フリースタイルのパフォーマンス
ストリーム with:環ROY, 角銅真実
会場 オンライン 日時 2021年9月8日(水)20:00~
今年に入り、以前に比べて積極的には参加することが少なくなったオンラインライブ。ただ今回は、リアルタイムで見ることが出来て、かつフリーライブ。角銅真実は注目しているミュージシャンながらも、まだライブを見たことがない、ということもあり、久しぶりにストリーミングライブを見てみることにしました。今回は環ROYが8月にリリースした作品「憧れ(角銅真実 Remix)」に、角銅真実がリミックスで参加したことから実現したライブだそうです。
今回のライブはほぼ8時ピッタリにスタート。どこかスタジオからの配信となりました。最初は機材のセッティング。机の上になぜか梨が置いてあったり、また点滴のような装置から水が垂れ落ち、下のアルミの容器にあたり音が出る不思議な装置がセッティングされました。その後、環ROYが発声練習したり、角銅真実が楽器の試し弾きをしつつ、まずはライブの準備の風景が映し出されました。
ただ、そのリハーサルのような状況から、徐々に環ROYが言葉を紡ぎだし、角銅真実も静かにエレピを引き出し、気が付いたらライブがスタートしていました。最初は環ROYのフリースタイルのラップと、角銅真実の自由に奏でるピアノやギターが絶妙に組み合わさり、即興性の高いパフォーマンスを披露してくれます。
そんな即興性高いパフォーマンスから、気が付くと、2人の会話に突入していたりするのが非常にユニーク。2人とも自由にラップとエレピ+ハミングを奏でながらも、2人が音楽を通じて会話しているような不思議な空間が繰り広げられます。環ROYが「全然曲やらないな、と思っているでしょ(笑)」なんて話をしつつ、フリースタイルなパフォーマンスが続いていきます。
ようやく30分近くが経過して1曲目スタート。テンポよい環ROYのラップと、清涼感ある角銅真実のエレピ+コーラスのみのスタイルが不思議な雰囲気を作り出します・・・といっても、そこまでのフリースタイルなパフォーマンスとあまり変わりはなかったのですが(笑)。
そんな中、角銅真実の「Lullaby」へ。リズムマシーンとギターのみの静かな演奏の中で聴かせます。途中、原曲とは異なる環ROYのラップが重なる楽曲に。微妙に環ROYのラップが楽曲にマッチしていて自然に溶け込んでいるのがユニークでした。
さらに今度は環ROYの「憧れ」へ。今回のライブの元となったコラボを披露。こちらは環ROYのラップをメインにしつつ、角銅真実の美しいピアノとコーラスが楽曲に独特の清涼感が加わります。こちらもついつい聴き入ってしまう、絶妙なコラボとなっていました。
そんな2人の曲を演奏し、ライブは終了。約1時間弱のライブパフォーマンスでした。フリースタイルの演奏やラップの中に2人の会話も絡むという自由なステージ。最初、2人のコラボ曲は1曲しかなくて、どのようなパフォーマンスになるのか不安半分、期待半分だったのですが、予想以上のユニークなライブとなりました。
基本的に2人ともゆるいフリースタイルなラップ&演奏ながらも、そのラップと演奏が絶妙に絡み合い、かつ、微妙な緊張感も間に流れている空気感に、ちょっとドキドキもさせられるステージ。予想以上に楽しい1時間でした。まあ、こういうスタジオライブでの自由なパフォーマンス風景をそのまま流せるというのは、配信ライブならではといった感じでしょう。この2人のコラボ、何気に相性もいいみたいですので、これからも是非、継続的に続けてほしいなぁ。
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