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2021年1月

2021年1月22日 (金)

メンバーそれぞれがボーカルを取った連作

Title:5EPs
Musician:Dirty Projectors

アメリカはブルックリンを拠点とするインディーロックバンドDirty Projectors。以前から高い評価を受けているバンドなのですが、非常にメンバーの出入りが激しいバンドでもあり、2017年にリリースされた「Dirty Projectors」の頃はメンバーが全員脱退し、フロントマンのデイヴ・ロングストレスのソロプロジェクトであった時期もありました。その後、メンバーが再び追加され、現在は再び5人組となった彼ら。そんな彼らが2020年にリリースしたのは、4曲編成のEPシリーズ5枚。それもそれぞれ別のメンバーがリードボーカルを務めており、さらに作風もそれぞれ大きく異なるというユニークな試み。本作は、そんな昨年にリリースされた5枚のEPをまとめたアルバムとなります。

まずアルバムの先頭を切るのがマイア・フリードマンのボーカルによる「Windows Open」。アコースティックギターを主軸に据えたフォーキーなメロディーを、彼女の清涼感あふれるボーカルで歌い上げる楽曲が並んでおり、Dirty Projectorsのイメージからすると、少々意外な印象すら受ける作風となっています。特に「Search For Life」などはカーペンターズを彷彿とさせるようなフォークロックナンバー。まずその美しい歌声とメロディーラインに聴き惚れる楽曲が並びます。

それに続くのはパーカッションのフェリシア・ダグラスがボーカルを取る「Flight Tpwer」。メロウなR&Bを基調とした楽曲が並んでおり、その楽曲のイメージがグッと変わります。また、パーカッショニストがボーカルを取る作品が並ぶ影響か、リズムが特徴的で耳を惹く楽曲が多いのも印象的。打ち込みのリズムが複雑な「Lose Your Love」やトライバルな作風の「Self Design」など、ユニークなリズムの楽曲が並びます。

第3弾の「Super Joao」はデイヴ・ロングストレスがボーカルを取る作品。こちらはボサノヴァの神様として知名度も高いジョアン・ジルベルトに捧げる形での作品となっており、アコースティックなサウンドで静かに聴かせるボサノヴァ調の作品が並ぶのが特徴的。これまたグッと作風が変わったかと思えば、続く「Earth Crisis」はキーボードのクリスティン・スリップがボーカルを取っているのですが、現代音楽的なストリングスや木管などのサウンドを取り入れた作品となっており、いままでの中ではもっとも実験度の高い作品となっています。

そして最後を締めくくる「Ring Road」は、まさにそれぞれバラバラだったメンバーが団結する、バンドサウンドを前に出したアルバムになっています。軽快なギターロックチューン「Searching Spirit」「No Studying」や男女ツインボーカルや打ち込みのリズムを取り入れたラストの「My Possession」など、まさにバンドとしてのDirty Projectorsをしっかりと聴かせる内容になっています。

こういうメンバーそれぞれがバラバラに楽曲を作り、それを1枚のアルバムとして無理やり集約する作品というのは珍しくはありません。UNICORNなどもソロでそれぞれ楽曲を作り、それをまとめた作品をリリースしていますし、ブルーハーツの「PAN」もメンバーがバラバラに作ったアルバム。さらに古くは、ビートルズの「ホワイトアルバム」などまさにその典型例でしょう。ただ、それらの作品はいずれもバンド解散直前に作成されており、バンドとして統率が取れなくなってきたころに作成されている作品がほとんどです。

しかし本作に関して言えば、いままではデイヴ・ロングストレスのワンマン色も強かったDirty Projectorsが、バンドとして一体化するため、メンバーそれぞれを前に押し出した作品をあえて作った、という印象を受けます。また結果として、Dirty Projectorsの音楽性のすそ野もグッと広がったようにも感じました。まさに最初はメンバーそれぞれがボーカルを取るEPが並びつつ、最後はバンドとして一体となるEPをリリースした、というリリースの流れが、バンドがバラバラになっているのではなく、むしろ一体感を強めているということを感じさせます。

もっとも、Dirty Projectors自体、非常にメンバーの出入りが多いバンドなだけに、今後、どう展開していくのかは非常に不透明なのですが・・・ただロックからフォーク、R&Bからボサノヴァまで取り入れた今回のアルバムは、これからの彼らの活動にも強い影響を与えそう。次のアルバムにも大いなる期待が持てそうな、そんなアルバムでした。

評価:★★★★★

Dirty Projectors 過去の作品
SWING LO MAGELLAN
Dirty Projectors
Lamp Lit Prose


ほかに聴いたアルバム

Covers/James Blake

Covers_james-blake

James Blakeの新作は、配信限定となる6曲入りのEP盤。タイトルの通りのカバーアルバムになるのですが、なんと1曲目にいまをときめくBillie Eilish「when the party's over」のカバーに挑戦!ほかにもFrank Oceanやスティーヴィー・ワンダーなど、R&Bの楽曲を中心にカバー。どの曲もピアノと、彼の清涼感ある美しいボーカルで、完全にJames Blakeの色に染め上げており、しっかりと彼らしいアルバムに仕上げていました。

評価:★★★★★

JAMES BLAKE 過去の作品
JAMES BLAKE
ENOUGH THUNDER
OVERGROWN
The Colour In Anything
Assume From

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2021年1月21日 (木)

ジャニーズ系が目立つチャート

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週のHot Albumsはジャニーズ系が目立つチャートとなりました。3位に先週1位だったSixTONES「1ST」が2ランクダウンながらもベスト3をキープ。さらに4位初登場となったのがジャニーズ系の新ユニット7ORDER「ONE」。CD販売数3位、ダウンロード数8位、PCによるCD読取数14位で、総合順位も4位に。オリコン週間アルバムランキングでも初動売上2万6千枚で3位に初登場しています。さらに、ロングヒット中ののアルバム「This is 嵐」は4位から2ランクダウンしているものの6位にランクイン。これでベスト10ヒットは通算10週目となりました。

そんな中で1位を獲得したのがヒプノシスマイク-Division Rap Battle-「Straight Outta Rhyme Anima」。声優とアニメキャラによるラッププロジェクト、ヒプノシスマイクのアニメ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima」の主題歌や挿入歌などが収録されたアルバム。CD販売数1位、ダウンロード数2位、PCによるCD読取数3位で、総合順位1位を獲得しました。オリコン週間アルバムランキングでは初動4万1千枚で1位初登場となっています。

2位はYOASOBI「THE BOOK」が先週から同順位をキープ。CD販売数は2位から4位、PCによるCD読取数は4位から6位にダウンしたものの、ダウンロード数は今週も1位をキープ。2週連続の2位獲得となっています。

さて、今週の4位以下の初登場は、まず7位にももいろクローバーZ「月色Chainon【ももいろクローバーZ盤】」がランクイン。映画「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal」の主題歌とセーラームーンの過去の主題歌などを彼女たちがカバーした曲が収録された全8曲入りの作品。「シングル」としてのリリースのようですが、収録曲の関係で、アルバムチャートでのランクインとなっています。CD販売数5位、PCによるCD読取数19位。オリコンでは初動売上8千枚で6位初登場。アルバムとしては前作「MOMOIRO CLOVER Z」の5万3千枚(1位)から大幅にダウンしています。

8位初登場は女性アイドルグループGO TO THE BEDS「REINCARNATION」。CD販売数6位、PCによるCD読取数31位。オリコンでは初動売上9千枚で5位初登場。前作「GO TO THE BEDS」の2千枚(11位)よりアップしています。

今週の初登場盤は以上ですが、今週はベスト10圏外からの返り咲きも。9位に宮本浩次「ROMANCE」が先週の13位からランクアップし、2週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。特にダウンロード数が16位から7位に大幅アップ。通算8週目のベスト10ヒットを記録しています。

そしてロングヒット盤ですが、米津玄師「STRAY SHEEP」は今週3位から5位にダウン。PCによるCD読取数は2位を維持したものの、CD販売数は6位から8位、ダウンロード数は2位から3位にそれぞれダウンしています。とはいえベスト10記録を通算23週に伸ばしており、まだまだロングヒットが見込めそうです。

さらにMr.Children「SOUNDTRACKS」が10位にランクイン。7週連続のベスト10入りとなり、ロングヒットとなっています。とはいえ、順位的には右肩下がりとなっており、来週以降のランクインは厳しそう・・・。

またあいみょん「おいしいパスタがあると聞いて」は今週11位にダウン。ベスト10記録は通算12週で再度ストップとなりました。

今週のHot Albumsは以上。チャート評は来週の水曜日に!

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2021年1月20日 (水)

ロングヒットが目立つ中、1位は入れ替わり

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

先週は初登場曲がゼロというチャートとなりましたが、今週もロングヒットが目立つチャートとなっています。

そんな中、1位は初登場。ジャニーズ系男性アイドルグループジャニーズWEST「週刊うまくいく曜日」が獲得。サンボマスター山口隆作詞作曲による、タイトル通り、前向きな応援歌的なナンバー。楽曲的には、山口隆のボーカルが聴こえてくるようなサンボマスターらしい曲で、おそらくサンボマスターがセルフカバーしたらロッキンでファンキーなカッコいい楽曲になるんだろうなぁ・・・と想像してしまいます。CD販売数及びPCによるCD読取数1位、Twitterつぶやき数3位。オリコン週間シングルランキングでは初動売上22万7千枚で1位初登場。前作「証拠」の21万2千枚(1位)からアップしています。

以下、2位から5位は、先週の1位から4位がそのままワンランクダウンでスライドするチャートになっています。2位は先週1位のLiSA「炎」。ストリーミング数4位、You Tube再生回数3位は先週から変わらず。ダウンロード数が1位から2位にダウンしています。これで13週連続のベスト3入り&ベスト10ヒットとなっています。ちなみにダウンロード数で同曲に代わって1位となったのは、同じく彼女の新曲「dawn」。ただし、同作は今週惜しくも11位に留まっています。また、ロングヒットを続けてきた「紅蓮華」は今週12位にダウン。ベスト10ヒットは通算53週でストップです。

3位は先週2位のBTS「Dynamite」。ストリーミング数及びYou Tube再生回数の1位及びダウンロード数4位は先週から変わらず。これでベスト10ヒットを22週連続に伸ばしています。

4位は先週3位のYOASOBI「夜に駆ける」がランクイン。ストリーミング数3位、You Tube再生回数2位は先週から変わらず。ダウンロード数は7位から5位にアップしています。これで39週連続のベスト10ヒットとなっています。一方、YOASOBIの配信シングル「怪物」が先週の14位から6位にランクアップし、ランクイン2週目にしてベスト10入りを果たしています。ダウンロード数3位、ストリーミング数及びラジオオンエア数8位、Twitterつぶやき数15位、You Tube再生回数7位。テレビアニメ「BEASTARS」主題歌。一方、先週ベスト10入りを果たした「群青」は今週14位までダウン。ベスト10返り咲きは1週で終わっています。結果、今週もYOASOBIの曲がベスト10に2曲ランクインしています。

そして5位が先週4位の優里「ドライフラワー」。先週までランキングを徐々にアップさせていきましたが、今週は残念ながらランクダウン。ただ、ストリーミング数2位、You Tube再生回数4位は先週から変わらず。ダウンロード数が19位から9位に大幅アップしており、まだ上り調子であることがうかがえます。上位のロングヒット曲は若干失速気味であるため、来週以降はさらなる上位も狙えるかもしれません。

そんな訳で、2位から5位は先週と同じ順番でいずれもワンランクダウンしたのみというチャートとなりました。来週は地殻変動が起こるのでしょうか?

