最後のベスト盤で見事1位
今週のHot Albums
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最後のベストアルバムで1位を飾りました。
今週1位はV6のベストアルバム「Very6 BEST」が獲得。11月1日にメンバーの森田剛がジャニーズ事務所を退所し、それをきっかけに活動に21年に及ぶ活動に幕を下ろしたV6。本作はその最後にリリースされたベストアルバムとなります。CD販売数及びPCによるCD読取数がそれぞれ1位を獲得し、総合順位でも1位を獲得しました。オリコン週間アルバムランキングでも初動売上18万3千枚で1位初登場。直近のオリジナルアルバム「STEP」の13万1千枚(1位)よりアップ。ベスト盤としての前作「SUPER Very Best」の15万2千枚よりアップしています。
昨今は、ジャニーズ系アイドルグループは、NEWSやらKAT-TUNやらメンバーの脱退などによりボロボロになってしまうグループが多い中、最終的にはメンバーのジャニーズ事務所退所がきっかけとはいえ、20年以上、オリジナルメンバーで活動を続けていたというのは立派なもの。メンバーそれぞれのこれからのさらなる活躍を期待したいところです。
2位は先週1位にランクインしたSEVENTEEN「Attacca」がワンランクダウンでベスト3をキープしています。
3位初登場はavexのダンスグループAAAのメンバーであり、ラッパーとしても活躍しているSKY-HIの「八面六臂」がランクイン。CD販売数3位、ダウンロード数2位、PCによるCD読取数13位。オリコンでは初動売上1万4千枚で5位初登場。直近作はベストアルバム「SKY-HI's THE BEST」で同作の9千枚(13位)からアップ。オリジナルアルバムとしての前作「JAPRISON」の1万枚(7位)からもアップしています。
続いて4位以下の初登場盤です。まずは4位にイギリスのシンガーソングライター、Ed Sheeran「=」がランクインです。ダウンロード数では本作が1位。ただCD販売数は9位、PCによるCD読取数は15位に留まり、総合順位はこの位置となりました。デビュー以来、アルバムタイトルが「+」「×」「÷」と来て、当然次は「ー」かと思いきや、意表をつかれました。次はきっと「ー」でしょう。ちなみに読み方は「イコールズ」だそうです。オリコンでは初動売上8千枚で9位初登場。直近作はコラボ作をあつめた企画盤「No.6 Collaborations Project」で、同作の9千枚(6位)からは若干のダウン。オリジナルアルバムとしての前作「÷」の1万2千枚(4位)からもダウンしています。
5位は槇原敬之「宜候」がランクイン。ご存じの通り、昨年2月に覚せい剤保持で逮捕された彼の、復帰後初となるオリジナルアルバム。逮捕から1年7ヶ月というスパンでの復帰には賛否があるようで、特に執行猶予も明けていない状況での復帰には否定的な意見もあるようですが、ただ、執行猶予には、その間、しっかりと真面目に働いて社会復帰してください、という意味もあり、そもそも執行猶予が明けないと活動再開できないんなら、刑務所入った方が短いじゃん(これ、石野卓球がTwitterで言っていたのですが)という無意味な事態になることから考えると、執行猶予期間中の活動再開も何も問題はないのではないでしょうか。前にも書いたかもしれませんが、よく芸能人が復帰すると「普通の会社員なら会社をクビになるのに」という意見も見かけるのですが、そもそも雇用契約で守られている会社員と、売れ無くなれば容赦なく捨てられる芸能人を混同している時点でおかしな比較でしょう。CD販売数、ダウンロード数4位、PCによるCD読取数8位。オリコンでは初動売上1万3千枚で6位初登場。直近作はカバーベスト盤「The Best of Listen To The Music」の1万5千枚(4位)よりダウン。ただ、オリジナルアルバムである前作「Design&Reason」の1万枚(10位)よりアップしており、ファンはこの一件でほとんど離れていかなかったんだな、ということが伺わされます。まあ、自分も買ったんですけどね。あの逮捕の影響で発売中止となった「Bespoke」もリリースしてくれないかなぁ・・・。
6位は倉木麻衣「unconditional LOVE」が初登場。CD販売数5位、ダウンロード数14位、PCによるCD読取数11位。オリコンでは初動売上1万4千枚で4位初登場。直近作はベスト盤「Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~」で、同作の初動1万8千枚(6位)からダウン。オリジナルアルバムとしての前作「Let's GOAL!~薔薇色の人生~」の1万9千枚(3位)からもダウンしています。
8位初登場はさだまさし「アオハル 49.69」。CD販売数7位、ダウンロード数33位、PCによるCD読取数35位。彼にとって初となるフォークソングのカバーアルバムで、「49.69」とはキャリア49年目を迎える69歳のさだまさし、という意味だそうです。オリコンでは初動売上9千枚で7位初登場。直近作はライブアルバム「存在理由~Raison d'etre~ さだまさしコンサートツアー2020」で、同作の1千枚(25位)からアップ。直近のオリジナルアルバム「存在理由~Raison d'etre~」の1万枚(6位)からは若干の減少となっています。
9位には韓国の男性アイドルグループBTOB「Outsider」がランクイン。CD販売数8位、ダウンロード数39位。日本盤となる4曲入りのミニアルバム。オリコンでは初動売上6千枚で13位初登場。直近作は韓国盤の「4U:OUTSIDE」で同作の2千枚(21位)よりアップ。
最後、10位には女性声優内田真礼「HIKARI」が初登場。CD販売数12位、ダウンロード数24位、PCによるCD読取数31位。オリコンでは初動売上6千枚で12位にランクイン。前作「you are here」の1万枚(9位)からダウン。
今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
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