「君の名は。」旋風再びなるか?
今週のHot Albums
http://www.billboard-japan.com/chart_insight/
2016年に大ヒットを記録したアニメ映画「君の名は。」。今週は、同映画の新海誠監督による最新作のサントラが見事1位を獲得しました。
まず今週1位を獲得したのがRADWIMPS「天気の子」。前述の通り、「君の名は。」の新海誠監督による最新作「天気の子」のサントラ盤で、前作同様、音楽をRADWIMPSが担当しています。CD販売数は2位に留まりましたが、ダウンロード数で見事1位を獲得。PCによるCD読取数も5位にランクインし、総合順位では1位を獲得しました。「君の名は。」といえばRADWIMPSの「前前前世」が大ヒットを記録しました。今週、Hot100でも「天気の子」の主題歌2曲が同時ランクインしていますが、「前前前世」と同様のロングヒットを記録するのでしょうか?ちなみにオリコン週間アルバムランキングでは初動売上4万3千枚で3位初登場。直近作のオリジナルアルバム「ANTI ANTI GENERATION」の7万7千枚(1位)からはダウン。また「君の名は。」のサントラ盤の初動5万7千枚(1位)からもダウン。若干、厳しめのスタートとなっています。
2位初登場はそらる「ワンダー」。動画投稿サイトへの歌唱動画投稿で人気を博したシンガーソングライターの新作です。CD販売数は見事1位を獲得したものの、ダウンロード数41位、PCによるCD読取数22位で総合順位は2位。ネット初なのになんでダウンロード数の順位がこんなに悪いのか?と思ってしまうのですが、やはりアイドル的な人気が主導しているのでしょうか。オリコンでは初動売上4万4千枚で2位初登場。前作「ビー玉の中の宇宙」は流通形態が限定されていたようで、オリコン最高位223位でしたので、ベスト10入りは前々作「夕溜まりのしおり」以来となりました。
3位には先週1位を獲得したBUMP OF CHICKEN「aurora arc」が2ランクダウンながらもベスト3をキープ。CD販売数は4位、PCによるCD読取数は22位ながらもダウンロード数では2位を獲得し、総合順位でベスト3入りとなりました。
続いて4位以下の初登場盤です。まず5位に宇野実彩子(AAA)「Honey Stories」がランクイン。ミュージシャン名の通り、avexの音楽グループAAAのメンバーによるソロデビュー作です。CD販売数及びダウンロード数5位、PCによるCD読取数46位を記録。オリコンでは初動売上1万7千枚で5位初登場。ご存じの通り、AAAはリーダーの浦田直也が暴行事件を起こし謹慎中。AAAとしてはライブツアーも行っているようですが、今後は徐々にメンバーそれぞれのソロに活動をシフトしていくのでしょうか。
6位初登場はHump Back「人間なのさ」。Hump Backは女性3人組ロックバンドで、以前、チャットモンチーのトリビュートアルバムにも参加していました。CD販売数6位、ダウンロード数8位、PCによるCD読取数15位。徐々に人気を伸ばしていき、初のフルアルバムで見事初のベスト10ヒットを記録しました。オリコンでは初動売上1万5千枚で6位初登場。ミニアルバムである前作「hanamuke」の4千枚(17位)から大きく枚数を伸ばしています。
初登場最後。8位にDouble Ace「2Type」がランクインです。Double Aceは昨年、名前を超新星からSUPERNOVAと改名した韓国の男性アイドルグループのメンバー、ユナクとソンジェによるユニット。CD販売数7位、ダウンロード数は36位。オリコンでは初動売上1万2千枚で7位初登場。前作はユナク&ソンジェ from 超新星名義でリリースされた「2Re:M」で、同作の初動1万8千枚(4位)からはダウンしています。
さて最後に、今週、安室奈美恵「Finally」は残念ながら16位へダウン。残念ながら配信開始によるベスト10返り咲きは5週で幕を下ろしました。といっても、5週もランクインし続けたのか・・・。
今週のHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
| 固定リンク
「ヒットチャート2019年」カテゴリの記事
- 今週も「鬼滅」効果で(2020.11.04)
- ベテランバンドの新作が1位獲得(2019.12.26)
- 今年最後のヒットチャートを締めくくるのは・・・(2019.12.25)
- 話題のグループからのソロデビュー(2019.12.19)
- 再び1位返り咲き(2019.12.18)
コメント