復活ライブ第3弾!
TM NETWORK How Do You Crash It?three
会場 オンライン 日時 2022年2月12日(土)21:00~
オンラインライブでの復活となったTM NETWORK。昨年、第1弾、第2弾ライブが配信となりましたが、続いて第3弾のライブ配信がスタート!今回ももちろん、ライブ配信を視聴しました。さて、時間になると、いままでの非常に凝ったスタートとは一転。木根の静かなアコギ、小室のエレピ、そして椅子に座りながらの宇都宮隆のボーカルというシンプルなスタイルでまずはバラードナンバー「TIME MACHINE」からスタート。一転、シンプルな滑り出しとなりました。
その後、オープニングのような短いイメージ映像から、続いては「ALIVE」から「N43」へ。いずれも再結成後のナンバーなので、比較的最近(といっても10年以上前の曲ですが・・・)と続きます。今回は2月で寒さもピークの中でのライブということもあるのでしょうか、バラードナンバーの1曲目から、比較的暖かみのあるポップチューンが続く構成になっていました。
続いては、ちょっと意外な木根尚登のアコギソロ。ステージに木根尚登が一人残り、アコースティックギター、後半はハープの演奏をしんみりと聴かせてくれます。今回は序盤から木根尚登楽曲が前半の構成に。やはり冬の寒い日には、木根尚登のフォーキーな色合いの強い楽曲が染み入ります。
この木根尚登ソロをインターリュードとして後半は「RESISTANCE」からスタート。こちらは非常に懐かしい楽曲ですが、やはりマイナーコード主体のメランコリックなメロディーラインは、冬の季節にピッタリ来る楽曲ということでしょうか。
ここで再びインターリュード的な映像が流れます。最初は2020年に大きな話題となったBLACK LIVES MATTER運動の映像が流れた後、COVID-19下の渋谷の映像など、「現在」を象徴するような映像が流れていきます。
そしてここから再び一転、これまた懐かしい「BE TOGETHER」へ。ここで木根尚登もギターからキーボードに楽器を入れ替え、エレクトロ色全開でのアップテンポなステージ。シンセのサウンドも以前に比べてかなりトランシーなサウンドとなっており、今風な音にアップデートされています。ライブ映像を見ながら、思わず身体が踊り出し、一緒に歌い出してしまう実にワクワクするステージでした。
続いてもトランシーなサウンドからスタートし、最初は何の曲か?と思いきや、途中から聞き覚えあるフレーズに代わり、「Self Control」に!こちらも原曲と比べて、よりトランシーにアップデートされたサウンドながら、やはり懐かしい楽曲に思わず一緒にフレーズを口ずさんでしまいます。
そしてラストは新曲「How Crash?」に。昨年10月に実施した第1弾ライブ以来、2度目の披露。改めて聴いても、いい意味でひねりのないストレートに明るいポップチューンで、ある種、今後のTM NETWORKの「希望」みたいなものも感じさせます。
最後は再び女の子が、タブレットをのぞき込む映像が流れます。ニュースか何かのアナウンスで「現在、人々を脅かすのはウイルスなのかもしれません」と現在社会を象徴するようなコメントが流れると、シーンが一転。ステージ上に小室哲哉1人が登場した後、残りのメンバー2人もやがて登場。天井から降りてくる三角形の照明みたいなものを見上げつつ、ライブは幕を下ろします。今回も約1時間のステージでした。
正直、1回あたり1時間程度のパフォーマンスで5,000円超えはちょっと高い・・・という印象は最後までぬぐえないものの、それを差し引いてもTM NETWORK最高!と感じさせるパフォーマンスでした。いかにもコンセプチャルなステージングは彼ららしい(というか小室哲哉らしい)とも思うのですが、それ以上にやはり素直に曲自体の良さに魅せられたパフォーマンス。小室哲哉の復活については賛否あるようですが、なんだかんだいっても昔からのファンとしてはうれしいですし、今後、生ライブを実施するのであれば、是非とも足を運びたいなぁ。やはりTM NETWORKは良い!ということを実感したパフォーマンスでした。
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