ダーククイーンCocco
Cocco 生配信ライブ2020 みなみのしまのはなのいろ
会場 オンライン 日時 2020年8月31日(月)19:30~
コロナ禍の中続く配信ライブ。今回はCoccoの生配信ライブ。スタートすると、まずはどこかのスタジオから。まずは今回の生配信ライブが行われた経緯がCoccoから説明されました。こちらは事前に録画したものらしいですね。その後、場面は変わってライブハウスへ。静まりかえったステージの中に、まずは静かにメンバーが登場。最初はメンバーのクローズアップの画像が続き、そしておもむろにライブがスタート。黒いベールで黒い衣装に身を固めた、ダークな雰囲気のCoccoが登場。まずは最新アルバム「スターシャンク」から「花爛」からのスタート。まずはダークでヘヴィーな雰囲気でライブはスタートしました。
さらに同じくスターシャンクから「2.24」。こちらもダークな雰囲気のナンバー。そしてそこから一転、懐かしいナンバーの「濡れた揺籃」へ。懐かしい「クムイウタ」からの楽曲ですが、ヘヴィーでダークなサウンドの楽曲が続きます。その後も「ドレミ」「Ho-Ho-Ho」「Gracy Grapes」と、「スターシャンク」からの曲を中心にヘヴィーでダークな雰囲気な曲が並び、「ダーククイーン」のCoccoをまずは存分に見せつけるステージからスタートしました。
その後は、なぜかビブラフォンで静かに「ジングルベル」を演奏。この真夏になぜ??そのままピアノ1本の弾き語りで「take me home」へ。こちらは3月に配信で披露した曲のようです。途中、バンドサウンドも入りながら、静かに優しく歌い上げてくれます。さらにスターシャンクから「フリンジ」に。力強いバンドサウンドをバックに、しっかりと前を凝視しながら力強く歌いCoccoの歌声が非常に印象に残ります。
「スターシャンク」からのナンバーは続く来ます。続いては「くちづけ」。こちらも暗い照明の中、原曲よりもダイナミックなアレンジでのステージになります。「願い叶えば」も原曲に比べてダークな雰囲気に。さらにここで意外な展開で彼女の代表曲「強く儚い者たち」へ。こちらも原曲とはかなり異なるギターサウンドが前に押し出された、ガレージ色の強いアレンジに。ただCoccoの歌声は原曲と同じく強く優しい歌声を聴かせてくれ、原曲とはまた異なる味わいのあるステージとなっていました。
ここで楽曲は一転、アコースティックな作品で静かに聴かせる楽曲へ。こちらは新曲のようです。ここで彼女が頭につけていた黒いベールが、いつの間にか白いリボンに変わっていて、ちょっとしたお色直しです。その後は「ひばり」をゆっくりと優しく歌った後、新曲を披露。こちらは力強いバンドサウンドをバックに伸びやかな歌声を聴かせる曲、なのですが、CD音源だとまたアレンジが違ってきそうな…。続く「インディゴブルー」もよりヘヴィーでダイナミックさを増したアレンジに。彼女の力強い歌声に、負けじとバックの演奏にも力が入っていました。
そして最後も新曲「Rockstar」へ。これが最高にヘヴィーでロッキンなカッコいいナンバー。彼女のシャウトもさえまくります。この楽曲で思いっきりシャウトしまくり、最後は静かの舞台から去ります。終了時間が21時ちょっと前。ちょうど1時間半の配信ライブとなりました。
残念ながらアンコールはなしだったのですが、ただ、「スターシャンク」からの楽曲を中心に、「ダーククイーン」という自称そのものの、最初から最後までダークでヘヴィーな展開が続くステージ。楽曲も原曲より、よりヘヴィーでダークなアレンジとなっており、非常に聴き応えのあるステージでした。そしてこれ、なによりもライブハウスみたいな狭い会場で「密」になって聴きたかった!と思うような、とてもカッコいいステージで、90分があっという間に過ぎ去ったライブでした。
最初から最後までMCなしの18曲。ただ、Coccoのダークな世界を堪能でしたライブで、こういうライブを(チケット獲得戦なしに)気軽に楽しめるのも配信ライブならでは、といった感じでしょうか。でも、やはり次は生で見てみたい!ともかく、Coccoのカッコよさに聴きほれた90分でした。
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