« 2019年ベストアルバム(洋楽編)その1 | トップページ | 2019年ベストアルバム(邦楽編)その1 »

2020年2月 2日 (日)

2019年ベストアルバム(洋楽編)その2

昨日に引き続き洋楽私的ベストアルバムの第2弾。今日は5位から1位の紹介です。

5位 Live In London/Mavis Staples

聴いた当時の感想はこちら

ソウルグループのThe Staple Singersのメンバーとして数多くのヒット曲を生み出してきたソウル界のリビング・レジェンド、Mavis Staples。齢80歳という年齢ながらも、まだまだ若いものには負けないとばかりに現役感あふれる力強いボーカルを聴かせてくれます。さらに年齢を重ねたからこそ生み出せる豊かな表現力も見事。今年はアルバム「We Get By」もリリースしていますが、こちらも文句なしの傑作でした。

4位 MAGDALENE/FKA Twigs

聴いた当時の感想はこちら

各種メディアで軒並みベストアルバムにあげられた傑作アルバム「LP1」から5年。その間、彼女が経験してきた様々な苦労・痛みを表現した内省的な作品となった本作ですが、そんな彼女の心境をあらわしているのか、シンプルなエレクトロサウンドが特徴的だった前作からうってかわって、分厚いエレクトロサウンドが特徴的になっています。ただ一方、そんな中で流れる彼女の歌声は非常に優しく美しく、強い印象を受ける作品に。聴き終わった後にはむしろ暖かさすら感じさせる、そんな傑作アルバムに仕上がっていました。

3位 Pony/Rex Orange County

聴いた当時の感想はこちら

日本でも話題となってきているイギリスで、いや世界的に今、最も注目を集めるシンガーソングライター。日本人の琴線にも触れそうな、暖かくも懐かしさを感じさせるメロディーラインが大きな魅力に。一方ではリズムマシーンを用いたサウンドやラップなどを取り入れる音楽性、さらには音楽活動的にHIP HOP系のミュージシャンとのコラボを行っていたりして、単純に「ポップなメロを書くSSW」とはちょっと異なる、今時感があります。今後にも大きな期待を持てるSSWの誕生です。

2位 Cuz I Love You/Lizzo

聴いた当時の感想はこちら

自分のありのままの体型を受け入れて愛そう、というボディポジティブムーブメントの象徴的なミュージシャン。そのふくやかなボディーから繰り広げられるパワフルなボーカルが大きな魅力。またサウンド的にもトラップのような今時の音を取り入れつつも、全体的にレトロな雰囲気の、懐かしさを感じさせるサウンドが特徴的。ちょっとベタさがありつつも、それゆえに耳馴染みのあるサウンドが大きな魅力となっています。本作では本国アメリカでも大きなブレイクし、これからの活躍も期待できそうです。

1位 Jaime/Brittany Howard

聴いた当時の感想はこちら

Alabama Shakesのボーカリストによる初のソロアルバム。こちらもLizzo同様のダイナマイト姉ちゃんによるパワフルなボーカルが魅力的な作品。キーボードにロバート・クラスパーを迎えるなど、全体的にはジャズ寄りとなった作品なのですが、Alabama Shakes同様に、ルーツ志向を感じつつも今のサウンドをしっかり取り入れた作風が大きな魅力となっています。もちろん彼女の緩急つけた表現力豊かなボーカルもアルバムの大きな魅力に。文句なしの傑作アルバムでした。

そんな訳であらためてベスト10を振り返ると…

1位 Jaime/Brittany Howard
2位 Cuz I Love You/Lizzo
3位 Pony/Rex Orange County
4位 MAGDALENE/FKA Twigs
5位 Live In London/Mavis Staples
6位 When I Get Home/Solange
7位 Africa Speaks/SANTANA
8位 Weezer(Black Album)/Weezer
9位 Patience/Mannequin Pussy
10位 Two Hands/Big Thief

12月の暫定版の時も書いた通り、突出した傑作は少ない…といった感じなのですが、それでも10枚、文句なしの傑作アルバムを選ぶことが出来ました。ただ今年は全体的に女性の活躍が目立ったように思います。上位5枚のうち4枚まで女性ボーカルですし、私的ベスト10にはあげませんでしたが、各種メディアで軒並みベスト盤として選ばれたLana Del Reyの「Norman Fucking Rockwell!」や、おそらく2019年に一番注目を集めたであろうBillie Eilishなど、女性陣の活躍が目立った1年となりました。

さて、ほかのベスト盤候補としては…

Assume From/James Blake
Bobbie Gentry's The Delta Sweete Revisited/Mercury Rev
Everything Not Saved Will Be Lost Pt.1/Foals
No Geography/The Chemical Brothers
Life Metal/Sunn O)))
HOMECOMING:THE LIVE ALBUM/Beyonce
U.F.O.F./Big Thief
Spirit/Rhye
LEGACY!LEGACY!/Jamila Woods
False Alarm/TWO DOOR CINAME CLUB
We Get By/Mavis Staples
Schlagenheim/black midi
Weezer(Teal Album)/Weezer
Duck/Kaiser Chiefs
i,i/Bon Iver
Basking In The Glow/Oso Oso
Norman Fucking Rockwell!/Lana Del Rey
Jesus Is King/Kanye West

今年はどんな名盤に出会えるでしょうか。多くのミュージシャンたちの活躍に期待したいところです。

2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
2015年 年間 上半期
2016年 年間 上半期
2017年 年間 上半期
2018年 年間1  上半期
2019年 上半期

|

« 2019年ベストアルバム(洋楽編)その1 | トップページ | 2019年ベストアルバム(邦楽編)その1 »

音楽コラム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2019年ベストアルバム(洋楽編)その1 | トップページ | 2019年ベストアルバム(邦楽編)その1 »