« 4作まとめて立派なライブアルバム | トップページ | カオスなサウンドの中にポップなメロが »

2021年5月12日 (水)

今週はジャニーズ系が1位獲得

今週は集計対象週がGWということで、特にHot Albumsで初登場は少な目。そのため、Hot100、Albums同時更新となります。

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

ここ最近、K-POP系のアイドルの1位獲得が続きましたが、今週はジャニーズ系が1位獲得となりました。

今週1位はジャニーズWEST「サムシング・ニュー」。CD販売数、PCによるCD読取数及びTwitterつぶやき数で1位、ラジオオンエア数23位を獲得し、総合順位で1位獲得。作詞作曲はあいみょんが担当しているのですが、メロディーもアレンジもどこかミスチルっぽいのですが、気のせいでしょうか?オリコンでは初動売上21万7千枚で1位初登場。前作「週間うまくいく曜日」の22万7千枚(1位)よりダウン。

2位は、今もっとも話題の男性シンガーソングライターともいえる藤井風「きらり」がランクイン。Honta「VEZEL」CMソング。配信限定シングルながら、ダウンロード数及びラジオオンエア数で1位獲得。ストリーミング数12位、Twitterつぶやき数及びYou Tube再生回数30位を記録し、総合順位は見事ベスト10入り。楽曲は軽快でファンキーなシティポップ風の作品に仕上げています。今後のロングヒットが期待されますが、ちょっとストリーミング数とYou Tube再生回数の順位が低いのが気になるところです。

3位は優里「ドライフラワー」が5位から2ランクアップで3週ぶりのベスト3返り咲き。ストリーミング数は1位をキープしているほか、ダウンロード数が9位から3位に大幅アップ。You Tube再生回数も7位から6位にアップ。これで25週連続のベスト10ヒット&通算12週目のベスト3ヒットとなりました。

続いて4位以下の初登場曲ですが、今週初登場は1曲のみ。10位にOfficial髭男dism「Cry Baby」がランクイン。アニメ「東京リベンジャーズ」主題歌。ダウンロード数2位、ラジオオンエア数で4位を記録しましたが、そのほかはストリーミング数48位、Twitterつぶやき数61位のみ。ダークな雰囲気のカッコいいナンバーなのですが、ランキング的にはあまり伸びていない模様。今後の奮起が期待されます。

そんな訳で、先週は初登場曲が多かった影響でロングヒット曲のランクダウンが目立ちましたが、今週は一転、ロングヒット勢の巻き返しが目立ちました。まずYOASOBI「夜に駆ける」が先週の10位から7位に再びランクアップ。これで55週連続のベスト10ヒットとなっています。ストリーミング数が4位で横ばい、You Tube再生回数は9位から7位、ダウンロード数も14位から12位にアップ。一方「怪物」は3位から4位にダウン。ストリーミング数3位はキープしているものの、ダウンロード数は7位から10位にダウン。ただし、You Tube再生回数は5位から3位に再びアップ。これで16週連続のベスト10ヒットとなりました。

BTS「Dynamite」は7位から8位にワンランクダウン。ただ、ストリーミング数は2位をキープ。You Tube再生回数も3位から2位にアップしています。これで38週連続のベスト10ヒットとなりました。

Ado「うっせぇわ」も先週から変わらず9位をキープ。これで17週連続のベスト10ヒットに。こちらもダウンロード数が6位から9位にダウンしたものの、ストリーミング数は6位をキープ。You Tube再生回数も6位から4位にアップしています。ちなみに先週4位にランクインしてきた「踊」は今週ワンランクダウンの5位に。You Tube再生回数は今週も1位をキープしており、今後のヒットが期待されます。


今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

Hot Albumsは今週もK-POPが1位獲得・・・。

今週1位初登場は韓国の男性アイドルグループMonsta X「Flavors of love」。CD販売数1位、ダウンロード数47位。オリコン週間アルバムランキングでは初動売上1万2千枚で2位初登場。前作「Phenomenon」の4万5千枚(2位)よりは大きくダウンしています。

実は今週、初登場盤はこの1枚のみ。初登場が少なかったため、2位以下はロングヒット盤や返り咲きとなるアルバムが並びます。

2位は先週10位までランクダウンしていたYOASOBI「THE BOOK」が一気にランクアップし、6週ぶりにベスト3返り咲き。これで18週連続のベスト10入りとなります。ダウンロード数及びPCによるCD読取数がいずれも1位を獲得。ただ、先週もダウンロード数2位、PCによるCD読取数1位とさほど各種チャートは上昇していないため、ランクアップは初登場盤が少なかったことによる相対的な影響が大きいようです。また3位は先週1位のENHYPEN「BORDER:CARNIVAL」が2ランクダウンながらもベスト3をキープしています。

4位以下での返り咲き盤は、まず米津玄師「STRAY SHEEP」が13位から5位にランクアップ。3週ぶりのベスト10返り咲きを果たし、通算27週目のベスト10ヒットとなりました。さらに今週、藤井風「HELP EVER HURT NEVER」が先週の14位からランクアップし、昨年の8月26日付チャート以来38週ぶりのベスト10返り咲きを果たしています。言わずもがなHot100でもランクインしてきた新曲「きらり」の影響でしょう。ダウンロード数も7位から2位、CD販売数も21位から7位に大きくアップ。オリコンでも10位にランクインしてきています。さらにゲームのサントラ盤「『ウマ娘 プリディーダービー』WINNING LIVE 01」が先週の22位から10位にランクアップ。3週ぶりのベスト10返り咲きを果たしています。

ロングヒット盤では宇多田ヒカル「One Last Kiss」が先週の3位からワンランクダウンの4位。これで9週連続のベスト10ヒットを記録しています。

今週のチャート評は以上。また来週の水曜日に!

|

« 4作まとめて立派なライブアルバム | トップページ | カオスなサウンドの中にポップなメロが »

ヒットチャート2021年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 4作まとめて立派なライブアルバム | トップページ | カオスなサウンドの中にポップなメロが »