さて、今週の初登場曲はあと1曲。10位にAdo「うっせぇわ」が先週の13位からランクアップし、初のベスト10入りを果たしています。現役女子高生シンガーとして話題となっているそうで、本作はメジャーデビュー作となる配信シングル。世間で求められる「一般常識」にアンチを突き付けるような歌詞になっているのですが、冒頭の歌詞「ちっちゃな頃から優等生/気づいたら大人になっていた/ナイフの様な思考回路/持ち合わせる訳もなく」という歌詞は、どう考えてもチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」をモチーフにしてますよね?他にも正直なところ女子高生が歌うには違和感のある歌詞も目立ち、作詞作曲を手掛けるのはsyudouというボカロPなのですが、若干、ここらへんのギャップは違和感を覚えます。それが必ずしも悪い意味ばかりではないのですが。

他のロングヒット曲は、まず菅田将暉「虹」。今週は先週の6位からワンランクダウンの7位にランクイン。ストリーミング数5位は変わらなかったのですが、You Tube再生回数が10位から11位、ダウンロード数も14位から15位と減少傾向となっています。これでベスト10ヒットは11週連続となります。

また、今週で8週目のベスト10ヒットとなったNiziU「Step and a step」は今週5位から9位にランクダウン。CD販売数が4位から9位、ダウンロード数が27位から29位、ストリーミング数が8位から14位、You Tube再生回数も8位から10位といずれもダウン。前作「Make you happy」ほどのロングヒットは難しそう。その「Make you happy」も今週13位にダウン。ベスト10ヒットは通算26週でストップとなりました。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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2021年1月19日 (火)

2020年2作目のサプライズリリース

Title:evermore
Musician:Taylor Swift

昨年7月に、アルバム「folklore」をサプライズリリースしたテイラー・スウィフト。突然のリリースでありながら、当然のように大ヒットを記録。さらに、各種メディアでも大絶賛を受け、様々なところで2020年のベストアルバムの1枚に挙げられるなど、高い評価を受けたアルバムになりました。実際、私もリアルタイムで同作は聴いたのですが、間違いなく、彼女の最高傑作ともいうべき素晴らしい内容になっており、彼女のミュージシャンとしての大きな成長を感じさせる作品となっていました。

そんな前作からわずか5か月というインターバルで、再びサプライズリリースされたのが本作。前作と同様、The Nationalのアーロン・デスナーがプロデューサーとして参加。今回は15曲中14曲までがアーロンが手掛けた作品となっており、前作以上にアーロンからの強い影響を感じさせる作品となっています。前作からわずかな期間でリリースされた新作となりますが、本人はインスタグラムでこれほど短いスパンで新作をリリースした理由として「曲を書くのがやめられなかったから」と語っています。実際、前作「folklore」が傑作として仕上がったことからもわかるように、間違いなくミュージシャンとしてもっとも脂がのっているのでしょう。今回のアルバムも、彼女がミュージシャンとして非常に勢いがあることを強く感じさせる傑作アルバムとなっていました。

今回のアルバムは、「folklore」からの流れとして作成されたいることもあり、前作の姉妹アルバムとして位置づけられる作品となっています。基本的に前作同様、アーロン・デスナーがプロデューサーとして全面的に参加したこともあり、前作と似たような作風、アコースティックやインディーフォークの様相の強いアルバムに仕上がっています。先行シングルともなった「willow」ではアコースティックギターをバックに歌い上げる爽やかなメロディーが印象に残りますし、続く「champagne problems」もピアノのシンプルな弾き語りにより聴かせる、清涼感ある歌声が魅力的な作品に仕上がっています。

ただ一方、リモート主体で作成された前作とは異なり、今回はスタジオ録音がメインとなった作品になっています。そのため、サウンド的には前作よりも分厚さが増し、前作で感じた宅録的な色合いは前作よりも薄くなったように感じます。また、前作よりもゲスト勢の参加は多くなり、まず「no body,no crime」ではHaimが参加。哀愁感の強いマイナーコード主体の悲しげなナンバーに仕上げています。「coney island」ではアーロン・デスナーが所属しているThe Nationalが参加。彼の渋いボーカルが強いインパクトを残す楽曲となっており、アルバムの中でも強いインパクトとなっています。また、前作でも参加したBon Iverが本作でもタイトルチューンの「evermore」で参加。ただ、アルバムの中で強いインパクトを与えていた前作と比べると、本作ではあくまでもテイラーのボーカルのサポートに徹したような作品になっていました。

ちなみにいままでの彼女のアルバムに長く参加してきた盟友ジャック・アントノフは今回は1曲のみの参加。ただ、その1曲である「gold rush」は爽やかなメロディーラインが強いインパクトを残す楽曲になっており、なにげにこのアルバムの中でも両者の相性の良さは感じさせます。そういうこともあり1曲のみの参加はちょっと惜しい感じはするのですが・・・ただ、この流れだど、次回作以降は彼の手助けは求めない形になるのでしょうか?

前作に引き続き、今回のアルバムも間違いなく年間ベストクラスの傑作アルバムだったと思いますし、改めて彼女の実力を強く感じさせる傑作アルバムに仕上がっていました。「folklore」が気に入っている方ならば無条件で聴くべき傑作アルバム。これだけの作品を1年に2枚もリリースできてしまうことにビックリしてしまいますし、それだけ勢いがあるということなのでしょうね。この快進撃はまだまだ続きそうです。

評価:★★★★★

TAYLOR SWIFT 過去の作品
FEARLESS
RED
1989
REPUTATION
Lover
folklore


ほかに聴いたアルバム

Blame It On Baby/DaBaby

本作で2作連続ビルボードチャート1位を獲得するなど、現在、最も人気のあるラッパーの1人、DaBaby。本作に収録されている「Rockstar」も全米のみならず、イギリス、オーストラリア、カナダなどのヒットチャートで軒並み1位を獲得する大ヒット曲となりました。「Rockstar」なんて曲をつくっているのでロック寄りのサウンド・・・かと思いきや、サウンド的にはいかにも今どきなトラップのリズムを入れたリズミカルなもの。ただ、このトラップのリズムにマッチするメランコリックなラップが殊の外メロディアス。リズミカルなリズムと合わせて、いい意味で聴きやすさを感じる内容になっていました。確かに、良くも悪くも「売れ線」といった印象を受けるアルバム。まだまだ彼の人気は続きそうです。

評価:★★★★

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2021年1月18日 (月)

バンドの区切りとしてのベスト盤

Title:Czecho No Republic 2010-2020
Musician:Czecho No Republic

2020年に結成10周年を迎えたCzecho No Republicの、初となるベストアルバム。ここ数年の彼らは、まず2019年に男女ツインボーカルの武井優心とタカハシマイが結婚を発表し、公私ともにパートナーとなった一方、シンセサイザーの八木類が脱退。さらにはメジャーレーベルからインディーレーベルへの移籍も行い、その環境も大きく変化しました。現在、最新作となるオリジナルアルバム「DOOR」は、シンセを全面的に取り入れて、ニューウェーヴ色の強かったいままでの作品から一転、アコースティックな作風にチェンジし、バンドとしても大きな変化を遂げたアルバムになっていました。

そんなバンドとしても大きな区切りを迎えた彼らですが、本作は、「オールタイムベスト」という触れ込みにはなっているものの、実際には、今回のインディー(再)移籍前の作品を集めたベストアルバム。彼らのメジャー時代(日本コロムビア、TRAID)時代の作品と、メジャーデビューする前のインディー時代の作品が収録されたアルバムになっています。

Czecho No Republicのアルバムは、以前からここでも何度か紹介していますので、彼らの音楽的特徴については以前も書いているのですが、大きな特徴としては2点あって、まず1点目が、上にも書いた通り、武井優心とタカハシマイのツインボーカル。よくありがちな、どちらかがメインボーカルを取って、もう一方は補助的な役割、という感じではなく、どちらもほぼ対等にボーカルを取り、また、声色の違いをしっかりと楽曲に生かしているような曲に仕上げています。

もう1点目が、軽快なエレクトロサウンド。基本的にシンセのサウンドを生かしたニューウェーブ色の強いポップソングが特徴的で、80年代の色合いも強いサウンドがどこか懐かしさと、さらにエレクトロサウンドでありながらも、どこか暖かみすら感じる楽曲が大きな魅力となっています。

そんな2つのサウンド的な特徴を主軸としつつ、バリエーションある楽曲を展開しており、「Firework」「Oh Yeah!!!!!!!」のような、シンセサウンドを前面に押し出したトランシーなダンスチューンから、「Forever Summer」のようなシティポップのナンバー、「Hi Ho」のようなピアノで軽快に聴かせるポップチューンや「1人のワルツ」のような、タイトル通り3拍子でフォーキーな色合いも強い楽曲など、バラエティー富んだ作品を聴かせてくれています。

実際、以前聴いたオリジナルアルバムでも傑作が少なくなく、そういう意味でも非常に魅力的なグループなのは間違いないのですが・・・ただ、正直言ってしまうと、今回のベスト盤、ちょっと聴いていてダレてしまう部分も少なくありませんでした。その要因としては、まず良くも悪くもボリュームがありすぎる点。全39曲2時間半強。かなりギッシリとつまった内容になっており、さすがに通しで聴いていて疲れてしまう部分もありました。そして、それだけのボリュームの内容を聴いていて疲れてしまうもう最大の理由だと思うのですが、楽曲のインパクトがちょっと弱い部分があったかな、という要因。いや、結構インパクトのある曲は少なくはありません。例えば祝祭色の強い「Amazing Parade」などはサビのフレーズがしっかりと頭にこびりついてしまっていますし、SKY-HIをゲストに迎えた「タイムトラベリング」なども疾走感あるポップなメロディーがインパクトを持っていました。

ただ、それでも39曲も並べてしまうと、相対的に楽曲のインパクトが薄くなってしまったように思います。これが1枚のみ20曲弱のベスト盤だったら、間違いなくお勧めできる傑作アルバムに仕上がっていたとは思うのですが、良くも悪くも詰め込みすぎてしまったかなぁ、というのが正直な印象。そういう意味でも惜しいベスト盤だったようにも感じます。

さて、このベスト盤でバンドとして一つの区切りがついて新たな一歩に歩み始めた彼ら。シンセサイザーを担当したメンバーの脱退により音楽性が変化してしまったため、今後の行方が気になるところなのですが・・・今後、さらなる成長を遂げるのか、それとも・・・今後の彼らの活躍に期待したいところです。

評価:★★★★

Czecho No Republic 過去の作品
MANTLE
Santa Fe
DREAMS
旅に出る準備
DOOR

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2021年1月17日 (日)

人間の様々な側面を「金継ぎ」で固めたアルバム

Title:Kintsugi
Musician:大森靖子

ある意味、大森靖子らしいタイトルとも言えるのですが、若干妙な今回のアルバムタイトルは、陶磁器の割れた部分の修復技法である「金継ぎ」からとられたタイトル。アルバムのジャケットも、実際に「皿」を作成したうえで割って、さらに金継ぎを施したものを写真に撮ったものを使用するという力の入れよう。宣伝文句として「人間の尖っているところ、汚いところ、かわいいところを集めた楽曲を“金継ぎ”で固めたオリジナルフルアルバム」となっていますが、まさに人間の様々な側面を描写する大森靖子の音楽性からすると「金継ぎ」=Kintsugiというタイトルはふさわしい感じがします。

