしたので、すいている後ろの方に陣取って、ライブ鑑賞となりました。
2回公演の1回目で、2回目も控えていることもあり、ほぼ18時ちょうどにライブはスタート。この日は、ドラマーには、Thundercatのアルバムにも参加しており、現在、非常に注目を集めているドラマーであるLouis Coleが参加。さらにキーボードのメンバーとの3人でのステージとなりました。1曲目は、最新アルバムからの1曲目ということもあり「Lost In Space/Great Scott/22-26」からスタート。ファルセットボイルで美しく聴かせてくれるのですが、さらにグルーヴィーなThundercatのベースと、Louis Coleの超絶ドラミングが重なるパフォーマンスで、序盤から一気に惹きつけられます。
その後はメンバー紹介を挟み、「I Love Louis Cole」へ。こちらは、まさに今回参加したドラマーLouis Coleのために作られたようなナンバーで、待ってましたとばかりのLouis Coleのドラムプレイを楽しめるナンバーで、さらに会場は盛り上がっていきます。さらに「Dragonball Durag」を聴かせてくれた後は再びMCに。こちらは日本ということでThundercatの趣味でもあるアニメネタに。途中(おそらく)「NARUTO」の話なども飛び出して、その話をLouis Coleに振ったところ、きちんと答えてくれたので「だから、君のことが好きだよ」なんていう2人の仲の良さを感じさせる会話も飛び出しました(笑)。
最新アルバムからのナンバーを中心に、次々と演奏を披露。もちろん彼のファルセットボイスでメロウな歌も聴かせてくれるのですが、全体的には原曲よりも、やはり3人のプレイを楽しめるような内容に。ジャムプレイもじっくりと聴かせてくれ、特に、「チック・コリアに捧げます」と話してスタートした曲については、ThundercatとLouis Coleが延々と掛け合いのグルーヴィーなジャムを聴かせてくれて、会場を沸かせました。
終盤は「It Is What It Is」から、本編ラストは彼の代表曲とも言える「Them Changes」に。最後は、歌メインで、ファルセットボイスにのせてしっかりと聴かせてくれます。非常によい心持ちになってライブは終了。客電も明るくなり、さすがに2回目も控えているため、アンコールはなしかな・・・と思いつつも、客席からは盛大なアンコールが起こります。
そうするとやがて照明が暗くなり、なんと再びメンバーがステージに登場!最後は「Funny Thing」を披露。軽快でアップテンポなナンバーに、観客も大盛り上がり。最後は会場のテンションもマックスになった中、ライブの幕は下ろされました。
2回目のスタートが8時ということもあり、ライブが終了したのは7時半。約1時間半のステージでした。わかってはいたのですが、比較的短めのステージ。ただ、それでもLouis Coleとのプレイは非常に魅力的で、短いながらも非常に濃い内容のステージになっていました。まさに2年間、待ちに待ったかいのあったステージ!!途中のMCもかなりフランクリーで、彼の人柄も伝わりましたし、とにかく独特のグルーヴ感がたまらないライブとなりました。非常に満足度の高い1時間半でした。
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