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2022年2月 1日 (火)

2021年年間ベストアルバム(洋楽編)その1

今年も毎年恒例の私的ベストアルバムの紹介がやって来ました!洋楽、邦楽2回に分けて、それぞれ4回にわたり紹介する予定です。

10位 CRAWLER/IDLES

聴いた当時の感想は、こちら

最近ではアルバムをリリースする毎に上位にランクインし、すっかりその人気が定着した感のあるイギリスのポストロックバンドIDLES。前作からわずか1年2ヶ月というインターバルでリリースされた本作がこちら。ダイナミックさが快感に覚えつつ、若干一本調子にも覚えた前作に比べると、グッと楽曲のバリエーションが増えて、さらなる進化を遂げた感のある傑作アルバム。もちろん、ヘヴィーなサウンドの中で意外なポップスさを感じるメロは本作も健在。ちなみに、偶然にも2年連続の10位ということになりました・・・。

9位 Jubilee/Japanese Breakfast

聴いた当時の感想は、こちら

2021年を代表するポップアルバムとして、各種メディアの年間ベストで軒並み上位にランクインしてきた本作。自分は後追いで聴いたのですが、”Jubilee"=「祝祭」というイメージにピッタリのキュートなポップチューンが実に魅力的な1枚。エレクトロサウンドやバンドサウンドをほどよく配合させたバラエティーに富んだ展開も魅力的。ここ最近、ポップなアルバムをリリースするミュージシャンの躍進が目立ちますが、その代表格とも言えるミュージシャンです。ミュージシャン名と反して、「日本」とは直接関係ないのはちょっと残念ですが、日本でも幅広い層の支持を受けそうな傑作です。

8位 Any Shape You Take/Indigo De Souza

聴いた当時の感想は、こちら

ジャケ買いを100%拒絶するような、不気味なジャケット写真が大きなインパクトなのは、アメリカの女性シンガーソングライターによるアルバム。このジャケット写真からは全く想像できないような、意外すぎるポップでキュートなメロディーが大きなインパクトを受けるアルバムで、オルタナ系ギターロック路線の楽曲や、エレクトロを取り入れた楽曲などバラエティー富んだ宅録的なサウンドメイキングも大きな魅力。ジャケット写真とは異なる広い層に支持されそうな作風で、これが2枚目のアルバムながらも、今後、さらに注目を集めていきそうです。

7位 Vulture Prince/Arooj Aftab

聴いた当時の感想は、こちら

ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するパキスタン出身の女性シンガーソングライター。ワールドミュージック的な要素も感じさせるエキゾチックな雰囲気にアコースティックなサウンドがピッタリとマッチし、独特とも言える幽玄的雰囲気を醸し出しています。日本ではまだ無名に近いものの、徐々に注目を集めており、なんと本作でグラミー賞2部門ノミネートという快挙も達成。その独特な世界観に魅了されている人が急増している模様。彼女だけが醸し出すような独特な雰囲気が魅力的な傑作でした。

6位 ENTERTAINMENT,DEATH/SPIRIT OF THE BEEHIVE

聴いた当時の感想は、こちら

8位のIndigo De Souzaと並んでジャケットが悪い意味で(?)インパクトを持つ、アメリカ・フィラデルフィア出身のインディーロックバンドによる新作。様々なサウンドを取り入れたアバンギャルドなサウンドとキュートなメロディーラインというアンバランスさが魅力的な作品で、このサイケなサウンドとキュートなメロのバランスに、往年のシューゲイザー系からの流れも感じさせるアルバムとなっています。ロック好きなら文句なしに楽しめる傑作です。

そんな訳で6位から10位までの紹介でした。明日、あさってはチャート評ですので、続きは金曜日に!

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