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2019年12月21日 (土)

いつも違うレキシ…?

レキシTOUR2019 アナザーレキシ~あなたの知らないレキシの世界~

会場 名古屋国際会議場レインボーホール 日時 2019年12月10日(火) 18:30~

昨年のライブツアーに引き続き、レキシのワンマンライブに足を運んできました!といっても、実は今回、レキシのライブに行こうと決めたのは当日。事前にソールドアウトしていたので今回のライブは行くのをあきらめていたのですが、14時くらいに機材席・見切席解放による当日券販売を知り、当日券販売開始の15時ちょうどにチケットを確保したところ、見事に確保成功。ライブ開始わずか3時間半前にチケットを確保したのですが…発券してみてビックリ!前から3列目という超特等席!!会場に足を運ぶと、ちょうど下手側のステージを外れた場所だったのですが、1、2列目はなく、事実上の最前列!おそらく「見切り席」という扱いなのですが、問題なくステージ全体を見渡すことが出来る席で、池ちゃんもバンドメンバーも至近距離で堪能してきました!

で、開始予定時間を5分程度まわった時点でライブがスタートとなったのですが、いきなり最初は意外な選曲の「Takeda'」からスタート。原曲はU-zhaanのタブラのみをフューチャーした珍曲(?)なのですが、これがこの日は歌詞をステージ前のスクリーンに映し出しつつ、非常におしゃれな雰囲気の曲調に。そしてそのまま「SHIKIBU」へ。登場したメンバーはなんと全員が革ジャンというスタイルで、「ロック風」を醸し出したステージに。今回のライブツアー、コンセプトが「アナザーレキシ」ということで、いつものネタ満載のレキシのライブとは異なり、真面目なロック風のステージとなっていました。

そのまま「甘えん坊将軍」と続きます。「真面目なステージ」というコンセプトらしく、ネタは少な目…なのですが、続くMCではロックなステージということで池ちゃんが氷室京介のセリフをパロったり、矢沢永吉のセリフをパロったりと、やはりそこはネタ満載なんですね…(^^;;というユーモラスなMCを展開していきます。

続く「Good bye ちょんまげ」でも会場のファン全員に、頭の上で手でちょんまげのポーズをさせたりと、やはりいつも通りのネタはそれなりに組み込んだ展開に。「KATOKU」で盛り上げた後の「妹子なぅ」では、歌詞に登場する「『Don't Look Back 飛鳥』じゃなくてロックなら『Don't Look Back In Anger』でしょう!!」といきなりoasisの「Don't Look Back In Anger」を歌い出したりと、ここらへんはいつも通りのレキシのステージになっていました(笑)。

そして続いては「チルドレンにも寄せて行く」ということで、NHK Eテレの幼児向け番組「みいつけた」に提供した「ひみつのヒミコちゃん」のセルフカバーへ!実はちょうど子供が「みいつけた」を見ている世代で、この曲も何度も聴いたことがあり、秘かに名曲だと思っていただけに、まさかこの日のステージで聴けたのはかなりうれしく、心の中でガッツポーズしてしまいました(笑)。その後、「出島で待ってる」と続き、ムーディーでアダルトな雰囲気ということで、「どげんか遷都物語」「僕の印籠知りませんか?」をかなりムーディーでアダルティーな雰囲気で聴かせてくれました。さらにその後は一転「salt&sugar」で観客を盛り上げます。このあたりの展開もネタは少な目。あくまでも曲で盛り上げていくスタイルでどんどんと進んでいきます。

とはいえ、その後のMCでは、またメンバーをいじって楽しませるユーモアなMCに。ベースのヒロ出口こと山口寛雄には「コブクロの方ですか?」と話しかけたり、トランペットの元妹子こと村上基には「エドシーランですか?」と話しかけたりしつつ、この元妹子とサックスのTAKE島流しこと武嶋聡のシンセでいきなりYMOの「Rydeen」を弾かせ、さらにはここに「あなた~あなた、私なの?~♪」なんていう奇妙な替え歌載せて歌ったりと、相変わらずのネタ満載のMCとなっていました。

さらに「君がいない幕府」「旧石器ベイベ」「憲法セブンティーン」をメドレー形式で聴かせた後は、再びステージ前に幕が下ります。インターリュード的なインスト「レキシ ト ア・ソ・ボ」をバンドメンバーのみの演奏で奏でる中、スクリーンには「レキシ、変わらなきゃいけないの?」と問いかけるナレーションが、エヴァンゲリオンの最終回を彷彿とさせるような映像をバックに語られます。