今回、音楽的な側面からも、様々なタイプの音楽を取り込んでいる点が特徴的。特にアレンジャーとして「えちえちDELETE」ではクラムボンのmito、「NIGHT ON THE PLANET」では大沢伸一を起用。「えちえちDELETE」ではピアノとバンドサウンドで少々過剰気味とも言える分厚いサウンドを醸し出しており、良くも悪くもJ-POP的な感じ。「NIGHT ON THE PLANET」はシンセのサウンドなどでクラブ系の様相もあるのですが、こちらも大沢伸一としては若干過剰気味な分厚い音色が特徴的なアレンジとなっています。

そのほかにもアップテンポな四つ打ちが特徴的な「counter culture」に、パンキッシュな「堕教師」、トランシーなサウンドでダイナミックに聴かせる「CUNNING HEEL」やエレクトロサウンドにバンドサウンドで、ある意味、今風なアイドルソングとも言える「ANTI SOCIAL PRINCESS」などバラエティー豊富な音楽性を展開させています。

歌詞の世界ももちろん、人間の、特に汚れた部分や影の部分を取り上げたような歌詞が特徴的で、「人でなしでいい 女したいわけじゃない」という、あまりにも率直すぎる本音の部分をえぐるような「夕方ミラージュ」や、「聖職」と奉られることの多い教師の堕落ぶりを人間的に描いた「堕教師」、非常にあけらさまな女性の「性」の部分をストレートに歌う「えちえちDELETE」など、「金継ぎ」というタイトルの元ともなった、人間の様々な側面を集めた歌詞が特徴的な内容となっています。

ただし、正直言えば、こういう様々な音楽性を取り入れた音楽性も、人間の様々な要素にスポットをあてた歌詞も、決して今回のアルバムではじめて取り上げたものではなく、いままでの大森靖子の音楽でも取り上げられていたもの。そういう意味では、今回のアルバムがいままでの彼女のアルバムと比べると大きく異なるか、と言われるとそんなこともなく、逆に実に彼女らしいアルバムと言えるかもしれません。

ただもっとも今回のアルバム、より様々な音楽性を取り入れようとした結果かもしれませんが、上にも何度か書いた通り、アレンジが少々過剰気味になってしまい、ごちゃまぜ感が強くなってしまった印象もあります。この点も、いままでの彼女の作品にも感じていて、マイナス点にもなっていました。一方、彼女のアルバムの中でも「傑作」と感じた作品に感じては、それを上回る印象的な歌詞が登場していたのですが、今回のアルバムに関しては、「はっ」とさせられるような歌詞があまり登場しませんでした。歌詞も全体的にごちゃごちゃ感が強く、いろいろな「要素」を詰め込みすぎてしまった結果、いまひとつ整理されていないような印象がしてしまいました。

全体的に悪いアルバムではないのですが、サウンドにしろ歌詞にしろ、詰め込みすぎという(これは昨今のJ-POPでよくありがちなのですが)彼女の「悪い」側面がネガティブに目立ってしまったアルバムになってしまったように感じます。そういうマイナスポイントも含めて彼女らしいアルバム、とも言えるのですが・・・ちょっと惜しい感のする作品でした。

評価:★★★★

大森靖子 過去の作品
洗脳
トカレフ(大森靖子&THEピンクトカレフ)
TOKYO BLACK HOLE
kitixxxgaia
MUTEKI
クソカワPARTY
大森靖子

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2021年1月16日 (土)

より挑戦的な作風に

Title:synonym
Musician:パスピエ

昨年1月にユニバーサルミュージック内に自主レーベル「NEHAN RECORD」を立ち上げたパスピエ。2020年はコロナ禍という音楽活動に大きな制約を与えた1年ながらも、積極的な活動が目立つ1年となりました。本作にも収録された「まだら」が、彼女たち初のドラマ主題歌として起用されたのをはじめ、2月には結成10周年記念ライブ「EYE(いわい)」を開催。5月には、歌詞及び楽曲の旋律すべてが回文の形になっているという実験作「202 OTO 505」をYou Tube上で公開。さらにコロナ禍の中の企画、ロート製薬「ロートジー デジタルMVフェス」とのコラボ曲「真昼の夜」を6月にリリースするなど、コロナ禍をものともしない、ともいえるような積極的な活動が目立ちました。

本作は、そんな中でリリースされた、「NEHAN RECORD」設立後初となる、約1年7か月ぶりとなる、彼ら6枚目のニューアルバム。まず強く感じるのは、いままでの作品に比べて、楽曲のバリエーションが増して、サウンドの強度もグッとましたアルバムになっているという点でした。いままでの彼女たちもシンセのサウンドを主軸としつつ、インパクトと個性を感じる曲も目立つ半面、若干形式化されたようなJ-POP、アニソン的な路線が気にかかる部分もあり、手放しに絶賛しにくい作品が目立っているように感じていました。本作でも、「プラットホーム」のように、インパクトはありつつ、いかにもJ-POP然とした曲もありました。ただ、それ以上に彼女たちの挑戦心を感じさせる曲が多く収録されていました。

まずアルバムの冒頭を飾る、ドラマ主題歌にもなっている「まだら」が非常にユニーク。メロウなR&Bテイストの作風ながらで、メランコリックなメロディーラインがインパクトがありつつ、微妙に通常の旋律を外したような複雑なメロが印象に残る作品。さらに実験的と言えば、前述の昨年5月にリリースした「202 OTO 505」。本作では「oto」と名前を変えて収録されているのですが、ちょっとモダンジャズのテイストを擁したサウンドに不思議な雰囲気の歌詞とメロディーラインが印象的なのですが、しっかりと「ポップ」として成り立っている点はさすがといった感じでしょうか。

ほかにもシティポップな作風が印象的な「現代」や、途中でリズムが変化する複雑な構成を擁していながら、キュートなポップに仕上がっている「真昼の夜」、まるで教会音楽のような雰囲気を醸し出すシンセの音色をバックに哀愁感たっぷりのメロディーラインが印象的な「Anemone」、エキゾチックなシンセの音色で疾走感のあるサウンドを聴かせる「tika」など、サウンドの面でもメロディーラインの面でも、いままで以上にバリエーションが増し、バンドとしての成長も感じさせる内容になっていました。

バンドとしての成長は、やはり自主レーベルを立ち上げたことによることが影響しているのでしょうか?いままでのアルバムに比べてグッと面白みが増した傑作に仕上がっていたと思います。2019年に結成10周年を迎えて、そろそろ中堅バンドの域に入ってきた彼女たちですが、ここに来てのさらなる成長は驚くべき事実。今後の活躍も楽しみになってくる作品でした。

評価:★★★★★

パスピエ 過去の作品
ONOMIMONO
演出家出演
幕の内ISM
娑婆ラバ
&DNA
OTONARIさん
ネオンと虎
more humor

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2021年1月15日 (金)

元日の昼間にまったりと

町あかりの笑門来福2021

会場 オンライン 日時 2021年1月1日(金)12:30~

大晦日はサザンのオンラインカウントダウンライブを観戦したのですが、正月初日は、シンガーソングライター町あかりが、配信番組を行うということで、彼女のライブは一度見てみたいなぁ、と思っていたので、せっかくなので観戦することにしました。時間は正月1日の真昼間という、もっともまったりする時間帯。配信も彼女の自宅(??)のような場所から。彼女がラベルをデザインしたという、磐の井酒造という酒蔵の日本酒をのみながら、というかなりまったりした雰囲気での配信となっていました。

とはいえ、最初のあいさつをすませるとまずは1曲。「追いかけられる夢」をアコギ一本で披露してくれます。これはたぶんはじめて聴く曲のような・・・。哀愁感たっぷりの歌謡曲風のナンバーなのですが、彼女の「生歌」ははじめて聴いたのですが、あれ?正直言って、予想していたよりもかなり歌が上手い!音源で聴くよりも伸びがあって艶のあるボーカルが実に魅力的で、シンガーとしてここまで上手いとは失礼ながら意外でした。はじめてライブで歌声を聴いて、ちょっとビックリしてしまいました。

そのまま夢つながりで、こちらはカバー曲「みんな夢の中」。1969年にリリースされた高田恭子の楽曲らしいのですが、こちらはどこかで聴いたことあるような。歌謡曲らしいしんみり聴かせる楽曲で、思わず聴きほれます。さらに藤山一郎の「長崎の鐘」。古関裕而の代表作で、彼をモデルにしたNHK朝ドラ「エール」をきっかけで知ったそうで、こちらも魅力的な歌声で感情たっぷりに聴かせてくれました。

続いてはファンからのリクエストということで、ちょっと意外な選曲。アニソンの「炎の宝物」という曲。「ルパン三世 カリオストロの城」の挿入歌だそうなのですが、哀愁たっぷりに聴かせる歌謡曲テイストの強い楽曲を聴かせてくれます。

ここで彼女のオリジナル。「窓を開けてよ」という曲で、オリジナルは中国語だそうですが、この日は日本語でのセルフカバー。こちらもしんみり聴かせる歌謡曲テイストの強い楽曲なのですが、のびやかで清涼感ある歌声が心地よい演奏に。途中、1か所間違えてしまうという愛嬌も(笑)。さらには「長所はスーパーネガティブ」のセルフカバー。さらに彼女がプロデュースを手掛けたぼんぼん花----火の「お母さんが決めてくれた」のセルフカバーも。こちらも出だしのギターが上手くいかず、やり直して再スタートという生配信らしいアクシデントもありつつ、こちらはアコギのストロークで軽快に聴かせてくれました。

ここまで約50分間が歌のコーナー。その後はまったりトークコーナー。日本酒をのみながら、ファンからのコメントに応える形でのライブ配信となりました。途中、今年はレコード会社を通さない形での音源リリースなどいろんな挑戦もしてみたい、なんていう話も飛び出したりしつつ、日本酒を飲みながら、終始ゆるいトークが続く展開になりました。

そんな訳で全1時間10分程度の生配信。お正月の昼間にピッタリのまったりとした緩い雰囲気での配信だったのですが、歌のコーナーも予想していたよりも多く、しっかりと町あかりのライブを楽しめた配信番組でした。何よりも、予想していた以上に彼女の歌のうまさにビックリしました。あとなによりもとてもかわいい方だったのも印象的(笑)。なかなか名古屋ではライブを演らないのですが、コロナが明けたら、是非ともライブにも足を運びたいなぁ。予想以上に充実した、新年一本目としては幸先の良さを感じる、楽しめたライブ配信でした。

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2021年1月14日 (木)

話題のミュージシャンのCDデビュー作が上位に

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

まず1位はジャニーズ系アイドルのデビューアルバムが獲得しています。

今週1位を獲得したのはジャニーズ系アイドルSixTONEのデビュー作「1ST」。CD販売数及びPCによるCD読取数で1位を獲得。総合順位も初登場1位に輝きました。オリコン週間アルバムランキングでも初動売上46万7千枚で1位を獲得しています。

