« ロングヒット組の強さが目立つ | トップページ | 2019年最大の注目盤 »

2019年12月12日 (木)

節目のアルバムが1位獲得。

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週の1位は結成20周年、デビュー15周年、10枚目という節目のアルバムが獲得しました。

今週1位はUVERworld「UNSER」が獲得。前述の通りの節目となるアルバムで、CD販売数、ダウンロード数1位、PCによるCD読取数3位で、総合順位で見事1位を獲得しています。オリコン週間アルバムランキングでは初動売上5万6千枚で1位初登場。ただ、売上枚数は直近作「ALL THE BEST」の7万9千枚(2位)からも、オリジナルアルバムでは前作となる「TYCOON」の8万2千枚(2位)よりもダウンしています。

2位は男性アイドルグループBLACK IRIS「METEOR」が初登場。CD販売数2位、そのほかのチャートでは圏外だったのですが、総合順位では2位に食い込みました。本作がデビュー作となります。オリコンでは初動売上2万3千枚で3位にランクイン。

3位には椎名林檎のベストアルバム「ニュートンの林檎~初めてのベスト盤~」が先週の5位からランクアップして2週ぶりにベスト3返り咲き。CD販売数は11位にダウンしてしまいましたが、ダウンロード数が6位から3位と順位を伸ばし、再び上位に食い込んできています。ベスト盤という内容だけに今後のロングヒットも期待できそうです。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位にTHE YELLOW MONKEY「30TH ANNIVERSARY 『9999+1』-GRATEFUL SPOONFUL EDITION-」がランクイン。今年4月にリリースしたアルバムに、デモ音源やライブのSEとして使われた曲4曲を追加。さらに今年のアリーナツアーから宮城セキスイハイムスーパーアリーナのライブの模様を収録したDVDを付けたスペシャルエディション。要するに、すでにリリースされたアルバムの焼き直しで、ファンにとっては同じ音源の買いなおしを強いられる訳で、時々この手の商法は見かけるのですが、THE YELLOW MONKEYがこのようなやり方をするのは非常に残念に感じます。CD販売数3位、PCによるCD読取数58位。オリコンでは元のアルバム「9999」と同じくくりになるようで、今週2万3千枚を売り上げ、2位にランクアップという結果となっています。

6位には愛島セシル(鳥海浩輔)「うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 愛島セシル『☆light ☆night』」が初登場。女性用恋愛アドベンチャーゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪」のキャラクターによるソロアルバム。CD販売数4位ながらPCによるCD読取数は22位に留まり、総合順位もこの位置になりました。オリコンでは初動売上2万2千枚で4位初登場。同シリーズの前作、来栖 翔(下野鉱)「うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 来栖 翔『Sweet Kiss』」の3万枚(1位)よりダウンしています。

8位には「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED キャラクターソングアルバム2」がランクイン。アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」から派生したスマートフォンゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」のキャラクターソングを集めたアルバムの第2弾。CD販売数は12位、PCによるCD読取数は25位に留まったものの、ダウンロード数で4位を記録し、総合順位ではベスト10入りを果たしました。オリコンでは初動売上1万枚で12位初登場。同シリーズの前作「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED キャラクターソングアルバム1」の1万4千枚(7位)からダウンしています。

最後、10位には和楽器バンド「REACT」が先週の21位からランクアップして初登場から2週目にしてベスト10入り。和楽器奏者を中心としたメンバーでバンドを結成し、ポップミュージックを奏でることで話題のバンド。先行配信が行われた影響で、Hot Albumsでは先週の時点で初登場でランクインしていました。今週はCDリリースに伴い、CD販売数5位、PCによるCD読取数61位に食い込みましたが、ダウンロード数は先週の10位から19位にダウン。総合順位ではギリギリベスト10入りという結果となっています。オリコンでは初動売上1万6千枚で5位初登場。前作「オトノエ」の3万1千枚(2位)よりダウンしています。

そしてロングヒット組はOfficial髭男dism「Traveler」が今週は先週の8位から7位にアップ。PCによるCD読取数は今週も1位をキープ。まだまだ強さを感じさせる結果となっています。

今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

|

« ロングヒット組の強さが目立つ | トップページ | 2019年最大の注目盤 »

ヒットチャート2019年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ロングヒット組の強さが目立つ | トップページ | 2019年最大の注目盤 »