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2019年12月11日 (水)

ロングヒット組の強さが目立つ

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

年末に向けて紅白出場勢を中心としたロングヒット組の強さが目立っていますが、今週も、新譜が少な目だった影響もあり、返り咲き組を含めてロングヒット勢がベスト10を占めました。

そんな中で1位を獲得したのはジャニーズ勢。Kinki Kids「光の気配」。CD販売数、PCによるCD読取数及びTwitterつぶやき数で1位獲得。ラジオオンエア数でも9位を獲得し、総合順位では見事1位となりました。最近はソロでの活躍が目立つ彼ら。Kinki Kidsとしては約1年ぶりのシングルとなります。既にベテランといっていい彼ららしい、落ち着いた雰囲気で歌を聴かせるバラードナンバーに。作詞はなんとあの坂本真綾が手掛けています。オリコン週間シングルランキングでも初動売上17万1千枚で1位を獲得。前作「会いたい、会いたい、会えない。」の初動18万枚(1位)よりダウンしています。

そして2位は相変わらずの強さを見せるOfficial髭男dism「Pretender」。今週もストリーミング数のほか、You Tube再生回数、カラオケ歌唱回数で1位をキープ。ダウンロード数も5位から4位にアップし、総合順位では先週と変わらず2位を維持しています。ただ「イエスタデイ」は5位から6位に、「宿命」は6位から7位に下落傾向。とはいえ、ストリーミング数では3位「イエスタデイ」4位「宿命」と先週から順位をキープ。You Tube再生回数も「イエスタデイ」は先週かわ変わらず3位、「宿命」は5位からダウンしたものの7位をキープとまだまだ強さを感じる結果となっています。

さらにここに来て人気が再燃しているKing Gnu「白日」が先週と変わらず3位をキープ。ダウンロード数、ストリーミング数、You Tube再生回数は先週と変わらず2位。ここに来て、一気にお茶の間レベルの知名度が上がって来た感があり、まだまだロングヒットが続きそうです。

続いて4位以下の初登場曲ですが、今週の初登場は1曲のみ。それが4位初登場FANTASTICS from EXILE TRIBE「Time Camera」。EXILEの弟分的なダンスグループ。CD販売数は2位でしたが、そのほかはラジオオンエア数76位、PCによるCD読取数27位、Twitterつぶやき数41位に留まり、総合順位も4位となりました。オリコンでは初動売上5万3千枚で2位初登場。前作「Dear Destiny」の6万8千枚(2位)よりダウンしています。

今週の初登場は1曲のみでしたが、一方でベスト10返り咲き組も。まず5位にLiSA「紅蓮華」が先週の15位からランクアップ。3週ぶりのベスト10返り咲きで、5位は自己最高位タイとなります。特にダウンロード数が13位から5位にアップ。紅白出場をきっかけに配信を中心としてロングヒットとなっているようです。

また10位にはFoorin「パプリカ」が先週の14位からランクアップし、こちらも3週ぶりのベスト10返り咲き。これで6度目のベスト10返り咲きとなっています。主に子供達から絶大な支持を得ているこの曲ですが、こちらも今年の紅白出場をきっかけにさらにロングヒットを続けていきそうです。

一方ロングヒット組ではあいみょん「マリーゴールド」が先週の9位から8位にアップ。米津玄師「馬と鹿」も10位から9位にアップし、今週、新譜が少な目だった影響もあり土俵際の粘り腰を見せています。ただ「マリーゴールド」はストリーミング数5位、You Tube再生回数4位、「馬と鹿」はダウンロード数1位、PCによるCD読取数2位、You Tube再生回数6位と上位をキープしており、まだまだ強さも感じます。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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