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2021年5月 6日 (木)

アルバムもK-POPが・・・

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週もHot100、Hot Albums共に「K-POP系」が1位獲得となりました。

まず今週初登場で1位獲得となったのは韓国の男性アイドルグループENHYPEN「BORDER:CARNIVAL」。CD販売数1位、ダウンロード数3位、PCによるCD読取数92位。オリコン週間アルバムランキングでも初動売上8万3千枚を記録し、1位初登場。前作「BORDER:DAY ONE」の7万1千枚(2位)よりアップしています。

2位にはYUKI「Terminal」が初登場。約2年ぶり、オリジナルアルバムとして10枚目となる作品となります。ダウンロード数は本作が1位獲得。CD販売数2位、PCによるCD読取数18位で総合順位は2位に。オリコンでは初動売上1万6千枚で2位初登場。前作「forme」の2万2千枚(5位)からはダウンしています。

3位には宇多田ヒカル「One Last Kiss」が先週の6位から3ランクアップでベスト3返り咲き。これで8週連続のベスト10入りとなりました。ご存じ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマ曲を含む、宇多田ヒカルがかつて「エヴァンゲリオン」の主題歌として提供した曲をまとめた本作。「シン・エヴァンゲリオン」も大ヒットしているようで、Hot 100では「One Last Kiss」はベスト10から陥落してしまいましたが、Hot Albumでは根強い人気を見せています。特にCD販売数が7位から4位にアップ。オリコンでも今週も1万枚を売り上げ3位にランクインしていますが、「エヴァンゲリオン」のファンの年齢層的に、やはり配信よりCDを好むような世代が多いということでしょうか。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位にはNovelbright「開幕宣言」が初登場でランクイン。CD販売数8位、ダウンロード数4位、PCによるCD読取数42位。人気上昇中のロックバンドによるメジャーデビュー後初となるフルアルバム。オリコンでも初動売上8千枚で6位初登場。前作「WONDERLAND」の4千枚(8位)から大きくアップしています。

5位には女性アイドルグループGirls2「Girls Revolution/Party Time!」がランクイン。タイトル曲の2曲+そのほかの曲2曲に、それらの曲のカラオケ4曲が収録という事実上のシングルのような作品なのですが、アルバムとしてランクインしています。CD販売数3位、PCによるCD読取数94位。オリコンでは初動売上9千枚で5位初登場。前作「ジャパニーズSTAR」の3千枚(19位)からアップ。

6位初登場はくるり「天才の愛」。CD販売数9位、ダウンロード数8位、PCによるCD読取数26位。3月にメンバーのファンファンが脱退し、再び2人組となった彼ら。メンバーの入れ替わりが激しいだけに「またか・・・」と思ってしまいます。本作は3人組としての最後のアルバム。ただ、なにげにファンファンの在籍期間は10年近くに及んでいて、岸田繁、佐藤征史以外のメンバーとしては在籍期間は最長となっていたんですね。オリコンでは初動売上7千枚で7位初登場。直近作は未発表曲集「thaw」で、同作の初動5千枚(6位)よりアップ。ただ、オリジナルアルバムとしての前作「ソングライン」の1万3千枚(5位)からはダウンしてしまいました。

7位には女性声優楠木ともり「Forced Shutdown」がランクイン。CD販売数5位でしたが、PCによるCD読取数74位、ダウンロード数ランク圏外で総合順位も7位に留まりました。オリコンでは初動売上1万枚で4位初登場。前作「ハミダシモノ」の9千枚(6位)からアップしています。

さらに9位にはGLAY「ONE LOVE Anthology」が初登場でランクイン。「アンソロジー」シリーズとしての過去作のリマスターシリーズの第7弾で、今回は2001年にリリースされたアルバム「ONE LOVE」のリマスター版。CD販売数6位、ダウンロード数47位。オリコンでは初動売上6千枚で9位初登場。前作はベスト盤「REVIEWⅡ-BEST OF GLAY-」で同作の初動6万4千枚(1位)からはさすがに大幅ダウン。「アンソロジー」シリーズの前作「HEAVY GAUGE Anthology」の5千枚(8位)よりは若干のアップとなっています。

今週の初登場盤は以上。一方、ロングヒット盤ではYOASOBi「THE BOOK」が先週の9位からワンランクダウンの10位に。これで17週連続のベスト10ヒットとなりましたが、さすがに厳しい状況になってきました。ただ、ダウンロード数は先週の1位からダウンしたものの2位をキープ。PCによるCD読取数はいまだ1位を維持しており、まだまだ強さを感じます。

今週のHot100は以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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