そして2位初登場となるのが、「夜に駆ける」が大ヒット中。紅白歌合戦にも出場し、注目を集めたユニットYOASOBI「THE BOOK」でした。本作は初となるEP盤かつ彼らにとって初となるCDリリースとなります。CD販売数2位、ダウンロード数1位、PCによるCD読取数4位を獲得。オリコンでは初動売上7万2千枚で2位初登場となっています。初動売上でこの数値というのは「夜に駆ける」のヒットに比べると若干寂しい感じもしないでもありませんが、EP盤で生産限定盤かつ収録曲のほとんどが、すでに配信シングルでリリース済ということが影響しているのでしょうか。ただ彼ら、「夜に駆ける」と「群青」はヒットしているものの、そのほかの配信シングルはさほど順位を伸ばしている訳ではなく、「曲」が好きになった人が、「ミュージシャン」のファンにはなっていないような感じもして気になります。これからが彼らの本当の勝負といったところでしょうか。

3位には先週2位の米津玄師「STRAY SHEEP」がワンランクダウンながらもベスト3をキープ。CD販売数6位、ダウンロード数及びPCによるCD読取数2位といずれも上位をキープしています。これで通算22週目のベスト10ヒットとなりました。

続いて4位以下の初登場盤ですが、まずは5位にGReeeeN「ボクたちの電光石火」がランクイン。いつも、いかにも「自分たちっておもしろいでしょ」と主張するような、癇に障るようなタイトルのアルバムばかりだった彼らですが、ようやく「普通の」タイトルのアルバムがリリースされた模様。CD販売数5位、ダウンロード数4位、PCによるCD読取数30位。オリコンでは初動売上9千枚で5位初登場。前作「第九」の1万6千枚(8位)からダウン。

6位にはロックバンドSPYAIR「轍~Wadachi~」が初登場。CD販売数3位、ダウンロード数10位、PCによるCD読取数35位。映画「銀魂THE FINAL」の主題歌である表題曲をはじめ、「銀魂」のアニメ、ゲームなどのタイアップ曲が並んだ6曲+同曲のインストの計12曲が収録されたEP。オリコンでは初動売上9千枚で4位初登場。前作「KINGDOM」の2万枚(5位)からは大きくダウンしています。

8位にはavexのダンスグループAAAのメンバー、宇野実彩子(AAA)のミニアルバム「Sweet Hug」がランクインしています。CD販売数8位、ダウンロード数7位、PCによるCD読取数81位。オリコンでは初動売上5千枚で9位初登場。前作「Honey Stories」の1万7千枚(5位)からダウン。

今週の初登場盤は以上。一方、ロングヒット盤は、まず嵐「This is 嵐」が先週の1位からはダウンしたものの4位にランクイン。これで通算9週目のベスト10ヒットとなりました。

さらに、先週ベスト10に返り咲きたあいみょん「おいしいパスタがあると聞いて」は今週も先週と変わらず10位をキープ。これでベスト10ヒットは通算12週となりました。

今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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2021年1月13日 (水)

今週の新譜はゼロ

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週の集計対象期間も1月4日から10日と、正月明けに重なりました。結果、強力な新譜がほとんどなく、ベスト10に初登場曲がゼロというチャートとなりました。

そんな中、1位は先週と同じくLiSA「炎」が獲得。これで通算8週目の1位獲得。12週連続のベスト10&ベスト3ヒットとなっています。ただ、ダウンロード数1位は変わらないものの、CD販売数は4位から6位、ストリーミング数は2位から4位、You Tube再生回数は2位から3位といずれも下落傾向に。人気的にはピークは越えた感じでしょうか。一方、「紅蓮華」も6位から8位にダウン。これで通算53週目のベスト10ヒットとなりましたが、こちらも若干失速気味なチャート変動となっています。

2位も先週と変わらずBTS「Dynamite」がこの位置に。こちらも21週連続のベスト10ヒットとなっています。こちらはストリーミング数及びYou Tube再生回数1位、ダウンロード数4位は先週から変わらず。まだロングヒットは続きそうです。

3位もYOASOBI「夜に駆ける」が同順位をキープ。こちらはベスト10ヒットを連続38週に伸ばしています。ダウンロード数は3位から7位にダウンしたものの、ストリーミング数は4位から3位、You Tube再生回数も3位から2位にアップ。今週、彼らの初となるEP盤「THE BOOK」がチャートインしてきていますが、その影響でしょうか。さらに今週、「群青」が29位から10位に大幅アップ。9月21日付チャート以来、17週ぶりにベスト10返り咲きとなりました。こちらはストリーミング数が21位から11位、You Tube再生回数が39位から16位と大幅アップしたほか、ダウンロード数は先週の36位から2位に一気にランクアップしています。

そんな訳で、今週はベスト3がいずれも先週と一緒というチャートとなったのですが、実は、以下5位まで先週とすべて同順位というチャートとなりました。4位は優里「ドライフラワー」。これで9週連続のベスト10ヒットとなりましたが、ダウンロード数が23位から19位、ストリーミング数が3位から2位、You Tube再生回数が5位から4位とじわりと順位を上げており、来週あたり、ベスト3入りの可能性も?

そして5位がNiziU「Step and a step」でこちらはこれで7週連続のベスト10ヒットとロングヒットとなっています。ちなみに彼女たちは「Make you happy」も先週からワンランクダウンながらも9位にランクイン。通算26週目のベスト10ヒットとなりました。

ロングヒットはもう1曲。菅田将暉「虹」が7位からワンランクアップの6位にランクイン。これで10週連続のベスト10ヒットに。若干下落傾向だったのですが、ここに来て順位を伸ばしました。ただ、ストリーミング数は先週と変わらず5位をキープしたものの、You Tube再生回数は9位から10位、ダウンロード数は10位から14位、CD販売数も26位から33位にダウンしており、下落傾向なのは変わりません。

一方、先週ベスト10に返り咲きたあいみょん「裸の心」は今週12位にダウン。残念ながらベスト10ヒットは通算23週で再びストップとなっています。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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2021年1月12日 (火)

カウントダウンライブ、「初参戦」

サザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin'~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」

会場 横浜アリーナ(オンライン) 日時 2020年12月31日(木)22:00~

コロナ禍で、ついに1度も「ライブ」に行けなかった2020年。ただ一方、オンラインライブだからこそ、なかなか参加できないライブもオンラインという形ではあったものの、見ることが出来ました。そしてそんな2020年を締めくくったのがサザンオールスターズのカウントダウンライブ。なにげに毎年、年末年始は家で家族と過ごしていたのでカウントダウンライブというものには参加したことがなかったのですが、オンラインという形ならでは、アットホームでのカウントダウンライブ「初参加」となりました。

サザンのオンラインライブも、2020年6月のオンラインライブ以来、2度目。会場は前回に引き続き、無人の横浜アリーナでのライブとなりました。今回は、厳密にはライブ配信ではなく、直前に収録したライブ映像を流す形でのスタイルではあったそうですが、ただ基本的にはライブ映像をそのままフルに流す形態になっており、前回の横浜アリーナでのオンラインライブ同様、サザンのライブをそのまま体験できるような構成になっていました。

冒頭はなぜかメンバー全員がお茶の間でこたつに入ってくつろいでいる場面に。クレイジーキャッツかドリフターズのコントを彷彿とさせるような「昭和」のような軽いコントを繰り広げた後、本編スタート。画面は横浜アリーナのステージに移り、メンバーが登場する場面からのスタートとなりました。

1曲目は「ふたりだけのパーティー」からスタート。ある意味、無観客ライブらしい選曲からの開始となりました。そのまま「My Foreplay Music」と続き、さらに序盤から「東京Victory」で盛り上がります。ここでMC。年末のご挨拶を桑田佳祐らしいゆるいノリで。サポートギタリストの斎藤誠と「次の曲なんにする?」なんてトークしながらライブが続きます。

続いては「いとしのフィート」。お正月をテーマとした楽曲なだけに、カウントダウンライブらしい選曲になりました。さらに「恋するマンスリー・デイ」「あっという間の夢のTONIGHT」「君だけに夢をもう一度」「夜風のオン・ザ・ビーチ」「LOVELY WOMAN」とミディアムチューンの、ちょっと渋めの選曲が続きます。まず年の暮れのひと時をまったりとした雰囲気でライブは続いていきます。そして「Ya Ya(あの時代を忘れない)」へ。彼らのバラードの代表曲をしんみりと歌い上げます。

次のMCではまずメンバー紹介へ。その後「次の曲はなんだっけ?」「最近、物忘れがはげしくなって」という話から、桑田佳祐がそれぞれメンバーに「次の曲なんだっけ?」って振ると、みんなが「俺?」と返したかと思えば・・・次の曲は「愛は花のように(Ole)」に、というオチ。ラテンフレーバーのナンバーで、オンラインの画面を通じても、湿気が伝わってくるようでした。

さらに「走れ!!トーキョー・タウン」「世界の屋根を撃つ雨のリズム」と知る人ぞ知る的なナンバーで、どちらもエレクトロ的な要素も入った、ちょっと実験的なナンバーでなかなかユニークな楽曲。さらにちょっと雰囲気が変わり「栄光の男」「はっぴいえんど」とノスタルジックな曲が続き、しんみりと聴かせます。そんな雰囲気の中「LOVE AFFAIR~秘密のデート」でメロウに聴かせつつ、また盛り上げます。

そこから「ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)」をなんとムーディーでジャジーな雰囲気からスタート。途中から一気にロッキンに展開する構成にもゾクゾクとさせられまう。ビキニ姿の女性のダンスを見せるエロチックな雰囲気から「エロティカ・セブン」へ。これには一気にテンションも上がっていきます。さらに「BOHBO No.5」とエロチックでアップテンポなテンションのあがるナンバーが続きます。

そして勢いそのままに「マンピーのG★SPOT」へ!スタッフが誰もいない無人のアリーナに繰り出し、みんなで法被を着て、おみこしも繰り出しお祭り騒ぎに。桑田佳祐も着物を着て、頭には、熊手のような派手な飾りつけが(なぜか「嵐」の文字も・・・)。そしてここでカウントダウン!!会場に風船が舞い、2021年の年明けとなりました。

年明け一発目は、その雰囲気のままにみんなで「一月一日」へ。「エンタメ業界は負けないからな!!」というメッセージも印象的に、ステージは一度、幕を下ろしました。

で、ここで画面が移って、再びメンバー全員がお茶の間でこたつに入ってくつろいでいる場面に。また、軽いコントを繰り広げた後、アンコールへ。ステージには門松も飾られ、新年を迎えたのちのアンコールになりました。

アンコール&年明け1曲目は「希望の轍」から。新年の幕開けにふさわしい、明日への希望を感じさせる楽曲からスタートとなりました。「夕方HOLD ON ME」へ。さらにMCでは「今年こそ直でお会いしたい!」というメッセージも。本当にその通りで、2021年こそは、コロナが収束し、本当の生のライブでサザンを見てみたい!と強く願いました。そしてラストを締めくくるのは、おなじみ「勝手にシンドバッド」へ!!楽曲の一部をコロナ禍にまつわるメッセージに変えたり、再びスタッフが無人の観客席に躍り出て、無観客ライブながらも非常に盛り上がるステージに。最後は再びメンバー紹介。サポートメンバーふくめて全員がステージ前方に並び、手はつなげなかったのですが、お辞儀をして終了、ステージから去っていきます。