そして再び登場したレキシは、前半のロッキンな衣装から一転、いつも通りの袴スタイルで登場!ここからはいつも通りのレキシのステージといった感じで、おなじみ「きらきら武士」で盛り上げた後、おなじみ「KMTR645」へ。最初、「今日はロックだからイルカの風船はなし」と語っていたのですが、予想通り、おなじみのイルカのビニール風船が登場。イルカのビニール風船のよしお君は「ロック」ということでなぜか目の部分にサングラスが書かれていました。そして恒例、「KMTR645」にのせてイルカのビニール風船が客席を舞います。この日は一番前の席ということで、しっかりイルカのよしお君にタッチすることが出来ました(笑)。

さらに「KMTR645」の途中では、パンクロック風?ということでブルーハーツの「リンダリンダ」が歌われたり、さらにはX JAPANの「紅」が突然間に挟んできたりと、ここらへんのネタ満載なのは相変わらず(笑)。そして大盛り上がりのうちに本編終了…という雰囲気なのですが、池ちゃん含んでメンバーはステージ上から去らず。アンコールの拍手を観客に求めて、少しだけアンコールの声が飛んだかと思うと、そのままアンコールに突入しました。

アンコールでは…何もやらないうちに客席からは、ライブグッズの稲穂のレプリカをみんな掲げます。この日は新商品ということでLEDを組み込んで光る稲穂が登場。暗い観客席の中で非常にきれいに光っていました。私も最前列の特権で後ろの客席をふり向いたのですが、客席全体が非常にきれいに輝いていました…稲穂なのに(笑)。

そしておなじみ「狩りから稲作へ」に突入。またいつものノリで、「たかゆかしき~♪」から「たかおかさき~♪」に変わって、さらには「げきだんしき~♪」となり、最後は「げきだんしき~キャッツ!」と叫ぶというお決まりの展開に…と思うと、なぜか池ちゃん、「キャッツ!」の後に突然怒り出してステージから去って行ってしまいます。急な展開にあわてふためくバンドメンバーたち。池ちゃんを呼び戻すべく、メンバー全員がステージを去っていきます。

…とおもむろにスクリーンが下がり、コント(?)がスタート。楽屋に戻った池ちゃんは「変わらなきゃいけないのに結局一緒じゃないか」といら立ちが隠せない様子。そこに登場したのがキャッツにちなんでか猫の格好をしたやついいちろう(笑)。なぜか悪いのはいつまでも変われないバンドメンバーということになり、「行くところまで行って戻れないようにしなくちゃ駄目だよ」という話になぜかなり…

そしてメンバー全員が再びステージに登場するのですが、最後のコスプレはなんと全員、セーラー服の女装という格好!!みんなで「セーラ服をぬがさないで」ならぬ「セーラ稲穂を揺らさないで」なる曲をアイドルさがならに踊りながら歌います。これには会場も大爆笑。最後はこの格好で「狩りから稲作へ」の続きを歌った後、「LOVEレキシ」で締めくくり…かと思いきや、最後はおニャン子クラブの「じゃあね」をバックに再びアイドルさながらに踊りながらステージを去っていきました。最後は池ちゃんみずから大きく「じゃあね」と書道で書かれた看板をかかげてライブは終了。3時間弱のステージでした。

そんな訳で「アナザーレキシ」と題うたれ、ロックだったりアダルティーだったり、「ネタ」ではなく曲を聴かせるような構成で、確かに特に前半に関しては、いつものように曲の中でこれでもかというようにネタを入れるスタイルではなく、普通に曲を聴かせるステージになっていました。とはいえ、そんな展開は前半だけ(笑)。後半はいつもの通り、ネタを挟みまくりのユニークなステージで、イルカのビニール風船やら「キャッツ!」やら定番のネタは今回も登場。もっとも前半も「曲を聴かせる」といいつつ、ちょこちょこネタを挟んだり、ユニークなMCを聴かせたりと、非常に楽しいステージだったのは相変わらずだったんですけどね。

結局、最後は非常にレキシらしいステージで締めくくり。なんだかんだいってもやはりレキシらしいエンタテイメントあふれるユーモラスなライブに仕上がっていました。いやあ、今回もとても楽しいステージで、あっという間にライブが終わった、非常に濃い3時間でした。特に今回はほぼ最前列でステージを見せたということもあり、細かい部分も含めて、ネタを堪能できた3時間。ライブに行くことを決めたのが開演わずか3時間半前だったのですが、心から足を運んでよかったなぁ、と思えたステージでした。

おそらくこの日のステージが私の今年のライブ納め。しかし最後の最後でとても楽しいライブに出会うことが出来ました!昨年に続き、2年連続2度目のレキシのライブとなったのですが…また、是非ともレキシのライブには足を運びたいです!!

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