ベテラン勢が目立つ
今週のHot Albums
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先週はK-POP勢や配信系、アニメ系アイドルが目立つ、いわば「今どき」のチャートとなっていました。今週は一転、ベテラン勢の初登場が目立つチャートとなっています。
まず1位からベテラン勢。Mr.Childrenの約2年2ヶ月ぶりのニューアルバム「SOUNDTRACKS」が1位獲得です。CD販売数及びダウンロード数1位。いまどき、ストリーミングはおろか、ダウンロード販売もなしというかなり強気な販売方針となっています。一方オリコン週間アルバムランキングでは初動売上27万8千枚で1位初登場。前作「重力と呼吸」の30万9千枚(1位)からダウンしています。
2位は韓国の男性アイドルグループENHYPEN「BORDER:DAY ONE」が獲得。CD販売数2位、ダウンロード数5位、PCによるCD読取数61位。オーディション番組「I-LAND」から誕生したグループだそうで、本作がデビュー作となります。オリコンでは初動売上7万1千枚で2位に初登場しています。
そしてミスチル以上の大御所が3位、4位に並んでランクイン。なんと今週、女性シンガーソングライターの両雄ともいえる、ユーミンと中島みゆきのアルバムが同時にランクインしています。まず3位には松任谷由実のニューアルバム「深海の街」がランクイン。CD販売数3位、ダウンロード数4位、PCによるCD読取数7位。約4年ぶりとなるオリジナルアルバムとなります。オリコンでは初動売上4万7千枚で3位初登場。直近作はベストアルバム「ユーミンからの、恋のうた。」で、同作の初動売上10万8千枚(1位)からはダウン。また、オリジナルアルバムとしての前作「宇宙図書館」の5万7千枚(1位)からもダウンしています。
一方、中島みゆきは「ここにいるよ」が4位に初登場。CD販売数4位、ダウンロード数6位、PCによるCD読取数8位。こちらは「エール」「心に寄り添う」をテーマとした2枚組のセレクションアルバムになっています。オリコンでは初動売上4万6千枚。ユーミンとは惜しくもわずか1千枚の差でした。直近作のオリジナルアルバム「CONTRALTO」の1万7千枚(3位)からアップしています。
また7位にはザ・クロマニヨンズの「MUD SHAKES」が初登場。ザ・クロマニヨンズ自体は結成14年目の中堅バンドですが(・・・といっても、もう14年も経つんですか・・・)ご存じ、ヒロト&マーシー率いるバンドで、こちらも「ベテラン勢」と言えるでしょう。CD販売数6位、PCによるCD読取数13位。オリコンでは初動売上1万3千枚で7位初登場。直近作はライブ盤「 ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020」で同作の初動9千枚(11位)からはアップ。オリジナルアルバムでの前作「PUNCH」の初動1万4千枚(6位)からは微減。
初登場組のもう1枚は若手シンガー。今年の紅白初出場も予定されている女性シンガーソングライターmiletのEP「Who I Am」が7位初登場。CD販売数8位、ダウンロード数2位、PCによるCD読取数35位。オリコンでは初動売上8千枚で10位初登場。前作「eyes」の2万7千枚(1位)からダウンしています。
さらに今週はベスト10返り咲き組も。先週、11位にランクダウンし、ベスト10から一度陥落した米津玄師「STRAY SHEEP」が今週、9位にランクアップ。CD販売数は19位までダウンしてしまっていますが、ダウンロード数は8位から7位にアップ。PCによるCD読取数も先週の1位からダウンしたものの2位をキープしています。これで通算17週目のベスト10ヒットとなりました。
今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
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