これで終わりかと思いきや、最後はサザンのメンバー5名のみで再びステージ上へ。メンバー全員であいさつをし、ライブは終了となりました。

そんな訳でライブが終了したのが1月1日の0時半頃。約2時間半のステージでした。選曲的には、おなじみのヒット曲・・・というよりは知る人ぞ知る的な曲も多く、私のような熱心なファンではない者にとっては、知る人ぞ知る的な曲にも、これだけ魅力的な曲が多いのか!とあらためてサザンの底力を感じさせてくれました。ただ、その一方で、そんな曲の間にはおなじみのナンバーもはさみ、決して一部のファンだけではなく、多くのリスナーが楽しめる構成になっていたのはさすが。特にカウントダウンの前後には思いっきり盛り上がる楽曲が並び、コロナ禍で鬱々となる中で、最高の年越しの瞬間となりました。

無観客ライブの中、演出として拍手や歓声の「音」を入れていたのですが、個人的には少々わざとらしい演出のように感じられ、若干違和感があったのですが、無観客ライブとはいえ、普段のライブの雰囲気とは変わらないステージングで存分に楽しめたオンラインライブ。本当に、桑田佳祐が言っていたように、2021年は、普通に観客を入れた状態でのライブを演ってほしい!ここに来て、コロナの状況が悪化しているのですが、1日も早く、この状況が終わりますように。そんな気持ちを抱えつつ、次は、是非、オンラインではなく、生でのサザンのライブを!そう強く願ったカウントダウンライブでした。

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2021年1月11日 (月)

郷愁感たっぷりのサウンドが魅力的

Title:Re:New Acoustic Life
Musician:OAU

BRAHMANのメンバー4人を中心として結成され、BRAHMANのサイドバンド的な要素の位置づけも強いバンド、OAU。もともとは、「OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND」という名前で2005年に結成。その後も継続的に活動を続けてきましたが、2019年にバンド名を略称であった「OAU」に変更し、今に至っています。本作は、そんな彼らの結成15周年を記念してリリースされた初のベストアルバム。彼らの15年の歩みが全17曲74分という長さに凝縮され、OAUの歩みを知ることが出来る作品に仕上がっています。

さて、そんな彼らの作品は、一言でいえば郷愁感あふれるメロディーラインが心に響いてくる楽曲ということになります。基本的に、この郷愁感あふれるメロというのは、今回収録された17曲全曲に共通する方向性。そういう意味では、この説明文だけ読んでいると、似たようなタイプの曲が並んでいる、という印象を受けてしまうかもしれません。確かに、似たようなタイプの曲が目立つという点は決して否定はできませんが、ただ一言「郷愁感あふれる」といっても、実にバラエティー豊かなメロディーを聴かせてくれるのが彼らの大きな魅力だったりします。

まずこのベスト盤を聴いて、大きな括りとして感じたのは、洋楽的な要素の強い楽曲と、逆に和風な、私たちにとって、まさに懐かしさを強く感じる楽曲。具体的に言うと、カントリー風の「Thank You」やアイリッシュトラッド風の「Dissonant Melody」、フォーキーな「Change」など、英語詞の曲に関しては、強い洋楽テイストを感じます。ただ、こちらも「洋楽」と一括りに出来るような音楽性ではなく、ここでも書いたように、カントリー、アイリッシュトラッド、フォークなど、様々な音楽的要素を感じられます。

一方で和の要素が強いのが主に日本語詞の曲。「朝焼けの歌」も強い郷愁感を覚えますし、さらに印象に残るのが「帰り道」。メロディーラインはもちろんのこと、アコーディオンの音色が印象的なサウンドも胸にグッとくるものがありますし、なによりも懐かしさがあふれてくるような歌詞の世界も魅力的。非常に心に来る楽曲に仕上がっています。

郷愁感あふれる楽曲と一言で言っても、まさに洋楽風、和風、さらにはフォーク、カントリー、トラッドなどなど、様々な音楽的な要素を内包した楽曲が続いているため、全17曲、最後まで飽きが来ることはありません。BRAHMANといえば、ハードコアバンドということで、分厚いハードなサウンドが目立つのですが、一方で、ハードコアの中に民族音楽を取り入れた独特な音楽性が高い評価を呼んでいます。一方、OAUは、そのBRAHMANが本来持っていた、多様な音楽性やメロディーラインの良さをさらに抽出し、アコースティックなサウンドの中で響かせることにより、よりはっきりとわかりやすい形で提示したバンドと言えるのではないでしょうか。今回のベスト盤では、そんなOAUの魅力がよりはっきりとわかりやすい形で表にあらわれた、そんなアルバムになっていました。

ベスト盤リリースにより、活動に一つの区切りをつけた彼らですが、おそらくこれからもBRAHMANと並行して、コンスタントな活動は続きそう。これからの活躍も非常に楽しみです。

評価:★★★★★

OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND) 過去の作品
New Acoustic Tale
夢の跡
FOLLOW THE DREAM
OAU

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2021年1月10日 (日)

なつかしさも感じるシティポップの王道的アルバム

Title:Talio
Musician:流線形/一十三十一

女性シンガーソングライター、一十三十一と、プロデューサーとしても活躍するクニモンド瀧口のソロプロジェクト、流線形がタッグを組んでリリースしたニューアルバム。どちらもシティポップのミュージシャンとして活躍を続ける2人ですが、今回のジャケットも実に「シティポップ」的。かの大瀧詠一「A LONG VACATION」のジャケットも手掛けたイラストレイター永井博が手掛けており、まさに「シティポップ」の王道を行くようなジャケットになっています。

今回のアルバムは純粋なオリジナルアルバムではなく、NHKドラマ「タリオ 復讐代行の2人」のサウンドトラックとしてのリリースされたアルバムとなっています。そのため、基本的にはインスト曲がメインで、歌モノはドラマ主題歌を含む4曲のみ。曲の長さが1分に満たないジングル的な曲も収録されており、いかにもサントラ的な楽曲構成になっています。

ただ、普通サントラというと、楽曲の断片的なフレーズだけが連続しており、1枚のアルバムとして楽しむには少々厳しいような内容になっている曲が多いのに対して、このアルバムは、インストがメインとなるシティポップのアルバムとして、ドラマを見ていなくても十二分に楽しめるアルバムになっていました。

基本的に、1~2分程度の長さに劇伴音楽についても、ドラマから切り離して単独のインスト曲として魅力的な曲ばかり。それも、懐かしさを感じるシティポップの王道を行くようなポップチューンとして耳を惹く楽曲が並びます。例えばタイトル通りのメインテーマ曲である「タリオのテーマ」も、まさにいかにもシティポップ然としたサックスのメロディーラインとエレピのサウンドがある種のベタさを感じるがゆえに耳を惹きますし、「復讐と冷静の間に」もジャジーな音色に軽快なリズムが魅力的なインストチューン。最後を締めくくる「黒岩のテーマ」もムーディーなサックスの演奏が印象に残るナンバーとなっています。

中盤には「恋愛小説」「真実のテーマ~Focus~」「エデンの惑星」のように、一十三十一によるスキャットが入る楽曲もありますが、こちらも爽快な彼女のボーカルが魅力的。楽曲に爽やかな印象を与えています。

そして4曲収録されている歌モノの楽曲が、またシティポップの王道を行くような魅力的なポップチューンに仕上がっていました。まず「金曜日のヴィーナス」「嘘つき手品」ではボーカルに堀込泰行を迎えた楽曲。「金曜日のヴィーナス」はキリンジを彷彿とさせる、堀込泰行のボーカルがピッタリマッチした軽快なポップスとなっていますし、「嘘つき手品」は一十三十一とのデゥオでメロウな歌を魅力的に聴かせてくれています。

一方、一十三十一ボーカルによる「蜃・気・楼」は彼女のハイトーンボイスを軽やかに披露するダンスチューン。さらに番組のエンディングテーマ「悲しいくらいのダイヤモンド」も疾走感ある軽快なポップチューンが魅力的。80年代あたりのユーミンを彷彿とさせる、懐かしさを感じるナンバーとなっています。

ある意味、楽曲的には懐かしさを感じる王道のシティポップチューンの連続であるため、決して「目新しさ」を感じる訳ではありません。ただ、懐かしさを感じるシティポップチューンは、非常に洒落ており耳なじみあり、かつ、若い世代にとっては一回りして新しさすら感じるサウンドですらあるのではないでしょうか。ドラマは見ていないのですが、「復讐代行の2人」というサブタイトルからは想像できないようなオシャレな雰囲気に、どうドラマと噛み合うのか、逆に気になってしまうほど・・・。聴いていてワクワクするような軽快なシティポップが並ぶ傑作アルバム。シティポップ好きには文句なしにお勧めしたい1枚です。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

STARDUST REVUE「楽園音楽祭 2019 大阪城音楽堂」/スターダストレビュー

スタレビが毎年夏に開催している野外ライブ「楽園音楽祭」。その恒例のライブの2019年版を収録したライブアルバム。ライブバンドとして定評のある彼らなだけに、素晴らしいライブ音源を聴かせてくれている・・・のですが、以前リリースした「楽園音楽祭」の2018年版と比べると、全体的に無難というか、さほど聴きどころはなく、卒なくこなしている感も強くなってしまっている印象も。やはりライブは「生」で体験しないと、その魅力は味わいきれないといった感じでしょうか。はやくコロナが落ち着いて、何の憂いなく、ライブに足を運びたいのですが。

評価:★★★★

スターダストレビュー 過去の作品
31
ALWAYS
BLUE STARDUST
RED STARDUST

太陽のめぐみ
B.O.N.D
Stage Bright~A Cappella & Acoustic Live~
SHOUT
スタ☆レビ-LIVE&STUDIO-
還暦少年
STARDUST REVUE 楽園音楽祭 2018 in モリコロパーク
スターダスト☆レビュー ライブツアー「還暦少年」
年中模索

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2021年1月 9日 (土)

1位返り咲き!

今週のHot Albums(2021年1月11日付)

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

1月11日付アルバムチャートでは、あのアルバムが1位に返り咲きました。

今週、1位を獲得したのは「This is 嵐」。先週の6位からランクアップし、8週ぶりの1位返り咲きとなりました。昨年末の紅白で活動休止となった彼ら。その影響もあり、CD販売数が10位から2位と大幅アップ。ダウンロード数2位、PCによるCD読取数3位と合わせて、各個別チャートで1位を獲得したものはありませんでしたが、総合順位では見事1位となりました。これで通算8週目のベスト10ヒットとなりました。ちなみにオリコン週間アルバムランキングでも1万1千枚を売り上げて、こちらも1位返り咲きを果たしています。

2位も、年末年始であらためて2020年のヒット曲が注目を集めた影響でしょうか、米津玄師「STRAY SHEEP」が先週の5位からランクアップ。ダウンロード数は1位から3位にダウンしたものの、CD販売数が9位から6位にアップ。ベスト3入りは10月26日付チャートから12週ぶり。これでベスト10ヒットを通算21週に伸ばしています。

3位は初登場盤。EXILEの事務所、LDH所属の女性アイドルグループE-girlsのベストアルバム「E-girls」がランクイン。12月28日に行われた配信ライブを最後に解散となった彼女たちの最後にリリースされたベストアルバム。もともと、2019年12月に、2020年末をもってグループが解散することが発表されていましたが、2020年はコロナの影響もあってか、あまり目立った活動もなく、ちょっと寂しい印象も抱く解散となりました。CD販売数は1位でしたが、ダウンロード数は26位、PCによるCD読取数は27位にとどまり、総合順位も3位に。ちなみにオリコンでは12月28日発売という発売日の影響でフライング販売分が先週のチャートに反映されたため、先週のアルバムチャートで初動売上1万4千枚で7位初登場。直近のオリジナルアルバム「E.G.11」の初動3万1千枚(5位)からダウン。今週付のチャートでは5千枚を売り上げて10位にランクインしていますが、先週今週の売上枚数を合わせても、前作からダウンという結果になっています。

