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2019年6月 5日 (水)

上位はアイドル系がランクイン

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

ジャニーズ系の1位獲得が続いていましたが、今週は一転、AKB系が1位獲得となりました。

今週1位を獲得したのは乃木坂46「Sing Out!」。先週、先行配信で9位に初登場していましたが、CDリリースに合わせてランクアップし、1位獲得となりました。CD販売数、PCによるCD読取数及びTwitterつぶやき数1位、ダウンロード数7位、ストリーミング数14位、ラジオオンエア数14位、You Tube再生回数81位。比較的万遍なくランクインしていますが、それでもCD販売が先行するCDをアイテム的に購入するアイドル系特有のチャート傾向になっています。オリコン週間シングルランキングでは初動売上100万4千枚で1位初登場。前作「帰り道は遠回りしたくなる」の106万2千枚(1位)よりダウンしています。

2位には韓国の男性アイドルグループSEVENTEEN「Happy Ending」がランクイン。CD販売数及びPCによるCD読取数で2位、Twitterつぶやき数で7位を獲得した一方、ダウンロード数は41位、ストリーミング数は47位に留まっています。オリコンでは初動25万4千枚で2位初登場。いままでアルバムでのリリースはありましたが、シングルではこれがデビュー作となります。

3位初登場は名古屋を中心に活動を続ける男性アイドルグループBOYS AND MEN「頭の中のフィルム」。CD販売数3位、Twitterつぶやき数19位のほかはすべてランク圏外という典型的なCDをアイテム的に購入する固定ファンのみに訴求しているヒット形態になっています。オリコンでは初動売上9万1千枚で3位初登場。前作「炎・天下奪取」の11万5千枚(2位)よりダウンしています。

続いて4位以下の初登場曲です。まず6位に新しい地図 join ミュージック「星のファンファーレ」がランクイン。言うまでもなく元SMAPの香取慎吾、草彅剛、稲垣吾郎によるユニットの新曲。スマホ用ゲーム「星のドラゴンクエスト」応援歌。SEKAI NO OWARIのNakajinが作詞作曲を手掛ける、セカオワの雰囲気を彷彿とさせるちょっとファンタジックな雰囲気の明るいポップチューン。配信オンリーでのリリースでダウンロード数2位、Twitterつぶやき数3位、ラジオオンエア数23位を記録。楽曲も豪華な作家陣を起用して出来がよく、またタイアップも大型タイアップなのにテレビはほとんど無視という異様な状態が続いています。

さらに9位には米津玄師「海の幽霊」がランクイン。映画「海獣の子供」主題歌。ラジオオンエア数5位、Twitterつぶやき数2位、You Tube再生回数では1位にランクイン。6月3日の配信開始を前にして見事ベスト10ヒットを記録しています。ボーカルにエフェクトをかけ、どこか祝祭色も感じるスケール感あるナンバーに。これもロングヒットを記録するか?ちなみに米津玄師の「Lemon」は5位から7位にダウン。ただダウンロード数は5位から4位に、PCによるCD読取数も4位から3位にアップしており、まだまだ根強い人気は続いています。

最後10位に女性ボーカルグループLittle Glee Monster「君に届くまで」が先週の97位からCD販売にあわせて大きくランクアップ。日テレ系アニメ「MIX」エンディングテーマ。CD販売数は4位、ラジオオンエア数は9位でしたが、ダウンロード数18位、PCによるCD読取数56位、Twitterつぶやき数46位と落ち込み、総合順位ではこの位置に。オリコンでは初動3万枚で4位初登場。

続いてロングヒット系ではあいみょん「マリーゴールド」が4位から5位にワンランクダウン。ストリーミング数は残念ながら今週も2位でしたが、ダウンロード数6位、You Tube再生回数及びカラオケ歌唱回数では2位を獲得するなど、こちらもまだまだロングヒットは続きそう。一方、King Gnu「白日」は残念ながら11位にダウン。ベスト10ヒットは6週連続、通算12週でひとまずは幕を下ろしています。ただ、ストリーミング数は今週も3位と上位をキープしており、まだまだ今後のベスト10返り咲きの可能性も高そうです。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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