元日の昼間にまったりと
町あかりの笑門来福2021
会場 オンライン 日時 2021年1月1日(金)12:30~
大晦日はサザンのオンラインカウントダウンライブを観戦したのですが、正月初日は、シンガーソングライター町あかりが、配信番組を行うということで、彼女のライブは一度見てみたいなぁ、と思っていたので、せっかくなので観戦することにしました。時間は正月1日の真昼間という、もっともまったりする時間帯。配信も彼女の自宅(??)のような場所から。彼女がラベルをデザインしたという、磐の井酒造という酒蔵の日本酒をのみながら、というかなりまったりした雰囲気での配信となっていました。
とはいえ、最初のあいさつをすませるとまずは1曲。「追いかけられる夢」をアコギ一本で披露してくれます。これはたぶんはじめて聴く曲のような・・・。哀愁感たっぷりの歌謡曲風のナンバーなのですが、彼女の「生歌」ははじめて聴いたのですが、あれ?正直言って、予想していたよりもかなり歌が上手い!音源で聴くよりも伸びがあって艶のあるボーカルが実に魅力的で、シンガーとしてここまで上手いとは失礼ながら意外でした。はじめてライブで歌声を聴いて、ちょっとビックリしてしまいました。
そのまま夢つながりで、こちらはカバー曲「みんな夢の中」。1969年にリリースされた高田恭子の楽曲らしいのですが、こちらはどこかで聴いたことあるような。歌謡曲らしいしんみり聴かせる楽曲で、思わず聴きほれます。さらに藤山一郎の「長崎の鐘」。古関裕而の代表作で、彼をモデルにしたNHK朝ドラ「エール」をきっかけで知ったそうで、こちらも魅力的な歌声で感情たっぷりに聴かせてくれました。
続いてはファンからのリクエストということで、ちょっと意外な選曲。アニソンの「炎の宝物」という曲。「ルパン三世 カリオストロの城」の挿入歌だそうなのですが、哀愁たっぷりに聴かせる歌謡曲テイストの強い楽曲を聴かせてくれます。
ここで彼女のオリジナル。「窓を開けてよ」という曲で、オリジナルは中国語だそうですが、この日は日本語でのセルフカバー。こちらもしんみり聴かせる歌謡曲テイストの強い楽曲なのですが、のびやかで清涼感ある歌声が心地よい演奏に。途中、1か所間違えてしまうという愛嬌も(笑)。さらには「長所はスーパーネガティブ」のセルフカバー。さらに彼女がプロデュースを手掛けたぼんぼん花----火の「お母さんが決めてくれた」のセルフカバーも。こちらも出だしのギターが上手くいかず、やり直して再スタートという生配信らしいアクシデントもありつつ、こちらはアコギのストロークで軽快に聴かせてくれました。
ここまで約50分間が歌のコーナー。その後はまったりトークコーナー。日本酒をのみながら、ファンからのコメントに応える形でのライブ配信となりました。途中、今年はレコード会社を通さない形での音源リリースなどいろんな挑戦もしてみたい、なんていう話も飛び出したりしつつ、日本酒を飲みながら、終始ゆるいトークが続く展開になりました。
そんな訳で全1時間10分程度の生配信。お正月の昼間にピッタリのまったりとした緩い雰囲気での配信だったのですが、歌のコーナーも予想していたよりも多く、しっかりと町あかりのライブを楽しめた配信番組でした。何よりも、予想していた以上に彼女の歌のうまさにビックリしました。あとなによりもとてもかわいい方だったのも印象的(笑)。なかなか名古屋ではライブを演らないのですが、コロナが明けたら、是非ともライブにも足を運びたいなぁ。予想以上に充実した、新年一本目としては幸先の良さを感じる、楽しめたライブ配信でした。
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