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2020年3月26日 (木)

ベスト5は新譜が並ぶ

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

比較的、ロングヒット盤が目立っていたアルバムチャートですが、今週はベスト5に新譜が並びました。

そんな中で初登場1位を獲得したのはジャニーズ系。ジャニーズWEST「W trouble」が1位獲得です。CD販売数及びPCによるCD読取数共に1位を獲得し、総合順位も見事1位獲得となりました。オリコン週間アルバムランキングでは初動売上20万7千枚で1位獲得。前作「WESTV!」の9万6千枚(2位)からアップしています。

続く2位は三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「RAISE THE FLAG」がランクイン。CD販売数2位、ダウンロード数6位、PCによるCD読取数4位。初回盤はCDにDVD(Blu-ray)が2枚もつくという豪華盤。もうDVDがメインでは?ただ、もうここまでしないとCDが売れないんでしょうね…。オリコンでは初動売上13万6千枚で2位初登場。前作「FUTURE」の18万1千枚(1位)からダウン。

3位初登場は韓国の男性アイドルグループStray Kids「SKZ2020」。韓国で放送された同タイトルのテレビ番組からデビューしたアイドルグループで本作が日本でのデビュー作となります。CD販売数3位でそのほかは圏外。オリコンでは初動売上3万1千枚で1位初登場です。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位に東京スカパラダイスオーケストラ「TOKYO SKA TREASURES 〜ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ〜」が入ってきました。CD販売数4位、ダウンロード数5位、PCによるCD読取数24位。2015年にベストアルバム「THE LAST」をリリースしたばかりなのですが、「THE LAST」は歌モノベストだったので、本格的なベスト盤は2007年の「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」以来。ただし、本作は1998年のavex移籍後の曲しか収録されていないようなのが非常に残念。あと5年くらいしたら、また初期音源を含むオールタイムベストを売る戦略なんだろうなぁ。オリコンでは初動売上2万枚で4位初登場。オリジナルアルバムの前作「ツギハギカラフル」の9千枚(5位)からアップしています。

5位には今週、Hot100に「あなたがいることで」がランクインしてきた女性シンガーソングライターUru「オリオンブルー」が初登場。CD販売数5位、ダウンロード数2位、PCによるCD読取数10位。オリコンでは初動売上1万7千枚で5位初登場。前作「モノクローム」の6千枚(18位)からアップしています。

8位初登場は大滝詠一「Happy Ending」。CD販売数6位、PCによるCD読取数30位。2013年に65歳で急逝した日本ポップス史を代表するシンガーソングライター。「全曲新作のオリジナルアルバム」という触れ込みなのですが、実際はセッションのアウトテイクを集めた、いわばデモ音源集。2016年にもセルフカバー音源などを集めた「オリジナルアルバム」「DEBUT AGAIN」がリリースされていますが、こちらもクオリティーにうるさかった彼の生前には絶対に発表されなかっただろうなぁ、と思われる完全な追悼商法。オリコンでは初動売上1万6千枚で6位初登場。その前作「DEBUT AGAIN」の2万枚(3位)よりダウン。直近作のライブ盤「NIAGARA CONCERT '83」(5位)からは横バイ。

9位にはにじさんじ「SMASH The PAINT!!」が初登場。CD販売数7位、PCによるCD読取数14位。人気のバーシャルYou Tuberで、2019年の「ネット流行語100」年間大賞にも選ばれたそうです。オリコンでは初動売上1万5千枚で7位初登場。前作「にじさんじ Music MIX UP!!」の9千枚(14位)からアップしています。

初登場組は以上。一方、ロングヒット組ではOfficial髭男dism「Traveler」は4位から6位に再びダウン。CD販売数は10位となったもののダウンロード数及びPCによるCD読取数は3位につけており、まだまだ強さを感じます。King Gnu「CEREMONY」は3位から7位にダウン。CD販売数は8位から16位までダウン。ダウンロード数も2位から4位、PCによるCD読取数も1位から2位にダウンしています。

今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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