初のベスト盤が1位獲得
今週のHot Albums
http://www.billboard-japan.com/chart_insight/
アルバムのサブタイトル通り、初のベスト盤となります。
今週1位は椎名林檎の初のベスト盤「ニュートンの林檎~初めてのベスト盤~」が獲得。CD販売数及びダウンロード数で1位、PCによるCD読取数2位で総合順位では見事1位獲得となりました。オリコン週間アルバムランキングでも初動売上9万7千枚で1位獲得。前作「三毒史」の5万7千枚(2位)よりアップ。オリジナルよりもベスト盤の売上を大きく上げた点、浮動層からの支持もうかがえる反面、満を持してのベスト盤でも初動が10万枚を超えなかったというのはちょっと寂しい印象も…。
2位は先週1位のOffical髭男dism「Traveler」がワンランクダウンながらもベスト3をキープ。CD販売数は5位ながらもダウンロード数2位、PCによるCD読取数は1位を確保して総合順位でも2位につけています。
そして3位には小沢健二「So kakkoii 宇宙」が初登場。今や伝説ともなっているギターポップバンド、フリッパーズ・ギターのメンバーとしてデビュー。90年代にはお茶の間レベルでの支持を得て一世を風靡するものの、2000年代以降、音楽活動をほぼ停止させ、事実上の引退状態となっていました。その後、2010年代以降、徐々に活動を再開。2017年には待望のシングル「流動体について」をリリース。そしてこのたび、ついにオリジナルアルバムがリリースされました。オリジナルアルバムとしては2006年の「Ecology of Everyday Life 毎日の環境学」以来となるんどえすが、同作は全編インストのアルバムとなるので、実質的には2002年の「Eclectic」以来、実に17年ぶりの新作となりました。
CD販売数3位、ダウンロード数4位、PCによるCD読取数12位を獲得。オリコンでは初動売上1万9千枚で3位初登場。直近作は2014年にリリースされたライブアルバム「我ら、時」以来となり、同作の6千枚(20位)よりアップしています。
続いて4位以下の初登場盤です。まず4位に女性アイドルグループGANG PARADE「LOVE PARADE」がランクイン。CD販売数で2位を獲得したものの、それ以外は圏外となり総合順位では4位に留まりました。オリコンでは初動売上2万枚で2位初登場。前作「LAST GANG PARADE」の1万2千枚(4位)からアップ。
5位には倖田來未「re(CORD)」が初登場。CD販売数4位、ダウンロード数14位、PCによるCD読取数48位を獲得。オリコンでは初動売上1万3千枚で4位初登場。直近作はリミックスアルバム「Koda Kumi Driving Hit's 9 -Special Edition-」で、同作の初動3千枚(24位)からはもちろん大幅にアップ。オリジナルアルバムの前作「DNA」の1万5千枚(3位)からはダウンしています。
6位初登場は、最近、知名度を急速にあげている川崎出身のHIP HOPクルー、BAD HOPのEP「Lift Off」がランクイン。本作はApple Music、iTunes限定でのリリースとなっていますが、それにも関わらずダウンロード数で3位を獲得。注目度の高さをうかがわせる結果となりました。
最後8位には女性アイドルグループ転校少女*で「COSMOS」がランクイン。CD販売数6位でその他は圏外。オリコンでは初動売上6千枚で8位初登場。前作「Star Light」(9位)から横バイの結果となっています。
今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
| 固定リンク
「ヒットチャート2019年」カテゴリの記事
- 今週も「鬼滅」効果で(2020.11.04)
- ベテランバンドの新作が1位獲得(2019.12.26)
- 今年最後のヒットチャートを締めくくるのは・・・(2019.12.25)
- 話題のグループからのソロデビュー(2019.12.19)
- 再び1位返り咲き(2019.12.18)
コメント