2020年最初のヒットチャート
今週のHot100(2020年1月6日付)
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正月休みも終わり、ようやくヒットチャートの更新が再開しました。今週は、正月休みの影響で変則的なチャートとなっており、2019年12月30日付のチャートと2020年1月6日付のチャートが同時更新となっています。まず、本日は2019年12月30日付Hot100のチャート評から。
昨年、音楽シーンを席巻していったOfficial髭男dismですが、2020年第1弾チャートでも、見事1位獲得となりました。「Pretender」が3週連続の1位獲得。ストリーミング数、You Tube再生回数、カラオケ歌唱回数いずれも先週と変わらず1位を獲得。ダウンロード数も4位から2位にアップし、総合順位では1位となりました。ちなみに12月30日付のチャートの集計対象期間は12月23日~29日。紅白やレコ大の影響は来週以降ですが、ダウンロード数の増加は、休みに入り、あらためてダウンロードして聴いてみたい、というリスナー層が増えたためでしょうか?
一方、「宿命」は8位から7位にアップ。「イエスタデイ」は6位から8位にダウンと、今週、両者の順位が入れ替わっています。ストリーミング数も「宿命」3位、「イエスタデイ」4位と入れ替わっており、ここに来て、「宿命」の人気が回復してきています。ただ、ともかく、3曲同時ランクインという驚異的なヒットが続いています。
今週、唯一の初登場組は名古屋を中心に活動を続ける男性アイドルグループBOYS AND MEN「ガッタンゴットンGO!」。CD販売数は1位でしたが、ダウンロード数96位、ラジオオンエア数28位、PCによるCD読取数75位、Twitterつぶやき数17位で、総合順位では2位となりました。オリコン週間シングルランキングでは同曲が初動売上9万5千枚で1位獲得。前作「頭の中のフィルム」の9万1千枚(3位)よりアップしています。
3位には先週2位だった嵐の配信限定シングル「A-RA-SHI:Reborn」がワンランクダウンながらもベスト3をキープ。ダウンロード数では先週から変わらず1位をキープしています。
続いて4位以下ですが、まずはベスト10返り咲き組。6位に菅田将暉「まちがいさがし」が先週の18位からランクアップ。9月9日付チャート以来、17週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。特にダウンロード数が19位から6位と大幅アップし、ベスト10返り咲きの大きな要因となっています。また、米津玄師「馬と鹿」も先週の12位から10位にアップ。こちらは3週ぶりのベスト10返り咲き。各種チャートでは特に目立ってアップしているものはないため、相対的に順位を上げた結果でしょうか。ただ、ここに来てのベスト10返り咲き曲はいずれも米津玄師作詞作曲の曲。彼の強さを感じさせる結果となっています。
一方、ロングヒット曲ですが、King Gnu「白日」は先週から変わらず4位をキープ。ストリーミング数は2位と相変わらずの強さを見せています。LiSA「紅蓮華」も先週から変わらず5位をキープ。これで通算7週目のベスト10入りとなりました。ダウンロード数4位、ストリーミング数5位、PCによるCD読取数7位、Twitterつぶやき数及びカラオケ歌唱回数6位と満遍なくヒットしているものの、You Tube再生回数だけ40位と低迷しているのが気にかかります。
そしてもう1曲、あいみょん「マリーゴールド」は先週から変わらず9位をキープ。こちらもまだまだ根強い人気を感じさせてくれます。ロングヒットはどこまで伸びていくのでしょうか。
2019年12月30日付Hot100は以上。明日は同日付のHot Albumsを予定しています。
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