続いて4位以下の初登場盤ですが、まず6位に黒澤ダイヤ(小宮有紗)from Aqours「LoveLive! Sunshine!! Kurosawa Dia First Solo Concert Album~WHITE FIRST LOVE~」がランクイン。架空のアイドルプロジェクト「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場する架空のアイドルグループAqoursからのソロアルバム。メンバーそれぞれがソロ作をリリースしており、本作がその第4弾となります。CD販売数は4位でしたが、ダウンロード数24位、PCによるCD読取数29位に留まり、総合順位は6位に。オリコンでは初動売上1万枚で2位初登場となっています。

8位には「FINAL FANTASY XIV: SHADOWBRINGERS - EP3」が初登場。オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」のパッチ5.4「もうひとつの未来」に使用された楽曲を収録した、配信限定のミニアルバムとなります。ダウンロード数では見事1位を獲得。根強い人気を感じさせる結果となりました。

初登場最後は9位に瑛人「すっからかん」がランクイン。ご存じ昨年、「香水」が大ヒットを記録した男性シンガーソングライターのデビューアルバム。また、いままでリリースされたシングルは、すべて配信オンリーとなっていたため、CD媒体でのリリースは本作が初となります。CD販売数は5位ながら、ダウンロード数39位、PCによるCD読取数68位に留まり、総合順位はこの位置に。オリコンではフライング販売の影響で、先週付のチャートで初動売上4千枚で31位初登場。今週は5千枚を売り上げて11位にランクアップしています。ただ、「香水」があれだけヒットを記録したにも関わらず、その後のアルバムが、この程度の売上というのは「香水」の人気が曲単位のみに留まっており、ミュージシャン自身の人気につながっていない感があり、少々厳しい感はあります。昨年12月には、実は配信シングルの新曲「愛に満ちた世界」をリリースしているのですが、まったく話題になっていませんし、典型的な一発屋といった感が否めません・・・。

さて、今週はベスト10返り咲き組が1枚。10位にあいみょん「おいしいパスタがあると聞いて」が先週の20位からランクアップ。11月30日付チャート以来、6週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。CD販売数が36位から21位、ダウンロード数が18位から9位とそれぞれランクアップ。こちらも紅白出場の影響も大きそうです。ベスト10返り咲きはこれで2回目。通算11週目のベスト10ヒットとなりました。

さらに今週は7位にランクインした宮本浩次のカバーアルバム「ROMANCE」が今週7週目のベスト10ヒットを記録しています。

1月11日付Hot Albumsは以上。今度のヒットチャート評は来週の水曜日を予定しています。

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2021年1月 8日 (金)

紅白やレコ大の影響も?

今週のHot100(2021年1月11日付)

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今週の集計対象期間は、昨年12月28日から今年の1月3日まで。ちょうどお正月休みの時期となり、新譜が少ない反面、紅白やレコード大賞など年末の歌番組の影響を、例年大きく受ける時期となります。

まず今週1位を獲得したのが、昨年、見事レコード大賞を受賞して話題となったLiSA「炎」。5週目にして1位返り咲きとなりました。これで11週連続のベスト10&ベスト3で、7週目の1位獲得となりました。もっとも、現在進行形のヒット曲ということもあり、ダウンロード数1位、ストリーミング数&You Tube再生回数2位は先週から変わらず。一方、CD販売数が12位から4位、ラジオオンエア数が19位から3位と大幅にアップしており、ここはレコ大効果と言えるでしょう。「炎」に引っ張られる形で「紅蓮華」も先週の9位から6位にアップ。通算52週目のベスト10ヒットになりました。こちらもCD販売数が21位から11位、ラジオオンエア数が52位から17位にアップ。一方、ストリーミング数は10位から8位、ダウンロード数は7位から6位、You Tube再生回数は50位から40位と上昇は限定的となっています。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女ですが、ただ正直なところ「炎」も「紅蓮華」のヒットもどちらかというと鬼滅の刃人気に引っ張られたもの。昨年リリースしたアルバムもヒットを記録しましたが、米津玄師やヒゲダン、King Gnuといった、昨年ロングヒットを記録したほかのミュージシャンと比べるとロングヒットには至っておらず、LiSA自身への人気は楽曲への人気と比べると限定的となっています。そのため、鬼滅の刃タイアップがなくなった時のシングルが本当の勝負と言えそうです。

2位はBTS「Dynamite」が先週の3位からワンランクアップ。これでベスト10ヒットは20週連続となりました。ストリーミング数&You Tube再生回数は先週と変わらず1位をキープしています。

そして3位には先週6位のYOASOBI「夜に駆ける」がランクアップし、11週ぶりのベスト3返り咲き。37週連続のベスト10ヒットとなりました。年末の紅白出演で話題となった彼ら。ストリーミング数は先週と変わらず4位でしたが、ダウンロード数が11位から3位、ラジオオンエア数が11位から1位へと大きくアップ。ここ最近、失速気味だったのですが、紅白出場の効果で一気に盛り返した形となりました。

続いて4位以下ですが、今週はベスト10に初登場はゼロ。一方、ベスト10圏外からの返り咲きが2曲ありました。いずれも紅白出場歌手の曲となっており、なんだかんだいっても紅白の影響の大きさをうかがわせます。

まず1曲目はNiziU「Make you happy」。先週の11位から8位にアップし、3週ぶりのベスト10返り咲き。通算25週目のベスト10ヒットを記録しています。ダウンロード数が20位から9位、ストリーミング数が9位から6位、ラジオオンエア数が41位から6位、You Tube再生回数が7位から4位と軒並みアップしています。また「Step and a step」も今週6位にランクインしており、2曲同時ランクインとなっています。

そしてもう1曲があいみょん「裸の心」。こちらも先週の16位から10位に大幅ランクアップ。ダウンロード数が23位から7位に大幅にランクアップしたのをはじめ、CD販売数が圏外から51位、ラジオオンエア数が83位から19位、PCによるCD読取数が37位から26位と軒並みランクアップ。ただし、ストリーミング数は12位から11位と若干のアップにとどまっています。これで昨年の11月9日付チャートから9週ぶりのベスト10返り咲き。ベスト10返り咲きは3度目、通算23週目のベスト10ヒットとなっています。

一方、ロングヒット勢ですが、先週紹介した新興勢力(?)ががんばっています。まず優里「ドライフラワー」。今週、5位から4位にランクアップ。ストリーミング数3位、You Tube再生回数5位は先週から変わらず。ラジオオンエア数やTwitterつぶやき数は圏外となっており、まだ世間的な知名度は低いのですが、これから徐々に知名度をあげていきそう。来年の紅白は間違いなしか?今週で8週連続のベスト10入り。

菅田将暉「虹」は先週から変わらず5位をキープ。ダウンロード数は6位から10位、You Tube再生回数は8位から9位にダウンしましたが、ストリーミング数は6位から5位にアップ。これでベスト10ヒットを9週連続と伸ばしています。こちらは今後、どこまでヒットを伸ばせるか、注目です。

ベスト10以下でも年末のテレビ番組の、特に紅白出場組のランクアップが目立ちました。瑛人「香水」が17位から11位、Official髭男dism「I LOVE...」が21位から13位と、それぞれ大きくアップ。また、紅白を最後に活動休止となった嵐の「カイト」も36位から15位に大幅アップしています。

1月11日付Hot100は以上。明日は、1月11日付Hot Albumsの紹介です。

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2021年1月 7日 (木)

こちらも新年初のチャート

今週のHot Albums(2021年1月4日付)

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

こちらも2021年第1弾のHot Albumsとなります。

まず1位を獲得したのがKinki Kids「O album」。彼ら約4年ぶりとなるアルバムで、例のごとく、頭がアルファベットに+albumというシンプルなアルバムタイトルになっています。ちなみに前作に引き続き共同プロデューサーとして堂島孝平を起用。相性がいいんでしょうね。まさか「堂」つながりというだけではないとは思うのですが。CD販売数1位、PCによるCD読取数3位。オリコン週間アルバムランキングでは初動売上13万5千枚で1位初登場。直近作はベストアルバム「The BEST」で同作の17万4千枚(1位)からはダウン。一方、オリジナルアルバムとしての前作「N album」の13万1千枚(1位)からはアップしています。

2位はメタルとアイドルを融合させたユニットとして話題のBABYMETALのベスト盤「10 BABYMETAL YEARS」が初登場。CD販売数2位、ダウンロード数7位、PCによるCD読取数15位。オリコンでは初動売上5万2千枚で2位初登場。直近作は2枚同時リリースとなったライブアルバム「LEGEND-METAL GALAXY[DAY-1]」「LEGEND-METAL GALAXY[DAY-2]」で、同作の初動売上5千枚(9位及び10位)からはアップしています。

3位初登場は、Eve「廻廻奇譚/蒼のワルツ」。先日のHot100で「廻廻奇譚」がベスト10入りを果たしましたが、同作も収録した7曲入りのEP盤。CD販売数及びダウンロード数3位、PCによるCD読取数8位。オリコンでは初動売上3万5千枚で3位初登場。前作「Smile」の2万7千枚(2位)よりアップ。オリジナルアルバムよりもEPの初動売上が上回るあたり、その人気の上昇ぶりを感じさせます。

続いて4位以下の初登場盤ですが、まず7位に男性声優斉藤壮馬「in bloom」がランクイン。CD販売数は5位でしたが、ダウンロード数12位、PCによるCD読取数は28位となり、総合順位は7位に。オリコンでは初動売上1万5千枚で5位初登場。前作「my blue vacation」(5位)から横バイ。

9位にはスターダストプロモーションの男性アイドルグループSUPER★DRAGONのミニアルバム「Burn it Black e.p.」がランクイン。CD販売数で6位にランクインしましたが、そのほかのチャートが圏外となり、総合順位は9位に。オリコンでは初動売上1万5千枚で6位初登場。直近作としては、メンバーのうち年少グループから成るサンダードラゴン from SUPER★DRAGON名義のミニアルバム「TRIANGLE –THUNDER DRAGON-」と年長グループから成るファイヤードラゴン from SUPER★DRAGONの名義のミニアルバム「TRIANGLE -FIRE DRAGON-」をリリースしており、それぞれ初動売上1万9千枚(4位)及び6千枚(20位)となっていました。ということは、年少グループのみで活動していた方が人気が出るということですね・・・。ちなみにSUPER★DRAGON名義の前作「3rd Identity」の初動3万1千枚(2位)からは大幅ダウンしています。

また今週はベスト10圏外からの返り咲きが1枚。10位に韓国のアイドルグループSEVENTEEN「24H」が先週のチャート圏外から一気にランクアップ。9月28日付チャート以来、14週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。特にCD販売数が圏外から7位に急速にアップし、ベスト10返り咲きの主要因となっています。CD販売数が急激にランクアップした理由は不明ですが、おそらく、ファンクラブ会員限定商品の予約販売キャンセル分が再発された影響ではないかと思われます。

一方、ロングヒット盤ですが、先週9位の米津玄師「STRAY SHEEP」が今週5位にランクイン。年末になり順位をあげてきています。これで通算20週目のベスト10ヒットとなりました。さらに「This is 嵐」が先週の3位から6位にランクダウンしていますが、これで通算7週目のベスト10ヒットを記録。ロングヒットとなっています。

