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2021年7月30日 (金)

本当に久しぶりのライブ!!!

the pillows  RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.3「このツアー、まだ1公演もチケット買えてない人を先ずは優先!皆んなの良心を信じてるぞぉーとメンバーが言ってますライブ! もし余ったら手のひら返して話は変わるでSHOW!」

会場 ボトムライン 日時 2021年7月19日(月)19:00~

Img_02082020年、世界を襲った新型コロナウイルスのパンデミック。その影響は今なお続いています。特にライブにおいては、多くの人が一か所に集合することもあり、新型コロナ発生当初はクラスターの発生源ともなり、軒並み中止に追い込まれました。ただ、その後、コロナ禍の中でもライブを開催するガイドラインなどが制定されるなど、徐々にライブが復活。現在も、状況により一部ライブが中止になるなどの影響はあるものの、開催されるライブも増え、徐々に戻りつつあります。

そんな中、私は2020年中はずっと配信ライブでの参加となっていたのですが、本当に久しぶりとなる、ライブハウスでのライブに参戦してきました!the pillowsのワンマンライブ。ライブとしては、実におととしの12月のレキシのライブ以来となります。ガッチリと二重マスクで身を固め、おそるおそるながらも(?)会場に足を運びました。

この日はボトムラインながらも、ガイドライン上、定員の半分しか入れられないという制約もあり、この日は椅子席でのライブ。自由席でギリギリの会場入りだったのでほぼ最後列だったのですが、ステージ真正面という比較的よい場所を確保し、ライブを待ちます。ちょっと意外なことにドリンクは通常通りの販売で、もちろんビールを注文しました。

ライブはほぼ定時通りにスタート。全員がマスクをする中、普段よりも少な目とはいえ歓声もあがり、メンバーの登場となりました。さて、この日のライブ、2001年にリリースされたアルバム「Smile」、そして翌年にリリースされた「Thank you,my twilight」からの全曲ライブという企画。どちらももう20年近く前にリリースされたかなり懐かしいアルバム。最近のライブではあまり披露されていない曲も多いだけに、非常に楽しみにしていました。そのため、1曲目はまずは「Smile」の1曲目「Good morning good news」からスタート。さらに「WAITING AT THE BUSSTOP」「FUN FUN FUN OK!」「WINNING COME BACK!」とアルバムの中でもアップテンポなナンバーが続きます。さすがにコロナ禍の中でのライブということもあり、一緒に歌う人はいませんでしたが、心の中では思いっきり彼らの曲を口ずさみつつ、手を振り上げながら盛り上がります。

前半はほぼMCなしで、一気にどんどんと曲を進めていきます。「Skim heaven」に、レア曲という「Monster C.C」へ。「Vain don(in rain drop」へと続き、インスト曲「THUNDER WHALES PICNIC」もしっかり披露。そしてアルバムの最終曲である「Calvero」へ。ここではフロントの3人、山中さわお、真鍋吉明、そしてサポートの有江嘉典の3人がギターを縦持ちしてユニークに演奏していました。

その後はようやく長めのMCに。この「Smile」ではなぜか、まだ今から考えると若かったにも関わらず、終わりを意識したような曲が多かったそうです。それから20年、当時思っていたよりもずっと若々しかったという話をしつつ、今の自分たちの方が歌詞の内容がよりマッチしている、という「日々のうた」へと続きました。

「Smile」からの曲の終盤はタイトルチューン「Smile」に、今や彼らの代表曲の1つとなった「この世の果てまで」を歌い上げ、ここでも大歓声が。そして、「Smile」からの曲は全曲終了となります。

そして後半戦は「Thank you,my twilight」からのナンバー。まずはアルバムの曲順に「RAIN BRAIN」「ビスケットハンマー」「Rookie Jet」と続きます。さらに簡単なMCで「今までライブとかであまり演らなかったけど、今回、演ってみて、実は人気曲だったんじゃないかと思った」というダンスチューン「My Beautiful Sun(Irene)」へ。こういう新たな気づきがあるところが、この手の「アルバム全曲ライブ」のおもしろいところですね。確かに彼らの曲の中では決して有名ではない曲ながらも、軽快なダンスナンバーでライブでも盛り上がりやすい曲。この日もみんな踊りつつ、かなり盛り上がっていました。

「Come on,ghost」「ROBOTMAN」「ウィノナ」と続き、再びMCへ。ここではメンバーそれぞれのコーナーに。真鍋さんが山中さわおにいじられていたり、意外と、というか有江嘉典のMCがかなり真面目だったり、佐藤シンイチロウは相変わらずな感じだったりと(笑)賑やかなMCの後はシングル曲「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」「バビロン 天使の詩」へと続いていきます。

そして終盤は「Thank you,my twilight」を歌い上げ、そして本編ラストは「Ritalin202」へ。アルバム屈指の疾走感あるライブ向けのギターロックで、会場は大盛り上がり。最高潮のテンションの中、本編終了となりました。

ただ、アンコールは比較的短めでメンバーは再登場。アンコールではこれまたレア曲「そんな風にすごしたい」へ。アルバム未収録ながらも、シングル「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」のカップリング曲ですので、今回の選曲になったんでしょうね。この1曲で再びメンバーはステージを去ります。もっとも、すぐに山中さわおはステージに再登場。MCではこの2枚のアルバムのことを語ります。楽曲は、この当時好きだったミュージシャンの影響を強く受けていること。特にブリーダーズの影響を受けているそうです。ただ一方、歌詞については、当時も今も歌っている内容はほとんど変わっていないことも語っていました。でも、その歌詞の世界観がthe pillowsの大きな魅力ですよね!

ここで終了・・・かと思えばダブルアンコールへ!(おそらくコロナ禍の影響で9時に終了する必要があるため)再び比較的早くメンバーが再登場。最後は、これまたアルバムと同時期にリリースされたベスト盤「Fool on the planet」に収録された「Fool on the planet」へ。これまたレア曲の登場に少々驚きつつ、全曲2000年代序盤にリリースされた懐かしいナンバーで構成されたライブは、約2時間弱のステージで幕を下ろしました。

そんな訳で、実に約1年8か月ぶりとなるライブ。コロナ禍の中でのライブということで、歓声はちょっと少な目、合唱はなしというステージでしたが、とはいえ、思いっきり腕を振り上げ、一緒に盛り上がった、最高に楽しいライブでした!家でおとなしく見る配信ライブに物足りなさを感じつつ、やはり久しぶりにライブに足を運ぶと楽しいなぁ!!ということをあらためて実感しました。もちろん、そう感じたのもまた、the pillowsのステージが素晴らしかったから。特に今回は「Smile」「Thank you,my Twilight」の全曲ライブということもあり、懐かしい曲やレア曲の連続。「このアルバムからもう20年近くもたってしまったんだ・・・」という感じもしつつ、あらためて名曲揃いのアルバムだったんだな、ということも実感したステージでした。あらためてライブ最高!the pillows最高!!ということを実感した、そんな2時間でした。

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