ヒゲダン旋風は続く アルバム編
今週のHot Albums
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Hot100ではOfficial髭男dismの躍進が目立っています。そして今週、その風がHot Albumsにも!
今週、Official髭男dismのニューアルバム「Traveler」が見事1位を獲得。CD販売数及びPCによるCD読取数で1位。ダウンロード数は残念ながら2位となりましたが、総合順位では1位を獲得しています。特に今週は、1位の常連のベテランバンド、スピッツのアルバムも同日リリースされており、両者のデッドヒートとなりましたが、見事スピッツのアルバムを下しての1位獲得となり、その人気のほどをうかがわせます。ある意味、Official髭男dismもスピッツも、サウンド的には派手なギミックもなく、シンプルに歌を聴かせるバンドという意味では共通項も感じられます。Official髭男dismもスピッツのように末永く愛されるバンドになるか…これからの活躍にも注目したいところでしょう。
一方、惜しくも2位初登場だったのがスピッツのニューアルバム「見っけ」。CD販売数及びPCによるCD読取数はいずれも2位。ダウンロード数は9位という結果となり、総合順位でも2位という結果となりました。ちなみにオリコンの週間アルバムランキングでもヒゲダンは初動売上8万4千枚で1位、スピッツは初動売上7万7千枚で2位という結果に。ヒゲダンは前作「エスカパレード」の4千枚(15位)から20倍以上という大幅な躍進。一方、スピッツの直近作はベスト盤「CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-」の13万1千枚(1位)からダウン。オリジナルアルバムとしても前作「醒めない」の8万3千枚(2位)からダウンという結果となっています。
3位はアイドルがメタルを歌うということで話題となったBABYMETALのニューアルバム「METAL GALAXY-JAPAN Complete Edition-」がランクインしてきました。CD販売数及びPCによるCD読取数は3位、ダウンロード数では8位にランクインし、総合順位は3位に。オリコンでは初動売上7万3千枚で3位初登場。直近作はライブアルバム「『LIVE AT WEMBLEY』BABYMETAL WORLD TOUR 2016 kicks off at THE SSE ARENA, WEMBLEY」で同作の初動売上1万1千枚(5位)より大幅アップ。ただし、前作「METAL RESISTANCE」の13万2千枚(2位)から大幅ダウンとなっています。良くも悪くも話題性だけで購入していたような購買層が去っていったといった感じでしょうか。
続いて4位以下の初登場盤です。まず4位に渋谷すばる「二歳」が初登場。元関ジャニ∞のメンバーによるソロ作。以前、カバーアルバムをリリースしたことはありましたが、ジャニーズ事務所退所後、初となるオリジナルアルバムです。CD販売数4位、ダウンロード数10位、PCによるCD読取数6位。オリコンでは初動売上6万8千枚で4位初登場。前作でカバーアルバムの「歌」の初動6万3千枚(5位)からアップしています。
さて5位以下ですが、今週、女性アイドルグループBiSHのアルバムが5位以下を独占しました。これは10月11日に彼女たちの過去作をiTunesにて1日限定で300円で配信した影響。この日、テレビ朝日系バラエティー「アメトーーク!」で「BiSHドハマり芸人」がトークテーマとしてオンエアされ、それに伴う限定配信リリースとなり、その影響で過去作が軒並みランクインしています。以下5位に2016年1月リリースの「FAKE METAL JACKET」(ダウンロード数1位)、6位に今年7月にリリースされた「CARROPTS and STiCKS」(CD販売数74位、ダウンロード数3位、PCによるCD読取数87位)、7位に2015年5月リリースの「Brand-new idol SHiT」(ダウンロード数4位)、8位に2016年10月リリース「KiLLER BiSH」(ダウンロード数5位)、9位に2017年11月リリース「THE GUERRiLLA BiSH」(ダウンロード数6位、PCによるCD読取数95位)、そして10位に2017年6月リリース「GiANT KiLLERS」(ダウンロード数7位)という結果となっています。
今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
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