2021年1月4日付Hot Albumsは以上。明日は2021年1月11日付Hot100をお送りします。

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2021年1月 6日 (水)

新年一発目のHot100

1月6日においてビルボードチャートが1月4日付及び11日付を同時更新したので、本日から4日にわたって、1月4日付、11日付のHot100及びHot Albumsのチャート評をお送りします。まずは1月4日付Hot100。

今週のHot100(2021年1月4日付)

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

新たなロングヒットの傾向も・・・

まず1位初登場はジャニーズ系NEWS「ビューティフル」が初登場でランクイン。テレビ東京系ドラマ「レンタルなんもしない人」主題歌。CD販売数、PCによるCD読取数及びTwitterつぶやき数1位、そのほかはすべて圏外という結果で、総合順位1位。手越祐也脱退後3人体制での初のシングル。当初9人でスタートしたグループなので、このメンバーの減り方はすさまじいものがありますね。KAT-TUNも6人組から3人組に減ってしまったし、以前に比べるとジャニーズをやめる人の数は急激に増えている印象があります。まあ、手越の場合、本人の不祥事でやめざるを得なかったのですが。オリコン週間シングルランキングでは初動売上18万4千枚で1位初登場。前作「トップガン」の17万9千枚(1位)よりアップしています。

2位は昨年のレコード大賞を受賞して話題となったLiSA「炎」が先週から同順位をキープ。ダウンロード数、カラオケ歌唱回数の1位、ストリーミング数、You Tube再生回数の2位は先週から変わらず。これで10週連続のベスト10&ベスト3ヒットとなっています。また、「紅蓮華」は先週の10位からワンランクアップして9位に。土俵際の粘りを見せました。これでベスト10ヒットは通算51週になります。

3位BTS「Dynamite」も先週から変わらず。ストリーミング数及びYou Tube再生回数1位も先週から同順位をキープし、ベスト10ヒットを19週連続に伸ばしています。

続いて4位以下の初登場曲ですが、今週の初登場曲は1曲。10位にEve「廻廻奇譚」が先週の11位からランクアップし、ベスト10に初登場となりました。Eveはもともと動画サイトで「歌い手」として活躍していたシンガーソングライター。TBS系アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマとなっています。配信オンリーのシングルですが、ダウンロード数8位、ストリーミング数7位、You Tube再生回数10位にランクイン。もともとは10月3日にリリースされた作品ですが、リリースから3ヶ月を経て、初登場から14週目にして初のベスト10ヒットとなりました。

続いてロングヒット曲ですが、まずYOASOBI「夜に駆ける」。先週の9位から3ランクアップして6位にランクイン。ストリーミングが5位から4位、You Tube再生回数が8位から5位とここに来てランクアップしています。これで36週連続のベスト10を記録しました。

さて、LiSA、BTS、YOASOBIとロングヒットを続けているここ最近のチャートですが、新たなロングヒット勢が入ってきています。まず今週5位にランクインしている優里「ドライフラワー」。名前からすると女性っぽいのですが、男性シンガーソングライター。11月30日付チャートで8位にランクインし、その後、徐々に順位を上げ、今週で7週連続のベスト10ヒットを記録しています。基本的にシンプルなオルタナ系ギターロックに連なるようなミディアムチューンのナンバー。ストリーミング数3位、You Tube再生回数5位と、ロングヒット系ではありがちなストリーミング&You Tube先行のヒットとなっており、今後、さらなるロングヒットが予想されます。

また、今週7位の菅田将暉「虹」が、11月23日付チャートで6位にランクインした以降、8週連続でベスト10ヒットを獲得しています。映画「STAND BY ME ドラえもん2」主題歌。ただ、こちらは12月7日付チャートで記録した2位を最高位に、徐々にランクダウンしており、若干厳しい感じも。ストリーミング数6位、You Tube再生回数8位、ダウンロード数6位と、ロングヒットを狙うには順位的にも物足りない感もあり、今後の動向に注目されます。

まず1月4日付のHot100は以上。明日は1月4日付Hot Album!

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2021年1月 5日 (火)

ディスコ!!

Title:DOSCO prime
Musician:Dreams Come True

今回紹介するのは、ドリカムのベスト盤・・・なのですが、企画盤としてリリースされたアルバムです。2019年に開催した「ドリカムディスコ」。彼女たちのデビュー30年を記念して開催されたイベントなのですが、タイトル通り、自らの曲をディスコアレンジしたイベントとなっています。今回の「ベストアルバム」は、その企画をきっかけとして誕生した、自らの曲をディスコアレンジしたベストアルバム。彼女たちのおなじみのヒット曲がディスコアレンジで生まれ変わっています。

そしてこのベスト盤と同時に、コンピレーションアルバムがリリースされました

Title:DREAM CATCHER 3~ドリカムディスコMIX COMPILATION
Musician:S+AKS&ドスコDJ ALL STARS

で、こちらのコンピレーションアルバムは、ドリカムディスコに参加した、全国各地のDJたちによる、ドリカムの曲をミックスしたコンピレーションアルバム。ドリカムの名曲の数々が、様々なDJの手によりダンサナブルなメドレーとして生まれ変わっています。

そんなドリカムのディスコアレンジということで、どんなアレンジが施されるのか、注目していたのですが、率直に言って、思った以上に原曲のイメージを大きく崩さないようなアレンジになっていました。「何度でも」「LAT.43°N 〜forty-three degrees north latitude〜」などはエレクトロサウンドをふんだんに入れており、よりリズミカルなアレンジとなっていますが、それでも元の曲のイメージを大きく崩すものではありませんでした。

これがディスコアレンジ??と一番感じた「LOVE LOVE LOVE」についても、打ち込みのリズムを入れたりはしているのですが、基本的には原曲のイメージから大きく変わりません。これはディスコの中で、いわゆるチルアウトとして機能しているのでしょうか?よくよく考えれば、今回のディスコアレンジについても、基本的にはドリカムの中村正人によるアレンジ曲。やはり原曲のアレンジが、中村正人の持つ曲のイメージに一番マッチしており、ディスコアレンジにしても、そこからは大きく逸脱しない、ということなのでしょうか。

もっとも、原曲から大きな変化はない、という意味では「Dream Catcher」の方も同じで、曲によってHIP HOP的なアレンジを加えたり、ラテンアレンジを加えたりした曲もあったのですが、原曲のイメージとは大きくは変わらず。そういう意味では、無難といえば無難、ファンにとっては安心して聴けるコンピレーションとなったようにも思います。

正直なところ、「Dream Catcher」のDJというのは、各地のラジオパーソナリティーで、プロのミュージシャンではなく、そういう意味では、プロのミュージシャンが大胆のドリカムの曲をアレンジしたディスコバージョンのアルバムを聴いてみたいかも、という感じはしないではりません。ただ、それ以上に、今回のアルバム、ディスコアレンジにしても原曲のイメージをさほど大きく変化させなかった大きな要因というのは、やはり原曲の持つメロディーラインの強度ゆえではないでしょうか。

とにかく圧倒的にインパクトのあるメロディーラインの曲だからこそ、ちょっとやそっとアレンジを変化させたところで曲のイメージは大きく変わらない、だからこそ、ディスコアレンジにしてもそのイメージが大きく変わらなかった、という要因が大きいように思います。確かにどんなアレンジをほどこしても、まず耳に飛び込んでくるのは吉田美和の歌。その歌の強度があまりにも強いため、他の部分が多少変化しても大きなイメージの変化がなかったように思います。

そういうこともあって、特に「DOSCO prime」については、「ベスト盤」的な位置づけで紹介されることが多いのですが、確かに「ベスト盤」として楽しめるアルバムだったように思います。代表曲がコンパクトにまとめられている感じもありますし、久しぶりにドリカムの昔の曲を聴いて、やはりドリはいいな、と再認識できたアルバムになっていました。ファンが顔をしかめるような、大きく変化したアレンジのアルバムも聴いてみたい感はあるのですが・・・ただ、どちらのアルバムもファンにとっては素直に安心して楽しめるアルバムになっていました。

評価:
DOSCO prime ★★★★★
Dream Catcher ★★★★

Dreams Come True 過去の作品
AND I LOVE YOU
DO YOU DREAMS COME TRUE?
LOVE CENTRAL
THE SOUL FOR THE PEOPLE~東日本大震災支援ベストアルバム~
ATTACK25
DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム
DREAMS COME TRUE THE ウラBEST! 私だけのドリカム
THE DREAM QUEST

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2021年1月 4日 (月)

アジテーショナルな歌詞を叫ぶ、注目のミクスチャーロックバンド

Title:WRONG GENERATION
Musician:FEVER 333

2019年にリリースしたデビューアルバム「Strength in Numb333rs」が話題となったアメリカの3人組ロックバンドFEVER 333。政治的にアジテーショナルな歌詞にハードコアやメタルの要素を多分に含んだサウンドをバックにラップを聴かせるスタイルは、RAGE AGAINST THE MACHINEの後継者的な位置づけを強く感じさせるバンドということで、ロックリスナーに注目を集めました。そんなデビューアルバムから約1年9ヶ月、新たにリリースされたのが全8曲入りのミニアルバムでもある本作。今回は、今年、世界を席巻したBlack Lives Matter運動のきっかけとなった、ジョージ・フロイド氏への傷害致死事件を受けて制作された作品だそうで、前作に引き続き、非常にアジテーショナルな内容になっています。

基本的に、バンドが奏でるヘヴィーでメタリックなサウンドに、ボーカルのJason Aalon Butlerの狂ったように叫びまくるラップがのりまくるスタイルで、聴いていてRAGE AGAINST THE MACHINEを彷彿とさせる方も多いのではないでしょうか。タイトル曲の「WRONG GENERATION」などはまさに典型例で、スクラッチ音を取り入れてヘヴィーなバンドサウンドで押しまくるイントロは、まさにRATMからのストレートな影響を感じさせます。

政治的にアジテーショナルな歌詞といえば、「U WANTED A FIGHT」なんかは典型例で

「Anti racist
These black faces
We all screaming "FTP"
A power to the people
Take a knee while chanting
"I can't breathe"」
(「U WANTED A FIGHT」より Written By Travis Barker, Keith Varon, John Feldmann & Jason Aalon Butler)

などと、BLMを彷彿とさせる単語が並びます(FTP=ファック・ザ・ポリスの略語、"I can't breathe"はジョージ・フロイド氏が最期に発した言葉ということで、BLMの象徴的なフレーズです)。

基本的に政治的スタンスといい音楽性といい、RATMそのまんま・・・という見方も出来ない訳ではないのですが、やはりハードコアなミクスチャーロックのサウンドとシャウトというスタイルは、聴いていて文句なしにカッコよさを感じさせ、ロック好きとしては惹かれざるを得ません。また、RATMよりも、音楽的にはより多彩な音楽性を取り入れており、バリエーションを感じさせるのも特徴的でした。

今回のアルバムで言うと典型的なのは後半で、「FOR THE RECORD」は疾走感あるギターロックのハードコアパンクで、明確にRATMとは異なる方向性ですし、さらに「LAST TIME」はピアノでメランコリックに聴かせるバラードナンバーになっていますし、ラストを締めくくる「SUPREMACY」はメランコリックな女性ボーカルが入り、R&B的な要素を感じさせる楽曲に。

