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2021年2月 3日 (水)

次のロングヒット候補が続々上位へ

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週1位は、まずは秋元康系グループが1位獲得です。

1位は乃木坂46「僕は僕を好きになる」が先週の34位からCDリリースに合わせてランクアップしています。CD販売数及びPCによるCD読取数1位、ダウンロード数16位、ストリーミング数68位、ラジオオンエア数5位、Twitterつぶやき数4位、You Tube再生回数49位。オリコン週間シングルランキングでは初動売上58万9千枚で前作「しあわせの保護色」の初動95万4千枚から大きくダウンしています。

今週、1位こそ秋元康系のアイドルグループでしたが、2位3位には、2021年を代表するヒット曲になりそうな予感のある曲がグッとランキングをあげてきています。まず2位は優里「ドライフラワー」。1月11日付チャートで4位にランクアップしましたが、その後、BTSやYOASOBIに阻まれ、なかなかベスト3入りを果たせませんでしたが、今週、ダウンロード数が9位から2位、You Tube再生回数も4位から3位にアップ。ストリーミング数は2週連続1位を獲得し、ついにベスト3入りを果たしています。1月28日の日テレ系「スッキリ」に出演し、地上波ではじめてうたったことも影響しているのでしょうか。これで11週連続のベスト10ヒットとなりましたが、この記録がどこまで伸びるのか、注目です。

3位にはAdo「うっせぇわ」が先週の6位からランクアップ。ベスト10入り3週目にして一気にベスト3入りを果たしました。ストリーミング数が5位から4位、You Tube再生回数も2位から1位にアップ。ダウンロード数も先週の1位から変わらず。自意識をこじらせたティーンエイジャーによる社会への反発ソングというスタイルは、昔からよくあるヒット曲のパターンで、逆に「健全性」を感じてしまい、アラフォー世代のおじさんとしては、ほほえましさすら感じてしまいます(誉め言葉ですよ、念のため)。万人受けしそうな「ドライフラワー」に比べるとターゲットがティーンエイジャーあたりに限られ、かつ癖もあるためどこまでのロングヒットになるかはわかりませんが、こちらも2021年を代表するヒット曲になりそうな予感もします。

次に4位以下の紹介ですが、今週は残念ながら初登場曲はゼロ。一方、ロングヒット曲の活躍が目立ちました。

まずBTS「Dynatmite」が先週の3位からランクダウンし、5位に。8週連続1位をキープしてきたYou Tube再生回数は、「うっせぇわ」に譲る形で2位に。ただ、ストリーミング数は先週と変わらず2位をキープしているほか、ダウンロード数は7位から5位にアップ。ベスト10ヒットは24週連続となりましたが、まだ根強い人気がありそうです。

YOASOBI「夜に駆ける」も2位から6位にダウン。ストリーミング数は3位を維持しているものの、ダウンロード数は5位から6位、You Tube再生回数も3位から4位にダウン。若干の下落傾向となっています。これでベスト10ヒットは41週連続に。また、先週ランクアップしてきた「アンコール」は8位から11位にダウンしてしまいましたが、「怪物」は今週もワンランクダウンで8位に。今週もベスト10圏内にYOASOBIの曲が2曲ランクインする形となりました。

LiSA「炎」は5位から7位にダウン。下落傾向が続いています。ただ、ストリーミング数こそ4位から5位にダウンしたものの、ダウンロード数は3位、You Tube再生回数は5位をキープ。これで15週連続のベスト10ヒットとなりますが、もうちょっとヒットは続きそうです。

土俵際の踏ん張りを見せたのが菅田将暉「虹」。先週と変わらず10位をキープ。ベスト10ヒットを13週連続に伸ばしています。CD販売数は31位から49位、ダウンロード数は14位から17位とランクを落としている一方、ストリーミング数は10位をキープ。You Tube再生回数は14位から11位にアップしており、根強い人気を感じさせる結果となっています。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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