デイリーライブ3度目
あいちトリエンナーレ2019 円頓寺デイリーライブ
環ROY
会場 円頓寺駐車場 日時 2019年9月13日(金) 19:00~
以前も何度かここでライブレポをお送りしたあいちトリエンナーレ2019の企画、円頓寺デイリーライブ。また、良さげなライブがあったので足を運んできました。今回のライブは環ROYというラッパーのステージ。音源などは聴いたことないのですが、名前は良く聞くラッパー。どんなステージを見せてくれるのか興味があったため、再び円頓寺まで出かけてきました。ちなみに、以前のデイリーライブでは一緒に足を運んだU-zhaanのChilla: 40 Days Drummingは、このデイリーライブの行われた週の月曜日に終了したため、今回見に行ったのはデイリーライブのみとなります。
19時を過ぎてすぐに環ROYが登場。この日はベアのステージに、脇にDJセットが設置されているだけのステージ。ライブは完全に環ROYのみのステージで、バックで流れるトラックも彼がDJセットをいじりつつ進行していくステージでした。まず彼が登場するとおもむろにアカペラでラップを披露。会場は8割程度の人の入りといった感じだったのですが、後ろまで声が届いているのか散々に質問をなげかけている・・・のですが、フリーライブの悲しさか、後ろの方の反応はいまひとつ・・・。とはいえ、そんな雰囲気にもめげずに、しばらく続いたアカペラのラップに続き「On&On」へ。いままでのトラックなしのラップとは一転してダイナミックなトラックの楽曲になっており、まずは会場を盛り上げます。
その後は「Offer」「食パン」と続きます。最初にも書いた通り、彼の曲は基本的に今回はじめて聴いたのですが、特に「食パン」は力強いビートが鳴る中、郷愁感を覚えるトラックが印象に残るナンバー。メロディアスな雰囲気のサウンドが強く印象に残りました。
3曲が終わるとMCへ・・・と思いきや、そのままフリースタイルのラップへと移行。そのフリースタイルはなにか一貫したストーリーがあるわけではなく、頭の中で思いつくまま韻を踏んだ単語が次々と登場してくるようなスタイル。全く異なる言葉がいきなり飛び出したりして、全く先の見えない展開に。コミカルでユニークな言葉が飛び出してくることもあり、聴いているだけでおもしろいステージに。
その後は「フルコトブミ」へ。この曲もメロウなトラックが耳を惹くナンバー。さらに再びフリースタイルを間に挟み、「古い曲を」ということで「Break Boy in the Dream」へ。この曲は七尾旅人がフューチャーされ、歌パートを歌っているのですが、この日は七尾旅人のパートは彼の歌の録音が流れるスタイルで。さらに「そうそうきょく」「go Today!」と続きますが、いずれもラップながらも歌心を感じるメロディアスなナンバーで、メロディアスなポップスを聴くような感覚で楽しめるステージとなっていました。
さらに再びMCからそのまま続くようにフリースタイルのラップを披露した後、最後は「めでたい」へ。この曲も途中に歌のパートがあるのですが、ここは環ROYが自らマイクを取り歌を披露。その歌声を聴かせます。そして曲が終わったのは20時の5分くらい前。アンコールを求める声ももちろんあったのですが、ちょうど8時までしか使用できない時間制限のようで、アンコールを求める観客とのやり取りがちょっとあった後、20時ほぼちょうどに会場を去っていきました。
そんな訳で例によってピッタリ1時間のステージ。この日、環ROYをその楽曲含めてはじめて聴いたのですが、メロディアスなトラックや歌が流れる曲が多く、ポップという観点からも聴きやすく楽しめる楽曲がほとんどでした。また言葉を自由に行き来するようなユーモラス感あるフリースタイルのラップもとても楽しく、またどこか脱力感のあるキャラもユニーク。予想以上に楽しめた1時間のステージでした。
↑MCの時に観客から「かっこいい!」と言われていたTシャツ。自作だそうです。
これだけ良いライブを1時間も見れてフリーライブとはなかなかお得感の高いイベント。9月となってこの時間帯はかなり涼しくなってきており、外でライブを見るのもとても心地よくなってきました。ほかにもいろいろと興味あるミュージシャンのライブが続くようですので、またこのイベントには足を運びたいです!
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