また、前半でも「BLOCK IS ON FIRE」はメランコリックなシンセの音色が入ってくるあたりは、RATMとはちょっと異なる感触がありますし、「WRONG GENERATION」でも、リズムにトラップ風のサウンドが入っていて、これはRATMとは異なる…というよりは今時の要素を感じさせます。

逆にRATMにおけるトム・モレロのようなガツンとくるギターリフなどはなく、その点はRATMと比べてしまうと薄味に感じる部分もあるかもしれません。まあ、もっとも、これでギターリフを入れてきたら、まんまRATMになってしまうのですが・・・。正直言って、楽曲的には「革命的!」といった感じではありませんし、目新しさもあまりありません。ただ、ロックミュージックとして文句なしにカッコよさを感じさせるアルバムであり、ロックリスナーなら間違いなく、聴いていてワクワクするような、そんなアルバムではないでしょうか。今度、さらに注目度が高まりそうな、そんなカッコいいロックアルバムでした。

評価:★★★★★

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2021年1月 3日 (日)

大物然とした新作

Title:SOUNDTRACKS
Musician:Mr.Children

これが20枚目となるMr.Childrenの約2年2ヶ月ぶりのニューアルバム。前作「重力と呼吸」は、初の単独セルフプロデュース作となり、比較的シンプルなサウンドの作風に仕上がっていました。一方、今回の作品は、全編海外レコーディングを実施。プロデューサー/エンジニアとして、サム・スミスの作品などを手影てきたスティーヴ・フィッツモーリスを起用し、彼との共同プロデュース作となっています。

コロナ禍の中で、おそらくしばらくはなかなか出来なくなるであろう全面海外レコーディングで、かつグラミー賞経験もあるプロデューサーと共同プロデュースという、この制作過程にはいかにも「大物」らしさを感じる作品になっています。その結果、アルバムとしては良くも悪くも非常に「大物然」とした作品に仕上がっていたような印象を受けました。

まず今回アルバムで特徴的だったのは、シンプルなアレンジだった前作とは一転、ストリングスを入れた作品が目立つスケール感ある作品になっていたという点でしょう。冒頭を飾る「DANCING SHOES」に続く「Brand new planet」でもストリングスが目立ちますし、MVも作成され、アルバムの代表曲とも言える「Documentary film」もピアノにストリングスが重なる美しいアレンジ。ドラえもん映画の主題歌になった先行シングル「Birthday」も鮮やかなストリングスが軸となった曲調になっています。

今回のストリングスアレンジは、ビョークやジャミロクワイなどのアレンジを手掛けたサイモン・ヘイルが担当しています。海外レコーディングで、かつ手練手管のアレンジャーがストリングスアレンジを担当、ということもあって、ストリングスのサウンドは、まずは非常に抜けがいい。透明感のあるサウンドに仕上がっており、その実力を感じさせます。

ただ一方、正直、どんな曲でもストリングスを入れて安易に盛り上げてくる構成というのは、以前、彼らのプロデューサーだった小林武史がよく使った手法。ストリングスとバンドアレンジを融合させる手法は、楽曲にスケール感を持たせる手法としてはJ-POPでは手あかのついた方法であり、個人的にはここまでストリングスを入れる必要性があったのかな?と感じてしまいました。

加えて今回のアルバムを通して聴くと、「地味」という印象を抱いてしまいました。地味という印象は前作「重力と呼吸」でも感じたのですが、以前に比べてフックの利いた楽曲が少なくなり、いい意味で言えばミスチル風のメロが完全に確立された一方、全体的に「いつも通りのミスチル」といった感じを抱いてしまいます。「地味」だから必ずしも駄作というわけではないのですが、全体として地味と印象が否めない楽曲の中、分厚いストリングスアレンジを入れると、妙に仰々しさの印象だけ残ってしまう点が否めませんでした。

1曲1曲は決して悪いわけではありません。ドラマ主題歌にもなった「turn over?」などはこのアルバムの中では比較的シンプルなアレンジの、彼ららしいシンプルなポップソングで、こういう素朴な曲も書ける、という一種のアピールのようなものも感じますし、「Birthday」なども伸びやかなストリングスアレンジも含めて、ミスチルらしさを感じる、ある意味、ドラえもんの映画主題歌らしい爽やかさを感じる楽曲に仕上がっています。

しかし、正直言って、いままでミスチルの全オリジナルアルバムを聴いている私ですが、いままでの作品の中で、ワースト・・・とまでは言わないまでも1、2を争う、ピンと来ないアルバムでした。無理に大物然としてストリングスなどを入れてスケール感を出したものの、肝心のメロディーがそれについていっていないようにも感じます。もちろん決して悪いアルバムではないとは思うし、ミスチルらしい魅力も要所要所で感じらる点は間違いないと思うのですが・・・個人的にはもうちょっとシンプルなアレンジの方がミスチルの良さが生きるように思うんだけどなぁ。ちょっと残念な1枚でした。

評価:★★★★

Mr.Children 過去の作品
SUPERMARKET FANTASY
SENSE
Mr.Children 2001-2005<micro>
Mr.Children 2005-2010<macro>

[(an imitation) blood orange]
REFLECTION
重力と呼吸

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2021年1月 2日 (土)

謎の覆面バンドの17年ぶりとなる新作

2021年最初の更新となりますが、例のごとく、1番として本作を取り上げたのは偶然で、特に意味はありません・・・。

Title:Money Money 2020 PartII:We Told Ya So!
Musician:The Network

The_network

ついに待望の復活作!2003年にアルバム「Money Money 2020」でデビューを果たした「謎の覆面バンド」The Networkが帰還!タイトル通りの2020年の年に、約17年ぶりとなるニューアルバムをリリースしました・・・と言っても声を聴けばバレバレなのですが、The Networkはご存じ人気パンクバンドGREENDAYのサイドプロジェクト。やはりデビュー作のタイトルが「2020」だった影響でしょうか、その2020年にまさかのニューアルバムをリリースしました。

以前、先行販売されたEPを当サイトでも一度紹介していますが、そのEP盤の曲も収録された本作。まず全体的な特徴としては80年代のニューウェーヴからの影響を感じさせる作風という点。その先行EP盤のタイトルチューンだった「Trans Am」もそうですが、「Flat Earth」なども疾走感あるエレクトロポップに仕上がっており、まさにニューウェーヴ風。「Respirator」もコミカルさを感じるシンセのサウンドも特徴的なエレクトロポップになっていますし、「The Stranger」も軽快でポップなエレクトロチューンに仕上がっています。

またGREENDAYとは異なる、という意味ではメンバー3人が均等にボーカルを取っているという点も相違点でしょうか。GREENDAYでは基本的にビリー・ジョーがボーカルを取っていますが、本作ではビリー・ジョーことFinkのボーカル曲は25曲中10曲と過半以下。ほかは他のGREENDAYのメンバーがボーカルを取っています。正直なところ、ビリー・ジョーのボーカルではGREENDAYとバレバレですし、何気にVan Gough(=マイク)とThe Snoo(=トレ)のボーカルも、それはそれでちょうどよいインパクトになっていました。

GREENDAYとは異なる軽快なニューウェーヴのエレクトロポップ路線が、GREENDAYとは異なる味わいを見せており、聴いていて素直に楽しくなってくる魅力的なポップソングを聴かせてくれています。また、ポップでインパクトのあるメロディーラインは、まさにGREENDAYと同様。GREENDAYが好きなら、間違いなく気に入るアルバムになっていました。

しかし、そんな「謎の覆面バンド」というスタンスを取りながら、曲によっては、「これ、GREENDAYだよね・・・」とバレバレな曲も少なくありません。典型的なのが「Cancer Is The New Black」で、パンキッシュなギターロック路線。軽快なギターリフが主導するサウンドに、ボーカルもFink=ビリー・ジョーという楽曲で、これ、何も言わずに聴かせたら、10人中10人、GREENDAYの曲と言いそうな曲になっています。

ただ、そんなGREENDAYらしさを前面に出しながらもThe Networkとしての特色を出して、両者が上手い具合に融合した曲もあり、それが「Carolina's Ultimate Netflix Tweet」でしょう。こちらもFink=ビリー・ジョーボーカル曲で、パンキッシュな作風はまさにGREENDAYなのですが、打ち込みのサウンドでリズミカルに聴かせる曲調はニューウェーヴの特徴も多く感じられ、いわばGREENDAYとThe Networkの言い所取り・・・といった作品になっています。

GREENDAYの覆面バンドとしてGREENDAYとは異なる方向性を取りつつも、一方ではGREENDAYらしさもしっかり感じられてしまうそんなアルバム。ただ、それだけに疾走感あるサウンドとポップなメロがとても心地よく、覆面バンドとして演奏している本人たちも楽しそうですし、聴いていてこちらも楽しくなってくる、そんなアルバムに仕上がっていました。GREENDAYのアルバムに比べると、取扱いがあまりよくないようですが、GREENDAYが好きならこちらも要チェック!GREENDAYとは異なる楽しさのある傑作でした。

評価:★★★★★

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2021年1月 1日 (金)

謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。今年も当「ゆういちの音楽研究所」を何卒よろしくお願いします。

言うまでもないことですが、昨年2020年は、新型コロナウイルスの影響により、とんでもない1年となりました。そして、そのコロナ禍の影響はいまだに続いているばかりではなく、ここに来て、さらに再び猛威を奮っています。1年前の今頃は、まさか1年後にこのような状況になっているとは思いもしませんでした。エンターテイメント業界にも大きな影響を受け、いまだにライブも開催するのもままならないような状態です。

昨年の大みそかは、最初の方だけですが紅白歌合戦を見ていました。コロナの影響で無観客での開催となってしまった紅白。観客がいない状態での紅白は、どこか「普通の音楽番組」に成り下がった感は否めませんでしたが、そのコロナ禍の中でなんとか開催にこぎつけたNHK側の工夫はいろいろと感じることが出来ました。

そして、私はといえば、途中からは紅白を離れてサザンオールスターズの配信でのカウントダウンライブを観戦。実はいつも年末年始は家族で過ごしていたため、この手のカウントダウンライブには一度も参加したことはありませんでした。今回、オンラインライブでアットホームでの参加とはいえ、初となるカウントダウンライブへの参加。先日の「2020年ライブまとめ」にも書いたように、オンラインライブと通常のライブとでは、まったく別ものといった感じであることは事実なのですが、ただ、コロナの影響とはいえ、「カウントダウンライブ」に参加できた点は、コロナ禍の中での数少ない「よかったこと」と言えるのかもしれません。もっとも、来年はこのようなオンラインライブがなくなることを願ってやまないのですが。

また、これはコロナとは全く関係ないのですが、2020年は、筒美京平、なかにし礼、中村泰士という昭和を代表するような作詞家、作曲家が相次いで亡くなりました。平成に入ったばかりの頃も美空ひばりや手塚治虫といった昭和を代表する大スターの訃報が相次いだのですが、令和に入って間もない今年も、同じように昭和を代表する有名人の訃報が相次いだように思います。平成や令和の区切りというのは、単なる天皇の在位に対する区切りに過ぎないのですが、それでもひとつの時代が終わったように感じざるを得ません。

まだまだコロナ禍の影響は続いている昨今。この影響がどこまで続くのかが全く見えず、鬱々とした日々が続いてしまいます。しかし、この日々は必ず終わりが来ると信じて、来年の今頃は、1年前はコロナで大変だってね、と昔話にできるように、2021年は明るくがんばっていきましょう!今年も、少しでも素晴らしい音楽を紹介できるように、引き続き、当サイトをよろしくお願いします。

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